校長ブログ

校長ブログ
2020/03/30new

最後のブログです

| by 野幌高校校長
 私の野幌高校の勤務は明日までとなりました。
 あわただしい中ではありますが、それでもふとした瞬間に寂しさが訪れます。
 愛すべき野幌高校です。

 同窓生の皆様。野高は来年度、創立72年目となります。70周年の記念式典を終え、新しいステップに向かいます。これからも後輩たちをよろしくお願いします。

 地域の皆様。野高は石狩学区38校の道立高校の一つとして、江別市の3つの道立高校の一つとして存在意義があります。「教育は社会全体でするもの」。引き続き、どうかご協力、応援をよろしくお願いします。

 保護者の皆様。大変お世話になりました。感染症のことなど、思いも寄らぬ大変なことが起こる世の中ですが、よりよい社会をつくるのは、今の若者、子どもたちです。生徒たちが幸せな人生を歩めるよう、これからもご理解ご協力をよろしくお願いします。

 野高生の皆さん、自分が生きているということ、人が生きているということを大切にしてください。何かができるようになることは人生の喜びであり、皆さんを支えてくれます。これからの成長を楽しみにしています。

 皆さん、ありがとうございました。
07:35
2020/03/30new

ローリング・ストーンズ

| by 野幌高校校長
 先日、学校からの帰り道、車でラジオをつけると、ローリング・ストーンズの「Black & Blue」というアルバムの曲が流れていました。
 NHK・FM「夜のプレイリスト」という番組で、ダイヤモンド☆ユカイというアーティストのセレクトでした。
 1976年にリリースされたアルバムです。
 まるで全く初めて聴くみたいに、新鮮でインパクトがあり、魅了されました。
 それ以来、ほぼ30年振りに、ローリング・ストーンズにはまり、毎日いくつかのアルバムを聴いています。
 元気が出てくるロックです。
 「負けてたまるか」という気になります。
 ファイティング・ミュージック、闘うための音楽です。
 聴いたのは偶然ですが、今の私には必然に思えます。
 音楽が、闘うための何かが必要です。
 野高生の皆さんには、今、そんな音楽がありますか。
07:30
2020/03/26

分散登校、よかった

| by 野幌高校校長
 24日の分散登校については、「発熱等風邪症状がある人は登校を控えるように」と伝えていましたが、欠席は若干名でした。生活のリズムや健康のことを心配していましたが、よかったです。
 25分×3コマのメニューでしたが、生徒の皆さんは指示をよく理解し、落ち着いて行動し、お陰で予定よりも早く進行することができました。よかったです。
 学年主任の話も、校長の話も、16人もの離任者の挨拶も静かに耳を傾け、聴く態度が素晴らしかったです。マスクをしていても、姿勢はわかります。ことばを発しなくても、目に見えないキャッチボールができていることはわかります。
 「見えなくてもわかる」って不思議な、ステキなことですね。
 一年生は三割が皆勤賞!これまた素晴らしい。
 朝学習の成績優秀者も呼名されて立つ姿に謙虚な喜びも感じられてよかったです。
 「実践自立」。一つ一つの実践、日々コツコツ積み上げられる実践が、皆さんをつくっていきます。
 生徒が来てうれしい、生徒がいるのがうれしい、そんな分散登校の一日でした。
 休みが続きますが、落ち着いて、ハリのある生活を送ってください。
07:59
2020/03/25

9つのメッセージ

| by 野幌高校校長
 本校の校訓は「実践自立」、そして「三ばり精神」。
 がんばり、ねばり、ふんばり。
 私はさらに欲ばり。
 大いばりにはならないようにします。

 昨日は分散登校で、午前中二年生、午後一年生と会いました。
 再会、うれしかったです。
 マスクをし、近づいてワイワイガヤガヤができないのは残念でしたが、それでも、生徒がいるという学校の当たり前の姿がうれしかったです。

 欲ばりなため、一年間の復習として、9つのメッセージを伝えました。
・先手挨拶。自分から行く、自分から開く。
・キャッチボール。人とのやりとりで人生、社会はつくられる。よいボールを投げる。がんばってキャッチする。
・凡事徹底。当たり前のことを大切に。徹底すると成長できる。
・できることをやる。ついついできないことを考えてしまう。そうではなく、できることを探し、打ち込むこと。
・打つ手は無限。どんなに苦しいときも、どんなに困ったときも、必ず打つ手はあります。
・よさを大切に、課題はスルーせずに。よさと課題の両方がない人も組織もありません。よさは磨き、広げ、つなげる。課題には手を打つ。
・学ぶことを学ぶ。生きている限り、新しいこと、わからないこと、初めてのことに遭遇します。高校時代に、学ぶ姿勢、学ぶ態度、学び方を身につけてほしい。
・野高が世直し。社会に何かまずいことがあるなら、私たちが変えればいい。野高がよりよい社会をつくればいい。小さいことでも一つ一つ積み重なれば、変わっていきます。
・実践自立。口先だけではなく実践。気分ではなく実践。行動すると、行動を積み重ねると落ち着きます。行動すると力になります。

 以上の9つでした。
 野高生の皆さん、何か一つでも心に引っかかれば幸いです。
08:00
2020/03/24

別れと出会いの季節

| by 野幌高校校長
 今朝、教員の人事異動が新聞発表になりました。
 本校では、教員が14名、事務職員が3名異動します。
 私も札幌北高校に異動します。
 野幌高校には三年間お世話になりました。
 実に多くの出来事がありました。廊下を歩き、教室に入り、生徒の皆さんとことばを交わすのがとても楽しかったです。
 皆さんは、素直で、成長率が高い。
 野高は、やりがいのある、大切な学校です。
 70周年を節目として、新たな歴史を刻み始めました。
 新しい野高の文化をつくるのは、生徒の皆さんです。
 お互いに、また先生たちと、いい「キャッチボール」をしてください。
 自分自身のこと、社会のことを簡単に決めつけないでくださいね。
 ちょっとやそっとのことでは諦めないでくださいね。
 日々の実践こそが、未来を拓きます。三ばり精神です。

 また会いましょう。

 なお、校長ブログをお読みいただいた皆さん、本当にありがとうございました。励ましのことば、応援の声が私の、私たちの力になりました。
 もう少し投稿するかもしれませんが、3月31日に、ブログは全てきれいにします。
 新年度も、野幌高校をよろしくお願いいたします。
08:00
2020/03/23

明日、会えます

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、元気ですか。
 明日は分散登校です。三週間ぶりの登校ですね。
 とても楽しみです。
 「検温、手洗い、咳エチケット」をお忘れなく。
 体調がわるければ、くれぐれも無理をしないでください。

 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」の報告では、10代後半から30代の若年層が気付かないうちに感染を拡大している可能性があり、特に若い者は、重症化する割合が非常に低いものの、自覚がないまま気付かないうちに、中高年者や重症化するリスクの高い人への感染を広めてしまう可能性があると指摘されています。

 私は皆さんに、「なぜ」「根拠や理由を明確にすること」が大切だとよく言っていますが、この報告が明日までの臨時休業の根拠となっています。
 この報告のおそろしいのは「気付かないうちに」という部分です。
 感染しているかどうかがすぐにわかるなら対応できます。
 発熱などがあれば、検査を受けることもできますが、自覚症状がなければ、わかるすべもありません。
 おそろしいです。
 しかし、あらためて考えてみると、危険というものには、目に見えるものと見えないものがあります。
 交通事故で、目に見えているものにうまく対応できなかったケースもありますが、見えないものへの想像力、想定する力が足りないケースもあります。
 身体面で、どこかに痛みや不具合があれば対応できますが、そうでなければ自分の健康を過信し、失敗することもあります。
 あるメンタルコーチの話として、コップに水が少しずつたまっていたとき、いっぱいになってあふれ出すとはっきりわかるが、あふれるまでは気がつかない、人の心にはそんなことがあるので、「自分は大丈夫」と思っても、日常的にリラックス、リフレッシュする時間が大切です、と聞いたことがあります。
 見えなければ確かめることはできません。想像してもキリがありません。
 しかし、見えないものがあるということ、「気付かないうちに」があるということは覚えておいてよいと思います。
 野高生の皆さん、新型コロナウイルス感染症のことをどう考えればよいのか、日々様々な情報があって、難しいですね。
 しかし、負けてはいられません。十分に気をつけながら、情報を収集し、自分の頭で考える練習をしましょう。一つ、二つの情報や意見を鵜呑みにするのではなく。
07:45
2020/03/19

限界状況

| by 野幌高校校長
 17日、合格発表がありました。
 掲示がなく、歓声や喜ぶ姿の見られない静かな発表でした。
 面接もありませんでした。
 記録にも記憶にも残る異例の日々が続き、学校も社会も試されています。
 ヤスパース(1883~1969)というドイツの哲学者は、人間は「限界状況」に衝突することが避けられないと言っています。
 それは、いかなる人間の力や科学の力をもってしても克服できない、逃れることのできない状況です。
 新型コロナウイルスがもたらした「限界状況」に、今、私たちはいるのではないでしょうか。
 ヤスパースは「限界状況」に直面したときに、人は本当の自分の在り方に目覚めると言っています。
 確かに、現在の不自由な状況、当たり前のものが当たり前でなくなった状況において、私たちは「本当に大切なものは何か」「限られた枠の中で、やらなければならないこと、やりたいことは何か」「優先順位は何か」と問わずにはいられません。
 そう問うことで、逆境を少しでもプラスに変えることができればよいと思います。

 それにしても、集まることが難しく、孤独や不安を感じがちです。
 しかし、困っているのはみな同じです。
 野高生の皆さん、臨時休業も三週間になります。
 困っていることがあれば、遠慮なく連絡ください。
08:00
2020/03/16

向き不向きより、前向き

| by 野幌高校校長
 今朝アラームが鳴ったときはまだ眠かったのですが、布団をガバッとはね除けて飛び起き、走りました。私が走る道は雪が溶けて路面が出ていました。鳥たちの鳴き声も増えてきて、感染症への危機感は継続しているものの、春を感じます。
 今朝で三日連続走ることができました。
 三日ぐらい続けると、ちょっと成果を感じます。身体の感覚に、うれしい何かがあるのです。
 だれかが言うように、まず三日。三日坊主で構わない。三日実践して、ちょっとの成果を喜ぶ。喜びが明日の実践につながる。そのとおりだと思います。

 走りながら、元AKB48の高橋みなみさんの本のことばを思い出します。
 向き不向きより、前向き。
 向いているか向いていないかなんて、わからない。
 それより、前を向いて行動してみる。
 走るときは前を向きます。
 そう、過去よりも未来。
 未来に目をやりながら、いまここ。
 未来を思うなら、いまここで腕を振り足を前に出すしかない。

 野高生の皆さん、最近ウォーキングを始めた先生がいます。さて、だれでしょう。
 身体がなまっていませんか。
 皆さんも、ウォーキング、ランニング、いかがですか。
08:00
2020/03/13

一生に一度

| by 野幌高校校長
 「センバツ」、第92回選抜高校野球大会の中止が決まりました。
 新型コロナウイルス感染拡大を受けた、やむを得ない決定とは言え、残念であり、気の毒です。
 白樺高校の監督は「一生に一度あるかないかという甲子園に出場するはずだった選手の思いを考えると、無念の気持ちが強い」と語っています。
 本当につらいと思います。
 そして、それは野球だけではありません。二月以降、部活動の大会も遠征も、様々なイベントも中止になりました。
 それは甲子園に劣らず「一生に一度」だったと思います。
 さらに言えば、臨時休業が続く中で、行事がなくても、なんでもない一日がいかに貴重でかけがえのないものだったか、毎日が「一生に一度」であったか、ということを私はつくづく感じています。
 様々なことが失われているのですが、甲子園に出場できなくなったある選手の「夏の甲子園に向けて頑張りたい」ということばを聞くと、頭が下がります。
 野高生の皆さん、先行き不透明な中であっても、未来に目を向けましょう。できることを見つけ、打ち込みましょう。そして、コロナストレスを吹き飛ばすよう、家族とギャグでも言い合いましょうか。我が家では私のギャグへの採点はからくて、からぶりばかりで、からっきしダメですが。
07:40
2020/03/12

毎日することがない

| by 野幌高校校長
 新聞に10才の女子の声が紹介されていました。
 臨時休業中の学習課題があり、一時間勉強したあと「毎日することがないから、家ではゲームばかり」と言っています。
 起床、食事、睡眠の生活リズムも不規則になり、ストレスがたまり、怒りっぽくなっているとのこと。
 大人は、職業にもよりますが、仕事に出かけますので、様々な制限や支障があるとは言え、外出すること、移動することによって、少し気が晴れます。
 小中高の児童、生徒の皆さんは本当につらいと思います。
 ネットの学習サービスはかなり充実していますが、データ通信量に制限があります。
 野高生の皆さんは大丈夫ですか。
 学習、生活、進路、どんなことでも構いません。遠慮なく相談してください。
07:50
2020/03/11

2011年3月11日

| by 野幌高校校長
 2011年3月11日、金曜日の14時46分、東北地方太平洋沖地震が発生しました。
 当時、私は壮瞥高校に勤めていましたが、職員室に大型テレビを運び、みなで見ました。
 激しく大きな水の流れがあれよあれよという間に大地を襲い、建物も車も飲み込み押し流していくさまを、信じられず、痛ましく、呆然と見ていました。
 黙りこくったのか、悲鳴のような声を発したのか、覚えていません。
 忘れられない映像です。
 その後、福島第一原子力発電所の事故があり、それを含め、東日本大震災と呼ばれるようになりました。
 あれから9年経ちました。
 死者15,899人。
 行方不明者2,529人。
 震災関連死3,739人。
 避難民47,737人。
 岩手、宮城、福島の三県で34万人の人口減です。
 あれから、いくつもの証言、いくつもの映像、いくつもの小説、いくつもの音楽に接してきました。
 被災地の方のことばで、もっともシンプルで印象に残っているのは「忘れないでください」です。
 できることは人によって、時と場合によって様々です。
 でも、まずは忘れないこと。
 野高生の皆さんにとって、東日本大震災とはどのような存在ですか。
08:28
2020/03/09

マイペース

| by 野幌高校校長
 マイペース。自分に合った時間、リズム。
 でも、「マイ」「自分に合った」というのは、どうしてそうわかるのでしょうか。
 私の趣味のランニングで言えば、「無理なく」というのがマイペースと言えそうです。
 しかしながら、マラソン大会ではいつもより長い距離をより速いペースで走ります。 限界はありますが、できるのです。
 だからと言って、日常、そんなことはできません。
 そうすると、何が「マイ」かはよくわかりません。
 ただ言えることは、いろいろなペースを試してみる、挑戦する環境に自ら飛び込むことが大切だということです。
 もちろん失敗もあります。しかし、やってみなければ失敗もわからず、失敗は糧になります。
 私なんかは失敗をくり返してしまい、後悔することもありますが、失敗や後悔のない人生なんてつまらないのではないでしょうか。

 学習の「マイペース」で思い出すのは、私がきちんと家庭学習をするようになった高校時代のことです。復習でよかったのは、「チラシの裏」(野高生の皆さんはピンとこないですね。まあ、白い紙です)に、授業の内容を思い出しながら、自由に、つまり自分のやり方でまとめたことです。問題を解くよりも、きれいにノートを作るよりも、よかったです。「思い出そうとすることで、思い出せなくても脳が活性化する」ことを知ったのはずっと後ですが、何も見ずに思い出そうとし、どうしてもわからないときに教科書とノートを見て、自分で自分に説明しながらまとめました。すごくスッキリしました。まさに「マイペース」でした。自分で「マイペース」を作り上げる喜びがありました。
 他方、遡ると、中学三年の冬休み、全く点数が伸びず、スパルタ式で名高い塾に通うことになりました。先生が来ると、ストーブを消し、窓を開ける。竹刀を手にし、床やら机やらをバンバン叩きながら授業をし、ノートをとらせるのですが、とてもついていけないスピードなのです。最初は「こんなペースでは理解できない」と思ったのですが、少し経つと、100%ではなくとも、ついていけるようになったのです。つまり、先生の無理やりなスピードが、私のペースを大きく変えたのです。私は「学びのスピード」にはいろいろあるのだ、試してみなければならないなと思いました。

 さて、高校入試が終わり、今日3月9日が登校日でしたが、いまだ臨時休業中です。学習のアドバイスはあふれる愛情とともに皆さんに届きましたが、実際はどうですか。
 「勉強」というよりも、学びをとおしたトレーニング。じっくりとマイペースづくりをできる、そんな意味ではステキな期間です。
 「先生や親に言われてやる」勉強から、「自分でいろいろ試してみる」学びへ。
 野高生の皆さん、チャレンジしましょう。
07:40
2020/03/06

五日遅れのおめでとう

| by 野幌高校校長
 3/1の卒業式が中止になりましたが、今日、卒業生の皆さんに証書が授与されます。
 感染症防止のために、かなり制限され短縮された「式」であり、申し訳ない気持ちもありますが、おめでとうございます。
 三年間、大きな出来事があった日もあれば、特別なことがなかった「なんでもない日」もあったと思います。
 どちらも、かけがえのない人生の一日であることに変わりはありません。
 そう、かけがえがないんです。それが人の命であり、人生です。だれも代わることはできません。
 年をとり、振り返る時間が長くなればなるほど、多くの体験と出会いが自分を支えていることをより深く理解できるようになります。
 人生、苦あれば楽ありです。
 ここは天国ではないけれど、かといって地獄でもありません。
 幸せなことがあれば、それを大事にし、わかちあってください。
 辛いことがあっても、「まだまだ」「やり直せばいい」「いいこともあるさ」「いま、できることをやろう」と顔をあげてくださいね。
 五日遅れですが、あらためて、おめでとう。
09:19
2020/03/01

卒業式式辞

| by 野幌高校校長
 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 今日が卒業式でした。
 しかし、悲しいことに中止になってしまいました。
 先生たちも、事務の人たちも、とても残念な気持ちです。
 私の人生でも経験したことのない「緊急事態宣言」が出され、土日の二日間は学校閉鎖になりました。
 このブログは、28日の夜に打っています。
 全職員が直接「おめでとう」と言いたかった。「元気で頑張れよ」と声をかけたかった。
 しかしながら、感染症拡大防止のため、やむを得ません。
 会えないけれど、心の中で思いっきり「おめでとう」と言います。

 3月1日に読めなかった私の式辞を記載します。少し長いです。
***************************************
<式辞>
 本日、北海道野幌高等学校第69回卒業証書授与式を、同窓会長五十嵐徳美様、PTA会長渡辺英治様をはじめご来賓の皆様のご臨席と多くの保護者の皆様のご列席を賜り、盛大に挙行できますことを心より嬉しく思います。誠にありがとうございます。

 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 おめでとうは、皆さん一緒です。おめでとうの意味、卒業の意味は人によって異なります。また、年齢とともに三年間の高校生活の意味も変わります。
 意味を与える、意味をつくるのは自分自身です。
 高校生活に限らず、同じ経験をしても、大切なことはそれを生かすか、生かさないかです。
 どんなに素晴らしい経験をしても、そこから学ばないならば、思い出として記憶の中で眠っているだけになります。
 どんなにわるい経験をしても、そこから学ぶならば、いまを支える、未来の糧となります。
 卒業まで楽しいこともあれば、苦労したこともあったでしょう。
 是非、野幌高校の三年間を人生に生かしてください。

 さて、皆さんの旅立ちにあたり、二人の人物の話をします。
 一人目は、中村哲さんという医者です。昨年12月にお亡くなりになりました。中村さんはある山岳会の遠征隊に参加し、パキスタン北西部を訪れます。ヒンドゥークシュ山脈の巨大な白い峰に圧倒されるとともに、大国に翻弄され、十数年に及ぶ内戦で荒れ果てた社会を目の当たりにし、日本では考えられない劣悪な医療の状況に衝撃を受けます。ペシャワールの地に赴き、医療活動を展開し、ハンセン病の根絶に力を尽くします。その後、アフガニスタンを大旱魃(かんばつ)が襲い、無数の病人を目の当たりにします。中村さんは病気の背景には食糧不足と栄養失調があると考え「100の診療所より、1本の用水路を」と、自ら重機を動かす免許を取り、用水路の建設に着手します。砂漠は緑豊かな土地へと姿を変え、65万人の暮らしを支えています。
 中村さんは「道で人が倒れていたら手を差し伸べる。それは普通のことです」「この世に一つ明るいものを残せるなら、自分の命も軽い」「私は実践しか信じない」と言っています。私は頭が下がります。
 もう一人は、近藤寛子さんという視覚障害者のマラソンランナーです。近藤さんは、30歳を超えて、視野が徐々に狭くなる難病「網膜色素変性症」を発症します。右目はストローの穴、左目は針の太さほどの範囲しか見えません。とても落ち込みましたが、障害者手帳とともに配られた冊子に陸上の紹介があり、走るのが好きだった子どもの頃を思い出しました。伴走者とともに走り、成績を伸ばし、リオデジャネイロのパラリンピックを目指しました。しかし、ある日練習に行っているときにご主人が脳梗塞で倒れ、お亡くなりになりました。「もう走れんわ」と涙に暮れましたが、長男から「お父さんとリオへ行く約束したんちゃうか!」と言われ、再び走り始め、リオへ行き5位入賞を果たしました。さらに、東京パラリンピックでのメダル獲得を目指し練習に励みましたが、昨年乳がんが見つかりました。練習しては故障を繰り返し、先日のラストチャンス、別府大分マラソンに出場し、自己ベストを更新する力走を見せましたが、3位。2位であれば、東京大会に出場できたのです。残念でしたが、近藤さんは次の目標に目を向けています。
 近藤さんには障害があります。しかし、できることがあり、人に助けてもらいながら、希望を抱き、チャレンジを続けています。
 中村さんや近藤さんの真似はなかなかできないかもしれませんが、同じ人間です。生き方から学ぶことはできます。
 私は校訓の「実践自立」が好きです。ことばではなく生き方です。恵まれていても、困難が押し寄せても、人の生き方から学び、自らの生き方に生かすことはできます。
 これからの人生において、多くの人に出会うことでしょう。一面だけ見てよいとかわるいとか判断して終わるのではなく、よいところを見つけて学び、わるいところがあれば、自らを省みて気をつけ、全て、自分の生き方に結びつけてください。
 卒業生の皆さんが、自ら考え、人と相談し、勇気を持ってトライし、幸せに生きていくことを心から祈っています。

        令和2年3月1日 北海道野幌高等学校 第30代校長 林 正憲


08:00
2020/02/28

つらいときは学べ

| by 野幌高校校長
 今日28日と3日、臨時休業にしました。
 部活動も25日から中止です。
 同窓会入会式もなくなり、卒業式は短縮で行います。
 残念ですが、感染防止のためのやむを得ない対応です。

 「つらいときは学べ」と聞いたことがあります。
 学ぶことは新しいことに触れ、新たに考え、自分が変わることです。
 つらい状況にただ耐えるのは、精神的にきついです。
 しかし、耐えながら学ぶことは、精神をリフレッシュしてくれます。
 私も帰宅後、少しでも読書したり語学の学習をしたりするようにしています。
 5分、10分でも、気持ちが楽になります。
 野高生の皆さんは比較的時間があるのではないでしょうか。
 大いに学び、どんどん新しくなってください。
 ピンチをチャンスに変えましょう。
08:00
2020/02/27

大人が示す

| by 野幌高校校長
 新型コロナウィルス感染症に係る様々な対応が求められる毎日です。
 どう対応するか。どこかに正解が書いてあるわけではありません。
 適切に情報を集め、正しい知識に基づき、一つ一つの問いによりよい答えを出していくしかありません。
 状況は日々変化しますから、昨日答えたら、今日は問いがない、ということにはなりません。
 まさに、大人がよく若者、子どもに言う「答えのない時代」「正解のない時代」です。
 想定外のことに対したときに、よりよい答え、最適解をどう出すのかが問われています。
 大人が若者に「正解のない時代に自分で考え、他人と協働し最適解を出す力を身につけなければならない」と言うのであれば、まさにいま、大人がその姿を見せなければなりません。
 野高生の皆さんも、「自分だったら」と考えてみてください。
07:35
2020/02/26

「きちんと」する手洗い

| by 野幌高校校長
 新型コロナウィルス感染拡大阻止のため、学校でも様々な対応が求められています。
 一、二年生には毎日、三年生にも昨日、連絡や指導をしていますが、自分自身で新聞やネットのニュースをよく読んで、冷静に、自分ができることを確実にやってほしいと思います。
 手洗いが大事ですが、石けんで10秒、流水で15秒を2回行うと、手のウィルス残存率が約0.00001%になるというデータがあります。
 手洗いの仕方もすでに紙で配っていますが、励行しましょう。
07:50
2020/02/25

ラーニング・ピラミッド

| by 野幌高校校長
 一、二年の皆さん、テストが終わりました。おつかれさまでした。
 努力しただけの点数はとれそうですか。
 費やした時間に見合った形で、学習内容は定着しましたか。

 アメリカ国立訓練研究所の研究によると、学習方法と平均学習定着率の関係は「ラーニング・ピラミッド」という図で表すことができます。
 一番上が、ただ席に座って先生の話を聞くこと。定着率は何と5%。何もしなければ忘れてしまいますよね。
 二番目が、自分で読むこと。10%です。読んでいるようで、漠然と眺めていることがありませんか。
 三番目が、視聴覚による学習。動画や音声は脳により大きなインパクトを与え、定着につながります。これが20%。
 四番目が、実演を見ること。例えば、科学の実験。昨年、リチウムイオン電池を開発し、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんが科学に興味を持つきっかけになった本が、マイケル・ファラデーの「ロウソクの科学」。1861年のクリスマス、ロンドン王立研究所主催で、ファラデーはロウソクを使いながら、6回連続講演を行います。読むと、実演の素晴らしさが伝わると思いますので、是非。定着率30%です。
 五番目が、話し合い。ことばにして伝え、人の話を聞き、自分の考えを整理します。50%。こんな経験がありますか。
 六番目が、自ら体験すること。自分の手や身体を動かす。現場に出向いて調査、観察する。体育や芸術、家庭科のような実技科目でなくても、書いたり音読したりすると、定着しますね。75%。
 そして、最後の七番目が、他人に教えることなんです。しっかりと内容を自分のものにしていないと教えることはできません。これが90%です。
 完璧ではない状態でも、他人に教えてみようとすると、より定着するのではないでしょうか。
 こうたどってみると、五〜七番目の能動的な学習方法が有効だということです。

 野高生のみなさん、次のテストのときは、いいえ、日常的にやってみてください。
 時間をかけてもただ忘れるだけだと、人は嫌な気持ちになります。定着すると楽しいです。




07:40
2020/02/21

分身ロボット

| by 野幌高校校長
 分身ロボットの発明家、吉藤オリィさんを三年間取材したテレビ番組を観ました。
 病気や事故のため動けない人たちが、口や視線など身体の動かせる部分を使い、見て、聞いて、話すことができます。車椅子を自分で動かします。分身ロボットカフェで、ロボットを遠隔操作し、注文をとり、厨房に伝え、コーヒーを運びます。
 ずっと、人に何かをしてもらうしかなかった人たちが、働き、「ありがとう」と言われ、お金をもらいます。
 人生であきらめていた働くこと。
 働いて、人とのつながりが変わり、孤独が消える感覚を味わいます。
 想像を絶する困難があるようですが、吉藤オリィさんは、強い意志をもち、夢を見失うことは決してありません。
 分身ロボット。
 沖縄県では、離島の学校に通う子どもが分身ロボットを使い、沖縄本島の学校の授業を受ける、本島の病院の医者が離島の診察を支援する、そうした利用法の検討に入っています。
 社会の可能性を大きく広げる発明です。
 野高生の皆さん、YouTubeで是非観てほしいです。
07:30
2020/02/20

ハッシャダイ

| by 野幌高校校長
 2月14日、「ハッシャダイ」の勝山恵一さんの講演がありました。24才、若くて、沸騰するパワーを感じました。
 「自分らしく」とは?
 「自分で選択する」とは?
 「自分の未来を切り拓く行動」とは?
 答えではなく、人生において重要な様々な問いが一、二年生の胸に刺さったのではないかと思いましたが、どうでしたか。
 私には最後の方の「移動が選択格差を解消する」というメッセージが印象に残りました。
 どんな時代にも、社会には、大なり小なり、必ず格差、差異、差があるように思います。
 私も高校、大学時代、様々な差を感じていました。
 持って生まれた差もあれば、地域の差、環境の差もあります。
 嫉妬したり、うらやましく思ったり、怒ったり、嘆いたりしたことも何度もあったと思います。
 しかし、移動すること、動くことが救ってくれたと思います。
 もちろん、様々な差がなくなるわけではありませんが、移動すると自由になるのです。
 私という人間は札幌から東京へ行き、新しくなりました。
 就職して札幌から常呂へ行き、新しくなりました。
 いいえ、物理的な移動だけではありません。
 本を読むこと、人と出会うこと、新しい体験をすることなどの中にも、いわば「精神的な移動」があるのではないでしょうか。
 フランスの哲学者ドゥルーズも「動かないでする旅」「その場でする旅」ということを言っています。
 「ホモ・モビリタス」(移動するヒト)ということばもありますが、人類史を考えれば、私たちは1万3千年前までは遊牧民だったわけであり、ペール・アンデションというスウェーデンのジャーナリストは「変化がなければ心は消耗する」と言っています。
 一、二年生の皆さん、テストが終われば、物理的な旅、精神的な旅に時間を使えます。
 まずは明日までやり抜きましょう。
07:30
2020/02/19

日曜の美術の時間

| by 野幌高校校長
 ある新聞の日曜版は二面を使い、美術作品を紹介しています。
 私は美術好きですが、知らなかった、こんなにも素晴らしい作品があったのかと驚くばかりです。
 知っていた作品についても新たな知見が得られ、見方が変わるので楽しいです。
 2月16日は、インドの更紗(さらさ)でした。15~17世紀の大航海時代、ヨーロッパ人は木綿を美しく染めた多色多彩な更紗の布を見て衝撃を受け、王侯貴族や富裕層が血眼になって探し求めました。
 木綿の染色は古くは紀元前2000年のインダス文明でもその痕跡が見つかっていますが、詳しい製法はわからないようです。
 新聞に掲載された三つの更紗はそれぞれに特徴があり息を呑みます。時間を忘れて見入ります。
 普段は時間を気にし、決めた時間に間に合うように、締切を守るようにと気ぜわしいです。
 美術作品はどれぐらいのあいだ見るかが決まっていなくて、自由を感じます。
 日曜日の好きな時間の一つです。
 私が美術に関心を持つようになったのは、高校を卒業してからです。
 野高生の皆さんより年齢が上になってからのことです。
07:45
2020/02/18

gla_gla

| by 野幌高校校長
 洞爺湖の月浦という地に、gla_glaというガラス工芸のお店があります。
 壮瞥高校に勤めていたときに、その存在を知りました。ガラスのお店はいっぱいありますが、gla_glaはとても個性的です。
 直線よりは曲線。
 対称よりは非対称。
 歪みがあるのですが、不思議なバランスがある。
 静ですが、動。
 宇宙を感じます。
 とにかく私は好きなのです。
 高臣大介さんは、冬に札幌で展覧会を開くので、私は足を運びます。入場無料です。
 今回は「あふれでる。」というタイトルで、つららのような815本のオブジェがぶら下がっていました。
 軽く押すとぶつかりあって音が響きます。
 一つ一つの形も、大きさも、ぶら下がる位置も異なっていて、私は世界や人生の多様性を思わざるを得ません。
 日常の慌ただしさの中では、その多様性から目をつぶり、いくつかの面しか、いや一面しか見ていないことが多いように思います。
 それはなんと貧しいことでしょう。
 815本が一瞬ごとに輝きを変え、静かに揺れる姿を見ながら、多様性に目を向ける時間の大切さを優しく教えてくれます。
 野高生の皆さん、見るもの、出会うもので、ひとは何かに気づいたり学んだりするのではないでしょうか。
 私の場合は、すぐにまた忘れてしまいます。ですから、せめて、見よう、出会おうと思います。


07:30
2020/02/17

壮瞥高校のミニシクラメン

| by 野幌高校校長
 約10年前に勤めていた壮瞥高校で手に入れたミニシクラメンのピンクの花がこの冬も咲いています。
 一つの花が咲き、しばらく経ってから二つ目、三つ目。先日四つ目が咲いたと思ったら、数日後には五つ目。間隔が狭くなっています。
 小さい花ですが、花の自然の色は強い魅力を持っています。音を立てることもなく、静かにひっそりと咲いていますが、眺めると柔らかい気持ちが広がります。
 赤、白、ピンク、色によって花言葉が異なります。
 ピンクは「憧れ」「内気」「はにかみ」で、納得できます。
 静かに胸に秘める憧れ。
 野高生の皆さん、三年生は家庭学習期間で、それぞれ四月に向けた準備で落ち着かないかもしれません。
 一、二年生は明日からの考査に向け、緊張していると思います。
 チャンスがあれば、花を眺めてみましょう。


08:00
2020/02/12

フランス人

| by 野幌高校校長
 先日地下鉄に乗ったとき、私の隣に外国の方が座っていました。前に立っている日本人と話をしていたのですが、フランス語が聞こえてきます。いや、フランスなまりの英語かな。
 若いときからフランスには強い関心があり、就職前の旅行も一生の思い出なので、話しかけてみました。短い時間で「私がフランスの何を好きなのか」一生懸命話したところ、お互いに映画が好きということがわかり「もっと話したいね。では明日」ということになり、翌日再会しました。
 彼ことレミさんは、私の拙いフランス語と英語を努力して聴き取ってくれ、同席の二人の助けもあり、何とか意思疎通することができました。
 流行のポケトーク(音声翻訳機)があればよかったのに、と思いながら、スマホで単語を調べて何とか話しましたが、思い出したり、組み立てたりしながら表現し、それが伝わると、使ったことがないとは言え、おそらくポケトークよりも楽しかったです。
 レミさんは「国境なき医師団」のパリの事務局スタッフでした。
 パリに戻ってからほぼ毎日メールが届きます。しまってあった仏和辞典を引っ張り出し、短いメールを返しています。使う必要、使う楽しみがあると、外国語へのモチベーションはぐっと上がりますね。
 外国語を学んだり使ったりすると、私は頭の中がリフレッシュされます。
 野高生の皆さんはどうですか。
08:50
2020/02/05

見られている

| by 野幌高校校長
 一学年宿泊研修5カ条の4つ目が「見られていることを意識して行動する」でした。
 よくある話ですが、例えば幼児が地下鉄で騒いでいるときに「ほら。あのおじちゃんに怒られるから静かにしなさい」という叱り方、このことではありません。
 騒いではいけないのは、公共の場で他の人の迷惑になるからです。
 つまり「見られている」とは、実は自分が別な目をもって自分自身を見るということなのです。
 「自分の別な目で見られているよ」。
 「自分の別な目で見てごらん」、自分の気分や感情、場の雰囲気や他人に流されていませんか、ということ。
 自分を別な目で見るのは時には難しいです。
 したがって、「あの人の身になって見てみるとどうだろう」「この行動を続けたら、この行為をしたらどうなるか、想像してみようか」と自分に問いを投げかけるのがよいと思います。
 大人であることの一つの要素は、自分のことを別な視点から多面的に見て評価できることではないでしょうか。
 一年生は、宿泊研修でそう心がけていました。
 野高生の皆さん、高校は大人になるためのトレーニングの場です。
 「別な目で見られていること=自分自身を別な目で見ること」を意識しましょう。
08:00
2020/02/04

完璧を目指す

| by 野幌高校校長
 一学年宿泊研修でお世話になったネイパル深川には「完璧団体賞」というものがあります。
 部屋の整理整頓等を最終的にチェックし、全ての部屋が完璧でやり直しがなければ授与されます。
 生徒は説明を聞き、マニュアルを見ながら頑張っていましたが、残念ながら賞はとれなかったようです。
 私は「完璧を目指す」という姿勢が大切だと思います。
 結果的に「まずまず」「概ね」「だいたい」よかったということは評価できるのですが、臨む姿勢、プロセスが大切です。
 最初から「だいたいよい」を目指すのと「完璧を目指す」のとでは大きな違いがあります。
 「完璧を目指す」方が大変で、より頭も心も気も遣います。その方が人を成長させます。
 野高生の皆さん、日常の生活で、完璧を目指していますか。
 テストも低い目標、まあまあの目標を持っていませんか。
 100点を目指しましょう。目的は低い目標をクリアーすることではなく、100点を目指して成長することです。
07:50
2020/02/03

宿泊研修終わる

| by 野幌高校校長
 一学年の宿泊研修が無事に終わりました。私にとっては、生徒のよさや個性がよく見える二日間でした。
 メニューの最後はスポーツ研修でした。バスケットボール、バドミントン、ドッジボール。実は「私はただ観ているだけでつまらないかな」と思っていたのですが、大きな間違いでした。
 リーダーシップを発揮する人たち、失敗しても場を明るくする人たち、励まし合う人たち、ガッツあるハッスルプレーなど「あの生徒があんなにがんばるんだ」という私の知らない面を多く発見し、とても楽しく、嬉しく、感心する時間になりました。
 集団研修、集団生活から学ぶことは多くあると思いました。
 野高生の皆さん、日常の集団生活にも集団ならではの学びがあります。
 社会とは集団です。大いに学びましょう。

08:19
2020/01/29

美術の授業参観

| by 野幌高校校長
 昨日は美術の授業を参観しました。
 デザインの単元で、平面構成の作品を作ります。
 テーマは季節のイメージ。
 20cm四方の正方形ですが、余白も作品の一部です。
 単元の最初にオリエンテーションがありますが、授業の最初にポイントの確認があります。
 「単純化と強調が大切」
 枠内に全てを収めなくてもよい。
 どこまで収め、どの部分をはみ出させるか。つまり見えなくさせるか。
 答えのない難しい問い、創造的な探究に生徒は静かに取り組んでいました。

 資料を見ると、12時間の単元から多くのことを学べます。
 季節のイメージを考え、モチーフを発想すること。
 制作に必要な資料を集めること。
 著作権に注意すること。
 色も含めた画面構成を決めること。
 着色の手順を考えること。
 時間内で完成するようタイムマネジメントすること。
 美術という科目の実に豊かな学びがあります。

 先生が巡回し、問いかけ、ヒントを与えます。やりとりがあり、生徒が考えを深めます。
 高校生に戻り、この授業を受けたいと思いました。
 野高生の皆さん、芸術の学び、ものを作ることから得られるものは大きいですね。



09:01
2020/01/28

気分転換か、逃避か

| by 野幌高校校長
 約40年前の高三のこの時期は試験勉強の佳境に入っていました。強度の気合いと緊張感がありました。
 学習中心の生活で、寝ても覚めても勉強でした。それ以外には、読書と音楽とギターがありました。
 気分転換に本やプレーヤー(レコードをかける装置)ギターに手を伸ばします。
 時間を決めて気分転換に入るのですが、読んだり聴いたり歌ったりしているなかに誘惑があります。その楽しみに逃げたくなります。
 どこまでが気分転換で、どこからが逃避なのか。時間の長さの問題でもありますが、それだけではありません。境界線はけっこう微妙です。何が真の気分転換かは難しいです。
 まあ、余り考え込まずにいろいと試してみるしかないですね。
 三年生最後の定期考査も明後日まで。気分転換しつつ、最後の最後までやり抜いてください。姿勢が大事です。
08:55
2020/01/27

音楽の授業参観

| by 野幌高校校長
 私は校長として授業をよく観るのですが、生徒の間に座るので授業参観というより授業参加という気持ちです。生徒の身になって生徒の学びをつかみたいからです。
 板書をノートすることもあれば、問題を解くこともあります。
 先週は漢字テストを受け、ケアレスミス一つ、意味を考えなかったゆえの間違いもあり、教科担任から厳しく指導されました(笑)。英語のスピーキングのペアワークもやり、アクティビティの効果を実感しました。
 金曜日は音楽の授業に歌う気満々で行ってみれば、ギターの二重奏の練習でした。
 先生のわかりやすいアドバイスを聴きながらクラスで一緒に奏でる「四季の歌」。
 練習中とは言え、週末の疲れを吹き飛ばしてくれる心地よい音の響きでした。
 野高生の皆さん、いやあ、音楽、合わせることっていいですね。

                                 
09:26
2020/01/24

三年生

| by 野幌高校校長
 三年生は来週から高校生活最後の定期考査です。
 今朝、生徒玄関で挨拶を交わした生徒。「転んじゃいました」と笑っていました。話ながらあらためて顔を見ると、一年生、二年生の頃とは変わったなあ、大人になったなあと嬉しくなりました。
 千歳科学技術大学に合格した生徒も、一つの目標を達成し、「ネガティブ思考のところがあったけれど、前向きになりました」と笑っていました。
 気がつくと、成長しています。
 3月1日には卒業生になります。
 野高生の皆さん、成長するってステキなことですね。

08:53
2020/01/23

SNSのよしあし

| by 野幌高校校長
 先日、9月の教育イベントに参加したときに知り合った方々と東京で再会しました。
 年齢も職種も違う人たちと教育をめぐって語り合うのは新鮮で面白く、大いに刺激を受けました。とても楽しかったです。SNSで連絡を取り合うことがなければ実現しませんでした。
 SNSのお陰です。
 他方、SNSに「いまの自分が見聞きしたこと、感じたこと」を書き込むことで、自分の体験が浅いままになるケースもあると思っています。
 どうしてなのか、書くことによって、「終わってしまう」「記憶が薄くなってしまう」ように思うのです。
 皆さんはどうでしょうか。
 ある素晴らしい体験をしたとき、そのことを自分の中で反芻(はんすう、くり返すこと)することで、選別され、意味や価値が形成されていきます。本当に自分にとって忘れがたいもの、忘れたくないものが、かっこよく言えば、熟成していきます。
 すると、その体験から何ヶ月、何年経っていても、人に会ったときに、思いを込めて語ることができます。
 そう言いながら、SNSで気軽に伝え、共感し合ったり、情報を得たりする楽しみも大事にしようと思っています。しかし、体験したことの受け止め方があまりにも軽くなり、薄い印象として消えていかないように気をつけようと思います。
 野高生の皆さんは、SNSとどうつきあっていますか。
09:28
2020/01/22

先輩

| by 野幌高校校長
 昨日は三年生対象のOBに聞く会があり、1992年卒の松浦あきひささんにお越しいただきました。
 松浦さんは写真屋さんで、本校では見学旅行を含め、行事などで大変お世話になっています。
 「講演は初めてで緊張した」ということでしたが、緊張感を全く感じさせない、情熱あふれる語り口に引き込まれました。
 「失敗してもいい。失敗を糧にすればいい。失敗なんか恐れるな」
 「自分をこんなもんだと思うな。あきらめたらそこで終わりだ」
 「夢を持てば成長できる。夢を持つのは楽しくて素敵なことだ」
 そんなメッセージを、ご自身の失敗や家族、夢について具体的に語りながら、後輩へ熱く伝えてくれました。
 野高生の皆さん、皆さんの知らないところでも、後輩を応援し、健闘を祈る先輩たちがいます。
 先輩のがんばりを励みにしましょう。
09:02
2020/01/20

元気でしたか

| by 野幌高校校長
 冬休みが終わりました。
 野高生の皆さん、お元気でしたか。大きなキティちゃんが皆さんを出迎えましたね。
 インフルエンザにかかりませんでしたか。
 私は、年末、6、7年ぶりに熱が出ました。
 大事な全校集会の日に、早退してしまいました。
 話すことはできたのですが、風邪の菌を撒き散らしてはいけないと思ったのです。
 急遽、読み原稿を作り、小野教頭先生に読んでもらいました。
 そんなことをさせる校長は、北海道で一人だけかもしれません。
 その後も、体がだるく、熱が出ては薬が効いて下がるの繰り返しで、寝てばかりいました。
 大掃除もせず、床屋にも行かず、年賀状を書くこともなく、最低限のことをこなして生活していました。
 あまりにも熱が続いたので、不安になりました。時々風邪をひいているならそんなことはないのですが。
 健康を維持することの難しさと大切さを味わいました。
 食事、睡眠、寒さ対策。風邪をひかないよう気を付けましょう。
 そして、年度末に向かいますから「これができるようになった」「こんな力がついた」と喜んで次のステップに進めるよう、努力していきましょう。
 努力で得られた喜びこそが、私たちを支えてくれます。

08:44
2019/12/25

忘年、新年

| by 野幌高校校長
 今日で今年の授業も終わり、明日から冬休みです。
 年の瀬を迎えると「忘年」「年忘れ」ということばを耳にします。
 もともとの意味は「歳の差を忘れて、親しくする」だそうです。
 今は、その年の嫌だったことや辛かったことを忘れるという意味で「忘年」と言っているのではないでしょうか。
 ニーチェ(1844-1900、ドイツの哲学者)は、『道徳の系譜』の中で、忘れることをテーマに、忘れないことの意義や逆に忘れることの大切さについて深く思索しています。
 私としては、忘れてよいこと、忘れたいこと、忘れるべきことは忘れてよいと思っています。忘れる内容は過去のことですから、過去にこだわるよりも未来へと意識を向けたいです。
 他方、「新年」の「新」の語源は、斧で木を切った切り口のありさまだそうです。切り口の瑞々しさ、香り、色の鮮やかさ、まさに、何かが切り替わること、それまでになかったものが現れることを表現しています。
 校訓「実践自立」を掲げる野高としては、黙って年が新しくなるのを待つのではなく、木を斧で切るような努力をし、それまで存在しなかった価値あるものを創り出したいものです。
 今年の校長ブログも今日でおしまいです。読んでいただいた方、「読んでますよ」と声をかけてくださった方に心より感謝します。
 来年も生徒とともに、未来に向かって進みたいと思います。
07:40
2019/12/24

働き方改革

| by 野幌高校校長
 働き方改革という言葉を聞いたことがあると思います。
 改革というからには、課題があるということです。
 日本の経済は時代が平成になり、バブル経済が終わってから長いこと低迷しており、一人当たりのGDPのランクは1988年は世界2位でしたが、2018年は26位です。
 しかしながら、労働時間は長い。例えばドイツに比べると年間350時間長いというデータがあります。
 労働生産性が低いということです。
 したがって、労働時間を短くし、リフレッシュしたり、家族や友人と過ごしたり、様々な学びや研修により力量をアップしたりするための時間を確保する必要があるのです。
 働く時間をただ短くすれば、仕事の量や質が落ちますから、短くするための効率化、合理化、創意工夫が必要です。
 野高生の皆さん、自分が将来仕事に就くとき、単に決まればよいというものではありません。
 その職の働き方はどうなっているのか、またその組織がどのように働き方改革に取り組んでいるかをチェックしてみましょう。
 そして、自分がその組織に入ったとき、今度は当事者として、働き方改革に貢献することを考えてみましょう。それが自分のため、社会のためです。
07:30
2019/12/23

公立千歳科学技術大学合格!

| by 野幌高校校長
 Kくんが、公立千歳科学技術大学に推薦で合格しました。
 倍率があり、数学の試験が難しかったと言っていたのでどうなるかと思っていましたが、ちょうど職員室に行っていたときに、勢いよく入ってきたので、「おっ」と思ったら、合格でした。とてもうれしいです。
 Kくんは、イヤホンやヘッドホンが好きで、「この音楽を聴くならこのイヤホン」と、音楽とイヤホンの相性にうるさいです。ネットで調べ、お店で調べ、イヤホンの話になると止まりません。
 活動休止中の西野カナが好きだそうです。
 大学のオープンキャンパスで人の手助けをするロボットの研究を知り、自分も社会に役立つロボットを開発したいと思い、公立千歳科学技術大学を受けることにしたのです。
 学校の勉強はもちろんのこと、もともと好きで、受験で必要な数学の参考書や問題集を購入し、放課後自学していました。それを見た数学の先生が教えてくれることになり、問題を解くために別な考え方ができるようになり、とても助かったそうです。
 今週から、大学で学ぶために必要な勉強をスタートさせると意欲満々で語っていました。
 野高生の皆さん、好きなものに熱中すること、オープンキャンパスへ行くこと、出会い、目標があることは大切ですね。
08:17
2019/12/20

オッサンか?

| by 野幌高校校長
 山口周さんの「劣化するオッサン社会の処方箋」を読みました。
 「オッサン」と言われると、私のことかと思い(最近、家族から「オジイサン」と言われることがあります。孫ができたわけでもないのに)、さらに「劣化する」となると、ドキッとしてしまいます。
 読んでみると、次のような「オッサンの定義」があり、「青春」と同じように(テレビのコマーシャルでは「あおはる」と言っていて新鮮でした)、年齢の問題ではないと書いてありました。

1 古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
2 過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
3 階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
4 よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

 確かに、この定義だと、年齢に関係なく全ての人が気をつけなければならないですね。

 野高生の皆さん、まさか、若い皆さんは「オッサン」ではないですよね。
07:50
2019/12/19

言葉には力はない

| by 野幌高校校長
 デービッド・アトキンソンさんの『イギリス人アナリストだからわかった日本の「強み」「弱み」』を読みました。
 彼は、国宝や重要文化財の修繕や社寺等の伝統建築の設計施工を行う小西美術工藝社の社長です。この会社は日本の文化財装飾に関わる4割の職人を抱える業界最大手企業です。
 この本にイギリスのことわざが紹介されていました。

 Sticks and stones may break my bones , but words will never hurt me.
 枝や石を投げられれば痛むが、言葉にはその力はない。
(枝や石をぶつけられれば私の骨が折れるかもしれないが、言葉は決して私を傷つけない)

 言葉には力があり、私たちを大いに喜ばせることがあります。逆に、言葉が心に刺さり、傷ついてしまうことがあります。
 しかし、そこであえて「words will never hurt me」と口にする、自分に言い聞かせることも大切ではないでしょうか。
 「たかが言葉、されど言葉」とも言えますが、「たかが言葉だ」と言い放つ、笑い飛ばすことも必要だと思います。

 野高生の皆さん、元気ですか。
 私は冬道であろうと、朝、まっくらであろうと走っています。

07:40
2019/12/18

アイヌの美しき手仕事

| by 野幌高校校長
 14日(土)、北海道立近代美術館へ行き、「アイヌの美しき手仕事展」を見てきました。
 展示されたコレクションは、柳宗悦(やなぎそうえつ)と芹沢銈介(せりざわけいすけ)によるものです。
 柳宗悦は「民衆の暮らしから生まれた実用品にこそ健やかな美があること」を見出した「民藝運動」の創始者です。1936年、東京駒場に日本民藝館を開設し、日本各地から集めた衣装や工芸品を展示しました。
 1941年には、アイヌの人たちの手仕事を初めて芸術的観点から取り上げた「アイヌ工藝文化展」を開催しました。彼はアイヌの工芸品の美しさ、神秘さ、創造の力を高く評価しています。
 札幌駅でも目にしますが、私もあらためて独特なデザインに魅了されました。
 野高生の皆さん、1月13日まで開催されています。高校生は600円です。
07:40
2019/12/17

この生徒たちに教えたい

| by 野幌高校校長
 11日(水)、北海道立教育研究所の先生にお越しいただき、英語と数学の授業を参観して、指導を受けました。
 英語の先生が「この生徒たちに教えたい。こういう気持ちになったのは初めて」とおっしゃっていたと聞き、とてもうれしかったです。
 学ぶ姿勢が評価されたということですね。
 野高生の皆さん、学習において一番大切なのは、学ぶ姿勢です。それは生涯にわたって大事なことです。
07:51
2019/12/16

テルマエ・ロマエ

| by 野幌高校校長
 テルマエ・ロマエという漫画があります。
 古代ローマの浴場設計技師が現代の日本にタイムスリップし、日本の風呂・温泉文化にカルチャーショックを受け、古代ローマに戻ったときにそのアイディアを活かし成功を収めるという物語です。
 映画化もされました。
 私はその漫画が大好きで、何度も読んでいます。
 先日、作者のヤマザキマリの「国境のない生き方ー私を作った本と旅ー」という本を読みました。子どもの頃、北海道で暮らしたヤマザキさんのユニークな人生については断片的に知っていましたが、かくも壮絶でドラマチックなものだったのかと驚きましたが、とても面白く、爽快でした。
 神奈川から縁もゆかりもない北海道へ二人の娘を連れてやってきたヴィオラ奏者の母。
 14歳で欧州一人旅。
 17歳でイタリア留学。
 イタリアの詩人との10年に及ぶ激しい生活。
 妊娠と別れと日本への帰国。出産と新人漫画賞。結婚。
 破天荒で型破りで壁を突き抜けていく人生。

 「何かの真価を本気で見極めようと思うなら、信じるのではなく疑わなければならない」
 「飄々(ひょうひょう)と、もがき続ける」
 「教養に経験を積ませる」
 「人生は、自分がラッキーだと思うほど楽しくなる」
 「生きていいから、生まれてきたんですよ。それなのに、なぜ生きていくのかとか、仕事がどうとか、人間関係がどうとか、そんなものは、あとからなすりつけたハナクソみたいなもの」

 本を読み、ことばを通して、自分にはない考えに触れると、新鮮な気持ちになります。
 私には「新鮮」という感覚が、生きる上で必要です。
 野高生の皆さんはどうですか。
08:00
2019/12/13

私の欠点

| by 野幌高校校長
 12月7日(土)、私よりも10歳以上年上の先輩たちとのお祝いの集まりがありました。
 どういう展開になるのか、どんな話が出るのか、予想がつかず、ちょっぴり緊張していました。
 先輩の先生方が一緒に仕事をされていたときの、私の知らない話がほとんどでしたが、とても楽しく、なごやかで、心温まる会でした。
 そして、私がお世話になった先生が、上司だった方から言われた教えの話がありました。
 もったいぶるわけではありませんが、内容はここに書きません。
 しかし、その話は私の心に強く響きました。深く刺さったと言ってもよいです。
 なぜなら、それは私の欠点に触れる内容だったからです。
 寝て目が覚めてからも思い出し、まるで、まだ針が刺さっているのような痛みさえ感じました。
 いいえ、まだ感じています。
 それぐらい、自分の欠点というものは自分でなかなか扱いにくい、あるいは、気づいていてもなかなか直せないものだということでしょうか。
 まずは、その欠点のことを頭のどこかにいつも置いておこうと思います。
 野高生の皆さんは、自分の欠点とどう向き合っていますか。私はまだまだ修行中です。
07:30
2019/12/12

ライブ

| by 野幌高校校長
 12月7日(土)、札幌市民交流プラザに行きました。1階のSCARTSコートにて「ARAMAKI WORLD」というイベントをやっていました。
 ARAMAKIは、製品の名前です。
 新巻鮭、つまり、内臓を取り除いた鮭を塩漬けにしたものを入れる木箱があります。
 役目を終え廃品となった木箱を材料として、机や椅子、コースター、スーツケース、神棚、アクセサリーなどの製品を作ってきたのが、村上智彦さんと鹿川慎也さん。
 鹿川さんはもともと楽器職人です。
 そのお二人が製作した楽器、ギターやウクレレ、ベース、カホン(打楽器です)を用い、トリオで演奏するライブがありました。
 ボーカルとギターが、私が昔担任をしていたクラスの古舘賢治くん。
 そんなわけで、ライブを聴きに行きましたが、素晴らしかったです。
 音楽を全身で浴び、味わうのは最高ですね。
 間違いなく今年一番の音楽体験でした。
 やはり、音楽は全身で聴くものですね。
ボサノバ、ジャズ、演歌、ロックンロールと様々なジャンルの曲を演奏してくれましたが、心の奥を揺さぶられて泣いてしまいました。
 野高生の皆さん、音楽はやはりライブです。NO MUSIC , NO LIFE です。
07:40
2019/12/11

あこがれ

| by 野幌高校校長
 先日、一年ぶりに恩師の校長先生に会いました。
 70歳を超えてお元気で、嬉しいです。
 三年間一緒でしたが、話した回数も時間もそれほどではありませんでした。しかし、いくつかのことばやそれを口にされたときの場面が忘れがたく、汲み尽くしがたい学びがあります。
 私のあこがれる一人です。
 ブレない理念、信念があり、論理的に考え、明確なことばで話します。
 人の話をよく聴き、柔軟に、臨機応変に対処する。
 会うと背筋がシャキッとします。
 見習おうと思っても、なかなか真似できません。しかし、憧れの人がいること、出会えたことに感謝しています。
 自分一人だけの考えで生きるのは難しいものです。きちんと考えようとしても気持ちが揺らぎ、うまく方向付けられないときがあります。
 そんなとき、モデルとなる人がいると助かります。
 野高生の皆さんには、あこがれの人がいますか。
07:25
2019/12/10

中村哲さん

| by 野幌高校校長
 アフガニスタンで長い間活動を続けてきた中村哲さんが、12月4日、襲撃を受けお亡くなりになりました。
 中村さんは医者です。日本からパキスタンへ行き、さらにアフガニスタンに移りました。
 精力的に医療に従事しましたが、病人を苦しめ死に追いやる根本原因は水不足、食料不足にありました。人々は家族を食べさせるために、兵士として雇われ、戦いに加わり、そこでまた命を落とすのです。
 中村さんは医者を100人つくるよりも、診療所をいくつもつくるよりも、一本の水路をつくることの方が大事だと思いました。村人たちの絶対的な信頼と力強い協力を得て、用水路を完成させ、乾燥した荒地が緑地に変わり、60万人の生活を成り立たせることに成功します。
 人々は仕事に励み、水と食を得て満ち足り、子どもたちは国の復興のために喜び勇んで学びます。戦争は不要です。
 アフガニスタン全体を見れば、あちらこちらに絶望的な状況があります。それでも、中村さんは人々の命のために、できることをやり続けます。
 先日、2016年のNHKのETV特集が再放送され、中村さんの生きざまに、あらためて心を打たれました。
 野高生の皆さん、素晴らしいTV番組があります。いろいろと観てみてください。学校で与えられるのを待つ年齢ではなくなりました。
07:30
2019/12/09

高三、ジョンの死

| by 野幌高校校長
 1980年12月8日、ビートルズの元メンバー、ジョン・レノンがマーク・チャップマンという男に射殺されました。まだ40才、11月に新しいアルバム「ダブル・ファンタジー」を発売したばかりでした。
 私は高校三年生でした。朝、学校へ行くと、洋楽、ジョンが大好きだった友人が「林、ジョンが死んじまったぜ」と興奮して私の首をしめるみたいに迫ってきたことが忘れられません。
 命日の昨夜、ジョンの曲を聴き、死の二日前、最後のインタビューのことばを読みました。
 「グループをカテゴリー化しようとするのは、物を宗教とか国籍とか民族とか肌の色とか信条とか性別の箱に絶えず入れようとするのと同じ心情だ。」
 「カテゴリー化」、つまり、それぞれ個性があり、違いがあるものを、一般的な型に当てはめて分かったような気になってしまうことですね。

 「自分の夢は自分で作る。誰かが自分のために何かしてくれるなんて期待しちゃいけない。自分を目覚めさせるのは自分自身だ。自分の傷を癒すのは自分自身だ。」

 野高生の皆さん、音楽は趣味の問題ですが、それでも私はビートルズとジョンの曲を聴いてね、と言いたいです。ラジオで偶然かかるのを待つか、レコードを買うか、友人から借りるかしかなかった昔と違い、今は簡単に試聴したり、レンタルできたりして、皆さんは幸せです。
07:51
2019/12/06

ヘビロテ

| by 野幌高校校長
 昨日「タピる」のことを書きましたが、若者の流行語の賞味期限がわかりにくく、時々失敗します。
 「ヘビロテ」はどうでしょうか。
 AKB48の「ヘビーローテーション」が大ヒットしてからは「ヘビロテ」が「短期間に同じ行為を繰り返すこと=気に入って何度も繰り返し聴く曲」の意味で通じましたが、野高生の間ではどうでしょうか。
 今、私のヘビロテは椎名林檎と宇多田ヒカルのデュエット曲「浪漫(ろまん)と算盤(そろばん)」で、毎日、朝晩聴いています。
 歌詞が不思議で「宇宙を因数分解したとこで自由と孤独だけが待っているんでしょう」が何を意味するのですか、と聞かれても答えられません。そういう意味では「詩」です。
 タイトルも面白い。2024年度に20年振りに更新される一万円札の「日本資本主義の父」渋沢栄一の書であれば「論語と算盤」ですが。
 皆さんのヘビロテは何ですか。「歌詞は謎だが、なぜか元気になる」という曲がありますか。
07:30
2019/12/05

タピる

| by 野幌高校校長
 私も先日、娘からわけてもらい、タピりました。
 30年ぐらい前のブームのときは、小さい粒だったのに、大粒で驚きました。
 「タピる」が「現代用語の基礎知識」選「新語・流行語大賞」のトップテンに入りましたが、不思議です。
 タピオカのブームは三回目ですが、三回目にしてどうして全国各地に広がり、爆発的な人気を博しているのでしょう。
 インスタのせいなのでしょうか。
 発祥地の台湾ではどう思われているのでしょう。
 野高生の皆さんも、タピっているんですか?
 流行って、面白いですね。
07:35
2019/12/04

イメージ

| by 野幌高校校長
 先日、江別市内8つの中学校の校長先生のところを訪問し、本校のことをお伝えしました。
 8校もあれば、同じ江別市内と言っても、本校のとらえ方は様々でした。
 嬉しかったのは、「よい方向に変わっていますね」「頑張っていますね」と、本校のよい面や頑張っている姿が評価されているところです。
 そして、あらためて思ったのは、人々が抱く「イメージ」の強さです。
 「野幌高校って、これこれだ、と思っている保護者もいます」と聞いたとき「今は全然違うのだが。イメージって強いなあ」と思いました。
 そもそもイメージは過去のものです。そして、ほとんどが外にいて見聞した体験によるものです。
 そのイメージが評価や判断を決めているところがあります。
 このイメージの強さというものは、本校及び高校のことに限ったことではありません。
 私たちはだれもが、どんなことについても、イメージの影響を受けていると思います。
 校長の私にしても、本校の中にいるから、様々なことに気づきます。そして「日々変わっている」「変わっていく」ことに意識を向けています。
 しかし、外から見たイメージは固定的なものになります。それを揺さぶるような機会がないと、変わらないイメージで評価、判断することになります。
 考えてみれば、私にしても、自分の高校のことは40年以上前のイメージで見ている面があります。
 自分の昔のイメージで、子どもに対する教育を考えてしまいがちです。
 イメージを持つのは避けられないことです。
 できることは、自分が持つイメージに対する批判的な眼、「今はそうではないかもしれない」と疑う意識を持つことでしょうか。
 野高生の皆さん、固定的なイメージではなく、未来に向かい、現在進行形で生きていたいものです。
08:01
2019/12/03

ヒグマのこと

| by 野幌高校校長
 1日(日)、帯広小学校の敷地内にヒグマが入り込み、猟友会により駆除されました。
 今年は、江別、札幌でも、ヒグマの目撃情報が多くありました。
 実は、30日(土)開催された、江別市内高校五校のPTA交流会の講演の演題は「ヒグマの生態と行動」でした。
 講師は、酪農学園大学の佐藤喜和教授です。
 ヒグマの生態、札幌や江別での生息状況、個体数の変化など知らないことばかりでした。
 ヒグマが農作物に被害を与え、時には人に危険を感じさせる。
 しかしそれは、当然ながら、ヒグマが倫理的に「悪」で、ルールを破っているということではありません。
 自然と社会、野生動物と人間の問題なのです。
 佐藤教授は「ヒグマとの共生」の目的を掲げ、どうすれば、人の安全と安心を確保しながら、ヒグマと共存できるか、どういう手を打てば、うまく棲み分けができるかを考え、調査研究しながら実践してきました。
 単に「危ない!」「撃たれたらかわいそう」ではなかったのです。
 講演を聴いてみて、ヒグマに対する私の思いや認識は変わりました。
 野高生の皆さんも、ネットで調べたり、イベント(12/8開催のものがあります)に行ったりしてみませんか。


07:25
2019/12/02

ポインセチア

| by 野幌高校校長
 30日(土)江別市内高校五校のPTA研修会があり、酪農学園大学附属とわの森三愛高校へ行きました。
 会場は礼拝堂。ステージの左側にはクリスマスツリーが飾られていました。途中でパイプオルガンの演奏もあり、素晴らしい響きに感動しました。
 帰りには、生徒が育てたポインセチアを購入できました。美しく、立派です。
 赤のポインセチアの花言葉は「祝福する」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」で、クリスマスにぴったりです。
 今年も。はや12月。クリスマスの月に相応しい、心穏やかな日々であることを願いながら生活したいと思います。


08:07
2019/11/29

ハチドリのひとしずく

| by 野幌高校校長
 辻信一監修『ハチドリのひとしずく』を読みました。絵本です。
 エクアドルのキチュア民族の物語で、カナダのクィーン・シャーロット島に生まれたハイダ族のマイケル・ニコ・ヤグラナスの絵が素敵です。

 森が火事になりました。動物たちが逃げていきます。
 ハチドリのクリキンディだけが行ったり来たりしながら、くちばしで水の一滴を運び、燃えさかる火の上に落とします。
 逃げた動物たちは「そんなことをしていったい何になるんだ」と笑い合います。
 クリキンディは答えます。
「私は、私にできることをしているだけ」。

 一分で読める短いものですが、強く印象に残り、「私はできることをしているか」と自問します。
 学校の図書館から借りました。今日返しますので、皆さんも是非手に取ってみてください。
07:40
2019/11/28

CEFR(セファール)

| by 野幌高校校長
 現在の二年生から大学入試の仕組みが変わります。大きな目玉は二つ。一つはセンター試験が共通テストと名前を変え、国語と数学に記述式問題が導入されるということです。
 もう一つは、英語について、「読む」「聴く」に加え「話す」「書く」の四技能を評価するため、民間試験を活用することです。
 本校でも準備を進めていましたが、民間試験の結果を大学に提供するシステムの共通IDの手続きを行う予定だった11月1日に、次年度の中止と2024年度に向け一年間検討することが発表されました。
 驚きましたが、いずれにせよ、英語については四技能のどれかだけを育めばよいというものではありません。バランスよく育む学習が求められていることに変わりはないのです。
 ところで、複数の英語民間試験の結果を一本化して判断するための外国語習得指標、CEFR(セファール)と呼ばれるものがありますが、2018年に二つの点で改定されています。
 一つは、レベル分けです。これまでの6レベルから11レベルへと細分化されました。評価がよりきめ細かくなりました。
 もう一つは、四技能がなんと!七技能になったことです。
1 Listening comprehension(リスニング理解) 
2 Reading comprehension(読解力) 
3 Spoken interaction(やりとりしながら話すこと) 
4 Written interaction(応答返信、メール、SNS)
5 Spoken production(発表形式、プレゼン) 
6 Written production(topic作文、essay) 
7 Mediation(仲介、複数話者・複数言語者との対話) 

 やや難しい話かもしれませんが、あらためて考えれば、聴くと言っても色々です。書くと言っても色々です。八以上の技能に分けることさえできるかもしれません。少なくとも、四では単純すぎるということなのでしょう。
 私は、英語に限らず、どのような学びをしていても、それがどういう力をつけるのに役立っているのか、何ができるようになることを目指しているのかを、学ぶ人自身が意識することが大切だ思います。
 単なる受け身の授業、覚えてテストで再現するだけの学習では意味がありません。
 野高生の皆さん、先生が授業のねらいを説明してくれるでしょうが、自ら「これを学んで、こんな力をつけるぞ!」と考えてみましょう。
07:40
2019/11/27

野高の歴史と未来

| by 野幌高校校長
 本校の70周年記念事業を進めるため、同窓会、新旧PTA、職員による実行委員会がありましたが、11月22日に最終の会議を行い、散会しました。
 集まった皆さんの「よかった」「ありがとう」のことばを聞きながら、私もこれまでを振り返り、様々な思いが込み上げてきました。
 私が様々な資料を読んで、最も忘れがたいのは廃校の危機です。
 22日も農業高校時代の先輩が熱く語っていました。
 戦後の復興、そして急速に工業化が進み、社会が変化して農業後継者が減少する中で、野高はなくなるピンチを迎えました。
 しかし、OBや地域の人たちが「野幌から高校をなくしてはいけない」との強い思いで教育委員会などに働きかけ、普通科に学科転換した上で存続することになりました。
 それがなければ、本校の歴史は終わっていたのです。
 私は本当にありがたく思います。野幌高校があってよかったと思います。
 今後、少子化と人口減少が進むでしょうが、本校はずっと存続してほしい。そのために、現状維持ではなく、未来に向けて、今できることをやっていきたいと思います。
 野高生の皆さん、私たちの日常の一つ一つが未来につながっています。
07:50
2019/11/26

テスト以上に日常

| by 野幌高校校長
 テストが終わりました。
 結果はどうですか。いいえ、点数よりも、学びに向かう姿勢はどうでしたか。
 テストは単に点数を出して終わるものではなく、自分のよい点とわるい点をはっきりさせるためのものです。
 何がよいか、何がわるいかが明らかになりましたか。
 学習内容のことももちろんあります。・・・前置詞はわかっていたが、関係代名詞はわかっていなかった。
 理解度に係ることもあります。・・・産業革命のことをわかっていたつもりだったが、知識を暗記しただけで深く理解していなかった。
 応用力に関係することもあります。・・・計算問題はできたが、文章題はできなかった。
 そして、最も大切なことが、学びに向かう姿勢です。姿勢を整える力です。
 やる気がないときに、どんな手を打つか。
 疲れているときに、何をするか。
 集中力がなくなったときに、どう工夫するのか。
 それは高校を卒業してからも大切なことなのです。
 ですから、テストがないときも、学びに向かう姿勢を自分で評価し、改善しようとするアクションが必要です。
 野高生の皆さん、大事なのは日常です。
07:48
2019/11/25

教師になりたい

| by 野幌高校校長
 先日、日本とミャンマーで学習塾を経営する会社による、5歳から12歳までの「子供の将来なりたい職業ランキング」を見ました。
 日本は、
1位 パティシエ
2位 サッカー選手
3位 ユーチューバー
4位 警察官
5位 医師・歯科医
 です。皆さんは小学生の頃、何になりたかったですか。

 ミャンマーは、
1位 医師・歯科医
2位 エンジニア
3位 教師
4位 芸術家
5位 歌手
 です。随分違いがあります。子どもたちの、そして国の状況の違いを反映していると思います。

 その上で、私は、「3位 教師」がうらやましいです。
 私には教師としての職業観がありますから、その職業を子どもが夢として憧れるなら、やはり嬉しいと思います。
 野高生の皆さんが、今の日本の教育の課題や教師を取り巻く環境についてどの程度知っているかはわかりません。しかし、私としては子どもたちが教師を目指し、教師になって未来の社会に貢献してほしいと思っています。子どもたちが教師に憧れるような環境であればよいと思います。
08:14
2019/11/22

2:6:2

| by 野幌高校校長
 先日、ブログに「心が折れる」について書きました。
 私自身は心というか、自分のことを「私一つ」ではなく「私10」で考えています。
私の中に「10」ある。
 10のうち、「2」はよいものです。「6」は普通です。そしてまた、「2」はわるいものです。
 つまり、私は「2:6:2」なのです。わかりますか。
 私の中に、よいと普通とわるいがあるのです。
 私が一人の人間として、よいときは、「よい2」が力を発揮していて、「普通の6」が協力している。「わるい2」は邪魔をせず、黙っている。
 私がわるいときは、「わるい2」が活躍し、「普通の6」が引きずられ、「よい2」が「わるい2」を抑制できない。
 そう考えます。
 私がよくて調子に乗っているとき、「わるい2」の存在を忘れないようにします。
 私がわるいときは、自分を見捨てず、「よい2」を目覚めさせるように努めます。
 どんなときでも、打つ手があります。
 私は「心が折れた」と思わず、「2:6:2」の自分をどうしようかと考えます。
 野高生の皆さん、私の話は理屈っぽいかもしれませんが、自分の心、自分のことをどう考えるかは大事なことだと思います。
 テストも今日で終わりです。是非、本を読んだり、映画を観たり、人と話をしたりしながら「自分とは何か」「自分とどう向かい合うか」を考えてみてほしいと思います。
07:30
2019/11/21

さっぽろ創世スクエア

| by 野幌高校校長
 さっぽろ創世スクエアは、札幌の街の中、北1条西1丁目、創成川に面した複合施設で、2018年10月にオープンしました。
 高層棟と低層棟から成り、後者には札幌文化芸術劇場(hitaru)、札幌文化芸術交流センター、札幌市図書・情報館、カフェやレストランがあります。
 昨夜、hitaruでは井上陽水のライブがありました。
 残念ながら私は行けませんでしたが、井上陽水と言えば、私の中学時代のアイドル、スーパースターであり、その影響があり、私はフォークギターを買ったのでした。
 皆さんも「少年時代」は知っているのではないでしょうか。
 とにかく、この建物のスペースは広々としていて、読書や仕事をする机と椅子が多くあり、私は大好きです。
 図書・情報館では本の貸し出しは行っていませんが、読みたい本が数多くあります。 図書カードを使って座席の予約をし、いつもと違う環境で仕事をすることができます。
 野高生の皆さん、明日でテストも終わりますが、札幌の街に行く用事があるとき、是非寄ってみてください。私たちは様々な過去や考え、思いを抱えて生きていますが、本が私たちを自由にしてくれます。
07:49
2019/11/20

シャープペンシルの芯

| by 野幌高校校長
 「心が折れました」と生徒から初めて聞いたとき、とても驚いたことを覚えています。かなり前のことです。
 心は目に見えないものですから、それは比喩です。
 私は「折れるもの」として、シャープペンシルの芯を連想しました。扱いを間違うとよく折れていて、最も身近にある「折れるもの」でした。
 心について、それまで私が知っていた比喩は「心の扉」「心のドア」「心の襞」「心のスイッチ」でしょうか。
 今でも「折れる」という表現は、私には抵抗があります。
 「たかがことば、されどことば」と言いますが、心がシャープペンシルの芯や木のように「折れるもの」とはとても思えないのです。
 もちろん、実際には「折れた」ぐらい、傷ついた、つらい、落ち込んでいるということなのだと思います。
 「折れた」というと、修復不可能、金属の棒でも入れる大手術が必要という感じがしますが、必要なのは、休むこと、整えること、リフレッシュすること、違う考えに触れることなどではないでしょうか。
 野高生の皆さん、テストで折れてはいませんよね。間違っても、「折れた」と打ちひしがれ、思考停止、行動停止になるのではなく、できることをやりましょう。
 打つ手は常にあります。

08:21
2019/11/19

テストで大切なことは何?

| by 野幌高校校長
 今日から三年生、明日から全学年が後期中間考査です。
 野高生の皆さん、目標の点数、よい点数がとれればよいですね。
 点数をとるためには、知識の定着と活用が必要です。本当に習得しているかどうかが問われます。
 しかしながら、学力の定義には、もう一つ「学ぶ姿勢」があります。
 それは知識とその活用のように、直接点数に反映されるわけではありません。
 でも私は、学ぶ姿勢こそが一番大切だと思います。
 テスト勉強もテスト中も含めて、学びに向かう姿勢が問われます。
 あきらめそうになったとき、どうするか。
 わからないことがいっぱいあることに気づいたときに、どうするか。
 時間が足りないと気づいたときに、どうするか。
 計画どおりに進まずイラッとしたときに、どうするか。
 学びの姿勢をよくしながら、学習内容の習得に努めていくのがよいと思います。
 まさに、がんばり・なべり・ふんばりの三ばり精神を育む機会です。
 ピンチだ!と思っても、必ずできることはあります。
 健闘を祈ります。
08:02
2019/11/18

話し合いながら学ぶ

| by 野幌高校01
最近見た授業のいくつかでは、話し合いの時間がありました。ペアワーク、グループディスカッションです。
一人では気づかないことに、話し合うと気づきます。
刺激を受け、自分からは出てこないものに目を向けることができます。
もちろん、一人でがんばるときもあり、そのときは、他人に頼らず、失敗を恐れずにやっていかなければなりません。
しかし、世の中に出ると、一人でやることと他人とやることの組み合わせで物事は進んでいきます。
一人でがんばったことが、他の人にうまくつながっていくとより生産的になります。
人と一緒にやることで、一人では苦しい困難を乗り超えていくことができます。
野高生の皆さん、学校って、社会で生きるための大切なトレーニングをする場所ですね。
今週は定期考査。一人で、そして一緒に挑みましょう。

07:30
2019/11/15

休んでください

| by 野幌高校校長
 見学旅行が無事に終わり、お別れするとき、相手が生徒であれ、先生であれ「ゆっくり休んでください」と声をかけました。
 でも「休む」ってどういうことでしょう。
 休みの日に、いつもより長い時間寝ると、かえってリズムが崩れると言います。
だらだらとテレビを見たり、いつまでもスマホをいじったりしていると、脳に刺激を与えているので、疲れはとれません。さらに、座る時間が長いと体にも頭にもよくないようです。
 私は休むことはむしろ整えることだと思います。調子をよくすることだと思います。
 大事なことは、自分はどうすれば落ち着くのか、心や頭が整うのか、調子がよくなるのかを知ることではないでしょうか。
 私の場合は、走れば落ち着きます。旅行の次の日も走りました。
 集中して本を読むと、落ち着きます。
 ヨガをしたり、ヨガでなくても呼吸を深くして身体の力を抜くと、落ち着きます。
 音楽、美味しい水やコーヒー、食事を楽しむこと、文章を書くこと。
 つまり、時間の長さではないのではないでしょうか。
 私は帰りの飛行機の中で寝ていました。眠りに入りながら、旅行を振り返り、翌日やるべきことを確認していました。
 振り返ること、見通すことも私を整えてくれます。
 どうすれば整うのかは、年齢や環境によっても変わります。
 野高生の皆さん、自己を整えることは生きている限り続く大事な探究の一つのテーマではないでしょうか。
07:30
2019/11/14

エディ・ジョーンズ

| by 野幌高校校長
 エディ・ジョーンズ。ラグビー日本代表の元ヘッドコーチ。現在はイングランドのヘッドコーチです。
 彼は練習について、こんなことを言っています。
 「ラグビーでも4時間、5時間と練習するが、問題は選手の意識。どうやって向上していこうかというより、その場をどう乗り切ろうかと思っている」
 つまり、単に与えられたメニューをこなすだけ、その場しのぎ、マニュアルに従うだけになっていないかと。
 何でもそうだなと思います。
 自分の心身と頭が整っていないと「その場しのぎ」が目的になってしまいます。
 「何のためにやるのか」「これをやって、自分がどうなりたいのか」ということを見失ってしまいます。
 私も締切に追われたり、急に様々な用事ができて予定のスケジュールが狂ったときは特に気をつけなければならないと思います。
 野高生の皆さん、テスト一週間前に入っています。目的を確かめてくださいね。
07:50
2019/11/13

札幌開催

| by 野幌高校校長
 日曜夜のNHK大河ドラマ「いだてん」は本当に面白いです。
 戦前から戦争へ、そして戦後へと物語は進みました。
 日本の社会に「スポーツ」や「オリンピック」の文化が広がっていきました。
 ドラマティックな展開で決まった1940年の東京オリンピックは幻となります。
 「柔道の神様」こと、嘉納治五郎がどんなに無念だったことか。
 戦争によって選手生命も、命そのものも失った人たちがいます。愛する家族との別れがあります。
 戦火で瓦礫、廃墟と化した作りかけの建造物が無様な姿をさらします。
 そして、戦後の混乱を乗り越え、再び勝ち取った1964年の東京オリンピック。
 悲劇も歓喜もあるドラマを涙なしには見られません。

 さて、2020年東京オリンピックのマラソンと競歩が札幌で行われることになりました。東京都の思い、札幌の準備態勢など様々な困難があるでしょうが、私としてはとても楽しみです。一目でも見たい。ほんの少しの時間でも雰囲気を味わいたい。可能なら、ボランティアで協力をしたい。
 野高生の皆さんは、札幌でのマラソン開催についてどう思いますか。
07:30
2019/11/12

ありがとう

| by 野幌高校校長
 70周年記念式典の特別講演の石川尚子さんによると、「最強の言葉」は「ありがとう」でした。
 外国人に聞く日本語の人気ランキングでも「ありがとう」が一位です。
 そして、「一日、ありがとうを三十回言ってみよう。人生が変わるよ」が、石川尚子さんの教えです。
 「見学旅行でやろう」と生徒にも勧めながら、私もトライしました。結果は31、30、32、35でした。
 カウンターを持ち歩くわけではないので、ひとりになった時に「ああ、5回だったな」と加算しました。
 十回は楽勝で、百回は無理です。
 三十回がちょうどいい。不思議です。
 「最強のことば」を意識していると、他の人たちの会話の「ありがとう」が耳に入ってきます。うらやましくさえ感じて、意識をそのやりとりに向けます。
 やはり、いい感じです。よい響きで、「ありがとう」はやはり特別だと思います。
 「ありがとう」を口にするためには、人と関わる必要があります。
 いらいらしていたり、人のわるいところばかりに目を向けていたり、心を閉ざしたりしていると、「ありがとう」と言えません。
 野高生の皆さん、「ありがとう」を大事にしたいものです。
07:30
2019/11/11

三配り

| by 野幌高校校長
 見学旅行の結団式で、「三配り」の話をしました。
 目配り、気配り、心配り。
 第一に目を配ること。私たちは、何ともなしに目を開けて眺めていますが、そうではなく、能動的に見ること。人が話しているときは、その人を見る。公共の場にいるときは、周囲を見る。危険があるときは、そこに目を配る。
 自分の考えや思いが、世界の中でどうなっているだろう。伝わっているのかどうか。適切なのかどうか。それを判断するためにも、見るしかありません。見ないならば、独りよがりです。
 第二に気を配ること。社会で他人と暮らしていくために必要な気配り、気遣いがあります。何か困っているのではないかと気を配り、声をかける。うるさいのではないかと気にして、声を小さくする。狭いのではないかと気にかけ、少し左にずれる。
 第三に心を配ること。思いやりの心、感謝の心、お互いの人格を尊重する心、美しいものに憧れ崇高なものを畏れる心、素敵なものを素敵だと素直に思う心、民主主義を発達させようとする心、、、人間ならではの、人間らしい心というものがあるのではないでしょうか。
 「三配り」が完成することはないと思います。
 野高生の皆さん、一緒にやってみましょうか。
07:30
2019/11/08

柱くぐり

| by 野幌高校校長
 見学旅行最終日は奈良。
 世界最大級の木造建築物、東大寺。南大門の阿吽(あうん)、すなわち阿形と吽形の金剛力士像。そして大仏。
 見上げ、その大きさに圧倒されます。
 大仏殿の柱の一つに大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴があり、くぐるのに無病息災のご利益があると言われています。私が行った中では一番空いていて、何人もの生徒がチャレンジしました。引っ張られる人もいましたが、くぐれてよかったです。
 実は私もやりたかったのですが、がまんしました。
 野高生の皆さん、今度チャンスがあったら、生徒を差し置いてやってしまいます。



07:30
2019/11/07

竹林、金閣寺、二条城

| by 野幌高校校長
 見学旅行三日目の昼食は嵐山。そして、ゆっくり竹林まで散策しました。保津川下りの時間短縮のお陰で余裕ができてよかったです。時間に追い立てられるような旅はしたくないですね。
 金閣寺は何度見てもきれいです。光り輝き、鏡湖池に映るさまも美しかったです。
 極楽浄土を信じているわけではありませんが、金色には魅力があります。
 生徒の皆さんが熱心にスマホを向けている姿がよかったです。
 二条城は徳川家康の宿泊所。大きな広間に障壁画(複製ですが)が飾られています。何と言っても、1867年15大将軍徳川慶喜が大政奉還を表明した場所です。日本の歴史が江戸から明治へと大きく動きました。
 生徒は鶯(うぐいす)張りの廊下を歩きながら、歴史で学んだことを思い出していたでしょうか。
 野高生の皆さん、私は一年ぐらい京都で暮らし、じっくりと寺社を味わいたいです。



07:30
2019/11/06

保津川下り

| by 野幌高校校長
 見学旅行三日目、京都で保津川下りをしました。
 前日前々日は水量が多すぎて中止でした。
 白状すると、私はあまり乗り気ではありませんでした。
 亀岡まで行き、嵯峨嵐山まで、一時間半の川下り。
 私としてはその時間が惜しい。お寺を二つぐらい回る方がよいと思っていました。
 しかし、いざ乗ってみると、保津川峡谷の景色に魅了されました。周りの山々、流れ落ちる水、多様な岩の姿、鳥たち、鉄橋。通常よりもスピードが出て、16kmを一時間で下りました。
 船頭さんたちもカッコよく、気さくな感じで、見どころを教えてくれました。
 昔から物資が輸送されていて、観光用は明治28年から始まったとのことで歴史があります。
 本当に楽しかったです。
 ただ、「スーツ姿でも濡れない、大丈夫」と聞いていたのですが、実際には何度か水が上から横から飛んできて、ずぶ濡れになってしまいました。靴も服もしばらく濡れていて、ちょっと辛かったです。
 でも、自然美とスリルを満喫したので、よかったです。
 もしまた乗ることがあれば、しっかり水対策をします。
 野高生の皆さん、お勧めします。



07:30
2019/11/05

道路が狭い

| by 野幌高校校長
 東京では全員で浅草に行った後、班別の自主研修でした。スカイツリー、原宿、お台場、秋葉原、新大久保、池袋、チームラボなど、それぞれに楽しんだと思います。
 東京駅で集合し、新幹線で京都へ移動しました。
 旅館の前にバスを止めることができないので、大きな通り、御池通で降り、旅館まで歩きます。
 何度来ても、道路の狭さに驚きます。人や自転車、車の動きも違います。
 私は経験があるので、違いを踏まえて行動できますが、初めてだと適応が難しいです。
 「違いがあるのではないか」という意識がなければ、気をつけることができません。
 これは頭でわかることではなく、経験して学べることです。
 野高生の皆さん、やはり経験です。新しい経験をすることが必要です。
07:25
2019/11/01

門限25分前に

| by 野幌高校校長
 ディズニーランド&シーと宿泊した東京ベイ東急ホテルは離れています。送迎バスを使います。夜ということもあり少し心配しましたが、門限25分前に全員集合しました。
 見学旅行中、何度も集合する場面がありましたが、全体的に時間を守れていました。遅刻し反省文を書くことになった生徒も十名ほどいましたが、それもまた勉強です。
 失敗には必ず原因があります。
 しおりを見ていなかったのか、変更の話を聞いていなかったのか、メモをしなかったのか、他人任せだったのか、見通しが甘かったのか。
 しかし、失敗しない人などいません。失敗を失敗と認め、失敗の原因を明確にし、二度と繰り返さないこと。
 それができればよいのです。
 時間を守った人たちが待たされてイライラするようなことはありませんでした。
 日常生活でもできると思います。
 野高生の皆さん、成功と失敗ではなく、学びがあるだけです。いっぱい学びましょう。

07:40
2019/10/31

ディズニーランドで雨に濡れる

| by 野幌高校校長
 「備えあれば憂いなし」。私がよく思い起こし自分に言い聞かせることわざの一つです。
 私は使う可能性があるものを全て持って移動することが多いです。
 鞄が重くなりますが、仕方がありません。
 それなのに、今回の見学旅行で私はカッパを持っていきませんでした。
 「どうせ、並んで乗り物に乗ることはないから」と思い、傘だけでした。
 天気予報が「一時雨」から「強い雨」に変わったことに適切に対応するべきでした。
 羽田空港からバスで移動しているときは小降りになっていたのですが、ディズニーランドの駐車場に入るや否や、激しい雨になりました。
 傘は全く役に立たず、横から雨が飛んできて、すっかりびしょ濡れになってしまいました。
 建物の中でお土産ものを物色していましたが、雨の強さは変わらず、白く煙って見えるぐらいでした。
 「せっかくだから、一つぐらい乗り物に乗ろうかな」と思い、カッパを買い、外に出たら晴れました。
 やはり、「備えあれば憂いなし」。結局、迷った末、何も乗らずにホテルに向かったのでした。
 野高生の皆さん、よく使うことわざがありますか。



07:30
2019/10/30

見学旅行終わる

| by 野幌高校校長
 25日~28日の見学旅行が無事に終わりました。私も団長として引率しました。ホームページを使えなかったので、「創立70周年記念式典」のフェイスブックを活用し、写真をつけて投稿していました。
 これをお読みになっていて、フェイスブックを使っている方は是非ご覧になってください。
 初日のディズニーランド&シーでは強い雨に見舞われましたが、2、3時間経つと止み、空いていたため、あり得ないくらい並ばずにアトラクションを楽しめたようです。私は乗りませんでしたが。
 それ以外は天気は問題ありませんでした。
 京都では二日連続で震度1の地震があり、気を引き締めましたが、大きな地震は起こりませんでした。
 交通面のトラブルもなく、病院にかかるような病人も出ず、生活面も良好で、とても気持ちのよい、楽しい見学旅行でした。
 二年生の皆さん、二日間、ゆっくり休んで、あるいはむしろ少し身体を動かして整え、木曜からまた充実した野高生活を送ってください。
07:55
2019/10/29

ラグビー

| by 野幌高校校長
 ラグビー、面白いです。
 にわかファンです。日本の試合はもちろんエキサイトしながら観ました。他の試合も少し観ています。
 長いこと、サッカーファンであるため、最初は「手で持っちゃいけない!」とついつい思ってしまい、スクラムにも違和感がありましたが、慣れました。
 ルールはなんとなくわかりましたが、まだ自信はありません。
 それにしても、日本の「One Team」の闘いぶりに感動しました。
 また、選手のことばも素晴らしいです。何年もの間、積み重ねてきたハードな練習と命がけの勝負に裏打ちされた、力強さがあります。
 アイルランド戦のとき、新聞で紹介されていたことばが印象に残りました。
 ラブスカフニ
  「周りに無理だなんて言わせるな。欲しいものを取りに行け」
 中村
  「積み上げてきたものがある。うわべだけではなく、本心から勝てる感じはあった」
 マイケル・リーチ
  「多様性がある日本の強さを示したい」
  「勝ちたいというメンタリティーと、勝てるという自信が一番」

 私には勝負事はありませんが、心に突き刺さります。本物です。
 野高生の皆さんは、ラグビーの試合、どれぐらい観ていますか。
07:30
2019/10/28

紅葉

| by 野幌高校校長
 振替休日の21日、定山渓までドライブしました。
 快晴で、空の青は優しい色でした。山々の紅葉が見事でした。おそらく、人生で最も紅葉を楽しんだ一日になりました。
 私が自然の中に身を置くのが好きになり、自然の景色に本当に感動するようになったのは、40代半ば以降です。
 教頭になって壮瞥町に行ったことが決定的でした。
 年をとるとできなくなることも多いのですが、新しい楽しみを獲得することもあります。
 デジタル機器が周りにあふれ、それを使い仕事をしますが、0か1ではない、簡単に区別できないアナログの世界こそが深い喜びを味わわせてくれるように思います。
 若い野高生の皆さん、校長の言っていることはぴんと来ないかな。デジタルではないもののよさ。どうでしょうか。
07:35
2019/10/25

今シーズンのラストラン

| by 野幌高校校長
 20日、北海道ロードレースというランニングの大会に出ました。
 今年最後のレースでハーフマラソンです。
 地下鉄真駒内駅から真駒内公園まで紅葉が見事でみとれました。
 走る前は色々と考えてしまいます。プランは決めていたはずなのに、迷います。
 様々な邪念、雑念が出てきて、緊張します。
 脚をけがして見学旅行に行けなくなって迷惑をかけたらどうしようと不安になります。
 でもやるしかないのです。
 走り始めると、自然とコントロールできる感覚がありました。8から9の力で調整して走れました。折り返してからも三ばり精神でそれを続け、ラストの4kmは、9から10の力で走り、完全燃焼しました。
 二週間前より7分ほど早く、ラストが今シーズンベストだったので、大満足です。脚も大丈夫です。
 今日からの見学旅行も無事行けます。
 野高生の皆さん、スポーツの秋ですね。
07:30
2019/10/24

吹奏楽部定期演奏会

| by 野幌高校校長
 22日、吹奏楽部第20回定期演奏会を鑑賞しました。昨年、数年ぶりに復活し、今年は野幌公民館です。
 部員は8名。少人数ゆえの苦労がいっぱいあるでしょう。それでも、力を合わせて演奏を作り上げ、素晴らしいと思います。
 私は素人ですが、テンポを合わせ、音の強弱をバランスよく演奏するのは難しいのだろうと想像します。
 感心しながら楽しみました。
 そして、OB・OG20人が加わっての合同ステージ。迫力があり、感動しました。同窓の方と現役生徒が一緒に演奏するなんて、嬉しいです。
 野高生の皆さん、芸術の秋ですね。
07:40
2019/10/23

茶道

| by 野幌高校校長
 22日、裏千家の「学校茶道交流茶会」に参加しました。
 26校の学校が参加しました。
 最初に、本校茶道部の生徒にお手前をしてもらいました。
 次に、札幌東高校の生徒にお手前をしてもらいました。
 それぞれ、品を感じました。静けさを共有できました。
 私はルールやマナーがわからないため、やや緊張していましたが、お茶の先生方から優しくにこやかに教えていただき、とても楽しむことができました。
 茶室の雰囲気、掛け軸、お花、器、名前を覚えられない他の用具たちも素敵でした。
 野高生の皆さん、歴史があるものを習える、身をもって体験できるというのは素晴らしいことですね。
07:40
2019/10/17

テリー・フォックスラン in 札幌

| by 野幌高校校長
 13日、テリー・フォックスラン in 札幌に参加しました。
 ガン研究の資金を集めるためのチャリティイベントです。
 場所は、地下鉄澄川駅徒歩10分の北海道インターナショナルスクール。
 グラウンドのトラックを45分間走りました。
 主催者代表の話によると、昨年のイベントに参加しガンで亡くなった方、今年参加しこれから手術をする方がいるそうです。また彼女の同僚も二年前にガンで亡くなったとのこと。
 テリー・フォックスがガンで1981年に亡くなってから約40年、ガン研究は進み、多くの薬品や治療法が生まれ、治る率も上がりました。しかし、まだまだガンで亡くなる方がいます。
 テリー・フォックスが一切スポンサーをつけず、一人の人間として、143日間毎日マラソンの距離を走って募金を集めたことがカナダで、そして世界中で受け継がれていることにあらためて感銘を受けました。
 寒い日でしたが、音楽の生演奏もあり、小さな子も中学生も大学のトップクラスのランナーも私のような老人も実に様々な人が一緒に走るハートフルなイベントでした。
 野高生の皆さん、本気で信念を持って行動した人の生きざまに触れると、人生は変わりますね。
07:30
2019/10/16

カラヴァッジョ展

| by 野幌高校校長
 12日、北海道立近代美術館のカラヴァッジョ展へ行きました。
 カラヴァッジョは、16世紀末、北イタリアのミラノに生まれ、ローマに出て成功を収めました。しかし、絵画同様、彼の人生も型破りであり、素行が悪く、殺人も犯し、逃亡する身となります。流浪中も深い闇をたたえた黒が印象的な傑作を生み出し続けますが、38歳で人生の幕を閉じました。
 激しく強い絵です。明暗が強烈です。人物が生々しくドラマティックで、物語の山場のワンシーンを切り取ったような場面を描いています。目が釘付けになります。静かに鑑賞し味わうことを許さない荒々しい力があり、虜(とりこ)になってしまいます。
 野高生の皆さん、芸術の秋です。図書館や江別の蔦谷書店、札幌市民交流プラザの札幌市図書・情報館に行くと、様々な画家の画集があります。手に取ってみてはいかが。思いもかけず、世界が広がるかもしれません。
07:40
2019/10/15

市川草介さん

| by 野幌高校校長
 11日、MORIHICO.CEOの市川草介さんのトークショーへ行きました。場所は、札幌の新道東駅前店。市川さんが初めての本「カフェがなくなったら・・・」を出版した記念トークショーです。
 MORIHICO.は、もともと「森彦」で、円山の裏参道近くの喫茶店です。現在13店舗あります。

 私は高校でコーヒーを飲み始めました。もちろん、ブラックで、砂糖もクリームも入れません。
 「もちろん」というのは、40年前、大人になることの一つに、コーヒーをブラックで飲むことがあったからです。
 そんな高校生はもう今はいないでしょうか。
 それ以降、私はコーヒーがなければ生きていけません。
 コーヒーや喫茶店をめぐる思い出は限りなくあります。

 現在好きなコーヒー屋さんの一つがMORIHICO.です。
 MORIHICO.の13店舗は、お店の雰囲気、コンセプトが一つ一つ違っていて、面白いです。
 椅子が座りやすいわけでも、テーブルが使いやすいわけでもありません。
 カップも持ちにくいときがあります。
 でも、妥協のない、個性的な美意識が気持ちよいのです。

 初めて市川さんにお目にかかり、たたずまい、語り口が独特でますます気に入りました。
 機能性、実用性よりも、意味、価値、ストーリーを重視する考え方、生き方が魅力的です。
 野高生の皆さんは、ブラックコーヒーを飲みますか。こだわりの豆なんてありますか。お気に入りの喫茶店、カフェはありますか。
07:15
2019/10/11

身体はわからない

| by 野幌高校校長
 この前の日曜日、やや不安のあった左脚ふくらはぎのことですが、月曜軽く走り、雨のため火水休み、木金とまた走りましたが、すっかりよくなりました。違和感がありません。13日にテリー・フォックスランがありますが、チャリティーマラソンで無理はしないとは言え、よい状態で臨めそうです。
 自分の身体なのですが、よくわかりません。機械ではないので当然かもしれませんが、不思議です。何が幸いするのか、何の拍子に痛めるのか、わかりません。わからないと不安になりそうですが、そういうものなので不安になっても仕方がないのでしょう。
 わからない自分の身体とどうつきあうかを学び続け、探究を続ける必要があるのだと思います。
 思い起こせば、私は子どもの頃は今以上に緊張しやすく、心臓の鼓動が早くなり、顔も真っ赤になっていました。
 体育が苦手で「真似してやってみて」と言われてもできず、「力まないで」と言われてもどうすれば力を抜くことができるのかわかりませんでした。
 すごく悩んでいました。
 それに比べれば、今はまだマシです。少しはコントロールできます。
 悩みを克服する、弱みを何とかするのには時間がかかりますが、年数とを重ね経験を積むと、何とかなります。
 野高生の皆さん、わからない身体と粘り強くつきあっていきましょう。
08:06
2019/10/10

生卵とゆで卵

| by 野幌高校校長
 8日「命の授業」として「デートDV防止講座」がありました。
 「暴力を選ばない、暴力を選ばせない」意識と環境づくりを目指して活動しているNPOピーチハウスの志堅原(しけんばる)郁子さんと齋藤寛子さんに講師としてお越しいただきました。
 尊重、リスペクトとは、「上下の関係をつくらないこと」「それぞれが”決めること”ができること」であると説明していました。
 生卵とゆで卵にたとえて、二つの生卵のように白身が混ざり合ってはいけないという話が印象に残りました。
 お互いに好きで、関係が深まっていくと、独占したいという気持ちが出てきます。全て自分の思うようであってほしいと願ってしまいます。もともと別々の人間ですから、そうなるはずはないのですが、自分の勝手な感情をセーブできないと、乱暴な言動につながる可能性があります。
 恥ずかしながら、私も青春時代を振り返ると思い当たることがあります。嫉妬に狂いそうになったこともありますね。
 野高生の皆さんは、どんな感想を持ちましたか。
07:30
2019/10/09

何を振り返りましょうか

| by 野幌高校校長
 70周年特別記念講演の生徒の振り返りシートの全てに目を通しました。そうするつもりはなかったのに、思わずまとめてしまいました。
 野高生の皆さん、後期始業式でも振り返りましたが、何度でも振り返ってほしいです。
 私たちは、知らず知らずのうちに、様々なことを振り返っています。
 私は気がつくと過去のマイナスばかり振り返っていることがあります。
 それよりも、感動した話、ことば、絵画、映画、音楽、出来事を振り返り、深く思い出そうと意識を働かせることの方が楽しいです。
 どうせ振り返るなら、楽しい振り返りを心がけたいものです。

石川尚子さんの講演の振り返りシートのまとめ(校長編集版)
*お礼のことば、多数でした

【一年】
・「ありがとう」はとても素敵な言葉。大切にしたい。
・「事実は一つ、解釈は無限」が印象に残った。
・物の見方、考え方が変わった。
・「こうなりたい」と思うだけではなくて行動に移さないと何も変わらない。
・自分はネガティブに考えがち、マイナスの言葉を吐きがち。変えたい。
・次回サイン会行きます。
・飛行機の話が印象的。そう考えられる人になりたい。
・ポジティブに考える力を伸ばして幸せになりたい。
・また野幌高校へ来てください。
・「なりたい自分」を見つけたい。
・人に言っていることは必ず自分に別の形で返ってくると思った。
・「プラス言葉を言ってください」と言われて、何も出てこなくて自分で驚いた。自分がマイナスなことばっかり考えていたんだと気付いた。
・「夢は叶えるもの」という言葉が印象に残った。
・プラスの言葉を言うと笑顔になれるとわかった。
・自分は過去のことで悩んでいたので、過去のことはもう手放して生きていこうと思います。
・自分と一番コミュニケーションしていたのか、と驚いた。
・やる前から諦めてはいけない。なんでもトライすることが大事なんだと思った。

【二年】
・あまり「ありがとう」とちゃんと言ってこなかった。これからはちゃんと言うようにしたい。
・「なりたい自分」になるのは簡単じゃないし努力していかなきゃならないけれど、諦めないで頑張ろうと思った。
・やりたいことがあったら「自分ならできる」と言い聞かせてがんばろう。
・未来はどうなるかわからないと思った。
・自分が思っていることが自分に影響を与えているのはその通りだと思った。
・「失敗したらどうしよう」ではなく、これも経験だと考えたい。
・過去は過去だと思うようにしたい。
・過去より今が大事。今を大切にしようと思った。
・今まで相手の良いところを見つけようとしていなかったので、もっと相手のことを好きになれるようにして、マイナスなことではなくプラスのことを考え楽しく生活できるようにしていきます。
・講演を聴いて、自分が考えていることがとても惨めでつまらないものなんだと思いました。これからはマイナスな見方を変えてプラスにして生きていけたらいいなと思いました。
・たくさんプラスの言葉を探して使おうと思います。
・人に言ったことは自分に返ってくるんだな。
・石川さんのようになりたい。
・講演を聴いて、将来、他人に迷惑をかけないポジティブな人物になろうと思いました。
・うまくいかないことがあっても落ち込むのではなく前向きに物事を考えていこうと思います。
・私は「つまらない」「ひま」「疲れた」ばかりなので、考え方を少しずつでも変えてみようと思った。
・自分は色々なことですぐに諦めがちだったので、あきらめるのではなく、どのようにすればできるのかを探すことが大事だと思った。
・見方を変えること。自分の一つの観点でしか物事を捉えられないと柔軟な対応ができない。捉え方を変えれば成長できる。
・木の上のボールを取る方法はいくつもあるように、目標に向かって努力する方法は無限大にある。
・プラスの発言で自分を勇気づけていきたい。
・石川さんのお話を聞いているだけで、自信に満ち溢れてきました。
・今度個人的に色々なことを話したいです。

【三年】
・1.00では何も変わらないが、1.01や1.02なら少しずつでも変わっていける。
・ネガティブなことを言ったり思ったりしていると、本当にそういうふうになってしまって、つまらない人生になってしまうだろう。
・大人になるのが楽しみになりました。
・「ありがとう」が自分を助けてくれる言葉と知って驚いた。
・言葉の意味、重要性を考えさせられた。
・自分と一番コミュニケーションしていると聞いて、確かにと思った。
・初めて人生の変化を感じた講演だった。
・進路へのモチベーションが上がった。
・「言葉一つで変われる」って聞いて、私も変わろうと思いました。
・希望をもらいました。
・自分にマイナスの言葉をかけるのがクセになっていた。自分にも他人にもプラスの言葉をかけるよう心がけていきたい。
・事情があってもどかしい気持ちでイライラしていたが、講演を聞きつつ良い言葉を自分にかけてみたら気がついた時にはイライラが消えて清々しい気持ちになっていた。
・少し嫌な場面に遭遇しても捉え方によっては変わるということがわかったので大人な考え方をしたい。
・三年間で一番面白い講演だった。
07:30
2019/10/08

札幌マラソン

| by 野幌高校校長
 6日(日)札幌マラソンに参加しました。
 ハーフマラソンです。
 ひと月前の無謀なスピード走により、左脚ふくらはぎの肉離れを起こしたため、二週間走れませんでした。
 痛みがほぼ消えてから再開しましたが、前日軽くダッシュをすると違和感があり「まずいな」と思いました。
 また、この一週間何度か目まいがあり、やや体調に不安がありました。
 したがって、今回の目標は「ケガせず完走」でした。
 当日は涼しく、風もなく、絶好のランニング日和でした。
 スタートから速度をセーブしました。4km、8km地点でふくらはぎが「ピクッ」となり、こわくなりました。
 でも、石川尚子さんの講演を思い出し、マイナスの言葉を追いやり、ポジティブな気持ちを持つよう心がけました。
 ラスト6km地点で、経験上「行ける」と確信してスピードを上げ、ゴールしました。脚も大丈夫でした。Youtubeを見ながらテーピングをした効果が大きかったと思います。
 目標を達成すると、秋の空が清々しく、色づき始めた真駒内公園の木々が目を楽しませてくれました。
 心と身体が整った感じです。
 野高生の皆さん、どんな秋休みでしたか。
07:45
2019/10/07

江別市長 三好昇さま

| by 野幌高校校長
 70周年記念式典で、江別市長の三好昇さまからご祝辞をいただきました。
 創立以来の本校の歴史をたどり、市長として江別市の理念を語っていただきました。
 江別市に対する熱い思いが伝わってきて、江別市に位置する高校として、その使命や役割を十分に果たしたいとあらためて思いました。
 大切なのは、人がお互いの違いを認めつつ共に暮らすという共生、協働の考えです。
 違いがあるのは当然です。
 しかし、違いがあるからと相手の存在を否定する姿勢は、多様な人が集まって成り立っている社会の根幹を破壊することになります。
 江別市と同様、本校もお互いにリスペクトし合うことをベースに共に生きていくことを探究したいと思います。
08:43
2019/10/04

ラグビー部の伝統

| by 野幌高校校長
 70周年の祝賀会は期待を超える楽しさでした。参加された全員とお話しできなかったことは残念でしたが、「おめでとう」「式典よかった」という思いを共有できてうれしかったです。
 お話ししたある方は普通科の一期生でラグビー同好会を苦労して立ち上げたOBでした。
 卒業してから学校へ行ったことはありませんでした。
 たまたまホームページを見て70周年のことを知り参加したのです。来てみると、ラグビー部が存在し生徒ががんばっていることを知りとても感激しました。
 顧問の松浦先生を連れてきて、二人を会わせました。話しているうちに、ラグビー部の伝統が脈々と続いていることに感動し涙を流されました。
 私も、伝統が人を喜ばせ勇気づけることに感動しました。
 野高生の皆さん、70周年を機に歴史や伝統のよさを引き継ぎ、未来に向けて生かすことを考えてみましょう。
07:30
2019/10/03

鶴羽佳子教育委員さま

| by 野幌高校校長
 70周年記念式典では、北海道教育委員会の鶴羽佳子教育委員さまからご祝辞をいただきました。
 原稿を用意されていましたが、体育館で生徒の皆さんの雰囲気を感じ取り、すでに書かれたものを読み上げるのではなく、生徒の顔を見ながらご自身の思いを伝えたい!と思い、お話しになったとのことです。
 原稿なしで話をする方はいますが、その場で判断して、感じ考えたことを言うなんて、私はびっくりしました。
 そして、教育や北海道、子どもたちに対する優しく、温かく、熱い思いが伝わってきて、感動しました。
 場がぐっと明るくなるのがはっきりとわかりました。
 ご来賓の教育委員の方にそう思わせる生徒の皆さんって、すごいですね。
07:30
2019/10/02

野高生のチカラ

| by 野幌高校校長
 70周年記念式典では、司会が江面翔馬くん、伊藤未奈実さんでした。
 生徒会長の太田健汰くんの挨拶がありました。
 石川尚子さんへの謝辞は渡邊慶茂くんでした。
 ご来校なさった皆様から、お褒めのことばをたくさんもらいました。
 クリアファイルには、小西称生さんのイラストがあります。
 撮影は写真部。
 受付は生徒会役員。
 校舎周辺のゴミ拾いはボランティア部。
 会場設営を手伝ってくれた陸上部、バドミントン部。
 そして、前日清掃と当日参加の全ての生徒の皆さん。
 どうもありがとう。
 それなりにわかっていたつもりだったけれど、まだまだわかっていなかった野高生のチカラがありました。
 うれしいです。
07:30
2019/10/01

晴れ晴れ

| by 野幌高校校長
 70周年記念式典の28日、快晴でした。
 お集まりの皆様と生徒、職員の皆さんのお陰で、天気のように気持ちのよい式典になりました。
 校長室に戻られたご来賓や表彰者の方々にも口々に「とてもよかった」「生徒の反応が最高です」とおっしゃっていただきました。
 ありがたいことです。
 石川尚子さんの特別記念講演を生徒の皆さんと一緒に聴けたのが嬉しかったです。
 石川さんに問いかけられ、近くの同窓会の役員の方々と話し合いました。
 それもまた新鮮で、生徒の皆さんと同じことをやっているのが楽しかったです。
 一人になって、私はとても清々しく満ちた気持ちになりました。
 野高のお陰です。
 70周年のお陰です。
 多くの人が協力し応援してくれるお陰です。
 ありがとうございます。
07:29
2019/09/28

野高、HBD!

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、今日はHBDです。HBDは「誕生日おめでとう」の若者言葉として知られていると聞きましたが、本当ですか。
 式典では計6人のスピーチがあります。
 多いですね。
 おそらく、私を含めた全員が、野高の70年の歴史に触れると思います。
 重なる話もあるでしょう。
 しかし、それぞれの野高への関わり方は違っていて、その人ならではのことばがあるはずです。
 聞きながら、「これだ!」というフレーズをキャッチしてほしいと思います。
 式典と特別記念講演会、皆さんと一緒に祝い、楽しみたいと思います。
07:30
2019/09/27

カフェがなくなったら

| by 野幌高校校長
 9月の全校HRでは、北海道マラソンを見事完走した私の喜びの姿よりも、鮮やかな赤と黒のソフトクリームの写真が、生徒の皆さんの印象に残ったようです。「どこのソフトですか?」と何人かに聞かれました。
 JB ESPRESSO MORIHICO.のソフトでしたが、私はソフトもさることながら、ここのコーヒーが好きなのです。札幌に何ヶ所かお店がありますが、それぞれに空間のデザインがユニークで、とてもよい気分転換になります。
 そのMORIHICO.のCEOである市川草介さんが「カフェがなくなったら…」という本を出しました。市川さんのコーヒー、コーヒー文化に対する愛があふれていて、楽しく読めました。
「家で飲んだら安いのに、という考えが恥ずかしくなるぐらいのものをプレゼンテーションするのがカフェである」
 好きで、徹底的にこだわり抜いてカフェを経営しているからこそ言えることばです。
「ヴィジョンは未来を切り拓く唯一のカギなのだ」
 ヴィジョン(vision)とは、これからの、自分が望む姿です。
 何をしたいか、何を実現したいかということです。
 未来を切り拓く、つまり、過去にとらわれたり、現在にしがみついたりするのではなく、未来を自分にとってよいものにしていこうとするならば、こうなりたいというヴィジョンが必要です。
 市川さんはコーヒーやカフェの素晴らしさを伝えたい、そしてコーヒー大学を作りたいというビジョンや夢があります。
 コーヒー好きとしては、その大学に入りたいです。
 野高生の皆さん、何を見ますか。過去ですか、問題ですか、それとも、未来のヴィジョンですか。
 一緒にビジョンに意識を向けたいです。

07:54
2019/09/26

1150アクセス

| by 野幌高校校長
 昨日の朝から今朝にかけて、本校ホームページへのアクセス数は1150でした。
 生徒+職員数の約二倍です。
 何かとお忙しい中、様々な関心をもち、見ていただきありがとうございます。
 当たり前のことですが、物事を中から見るのと外から見るのでは全く違います。
 野幌高校の中にいる人間として、生徒のがんばり、よいところを存分に伝えたいと思っています。
 中にいても、全ては見られません。
 校長がわからない生徒の思い、苦労、行いがいっぱいあると思います。
 しかし、わからなくても感じることはできます。
 朝玄関前に立ち、昼廊下を歩き、夕方会った生徒に声をかけて感じるものがあります。
 感じると、自然と応援したくなります。
 教員として、大人として、生徒自身の、そして社会の未来に対し、前向きにさせたいという気持ちや使命感を感じます。
 結果的に、私自身が生徒によって前向きにさせられます。
 これが教育の仕事の素敵なところ、ありがたいところです。
 野高生の皆さん、ありがとうございます。今朝は秋晴れです。
08:52
2019/09/25

秋の始まり

| by 野幌高校校長
 私は二週間前の無茶な爆走のために左脚のふくらはぎが肉離れになっていましたが、痛みがほぼなくなり、やっとランニングを再開しました。
 気温がすっかり下がり、Tシャツと短パンでは走られなくなりました。
 秋です。読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、実りの秋、食欲の秋。空が澄み渡り、紅葉が目を楽しませてくれる季節です。
 自然や芸術、人の営みの美しさがしみじみと感じられる季節。
 今週末、28日には70周年記念式典が行われます。
 野高生の皆さん、心静かに歴史を振り返り、未来に目を向けましょう。
07:30
2019/09/24

ラグビーの文化

| by 野幌高校校長
 ラグビーワールドカップが初めて日本で開催されています。
 私はテレビで観戦し、すっかり、にわかラグビーファンです。
 長いことサッカーファンのため、「ボールを手で持ってはいけないだろ」とついつい思ってしまい、また、ルールもわかりにくく、野高に来るまではほとんど興味がありませんでした。
 しかし、本校にはラグビー部があります。そしえ、今回テレビで観てみると、迫力があり、独特な動きや人の関係が面白いです。
 ルールもだいぶわかってきました。
 ラグビーの文化にも惹かれます。
 一例は、所属協会主義。サッカーやオリンピックは代表資格に国籍がありますが、ラグビーは違うのですね。結果的に、今回の日本代表は、メンバー31人中15人が海外出身で、ニュージーランドとトンガは5人ずついます。
 札幌山の手高校出身の主将マイケル・リーチ選手は「人種に関係なく、同じ目標に向かう姿勢を見て欲しい」と言っています。
 現代は、違いがあると、それを嫌ったり、拒絶したり、敵対したりすることが少なくありません。しかし、目指すものを共有すれば、違いを超えて共存、協力できると思います。
 ラグビーからリスペクトの文化を学びたいです。
 野高生の皆さんは、ラグビー見ていますか。
07:45
2019/09/20

28日、迫る

| by 野幌高校校長
 来週28日(土)、いよいよ、本校70周年記念式典が行われます。
 昨年が70年でしたが、校舎の大規模改造工事が終わってからということで、今年が式典です。
 私はわくわくしています。同窓生はもちろんのこと、来賓の方、新旧保護者や旧職員の皆さん、近隣の高校の校長先生方など多くの方がお祝いに出席してくださいます。
 学校は授業日で30日が振替で休みになりますが、お集まりになる皆さんは土曜の休みの日にお越しくださいます。
 大変ありがたいことです。
 野高生の皆さん、思わぬところで、様々な方が見守り、気にかけ、応援してくださっています。
 感謝の気持ちでお迎えしたいですね。
07:30
2019/09/19

沿道観客になる

| by 野幌高校校長
 15日(日)、MGC(Marathon Grand Championship)が開催されました。
 東京オリンピックの出場を賭けた選考会です。
 私は、土日、明治大学の駿河台キャンパスで行われた教育イベントに参加していたのですが、すぐ近くがコースになっていて、イベントの前に行ってみると、すごい人混みでした。
 あとでニュースを見ると、トータルで約525,000人の沿道観客がいたそうです。
 私がいたところはおよそ7km地点であり、女子のランナーを待っているところでした。熱気、緊張感、応援団の情熱にあふれていました。スマホやタブレットでTVを観ている人たちもいて、その実況中継の声が聞こえ、興奮がどんどん高まっていきました。
 そして、歓声や拍手の音が大きくなったと思うと、先導車、中継車に続き、選手集団の姿が見え、誰が誰だがわからないうちに、あっという間に通り過ぎて行きました。
 本当に短い時間でしたが、選手や観客の思いが肌で感じられる貴重な経験でした。
 野高生の皆さん、生の体験が全てです。ある場所に実際に身を置くと、自分でも思っていなかったようなことを感じたり考えたりできます。人生が膨らみます。収縮したり、凝結したりするよりも、膨らんだ方が楽しいと思います。
07:30
2019/09/18

停電

| by 野幌高校校長
 胆振東部地震から一年が経ちました。ブラックアウト、停電が2、3日続いたときの不便さを生まれて初めて味わいました。
 現在、千葉県では台風の影響による停電が十日目を迎え、未だ6万戸が不便な生活を強いられています。断水も1万戸です。
 本校では生徒会による節電キャンペーンが行われています。
 野高生の皆さん、節電のみならず、災害や危機管理のことを考え、生活全体を見直す機会にしましょう。
07:39
2019/09/17

先生になりませんか

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、先生になりませんか。
 教育が社会をつくります。
 教育が未来をつくります。
 学校の先生になって、教育しませんか。
 先生になると、以下のことができます。

・人生を語ることができる
・ともに未来を探究できる
・自分の子ども時代、若い頃の経験を、失敗も含めて生かすことができる
・教えることによって学べる
・金銭的な利益に関係なく、多くの人間に出会える
・生徒ともによりよい社会をつくることができる
・様々な違いのある他者と協働することができる
・若者の感性から刺激を受ける
・子どもたちの成長から感動やエネルギーをもらえる
・社会の様々な課題解決に教育を通して取り組むことができる
・創造性を発揮できる場面があちこちにある
・学問や文化を学び続けることができる
などなど。
07:20
2019/09/13

テリー・フォックス

| by 野幌高校校長
 10月13日(日)10時、北海道インターナショナルスクール(札幌市豊平区平岸)で、「テリーフッォクスラン in Sapporo-2019-」が開催されます。
 テリーフォックスはカナダ人です。1958年に生まれ、スポーツマンで、大学でもバスケットボールをしていました。ところが、19才のときに、骨肉腫であることが判明し、右脚を切断しました。そして、がん研究資金を募るために走り始めました。
 100万ドルを集めることを目標に、1980年4月12日、カナダ東部のセント・ジョンズから、義足をつけて毎日フルマラソンと同じ42kmを走り続けたのです。
 「希望のマラソン」と名付けたテリーの挑戦を知った人たちは感動し、子どもたちも車椅子の人も一緒に走り、道路脇で彼に募金を渡す人々の輪も広がっていきました。
 しかし、143日目の9月1日5,373kmを走ったところで、がんが肺に転移していたため、それ以上走ることを断念し入院し、翌1981年6月28日、22才で亡くなりました。
 それ以降、カナダでは毎年「Terry  Fox  Run」が開催され、世界に広まっています。札幌でも2014年から行われ、今回が6年目です。
 野高生の皆さん、今回は60分のランと15分のランまたはウォークの二部門です。募金は自由です。
 まずは、ネットで見てみませんか。 http://terryfoxrun-sapporo.jpn.org/
 もしよければ、一緒に走りましょう。
07:30
2019/09/12

学習できない校長について

| by 野幌高校校長
 昨日校長ブログに書いたチャリティ・ランのことですが、実は私はまたまた失敗しました。
 距離が10kmと短いこと、北海道マラソンを目標タイムで完走し脚が大丈夫だったこと、天気予報が外れて雨が降らなかったこと、いつものマラソン大会とは違いお祭りのような楽しい雰囲気だったこと、以上のことからコントロールする気持ちを完全に失い、最初から爆走したのです。飛ばしに飛ばし、ハイペースで5kmを折り返し、そのままの勢いで行き、ほとんどダッシュのようでした。
 そして、ラスト1kmのところで「ピキッ」、左足ふくらはぎの肉離れです。歩いてみましたが、自力では帰れませんでした。
 この手の失敗を何度もくり返しています。
 生徒には経験から学ぶことを強調しているくせに、私は何なのでしょう。
 野高生の皆さん、「反面教師」にしてください。
07:30
2019/09/11

難病の子どもたちの夢

| by 野幌高校校長
 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン(Make A Wish JAPAN)というボランティア団体があります。
 難病の子どもたちの夢を叶えるために活動しており、イベントの収益は全てそのために使われます。
 9月7日(土)、札幌の豊平川河川敷で、第13回チャリティ・ラン&ウォークが開催され、私も走りました。

 メイク・ア・ウィッシュの始まりは、1980年のアメリカです。(以下、ホームページより)
 アリゾナに住む、クリスという7歳の男の子は警察官になるのが夢でした。しかし白血病にかかり、学校に行くこともできなくなってしまいました。この少年の話を聞いた警察官たちは、本物そっくりの制服とヘルメットとバッジを用意し、クリスを名誉警察官に任命することにしたのです。
 小さな名誉警察官は規則に従って宣誓し、駐車違反の取り締まりもし、またヘリコプターに乗って空からの監視もさせてもらいました。ミニチュアのバイクをプレゼントされ、クリスは大喜びでした。
 5日後、クリスは亡くなりました。警察では、名誉警察官のための葬儀を執り行いました。ほんの短い間でしたが、クリスは夢が叶ったのです。
 クリスの夢の実現に関わった人々は、他にも、大きな夢を持ちながら、難病のため夢を叶えることができない子どもたちがいるに違いないと考えました。こうして設立されたのがメイク・ア・ウィッシュ ファウンデーションなのです。

 野高生の皆さん、世界には無数のよき営みがあります。生きているとうんざりすることもありますが、有名無名問わず、だれかのために為される行動や思いに目を向けませんか。
07:30
2019/09/10

夕焼け

| by 野幌高校校長
 本校の校長室の位置が好きです。外に開かれているようで、登下校の生徒の様子も、お客さんも窓から見えます。
 昨日ふと窓の外を見るとオレンジ色の夕焼け空が広がっていて、思わず顔を出して写真も撮りました。少し経つと、男子と女子の会話が聞こえてきました。すると、女子が「あ、空きれい。ちょっと待って。写真撮る」と言いました。
 きれいなものにきれいと反応する感性っていいですね。
 きれいなものを見ると、心が静かになり、ほわっとします。
 皆さんが最近見たきれいなものって何ですか。
07:25
2019/09/09

エスカレーター式

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さんと私の年齢は40才ほど離れています。40年というのはそれなりの長さです。40年の間に、社会はすっかり変わってしましました。私が子どもの頃のことを語ってもなかなか理解できないのではないでしょうか。
 例えば、エスカレーターも私が子どもの頃はこんなに身近なものではありませんでした。ですから、エスカレーターに乗るとワクワクしました。楽チンでウキウキしました。そんなとき、ある友人が少しウケも狙って「機械は人間をダメにする」と言いながら階段を登っていきました。「何言ってんのよ」と笑いましたが、しかし、言わんとしていることは何となくわかりました。便利だ。楽だ。しかし、それが人間にとって本当によいのだろうかと。
 「エスカレーター式」という言葉もよく使われたときがありました。
 一度乗ってしまえば、自動的に行きたい場所まで運んでくれる。
 しかし、社会はそれでよいのだろうか。人生はそんな楽チンをしてよいのだろうかと。
 ある時期の若者には「エスカレーター式」であることへの反発がありました。
 40年前より間違いなく便利になりました。自動ドアも、蛇口から自動で水が出るのも、皆さんにとっては珍しくありません。
 しかし、人生は便利なことばかりではないように思います。どうですか。
 楽なことばかりではなく、不便なことや障害があるのではないでしょうか。
 災害があり、不運があり、病気があります。
 エスカレーターに注意しましょう。
 便利すぎると、不便なことに対応できる力がつかないのではないでしょうか。
 野高生の皆さん、テストも終わりました。そんなことも考えてみませんか。
 あ、エスカレーターに乗るなというわけではありませんから、誤解なきよう。
07:30
2019/09/06

テオ・ヤンセン展

| by 野幌高校校長
 何か不思議な骨組みを持つ、大きなプラモデルのような物体が砂浜を歩いていく。
 まるで生き物のようだが、生き物ではない。
 ロボットのようだが、電気で動いてはないない。
 白い帆がある。ということは、風の力なのか。
 一つの歯車の動きが別の歯車を動かし、次から次へと連動していって、大きな全体が移動する。
 親しみ深いが、どこにも存在していない。
 テレビのコマーシャルだったか、たまたまYoutubeで見たのか、数年前のその映像は印象的でした。

 そう、オランダのアーティスト、テオ・ヤンセンが作るストランドビースト(砂浜の生命体)たちの展覧会が、札幌芸術の森美術館で9月1日まで開催されていました。
 私は31日、開館40分前から並んで、じっくり見ました。イベント「リ・アニメーション」(人工的に空気を吹き込んで動かす)も観覧することができ、不思議で、ユーモラスな動きを楽しむことができました。
 ヤンセンさんは、冬の間製作し、春になるとストランドビーストを浜辺に連れて行きます。環境に適応できるかどうか観察し、必要な手を加えます。そして、ある期間が経つと、「死」に至らしめます。お墓に入れるんですね。そしてまた、しばらく経つと再生し、海風を食べてまた動きます。
 生物のある種が個体の生と死を繰り返しながら、遺伝情報を伝えて進化していくみたいに。
 映像を見て知っていましたが、実際に見てみると、何ともよくわからない感情を味わい、新鮮でした。
 野高生の皆さん、展覧会は終わりましたが、是非Youtubeで、ストランドビーストを観てください。
07:30
2019/09/05

ダンスって、いいね

| by 野幌高校校長
 2日(月)、特別なダンス教室がありました。
 日本教育公務員弘済会北海道支部主催事業「アスリート先生179」の一環で「A-bank北海道」に所属するダンサーが本校に来たのです。
 全校生徒を対象にしたかったのですが、時間の関係で1年生の二コマ。
 最初はやや緊張した人もいましたが、小塚拓さんとMINAMIさん、講師お二人の雰囲気作りや説明がとても上手で、生徒の硬さがとれていき、動きがリズミカルで滑らかなものになっていき、観ている私も思わず身体が動いてしましました。踊りませんでしたが。
 米国ロサンゼルスでの世界大会でも15位になった実績もありますが、プロは素晴らしいですね。生徒が音をより感じ、身体で表現するようになっていき、楽しんでいる様子がとてもよかったです。
 MINAMIさんは「こんなに反応がよかったのはなかなかないです。野幌高校、最高です」とおっしゃっていました。
 私は、毎日ダンスの授業をやろうかと思うくらい、うれしかったです。
 野高生の皆さん、本物に触れましょう。TIK・TAK(あ、わざと間違えました)は知りませんが、踊りましょう。
07:30
2019/09/03

飛行機にて

| by 野幌高校校長
 京都出張を終え、伊丹空港から新千歳空港へ向かう飛行機に乗った時のことです。
 後ろの列の女性たちのテンションがとても高かったのですが、最初から最後までずっと大声でおしゃべりをしていて驚きました。
 見学旅行なら、私は100%注意したことでしょう。
 グループで盛り上がっていたのはわかりますが、周りに迷惑ではないか、全く考えられなかったのでしょう。
 私もさすがに注意をできず、イヤホンをし、音量を上げてやり過ごしました。
 野高生の皆さんは、公共交通機関や公共の建物でマナーを守っていますか。
 人の身になって、ちょっと想像力を働かせれば、気持ちのよい社会をつくれますよね。
07:30
2019/09/02

スペインから来たおじいさん

| by 野幌高校校長
 京都のホテルの朝食のとき、私は一人で食べていたのですが、気がつくと、隣の外国のおじいさんも一人でした。
 なかなかない機会で話しかけたくなり「Good Morning. Where did you come from?」と言ってみましたが、返ってきたのはスペイン語でした。
 私は高校時代から外国語が好きで、と言っても、ペラペラ話ができるわけではないのですが、時々ラジオやネットでリスニングをします。
 サッカー観戦にはまっていた時期にイタリア語の勉強をし、何度かイタリア語検定試験を受けたこともあります。スペイン語はちょっとかじったことがあり、イタリア語と似た単語もあるので、おじいさんが話しているのはスペイン語だということはわかりました。
 しかし話せないな、どうやって会話をしようかと思いながら、「あ、そうだ」とスマホを使えばよいと気づきました。
 「日本ではどこに行くのですか スペイン語」と入力すると、スペイン語で文が表示されます。それをおじいさんに見せながら、やりとりをしました。
 「スペインのビルバオから来た」とわかったので、私がビルバオについて知っていること(バスク地方、鉄鉱石、アトレティコ・ビルバオ、美術館、美食)を単語で並べると、顔をくしゃくしゃにして喜び、握手してくれました。昔、地理を教えていてよかったな、サッカーが好きでよかったなと思いました。
 京都では金閣寺とお茶の体験が印象に残ったそうです。次の日から東京へ行ったのですが、東京ではどうだったのかなあ。
 野高生の皆さん、スマホって便利ですね。
07:30
2019/08/30

永守重信氏

| by 野幌高校校長
 先週のPTA全国大会で、日本電産CEO、京都先端科学大学理事長の永守重信氏の講演を聴きました。日本電産は精密小型モーターの開発・製造において世界一のシェアを誇ります。
 「元気の源は?」と聞かれて「いま、75才。あと50年分の理想がある。125才まで生きる。疲れたとか言っていられない」と言い放ち、笑いながら感心しました。
 やりたいことがあるのです。猛烈に。

 座右の銘は、「情熱・熱意・執念」。まさにそのとおりに有言実行しています。大学の理事長として教育改革に力を入れ「偏差値主義、ブランド信仰は無意味だ。何をやりたいか、実際やっているかに尽きる」と聴衆に喝を入れていました。
 以前から知っている人ですが、生で話を聞くとインパクトが違います。
 野高生の皆さん、色々な人の話を聞きましょう。
07:30
2019/08/29

吹奏楽部の演奏

| by 野幌高校校長
 24日(土)吹奏楽部が江別の静苑ホームで演奏しました。
 ホールに明るく元気な音たちが響きました。
 私は集まったおじいさん、おばあさんの様子を見ていました。
 笑顔が弾けている人、表情が変わらない人。ブラボーと叫ぶ人、あまり反応せず黙っている人。指揮者のように手を動かしている人、泣いている人。手拍子の仕方、拍手の仕方はそれぞれです。ずっと下を向いていて、最後に手が動いた人もいました。
 思い思いに音楽に感じ入っていました。
 音楽が心を揺さぶり、何かを解き放っているように感じました。
 ありがたい時間を過ごすことができました。
 野高生の皆さん、ライブな何かに立ち会うことが、私たちに様々な学びをもたらします。
07:30
2019/08/28

近藤寛子さんのこと

| by 野幌高校校長
 以前、滋賀の友人から、走る仲間に視覚障害者のランナーがいると聞きました。今年は北海道マラソンを走り、東京パラリンピック出場を狙っているとのこと。「そんな人が来るんだ」ぐらいに私は思っていました。
 そして、マラソンの前日初めてお会いしたのが、近藤寛子さん。3年前のリオデジャネイロのパラリンピックで5位だった方と知り、びっくりしました。
 近藤さんは約20年前に網膜色素変性症に罹り、視野がどんどん狭くなっていきました。右目はストローの穴、左目は針の穴ぐらいになるまで。すっかり落ち込んでいたのですが、障害者手帳とともに送られてきた資料の中に陸上のことが書いてあり、昔好きだったことを思い出し、走り始めました。「走っている時だけ、自由」と感じてのめり込み、パラリンピック出場を目指しました。ところが、大会に出て留守にしていたとき、ご主人が家で倒れ亡くなってしまったのです。脳梗塞でした。何も手につかず、涙に暮れ、「もう走れんわ」と気力をなくしたとき、息子さんが「お父さんとリオへ行く約束したんとちゃうか!」と一喝しました。そして再び走り始め、見事リオデジャネイロのパラリンピックに出場したのです。
 その後も、伴走者や一緒に練習してくれる仲間、勤める滋賀銀行の人たちに支えられ、東京パラリンピックを目指し練習に励んできました。すると、今年の二月に乳がんが見つかったのです。
 どれだけの試練が近藤さんに降りかかるのでしょう。
 しかし、手術をし、走りに走り、今回の北海道マラソンを迎えたのでした。
 結果は脚の故障による途中リタイア。さぞ悔しかったことと思います。
 でもまだチャンスがあります。来年二月の別府大分マラソンです。それが最後の選考会です。
 私は北海道から全力で応援しようと思います。
 野高生の皆さん、出会いとは何と不思議でありがたいものでしょう。私は素晴らしい人たちとの出会いがなければ、前向きになることも努力を継続することもできません。出会いに感謝し、そのありがたさに自分の行動で応えていきたいと思います。



07:30
2019/08/27

滋賀の友人

| by 野幌高校校長
 滋賀県の友人が北海道マラソンに走りに来ました。
 彼も無事5時間の制限時間内でゴールし、完走を喜び合いました。
 彼はある学校で事務長を務めています。
 また、子どもの虐待防止の活動を行っていて、ランニング大会を企画するなど啓発に努めています。
 三年前の10月、一週間の出張があったのですが、最終日の朝ランニングしていたら、彼と一緒になり、お互いにマラソン大会参加記念のTシャツを着ていたので「あなたも走るんですか?」と会話を交わしました。
 その後名刺交換をし、北海道マラソンのときに、つまり一年に一度再会するのです。
 こうした出会いが私の世界を広げてくれます。エネルギーを与えてくれます。 
 野高生の皆さん、出会いはありがたいものです。

07:30
2019/08/26

北海道マラソン

| by 野幌高校校長
 25日(日)無事、4時間7分で北海道マラソンを完走しました。前半は雨が降り、後半はやや日射しがきつくなりましたが、やりきることができました。
 脚がつったり肉離れになったりしないだろうか、常に一抹の不安があります。
 どんどん飛ばして夢の4時間切りを達成したいという欲求やそれに伴う迷いもあります。
 夢はやはり難しいなとわかったときに妥協してペースを遅くしたいという誘惑もあります。
 しかしながら、様々なランナー仲間、沿道の人たち、給水所の方々の笑顔や声援、演奏、ハイタッチが私を支えてくれました。ありがたいことです。
 帰りにぼーっとしながら歩いていたら、街で生徒にも声をかけられとてもうれしかったです。
 野高生の皆さん、さすがにだるいです。気合いを入れ、一日を乗り切ります。



07:51
2019/08/21

We Will Rock You

| by 野幌高校校長
 映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットによりあらためて脚光を浴びたクイーンの1977年発売されたアルバム「世界に捧ぐ(News Of The World)」は「We Will Rock You」から始まります。
 ズッズッチャッツ、ズッズッチャッツ、ズッズッチャッツというリズムが印象的で、この曲はサッカーの大会で優勝チームがカップを受け取ったときによくかかる「We Are The Champions」につながります。
 ちょっとした理由があり、この夏はしばらくこの曲を何度も聴いていました。
 甲子園の試合を観ていると、応援歌としても使われています。
 調べてみると、この曲の歌詞の訳し方は色々あります。
 タイトルの「おまえたちをrockする=揺さぶる」にも色々なニュアンスがあります。
 いずれにしても、私には応援歌に聞こえます。
 つべこべ言わずに立ち向かっていく、堂々とチャレンジする、そのための応援歌に。
 高校時代のこの曲に限らず、私にはずっといくつもの応援歌がありました。
 野高生の皆さんはどうでしょうか。
07:35
2019/08/20

比較して考えよう

| by 野幌高校校長
 先日、代々木ゼミナールという予備校で全国的に活躍されている畠山創先生と楽しく懇談しました。
 畠山先生は「比較して考えること」の重要性を力説されていました。
 確かに、比較することで、考えることができます。
 野幌高校を別な学校と比較する。どこが同じで、何が違うのだろう。それはどうしてだろう。違うなら、野幌高校は何を目指せばよいのだろう。
 自分を他の高校生と比較する。どこが同じで、何が違うのだろう。何か変えた方がよいだろうか。それとも変える必要はないだろうか。
 日本を他の国と比較する。どうして違うのだろう。自然環境や歴史、文化の違いはどのようにつくられたのだろう。今の日本のあり方が絶対的でないならば、未来の日本をどう考えればよいだろう。
 比較して考え、何か変えるかもしれないし、変えないかもしれません。しかし、比較することで考えに深みや厚みが出るのではないでしょうか。
 野高生の皆さんには、一面的に、浅く考えるのではなく、多面的に、深く考えるようになってほしいと思います。
 まずは、私たち大人がお手本にならなければならないですね。
07:35
2019/08/19

不寛容

| by 野幌高校校長
 1945年8月6日、広島に原子力爆弾が投下されてから、74年目の夏が訪れました。
 私は見学旅行の引率で初めて広島へ行ったときのことをよく覚えています。写真では何度も見て生徒に説明していた原爆ドームや記念館の展示物が、全く別なものとして、じわっと私に迫ってくるようでした。うまく言えません。当時の、そしてその後様々な悲しみや平和への願いを持ちこの地で生きてきた人々の思いが、漂っているようでした。
 頭で知っているのと、体験し、自分の身体の感覚で受け止めるのとでは全然違います。

 野高生の皆さん、今年の式典での広島市長の平和宣言を是非お読みください。
 松井一実市長は、当時15歳の女性のことばを引用しています。
 「一人の人間の力は小さく弱くても、一人一人が平和を望むことで、戦争を起こそうとする力を食い止めることができると信じています」
 そして、世界に目を向けたとき、ガンジーが辛く厳しい体験を経ながら、小さくて弱い力を結集して大きな力に変え、インドの独立を達成したことに思いを馳せます。
 ガンジーは「不寛容はそれ自体が暴力の一形態であり、真の民主主義の成長を妨げるものです」と言っています。
 立場や主張の違いを乗り越え、理想を目指し共に努力するという「寛容」の心。
 毎日の生活の中で感じる「違い」に対し、自分がどのような態度をとるのか。
 そこを丁寧に意識することが、平和につながる小さな一歩だと思います。
07:25
2019/08/16

19日が楽しみです

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、とうとう夏休みも終わります。
 悲しいですか。嬉しいですか。
 私は半々です。
 夏休み期間ならではやりたいこと、やらなければならないことがいっぱいあるのですが、なかなかできないものです。
 できないということは、プランやスケジュール管理にまだまだ課題があるということでしょう。
 でも、自分を責めていても始まりません。
 今日を含めて残り三日間、充実した時間となるよう考え、行動してみます。
 皆さんは生活リズムは大丈夫ですか。私はそれだけは胸を張れます。
 19日、最初が肝心です。
 5分間の話、覚えていますか。
 たったの5分、されど5分。
 ささやかなことの積み重ねが、私たちを成長させます。
 19日、楽しみにしています。

07:30
2019/08/15

困るのは嫌いです

| by 野幌高校校長
 私は夏休みに入ってから、色々な人に会っています。高校時代の担任の先生にも一年ぶりにお目にかかれました。数年ぶりの人もいて、話に花が咲きます。
 先日、ある人から「困っています」という話を聞きました。確かにだれでも「困る」ような状況でした。しかし、ずっと聞いていると、彼が何をするかが見えてこなくて、次のような話をしました。
・・・生きていて、困ることはあるよ。人生思いどおりになんてならない。世界は自分を中心に回っているわけではない。でも、「困る」を解消する、「困る」状態から抜け出すために、何らかのアクションをすることはできる。
 「待つ」というのもアクションもある。つまり、何もしない。それならそれで、他のことに集中した方がよい。
 でも、私は「困る」にとどまったり放置したりするのは嫌い。だから、自分ができることを考え、探し、決める。アクションすると、困らせる原因がなくならなくても、嫌な気持ちは薄まる。いやむしろ、何かアクションできることは喜びにつながる・・・
 
 つまり、私にとっては「困る」ことが問題なのではなく、困って何も行動できなくなることが問題なのです。
 野高生の皆さん、わかりますか。
 「困る」ことは多々あります。くり返しますが、世界は自分を中心に回っているのではないのですから。困った。それで、何をするか。そっちを考えた方が楽しいです。
 働いたら、困ることはあると思いますよ。
 困ったときにどうするか。この貴重な高校時代に「困った対応」の練習をしましょう。
 働いたら、困ることでお金をもらうわけではありません。困っても、乗り切る。それでお金を得るのです。
 高校生であれ、大人であれ、困ったことは起こります。
 ともにがんばりましょう。

07:45
2019/08/14

音読のすすめ

| by 野幌高校校長
 黙読に対して、朗読と音読。
 誰かに聞かせるために読むのは朗読。
 自分が読みにくい文章を理解するために声を出すのが音読です。
 音読すると、自分の口から出た言葉が耳に入ってきます。それが内容の理解を助けてくれます。
 「脳トレ」で有名な川島隆太教授によると、音読は、脳の前頭葉の「前頭前野」を活性化させ、アイディアが出やすくなり、記憶や空間認知力を20~30%高めるそうです。
 また、セロトニン神経を活性化させます。セロトニンは、ドーパミンやノンアドレナリンなどの興奮系物質の過剰分泌を抑えて脳内物質のバランスをとってくれます。つまり、心が落ち着いてリラックスした状態になるのです。
 私が好きな思想家の一人に道元という人がいます。習いましたか?
 鎌倉仏教の宗派の一つ、曹洞宗の祖です。彼が著した「正法眼蔵」は難解ですが、不思議な魅力があります。「正法眼蔵」を黙読するのと音読するのでは全然違います。
 野高生の皆さんも是非お試しあれ。

07:45
2019/08/13

音楽と走る

| by 野幌高校校長
 夏休みに入ってから、音楽を聴きながら走ることが多いです。
 サカナクション、くるり、ビートルズ。
 十日間真夏日となったある日、ビートルズの事実上のラストアルバム「アビーロード」を聴きながら走っていたら、「You never give me your money」「Golden Slumber」のピアノの音に涼しさを感じました。
 涼しさを感じる音楽。暑さを乗り切らせる音楽。そういうものがあるでしょうか。
 野高生の皆さん、もし「これだ!」というのがあったら教えてください。まあ、もう大丈夫かな。
07:45
2019/08/09

相談しましょう

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、夏休みも残り十日となりました。いかがお過ごしですか。
 さて、四月から、私は「学ぶ力」「キャッチボールする力」「相談する力」を強調してきました。
 「相談する力」については、「相談できることも自立の一つだ」と言いました。
 正直に言うと、私自身を振り返れば、相談せずに失敗したことが何度もあります。
 だれかに相談して、話を聞いてもらい、アドバイスをもらっていれば、後悔したり、人に迷惑をかけたりしたことをもう少し減らせたもしれません。
 逆に、相談したことで救われたことも何度もあります。
 気持ちが嘘みたいに軽くなったり、自分の考えや感情を客観視し、別な風に考え感じられるようになったり、相手の提案で目の前が明るくなり、道が開けたりしたこともあります。
 家族や友人も話し相手になってくれました。そして、やはり、先生や年上の先輩の教えが何年経っても、心に残り、私を前向きにさせ、励まし続けてくれます。
 私は、ネット上のことばよりも、生身の人間との相談関係がずっとよいと思っています。一緒にいるということが及ぼす影響は、目に見えないものを含めて大きいです。
 私の高校時代は悩みや迷いにあふれていましたが、皆さんはどうですか。
 もしあれば、だれかに相談してくださいね。
08:00
2019/08/08

当別スウェーデンマラソン

| by 野幌高校校長
 4日、第二回当別スウェーデンマラソンを走りました。ハーフマラソンです。
 天気はよく、最高気温は30℃でした。
 会場に着いて、座り、一息ついていたら、前の空いている席に、別な学校の好きな校長先生たち。お陰でリラックスでき、幸先よし。
 暑いので、記録を狙わない。しかし、どの程度のペースで走るか、悩ましかったです。
 走って行くと、日陰もなく、アップダウンのあるコースで、なかなかきつかったです。
 アドバイスどおり、給水所で水を体にかけ、スポーツドリンクをしっかり飲み、耐えに耐えて、二時間を切ってゴールできました。
 金メダリストのQちゃんこと、高橋尚子選手のハイタッチのお陰も大きいです。
 三週間前のマラソン大会のときのような脚の痛みもなく、ラストスパートもできたので、うれしかったです。
 走り終えて食べたカレーライスも美味しかったです。
 野高生の皆さん、暑くても、何かできることはあるのですね。
 今日も一日、体を大切に。
08:00
2019/08/07

扇風機を買いました

| by 野幌高校校長
 昨日6日で、札幌は30℃以上の真夏日が9日連続となりました。1951(昭和26)年以来、68年振りです。
 今日7日も30℃を超えるという予報です。
 釧路市では高校生二人が部活のランニング中に熱中症とみられる症状を訴えて病院に救急搬送されました。
 野高生の皆さんは大丈夫ですか。「保健だより」を参考に熱中症予防をしましょう。水分補給が大事です。
 我慢強い私もとうとう扇風機を買いました。
 先週札幌ではどこへ行っても売り切れ。お寺のお参りで美幌町へ行った帰り、北見市のお店を回ったのですが、一台もなく、もうあきらめて札幌に帰る途中、滝川市の家具屋さんに寄りました。「おっ、置いてある、在庫あるのかな」と思って見ていると、従業員さんがやってきました。展示品限りにつき値下げの札をつけるところだったのです。「ください」、とうとう扇風機を手に入れました。
 扇風機って、素晴らしく涼しいです。
 さあ、今日は何が「できた!」と言える一日にしましょうか。

08:00
2019/08/06

犬のフン

| by 野幌高校校長
 十数年前まで、なぜか犬が嫌いでした。娘が生まれ、一緒にペットショップを見学しているうちに(買えませんでしたが)好きになっていきました。
 なぜ、嫌いだったのでしょう。子どもの頃、ネコを飼っていて、すっかりネコ派だったからでしょうか。
 それとも、昔は犬のフンが落ちていて、何度か踏んでしまったからでしょうか。
 私のランニングコースでも、犬と散歩している人を数多く見ます。しかし、いつの間にか、フンをちゃんと片付けることが当たり前になり、今はほぼ見ません。
 これは、社会の改善、進歩ですね。
 みんなでやれば、できるのですね。
 野高生の皆さん、ささやかなことでも、一緒に社会をよくしたいですね。環境がよい方が、それぞれが生きる上でもいいです。

08:00
2019/08/05

昔は暑さに弱かった

| by 野幌高校校長
 今は暑さに強くなった、あるいは、鈍感になった私ですが、高校時代は弱かったですね。季節で好きなのは、冬とか秋でした。昔の夏はいまほど気温が高くなかったと思います。少なくとも、お盆が過ぎたら、もう秋でした。
 暑い中、勉強で頑張っていたときは、たらいに水を入れて足をつけたり、たらいを横に置いて、ぼーっとしてきたら顔を水につけたり、つけるとヒヤッとするシーブリーズを首や腕に塗ったりしました。
 それでも耐えきれず、甲子園を長々と観ちゃったりして、夏休みの終わりに必死に宿題をやっていた記憶があります。
 そんな私ですが、東京で学生生活を二年間送りました。耐え難い暑さよりも、優先させたいことがあったので、行きました。友人などからは「暑いんじゃない?」と言われましたが、「気持ちの問題だ」と言い放ち、気持ちで全て解決するとは言えませんが、それなりに何とかなりました。黙っていても汗が噴き出していて不快なのですが、それはもう無視することにしていました。
 それでも、最初の夏、梅雨を初体験し、ある日東京駅から外に出たとき、ちょうど梅雨が明け、太陽の日差しを浴びたのですが、それはもう殺意を感じるような強烈な暑さで、クラクラっときました。今と違って、電車や建物のエアコンの温度がとても低くて、そのギャップにも苦しめられました。
 横浜のアパートの部屋も暑かったです。しかも、二階の人はエアコンを使っていて、その音が苦痛でした。一日三回冷水を浴びても汗だくで辛かったです。
 あれ、暑さのせいでしょうか。思い出話が続いています。
 野高生の皆さん、食事、睡眠、運動で自律神経を整え、暑さに勝ちましょう。

08:00
2019/08/02

今はいいなあ

| by 野幌高校校長
 私の高校時代、運動中、水を飲んではダメでした。部活動はソフトテニス部でしたが、辛かったです。休憩時間も、飲みすぎないようにセーブしました。
 今はいいなあ。むしろ、水分補給が大切で、スポートドリンクもあるし。ちなみに、ポカリスエットが発売されたのは1980年。私が高校3年のときです。今や、いろんな種類がありますね。
 他にも、昔なかったのはストレッチ。準備体操しかなかったですね。今は、ストレッチもクールダウンもあります。
 ストレッチと言えば「すごいストレッチ」が売れています。マンガになっていて、面白く、わかりやすい。お勧めです。
 天気予報によれば、30℃を超えるのも、あと一日、二日ほど。過ぎてしまえば、この暑さが恋しくなりますよ。
 野高生の皆さん、水分補給をしっかりして、夏バテしないように。
07:38
2019/08/01

雪は降る

| by 野幌高校校長
 井上陽水というアーティストに「氷の世界」という、レコードが日本史上初の100万枚越えという、とても売れたアルバムがあります。
 小学5年のとき、このアルバムを買いましたが、夏、なぜか聴きたくなります。「氷の世界」という曲に「画期的(かっきてき)な色になり」というフレーズがあり、「それはどんな色だろう」と友人と話した記憶があります。
 いかにも、という感じで夏に聴きたくなるのは、サザンオールスターズの「真夏の果実」です。
 かつての同僚の癖が鼻歌で、それなりの音量で口ずさむのですが、特に仕事の妨げになるわけでもなく、スルーしていました。しかしとても暑いある日、職員室の向かいの席で「雪は降るー あなたは来ない」と歌ったのです。私はこらえきれず「この暑さで、雪は降るはないでしょ」とツッコミを入れました。今思えば、気持ちだけでも涼しくなりたかったのかもしれません。
 野高生の皆さん、30℃を超える日が続きます。お気に入りの音楽を聴き、水分をたっぷりとって、乗り切りましょう。自律神経の力を発揮するときです。
08:00
2019/07/31

三行日記

| by 野幌高校校長
 夜、寝る前はブルーライトを浴びません。
 ヨコハマではないのだから。
 日記帳を開き、三行日記を書きます。
 手書きが脳によいなんて、不思議ですね。
 一行目はよかったこと、楽しかったこと、できたこと。
 二行目はダメだったこと、悲しかったこと、できなかったこと。
 三行目は明日への意気込み、予定。
 5分間で振り返り、先を見ます。
 5分をコツコツ積み上げていくと、人生がさらによくなります。
 休み前の集会で、そんな話をしたので「まず隗より始めよ」、私も書き始めました。
 どうなっていくのか、ワクワクしています。
 野高生の皆さん、三行日記を書きましょう。水分補給を忘れずにね。
08:00
2019/07/30

ドローンになること

| by 野幌高校校長
 本校の70周年記念事業の一つ、「令和」の人文字の撮影動画がかなり気に入っています。
 私はあちこちで、人に見せています。
 地面に近いところから加速して上昇し、位置に着いた生徒たちを見下ろし、降りてくる。気がついた人たちが笑ったり驚いたりしながら、目で追う。
 特にそのシーンが好きです。
 上から見下ろす。鳥の目になる。鳥瞰する。
 自由の感覚があります。
 優れたサッカー選手はまるで鳥のように上空から全体の動きを掌握して最高のパスを出すと言います。
 人って面白いですね。何かよくない流れにはまってしまったときに、ドローンみたいに自分を見下ろし、客観的に判断することが可能です。
 野高生の皆さん、暑さに負けず、自分を上から眺め、コントロールしてみましょうか。
07:45
2019/07/29

朝の5分

| by 野幌高校校長
 二年前に比べ、クラス平均の遅刻数が6分の1に減りましたが、それで満足すると、野高の成長は止まってしまいます。
 8時30分から35分までの5分間に自転車で駆け込む生徒は50人います。
 駆け込む。急ぐ、あわてると自律神経が乱れます。
 自律神経が乱れると、ストレスにうまく対処できなかったり、自分をコントロールできなかったりします。
 暑ければ、無抵抗で、直ちにだらだらする。暑いなら暑いなりに、何とかうまくやるということができなくなってしまいます。
 5分早く家を出るだけです。起床から始まって、朝の準備を工夫し、5分間の余裕を生み出すだけです。
 それができれば、自律神経が強化されていき、他の面でもできることが増えていきます。
 人生を劇的に変えることはできません。しかし、5分で人生は変わるのです。
 夏休みは自分を成長させる、そのためにいろいろとトライできる最高の期間です。
 50人が5分を大事にできるか。
 今から夏休みが終わるのが楽しみです。
07:45
2019/07/26

ラッパー

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、昨日の集会は7分40秒にも及ぶ校長の話をきちんと顔を上げて聴き、よく反応してくれてどうもありがとう。
 撮られた動画を観てみると、一部ラップのように話しているところがあり、タカ&トシのトシさんなら「欧米か!」ならぬ「ラッパーか!」と突っ込まれそうな感じでした。
 さて、何か「いいな」と思った内容があれば、口にしたり、三行日記に書いたり、だれかに話したりしてみてください。
 それをアウトプットと言います。
 何かを自分の中に入れるのはインプットです。
 インプットに加え、アウトプットすると「自分のもの」になります。身についていきます。
 皆さんは毎日多くのことに気づき「いいな」と思っています。是非、よきアウトプットのある夏休みを送ってください。
08:00
2019/07/25

パパは脳研究者

| by 野幌高校校長
 池谷裕二さんの「パパは脳研究者」という本を読みました。
 娘が誕生し、父として、そして脳研究者として、4歳になるまで、育児の奮闘と気づきを綴った本です。
 おっぱいを飲むこと、親指と人差し指でつまむこと、何でも口に入れること、モノマネをすること、鏡に映る自分が自分だとわかること、嘘をつくこと、明日と明後日の区別がつくこと。そうしたことが、脳科学的に、どういうことであり、人間としてのどういう成長を示しているかがわかりやすく説明されています。
 面白く読み、懐かしかったり、あらためて人の成長に感心したりしました。
 成長して大人になり幼子よりもはるかに多くの高度なことができるようになっているはずなのですが、「初心にかえり、何かができるということをもっと大事にした方がいいな」という感想も持ちました。
 野高生の皆さん、何かができるようになる喜びは、赤ちゃんも高校生も大人も同じです。そんな喜びのある夏休みになることを願っています。
07:45
2019/07/24

ヨシタケシンスケ

| by 野幌高校校長
 新聞でヨシタケシンスケさんという絵本作家のことを知りました。
 「おしっこ ちょっぴり もれたろう」「それしか ないわけ ないでしょう」「ぼくのニセモノをつくるには」「みえるとか みえないとか」。タイトルがユニークです。ユーモラスな絵も魅力的です。
 先日「思わず考えちゃう」を読みました。
 「幸せとは、するべきことがハッキリすること」
 「このこどく感はきっと何かの役に立つ」
 「自分がすること、選ぶこと、見ること、聞くこと、自分の身に起こること、すべて、宝くじを買っていると考えればいいのではないだろうか」
 「この世はすべて眠くなるまで」
 脱力しました。
 私は若いときよりはマシだと思うのですが、力んだり、緊張したりしがちです。ヨシタケシンスケさんのものの見方、考え方が必要だなあと思いました。
 野高生の皆さんは、どんなとき、どんなことでリラックスしていますか。
07:30
2019/07/23

未来の学校は?

| by 野幌高校校長
 21日(日)、これからの教育、学校の在り方をテーマとしたイベントに参加しました。映画上映会とディスカッションの組み合わせなのですが、企画・運営したのは、札幌新陽高校の一年生です。
 なぜやろうと考えたのか、学校について、どういう問題意識を持っているのか、自分のことばで語っていて、素敵だなと思いました。
 グループディスカッションでは、私は高校一年生、小学生の二人の子どもがいる女性、大学の研究室にいる方と話しましたが、いつもと違う視点や刺激を与えられて、楽しかったです。
 違いのある人たちと一緒に「なぜだろう」「どういうことだろう」「どうしたらよいだろう」と考え、話し合う時間は面白いです。
 野高生の皆さん、夏休みにそんな機会があればよいですね。
07:45
2019/07/22

江別市平和のつどい

| by 野幌高校校長
 7月17日、江別市平和のつどいに、太田生徒会長、仲田副会長、大野先生と参加しました。
 江別市は平成26年に平和都市宣言を行い、翌年からつどいを開催し、第二次世界大戦で亡くなった戦没者を追悼するとともに、市として恒久平和を祈念しています。
 つどいの最後に、生徒を代表し、太田会長は、自分のことばで平和への思いを力強く語っていました。
 宣言では、平和のための二つの鍵が述べられています。
 一つ目は、違いを理解し、お互いを尊重することです。違いを受け入れられないことから、身近なところでも、世界でも争いが起こります。
 二つ目は、平和を作り出す強い意志を持って行動することです。平和は黙っていて実現するものではありません。具体的な行動が大切だということです。
 野高生の皆さん、もうすぐ8月です。広島と長崎に原爆が落とされた日、終戦記念日があります。
 戦争と平和について考えましょう。
07:59
2019/07/19

適性とは

| by 野幌高校校長
 適性とは何でしょう。
 私はこの歳にもなると、それなりに自分のことをわかっていますが、自分に校長としての適性があるかどうかはわかりません。
 そもそも、先生の道に進むことに決めたとき、校長になろう、自分は校長向きだと思っていたわけではありません。
 それどころか、先生に向いているとも思いませんでした。
 ただ、こんな先生になりたい、いや、なろうというイメージはありました。
 やる気もありました。
 しかし、その道に進むことになったのには、様々な経緯があり、あっちへ行ったりこっちへ行ったりし、いくつもの偶然が働いたからです。
 別な人生は十分あり得ました。少しタイミングがずれていたら、別な職に就いたでしょう。
 そう考えると、私は職業、将来の選択は適性ではないと思います。
 やりたいか、やりたくないかです。
 なったら、その道で楽しみ、人生を充実させるだけです。せっかく選んだのですから。
 ノートルダム聖心女子学院の故・渡辺和子さんのベストセラーに「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。
 私は花でもなく、咲いたとも言えませんが、自分のいる場所を大切にしよう、今いない場所のことを考えたり、夢のような場所と比べて嘆いたりはしたくありません。
 野高生の皆さん、適性を探究するのも面白いと思いますが、それ以上に、やりたいことを見つけてほしいです。
 見つからなければ、探しましょう。色々とやってみましょう。動いて、調べてみましょう。じっとしていても、答えは見つかりませんよね。

07:41
2019/07/18

分身ロボット

| by 野幌高校校長
 吉藤オリィさんの「サイボーグ時代」を読みました。
 彼は1987年生まれ。小学5年から中2まで不登校。人と接することが苦手で趣味は折り紙。工作好きで工業高校へ進学。彼の作った電動車椅子が国内さらに国際大会で賞を獲り、高専で人工知能の研究を行い、早稲田大学へ進学。現在は(株)オリィ研究所取締役、デジタルハリウッド大学院特任教授です。
 彼が開発した分身ロボットOriHime(オリヒメ)は、遠隔操作で動きます。カメラで周囲を見、マイクとスピーカーで会話もできます。
 例えば、吉藤さんの親友、故・番田悠太さんは4歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、20年間盛岡の病院で呼吸器をつけて寝たきり生活を送っていました。しかし、彼はあごでペンマウスを動かしてパソコンを操作し、OriHimeというもう一つの身体で、吉藤さんとともにあちこちに行き、様々な人と関わりました。
 また、ALS(筋萎縮性側索硬化症)で眼球しか動かせない榊浩行さんも目だけでパソコンを操作し、彼の分身として、OriHimeがイベントに参加します。
 分身ロボットOriHimeのお陰で、社会と関わることができる人がいるのです。
 吉藤さんは次のように言います。

 人は高齢化や病気、ケガなどで、いままで「できた」ことができなくなっていくとき、絶望にも近い悲しみや将来への不安を覚える。しかし「できない」と思っていたことが「できる」に変わった瞬間、未来に対して希望を持つことができる。

 野高生の皆さん、どうでしょう。将来は不確定で、進路を決めることはなかなか難しく、不安になることもあります。しかし、まずは、「できる」ことを増やしていきませんか。毎日コツコツ。あるいは、やったことがないことに挑戦する。その結果「できた」が増えると、それまでとは違う未来が見えると思います。

07:30
2019/07/17

マラソンについての細かすぎる報告

| by 野幌高校校長
 14日(日)豊平川マラソン大会に出ました。
 6月の千歳マラソンが4時間2分と好タイムだったため、4時間切りを狙いました。
 最初の10kmは予定どおり。
 が、それ以降1kmごとの距離の表示がなくなり、あわてました。結果的に加速しました。
 15kmの表示で時間を見ると、飛ばし過ぎ。でも、ややハイになっていて、セーブするよりはむしろ「いいじゃん」と思い、そのままのペースで20kmへ。折り返しの時点で、火曜日に出勤して得意げに話す自分のイメージができていました。
 折り返すと、強い向かい風。急に体が重く、遅くなったように感じられ、さらにがんばります。
 25kmでタイムを見ると、全く問題なし。そして、追い風に乗り緩やかな下りを勢いよく走って行くと、突然ピキーン。ああ、やってしまいました。右もも裏の肉離れ。えっ、まさか。こんなに調子よく走ってきたのに、、、ごまかしごまかし30kmまで歩きましたが、今後のことを考えリタイアしました。途中棄権なんて、二十年振りです。
ゴール付近に行くと、「おめでとうございます」「見事ゴール」とアナウンスを受けながら、走ってくるランナーたち。
 情けないです。悔しいです。調子に乗らずにコントロールすることが大事でした。あまりにもふがいないので、今回の失敗を次に絶対に生かします。

07:45
2019/07/16

野高祭

| by 野幌高校校長
 学校祭。
 いつもと違う光景、いつもと違う面。
 それぞれ、違う。そして、一人の中にも様々なところがある。
 お祭りでは、それがよく見えます。

 違いがあり、ともにいること。
 いつもは一緒に何かをやるわけではなくても、お祭りではやる。
 いつもはしないこと、得意でないことでも、お祭りではやる。
 そこがお祭りのよいところ。

 野高生の皆さん、楽しかったし、得るものがありました。
 MOMENTは過ぎ去るけれど、ちゃんと思い出は残ります。
07:30
2019/07/12

MOMENT

| by 野幌高校校長
 第58回野高祭のテーマは「Moment ~その一瞬が思い出になる~」です。
 一瞬が永遠の思い出になること。
 
 私の数十年前の高校時代、矢沢永吉の「時間よ止まれ」が大ヒットしました。永ちゃん、野高生は知っていますか。
 また、ドイツの作家ゲーテの『ファウスト』の「時よ止まれ おまえはいかにも美しい」ということばが有名です。
 ゲーテは文学史では「世界三大詩人の一人」と言われます。文学好き、クイズ好きの人は知っているかな。
  「止まれ」には、かけがえのない素晴らしい瞬間が永遠であってほしい、ずっと続いてほしい、という願いがあります。しかし、時は過ぎ去るものであり、そこはかとない哀しみが込められています。
 人生は無常であり、移ろいゆきます。
 しかし、「止まれ」と言いたくなる瞬間があることこそが、流れ行く人生に彩りを与え、時に平凡で時につらく感じる日常を支え、私たちを励ますように思います。

 私にとって、高校三年のときの学校祭は高校時代の最高の思い出であり、閉祭式で、学校祭実行委員長として熱気さめやらぬ全校生徒の前に立ったときの高揚感は今も思い出すことができ、私に力を与えてくれます。
 高校時代、いや、若いときのみならず、毎日の何かとあわただしい生活の中にも、ふと「永遠であれ」と願うような瞬間が訪れると私は思います。
 野高祭の「MOMENT」が、これから未来を歩んでいく野高生を勇気づける「永遠」となるよう願っています。
07:40
2019/07/11

ボサノバ

| by 野幌高校校長
 約70年前、ブラジルのリオデジャネイロで新しい音楽が誕生しました。ボサノバです。
 野高生の皆さんは、ボサノバはわかりますか。
 一番有名な曲は「イパネマの娘」。
 フランス映画「男と女」の中でも使われています。
 「ボサノバの神」と言われる、ジョアン・ジルベルトが7月6日、88才で亡くなりました。
 彼を偲び、私は「Amoroso」というアルバムを聴き直しました。
 さて、今日明日、第58回野高祭が行われます。今日はステージ発表。どんな音楽が流れるでしょうか。
07:27
2019/07/10

「好き」と「愛」の違い

| by 野幌高校校長
 校長の「探究」で、クラスの生徒の多数決で選ばれた問いのテーマは「恋愛」でした。
 先生が生徒に毎日のように投げかける、「コミュニケーション」(社会で必要なのはコミュニケーションだよ)、「学び」(学ぶことはずっと続くんだよ)、「進路」(進路のことを一生懸命考えなきゃダメだよ)、「よりよい社会」(社会に貢献する人になってほしい)といったテーマについても、問いを考えたり、話し合ってみたりしてほしいです。
 しかしながら、確かに恋愛は、人生において重要なものであり、私自身も高校時代恋愛で悩んだり、苦しくなったりすることも多かったので、恋愛のテーマが選ばれたことも理解できます。
 生徒が選んだ問いは「好きと愛の違いは?」でした。最も支持された答えはヒミツですが、音楽や文学、映画などを通して探究してみてほしいと思います。
 これを読んでいただいている大人の皆さんは、高校生から「好きと愛の違いは?」と聞かれたら、何と答えますか。
07:30
2019/07/09

生徒の感想

| by 野幌高校校長
 校長の授業「探究」についての生徒の感想です。

・楽しかった。またやりたいです ・考えやすいテーマでよかった ・iPadを使って他のテーマについても話し合いたい ・みんなの答えが色々あっておもしろかった ・普段考えないことを考えることによって、たくさんの問いが出てくるんだ ・恋愛の授業なんてしないから、みんなと考える時間が出来てよかった ・一つの問いに対して答えがたくさんあるんだと思った ・グループでやれて楽しかったです ・グループで仲良く話せた ・あまりやらない内容だったのでいいなと思った ・こういう授業っていいな。またできたらいい ・様々な考えを見ることができた。意味を深く見て判断する人もいれば、文字そのものをとらえる人もいて、人の違いそのものをよく知るきっかけにもなりました。本当に楽しい授業でした ・慣れるとタブレットは時間がかからなくてよい ・短い文に長い文、哲学っぽい人、軽い感じで書く人、それぞれで楽しい ・他の人の意見や答えが見れて面白かった ・なかなかない授業でいい経験が出来た ・問いの出し方の難しさを体感できた ・ローマ字入力はキーボードの練習にもなって、これからはパソコンが使えた方がいいと思うのでいいなと思った ・タブレットを使えてとても楽しく出来てよかった ・みんなで勉強する方が楽しいし、いつもより頭に入ってきてよいと思った ・書くだけよりもグループで考えて話し合った方が楽しかったし頭を使いました

 私は生徒に、問いを立て自ら考える人、人と話し合い一緒に考えれる人、違いに気づき楽しめる人、いろんな経験をして生かせる人になってほしいと思い、そう話していますが、感想の内容とかなり重なっていると思い、とてもうれしかったです。
07:30
2019/07/08

校長の「探究」について

| by 野幌高校校長
 7月4日の授業は、次のように進めました。
① 予習の確認(前日、5つのテーマについて、私の高校時代の思い出を綴ったプリントを配付)
② 授業の目的「思考における問いの重要性を認識し、よりよい問いを探究する」の説明
③ iPadのロイロノートの説明と試行
④ 5つのテーマ(コミュニケーション・学び・よりよい社会・進路・恋愛)から2つに絞り込む
⑤ 2つのテーマ(よりよい社会・恋愛)について、グループで問いを考える
⑥ iPadで各グループの全ての問いを見て、よい問いを一つ選ぶ
⑦ クラス全体で選んだ一つの問いについて、グループで答えをつくる
⑧ iPadで各グループの全ての答えを見て、よいと思った答えを一つ選ぶ
⑨ 振り返りシートに自己評価、感想や意見を記入する

 タブレットを使うと、生徒一人一人やグループの考えをすぐに可視化し、共有できるので、話し合うために、とても有効です。学びや考えを現在進行形でとらえられます。
 野高生の皆さんも、授業をただ受けるのではなく、学びのあり方を自ら考えてみませんか。
07:30
2019/07/05

問いが全て

| by 野幌高校校長
 4日、2年1組で「探究」の授業をしました。テーマは「問い」。考えるためには問いが必要で、自覚がなくても、思考は問いを巡って動いています。タブレットを使ったグループ学習で進めました。
 最後に、使える問いのパターンを教えようと思っていたのですが、生徒たちから「そもそも●●とは何か」「具体的に何か」「●●と○○の違いは何か」「私たちにとってどうなのか」「よいとはどういうことか」などが出てきて、私の出番はなくなりました。
 野高生、すごいですね。違いがある人たちと組めば、いろんなことが可能になります。


07:43
2019/07/04

札幌新陽高校と未来

| by 野幌高校校長
 3日、札幌新陽高校におじゃましました。学校の雰囲気に自分の身を置いてみたかったのです。いくつかの授業を見ました。生徒が探究している場面では、何をやっているかをていねいに説明してくれました。
 校長室では、荒井優校長先生がおいしいコーヒーをいれてくれました。お話ししてあらためて思いましたが、荒井校長先生は120%前向きです。頭のてっぺんから足の先まで、未来を向いています。
 私たちはだれでも過去から未来に向かって生きているのですが、考えや意識、気持ちが後ろに向かったり、現在にとどまったりすることがあります。生命の流れに逆らうようで、人間って不思議です。そして、後ろ向きになって、とらわれ、苦しんだりもします。
 しかしながら、荒井校長先生にとって、全ては未来のためにあり、全身全霊で未来を向いているなと思うのです。
 「人間離れしている」と言っているのではありませんよ(笑)。誤解なく。
 そして、堂々と未来に向かっているって清々しいなと思います。
 野高生の皆さん、過去から学びつつも、未来へ向かいましょう。私たちの現在の姿勢次第で、未来はいくらでも変わります。
08:02
2019/07/03

札幌芸術の森美術館

| by 野幌高校校長
 札幌芸術の森美術館で、砂澤ビッキの「風」展を見てきました。大地から離れた樹木がビッキによって造形され、新たな命を吹き込まれています。建物の中に置いてあっても、外の自然とつながっていくような、樹の気がゆったりと、時に激しく風となって流れていくような、そんな不思議な感じがしました。
 「四つの風」と題された4本のアカエゾマツによる作品は、一つ倒れ、また一つ倒れて朽ち、現在は一本のみ残っています。ビッキは、自分が作って終わりではなく、自然の中でその成り行きに任せて変化していくことを望んだのです。芸術が自然から想像し、芸術作品に自然が手を加えるということ。
 作品の躍動感が見る者を未来へと開かせます。
 野高生の皆さん、あちこち出かけ、様々なものに出会いましょう。
07:30
2019/07/02

悪党

| by 野幌高校校長
 連続ドラマ「悪党」が終わりました。久しぶりに連続ドラマを観ていました。
 野高生の皆さんは、テレビの連続ドラマを観ますか。
 私は、思い出話をすると、子どもの頃「太陽にほえろ」や「寺内貫太郎一家」「三年B組金八先生」を楽しみにしていました。一つ終わると、一週間後が待ち遠しかったものです。
 「悪党」の監督は瀬々敬久。映画「アントキノイノチ」「八年越しの花嫁」「友罪」を観たことがある人がいるかもしれません。
 「悪党」の原作者は、薬丸岳。悪を犯した者はその後どう生きればよいのか。悪により最愛の人を失った人間は、絶望や激しい憎悪、復讐へ念を抱えながら、いかに生きることができるか。まさに、正解のない問いに貫かれたインパクトのある作品です。
 いやあ、ドラマ(映画)って、小説って、面白いですね。
07:30
2019/07/01

小川聖子さんのお話

| by 野幌高校校長
 コミュニティーFM「Radio T×T」の「ワークライフシナジー」パーソナリティのお一人、小川聖子さんは、Beamspringというコーチングの会社の代表です。また、千歳で美味しいイチゴの栽培もしており、レストランや喫茶店のデザートとして提供しています。
 小川さんが、出演した生徒とのやりとりで、次のような話をされたことが印象に残りました。

・相手がどうあっても自分から挨拶すること。社会人として大事です。
・自分を生かすのは、社会の中で。自分の生活を充実させ、人の役に立つのは社会の中でのこと。そのために、機嫌よくいること。
・イチゴを、自信を持って育てる。愛情と自信を持って育てたイチゴとそうでないイチゴとは味が違います。

 野高生の皆さん、「ワークライフシナジー」は月曜夜7時からです。様々なゲストが出演します。是非、聴いてみてください。
07:30
2019/06/28

出口治明さん

| by 野幌高校校長
 出口治明氏は立命館アジア太平洋大学(大分県別府市)の学長です。ライフネット生命の元社長です。教養があり、何冊も本を著しています。先日、ライブで(サテライト配信)初めてお話を伺いました。
 タイトルは「これからの日本の教育と大学の役割」です。
 私は、野高生の皆さんにも聞きたいです。これまで教育を受けてきて、今、高校で学んでいて、「これからの日本の教育」はどうなればよいいと思いますか。10年、20年後、どういう学校だったら、もっと社会がよくなると思いますか。さらに言えば「先生になりたい」という人が増えてほしいです。
 さて、お話はとても刺激的でしたが、一点だけ。
 出口さんはユリウス・カエサル(古代ローマの政治家)の「人間は自分が見たいと思うものしか見ない」を引用して次のように言いました。
 人は、あるがままに見ているつもりでも、自分の価値観や人生経験に左右されている。記憶でさえ、自分の都合のよいように変換してしまう。それは避けられないことだが、自分の狭い物の見方にとらわれると、社会の変化に対応できなかったり、違いのある他者とともに生活できなかったりする。そうならないためには、「タテ」(歴史)、「ヨコ」(世界)、「数字」を見ることが大切だと。
 私にも様々な好みがあり、自分のアンテナに引っかかるものもあれば、スルーするものもあります。好みもあるし、「難しそうだ」と近寄らないこともあります。
 出口さんが言うように、歴史や世界のこと、統計(数字)の使い方を学ばなければならないと思いました。
 野高生の皆さん、本もよいですが、生の話を聞くのも(サテライト配信でしたが)よいですよ。
07:30
2019/06/27

マドレーヌ

| by 野幌高校校長
 先日、三年生の調理実習を参観しました。メニューはマドレーヌです。私が驚いたのは、作業内容の多さです。13の作業がありますが、一つ一つに、何のために何を使ってどのようにやるかが細かく決まっています。ことばと目の前の視覚情報を結びつけなければなりません。時間をよく見て、グループの他の人の作業状況に目を配り、熱やガスなど危険がないか十分に気をつける必要があります。先生の話を聞いたり、うまくいかない点を相談したり、不足したものを取りに行ったりと忙しいです。「これは大変だ」と思いました。結果的に、グループで協力して時間内にマドレーヌは完成し、片付けも終わっていました。
 普段、料理を作らない私は感心しました。単身のときに、軽く炒め物をしていたぐらいの私は「自分は不器用だから」を言い訳に、家では料理をしません。反省はしますが、、、
 野高生の皆さん、自分のことを棚上げして言います。料理を作れるのは素晴らしいことです。料理をしましょう!
07:30
2019/06/26

廊下を歩きに来ませんか

| by 野幌高校校長
 私は廊下を歩くのが好きです。もちろん、教室に入るのも好きです。
 廊下には先生のメッセージ、先生や生徒が紹介する本、生徒の活躍、ミニ学習クイズ、国語の授業で作成した壁新聞などが掲示されていて、毎日楽しいです。
 書もあります。好きなことば?があちこちに貼ってあります。目にとまります。胸に響きます。
 「諦めないことが大事」
 「ここにいるすべての人に役割がある」
 「人の話は耳で聞くんじゃない 身体で聞くんだ」
 「人を知る前に己を知れ」
 「話を聞かないことは損をすること」
 「あなたなら出来る」 などなど。

 野高生の皆さんはどう受け止めてますか。
 保護者の皆さん、地域の皆さん、どうぞ野幌高校の廊下を歩きにいらしてください。
07:30
2019/06/25

野球

| by 野幌高校校長
 24日、野球部、夏の大会の応援に行きました。相手の投手が素晴らしく、コールド負けを喫しました。
 つらいことです。苦しいことです。でも、ゲームセットまで、選手たちはグラウンドに立ち続け、投げ、キャッチし、バッターボックスでできることをやり通しました。
 どんな状況でもあきらめずにベストを尽くす。言うのは簡単ですが、行うのは難しいです。それにチャレンジした生徒たちに拍手を送りたいです。どうもありがとう。

07:30
2019/06/24

風味

| by 野幌高校校長
 先日、二年生の書道にお邪魔して、一緒に書を書きました。「風味」という字です。字体が草書と聞いて、やめようかと思いましたが、担当の先生が大丈夫ですよと言ってくれたので書いてみました。
 説明をやや緊張して聞き、お手本を書くところを集中して見ていました。同時にタブレットで撮影し、それをくり返し見ました。「流れを止めずに一筆書きをする」「強弱と緩急をつける」ということばを聞いた上で、先生の体の動きをなぞることによって、何とか真似ることができました。配布された半紙を使い切り、さて、どれを提出用に選ぼうかと迷い、生徒に選んでもらいました。その時は、それか?と思いましたが、あとで見直すと、なるほど、それが一番いいと思いました。思いっきり自己満足し、校長室に掲示しています。
 野高生の皆さん、やはり、「学ぶことは真似ること」ですね。タブレットは役に立ちますね。

07:30
2019/06/21

夢を語れば夢は叶う

| by 野幌高校校長
 コミュニティFM「Radio T×T」の「ワークライフシナジー」のパーソナリティの斉藤勉さんは、二言目には「夢を語れば夢は叶う」と言います。「校長も、そのことを語ってください」と言われ、考えてみました。やはり、他人からただ聞くのと、自分で語るのとでは、そのことばに対する意識が変わりますね。
 さて、そもそも私たちは毎日、何を語っているのでしょうか。
 仕事のこと、趣味のこと、ニュース。
 自分のこと、友人のこと、家族のこと、先生のこと、芸能人のこと。
 今日の出来事、昨日の楽しかったこと、先週のつまらなかったこと。
 面白い動画、エキサイトしたゲーム、噂話、美味しいお店。
 時間的に言うと、過去のこと、未来のこと、どちらが多いでしょうか。
 いろいろなことを気楽に語り合えるのって、とてもステキなことであり、どんな内容でもよいでしょう。
 でも、もし、未来のこと、夢のことを語れる、語り合えるのなら、これまた楽しいです。
 過去のことを語っていると、ついつい意識が後ろ向きになります。変えられない過去へと気持ちが向かいます。それは行動につながりません。
 しかし、時間は前へ動いていきます。命は未来へと向かっています。
 夢のことを語ることで、意識は未来のこと、これからのことへ向かいます。
 変わらない過去のことを語るよりも、変えられる未来を語る方が、楽しいです。
 そして、夢を語れる相手がいれば、ステキなことです。愚痴や不満よりも、夢を語り合った方が楽しくて、行動につながるのではないでしょうか。
 そう、夢を語れば夢は叶うのです。
07:30
2019/06/20

緊張よりも大切なこと

| by 野幌高校校長
 17日のコミュニティFM「Radio T×T」の「ワークライフシナジー」の本番前、出演する生徒は「緊張する!」と言っていました。「好きなようにしゃべればいいよ。普段どおりだよ」と声をかけつつ、シナリオもなく、生でぶっつけ本番です。私自身も少し緊張していました。突然ふられる場面もあり、自分の身体がかっと熱くなるのもわかりました。
 しかし、パーソナリティの斉藤さん、小川さんのリードが上手で楽しい時間を過ごすことができ、思いもよらず、ラジオで好きな校歌を歌う展開になったことにはさすがに驚きましたが、お二人からも、生徒からもよい話が聞けて、とてもよかったです。
 さらに「ますます野幌高校が大好きになりました」と言っていただいて、うれしい限りです。
 生徒たちも、なかなかない経験ができ、普段関わりのない大人たちと接したことはとてもよかったと思います。
 緊張することよりも、体験すること、挑戦することの方がはるかに大切です。
 恥ずかしくても、やってみる方がよい。
 心配するより、動いてみた方がよい。
 野高生の皆さん、大切なことは何でしょう。前を向いて、体験すること、挑戦することです。

07:30
2019/06/19

ラジオに出て

| by 野幌高校校長
 6月17日(月)、コミュニティFM「Radio T×T」の「ワークライフシナジー」に出演しました。
 生徒会役員の太田会長、澤向さん、木村さん、そして、音響に興味がある街道さんの付き添いで、担当の大野教諭と一緒でした。
 熊の話題に始まり、学校や生徒会活動、行事、将来の夢など、パーソナリティの斉藤さん、小川さんと楽しくお話ししました。
 本校の生徒会は「自分たちで楽しく居心地のよい学校にしよう」という気持ちが前面に出ていて、私は大好きです。
 遅刻が減り、挨拶が増え、話を聴く姿勢や学ぶ態度が改善したのは、生徒の力によるところが大きいと思っています。
 ありがたいです。
 打てば響く。夢を語りたくなる。応援したくなる。
 野高生の皆さん、私はそんな学校だと思っています。ですから、困ったことがあれば相談してください。課題のない大人も高校生も、組織も人もいません。一緒に探究しましょう。

  

07:30
2019/06/18

書評好き

| by 野幌高校校長
 土曜と日曜の新聞の書評を読むのが私の趣味の一つです。
 読みたい本は多数あり、毎日新刊も出ますから、その数はどんどん増えます。
 時間は有限ですから、興味のある本の全てを読むことはできません。
 新聞の書評は、新しい本の内容を教えてくれます。
 ポイントや魅力を上手に説明してくれます。
 読んだ気になってしまいます(笑)
 「これはもう絶対読もう」「手元に置いておきたい」という本は購入します。ネットで探すと少し古い本は「1円」「100円」で手に入ります。
 とにかく、書評は本を買うヒントにもなります。
 お得です。
 野高生の皆さんは、どうやって本の情報を手に入れますか。SNSかな。朝読書の本をどうやって入手していますか。
07:30
2019/06/17

人文字(泣)

| by 野幌高校校長
 14日、朝から出張でした。体育大会はどうなっているだろう。人文字の撮影はうまくいっているだろうか。気にしていました。
 人文字は70周年記念事業の一環です。
 夕方、教頭から人文字の写真が送られてきました。PTA渡邊会長様のお陰で、江別市の井上設備工業株式会社さんがドローンで撮影してくれました。準備に当たった教員、参加した生徒、だれひとり欠けても実現しない人文字の写真を見て、私は胸が熱くなりました。
 チームの力って、素敵です。
 野高生の皆さん、目的を持ち、チームを組めば、楽しいことができます。
07:15
2019/06/14

全盲で太平洋横断

| by 野幌高校校長
 4月20日、全盲の岩本光弘さんが小型ヨットで米国西海岸から太平洋を横断し、ゴールの福島県いわき市の小名浜港に到着しました。
 2月24日にサンディエゴ港を出発し、健常者の米国人男性とペアで全長約12メートルの「ドリームウィーバー港」を操作し、1万4000kmを航行したのです。世界初です。
 相棒が風の向きなどの状況を伝え、岩本さんが舵と帆を操りました。
 岩本さんは、2013年にもニュースキャスターの辛抱治郎さんと挑戦しましたが、鯨に衝突して浸水し海上自衛隊に救出されました。無謀な冒険と一部から非難されました。
 しかし、岩本さんはこの事故によるトラウマを乗り越えるためにトライアスロンを始め、「絶対に諦めない」という信念から再挑戦したのです。
 彼は先天性弱視で、16才で全盲になり、自殺を考えるほどの絶望の淵に立たされました。
 しかし、伯父さんがこう言いました。
 「おまえの目が見えなくなったのには意味がある。おまえがポジティブに生きる姿を見せることで、見えていても何のために生きているのかわからなくなっている人たちに、勇気と希望を与えるんだ」
 岩本光弘さんの著書「見えないからこそ見えた光」には、
 「壁は押しつぶされるためにあるわけではなく、ぶち破るためにあるんだ」
 「あなたがもし・・・運を引き寄せたいというのであれば、口にしている言葉をポジティブなものにしてみてください。言葉を変えることで行動が変わり、行動が変わることで習慣が変わり、習慣が変わることで性格が変わり、性格が変わることであなたの運命が変わります」
 このことばをどう実践したかが描かれています。
 野高生の皆さん、興味をもった人は読んでみてください。読書は人生の糧です。
07:30
2019/06/13

私は鳥?

| by 野幌高校校長
 防風林から様々な鳥の鳴き声が聞こえてきます。
 その中に、シンプルな音のくり返しではなく、メロディーを奏でるような鳴き声があります。
 ランニングコースでも、枝幸でも、壮瞥でも聞いたことが何度もあるのですが、姿がわかりません。
 スマホで録音し、生物の先生が調べてくれました。
 エゾセンニュウとわかり、うれしかったです。
 ところが、昨日、出勤してからは、あまり聞こえないのです。
 鳴くのは求愛行動であり、一昨日がそのピークだったのだろうか。
 それに敏感に反応した私は鳥? などと思っていました。
 昼下がり、また聞こえ始めました。
 いい声です。
 野高生の皆さん、ちょっと耳を澄ましてください。エゾセンニュウは特徴的な鳴き声なので、わかると思います。
07:24
2019/06/12

いだてん

| by 野幌高校校長
 日曜夜、NHK大河ドラマの「いだてん」。新聞によると、視聴率は低いようです。
 私は観ています。
 中村勘九郎が演じる、日本人として初めてオリンピックに参加した金栗四三の役は強烈です。過剰で破天荒です。
 しかし、人並み外れた情熱が、スポーツに対する人々の意識を変え、体育教育を成立させ、女子が運動できるようにしました。
 「やり過ぎだなあ」と苦笑しながら、気がつくと私は涙ぐんでいます。
 大きな夢を実現する人は、そんじゃそこらの苦労や困難を吹き飛ばします。挫折しても、何度でも立ち上がります。
 野高生の皆さん、是非、いだてんを観てください。また、おもしろいドラマがあれば教えてください。
07:30
2019/06/11

普通じゃない!

| by 野幌高校校長
 私は、若い頃、「普通」という言葉が嫌いでした。
 「普通はこうだよ」「普通じゃない!」と言われると、「普通って何?」と思いました。
 多数派のこと? 固定観念ではない? 単に続いてきただけ? など疑問が渦巻きました。
 まあ、私が変わっていたのかも。たぶん。
 それはそれとして、本校は普通科であり、「普通とは何か」、考えることがあります。
 私は「普通」とは、いつでもどこでも当てはまるような、当たり前のことと理解しています。
 だれにでも通用する基礎・基本。
 大事なことは、「普通とは何か」を探究することではないでしょうか。
 「普通」を徹底すること、凡事徹底。
 流行に左右されない「普通」。
 とらえがたい変化の中でも、ぶれない「普通」。
 個性を認め合いながら、だれにでも共通する「普通」を大切にしたいと思います。
 野高生の皆さんは、「普通」について、どんなことを考えますか。
07:30
2019/06/10

ごほうび

| by 野幌高校校長
 千歳マラソンでこの二十年のベストを出し、三日間休んで、また走り始めました。
 身体が変わった感じがします。
 新たなしなやかさ、「こうがんばる」という努力の感覚、躍動感、軽さ、「できる」という有能感。
 千歳で苦しい最後の10kmを「無理をしなくてもいいや」と妥協せず、目標を下げずに走りきったことへの、ごほうびかな。
 ごほうびは嬉しいですね。お金に換えられない、プライスレスの幸福感。
 野高生の皆さん、先週テストでがんばって、よい点数、よい成績もごほうびかもしれませんが、今日からの授業、今日からの学びの中に、ごほうびとしての新しい感覚があればいいですね。
07:44
2019/06/07

| by 野幌高校校長
 先日の千歳JALマラソンは森の中を走りました。日陰があると、ランナーとしては助かります。走っている間は、楽しむ余裕はありませんでしたが、緑が目に鮮やかでした。
 走り終えると、落ち着いて、緑に目を向けることができました。緑といっても色彩は多様で、黄緑もあれば、濃い緑もあります。太陽の光を浴びている緑もあれば、光を透かしている緑もあり、それらの組み合わせは無限にあり、素晴らしいです。
 そんな私も緑に目覚めたのは、高校卒業してからです。セザンヌやモネが描いた、緑を独創的に表現した作品の影響もあるかもしれません。
 ある日、大学のキャンパスで、読書に熱中し、ふと顔を上げると、自然の生き生きとした美しさを感じたのです。
 子どもの頃訪れた北大の植物園へ行って、木々の緑が揺れるのを何時間も眺めていたこともありました。
 人は、自分でも思わぬときに、内に眠る感性が揺り起こされるときがあるのでしょう。
 野高生の皆さんも、自然の中を目的もなく散歩してみませんか。もちろん、デートもありです。今日でテストも終わりですから。
07:52
2019/06/06

スズメとカラスとハトと

| by 野幌高校校長
 私はほぼ毎朝走ります。
 朝はますます早起きになりました。
 4時半に目覚ましをかけても、4時過ぎに自然と目が覚めることが多くなりました。
 ますます老人力が高まっています。
 少し新聞を読んで、ストレッチをしてから、走ります。
 音楽を聴きながら走ることもありますが、最近は鳥の声が耳に入るのが心地良いです。
 教頭になり、札幌を離れて壮瞥高校に勤めたとき、自然豊かで鳥の声を毎日聞いて好きになりました。
 チッチッチ。ピュンピュン。チーチー。チュチュチュ。ギーギー。チュンチュンチュン。チーッチーッ。
 鳥の歌声は実に多様です。
 しかし、私には名前がわかりません。
 自信を持って鳴き声を区別できるのは、スズメ、カラス、ハト、カッコー、ウグイス。それぐらいでしょうか。
 「君の名は」とたずねることもできず、残念です。
 野高生の中に、鳥に強い人はいますか。教えてほしいです。
07:30
2019/06/05

わからないものに触れる

| by 野幌高校校長
 先日、ジョン・ルーリーの展覧会に行きました。
 私が彼を知ったのは、1986年の「ストレンジャー・ザン・パラダイス」という映画です。長身で、個性的な顔立ちでかっこよかったです。同じジム・ジャームッシュ監督の「ダウン・バイ・ロー」でもユーモラスな役を演じていました。
 彼はサックス奏者として、ジャズのバンドでも活躍していました。私はライブアルバムのCDを買い、よく聴いていました。
 しかし、その後、彼の話を聞かなくなり、どうしたのかと思っているうちに忘れていました。現在のように、インターネットがあれば、情報を入手できたでしょうが。
 今回、展覧会の情報でわかったことは、ジョン・ルーリーは難病にかかり、映画界からも音楽界からも引退し、絵を描いていたということです。
 初めて観ましたが、色の組み合わせが独特で調和していない感じがします。変な動物が描かれていたり、変わったタイトルがついていたり、植物が妙に細かく描かれていたり、美しいような、不気味なような、幻想的な、妙な絵なのですが、不思議な魅力があります。
 何を描いているのか、何を伝えたいのかはよくわかりません。
 しかし、私は、わからないものに触れるのは嫌いではありません。
 同じ人間といっても、全てがわかるわけではありません。
 毎日、新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりしていると、何だか世界がわかったような気になるのですが、そんなはずはありません。
 わかりにくい芸術作品に接すると、世界は多様で、自分のちっぽけな理性や感性を超えていることにあらためて気づかされます。
 野高生の皆さんも、たまにはわからないものに触れてみませんか。もちろん、テストが終わってから。
10:45
2019/06/03

千歳JAL国際マラソン

| by 野幌高校校長
 昨日2日、千歳JAL国際マラソンを走りました。
 森林の中、未舗装の道を走ります。
 アップダウンがあり、平坦ではありません。
 途中で小石が靴の中に入ります。大きめの石ころを踏んで足首をひねり、ヒヤッとしました。
 折り返してしばらく経つとずっと下りで、脚にダメージがあります。
 ラスト10kmは脚もつりそうで、きつくて、「三ばり、三ばり」と何度も言い聞かせました。
 結果、4時間2分40秒でゴール。ふらつき、しばらく動けず、突っ立っていました。
 二週間前の洞爺湖マラソンよりも4分早くて、嬉しかったです。
 木々の鮮やかな緑も美しく、恵庭で温泉に入り、道の駅で食べたソフトクリームの美味しかったこと。
 こうなったら、市民ランナーの一つの目標である4時間ぎり、つまりサブフォーを狙おうかと静かに燃えています。アラフォーにはなれないけれど。
 野高生の皆さん、チャレンジって楽しいです。

07:28
2019/05/31

経験から学ぶ

| by 野幌高校校長
 24日、本校の交通安全教室に新札幌自動車学園の方々が来校し、講話をしていただきました。また、外でトラックと自転車を使い、どこに「死角」があって危険なのか、巻き込まれるとどうなるのか実演していただきました。
 終了後、私が礼を言うと、「こんな大人数の前で話すのは初めてで勉強になりました。貴重な経験をありがとうございました」と言われました。
 経験を学びに変える人は、年齢や立場に関係なく素晴らしいと思います。
08:04
2019/05/30

100回読む

| by 野幌高校校長
 山口真由さんは札幌生まれ、東大卒、ニューヨーク州の弁護士登録をし、テレビ出演や執筆でも活躍中です。彼女は高校時代、塾に通わず、サッカー部のマネージャーを務め、家庭学習では参考書にこだわったそうです。本屋へ行き、参考書に片っ端から目を通し「これだ」と自分が納得して選んだ一冊を、とにかく繰り返し読みました。教科によっては、100回以上読み込んだとのこと。もともとの能力があったとしても、それが開花したのは繰り返すこと、徹底することのお陰だと思います。
 「読書百遍、意自ずから通ず」
  多少難しい本でも、100回読むと、自然と意味がわかるようになる。
 「同じ問題を三回解け」
  テスト対策で昔から言われることです。
 「学問に王道なし」
  学問、勉強することに、王様が道を歩くくらい、簡単な、易しい道、方法などない。

 野高生の皆さん、来週はテストです。100回でも、3回でも、何回でもくり返し、学習しましょう。
07:28
2019/05/28

松田聖子までも

| by 野幌高校校長
 先日も、帰宅途中の車の中でラジオを聴いていました。お決まりのNHK FM「夜のプレイリスト」です。
 パーソナリティは、中川翔子さん。彼女が選んだ一枚のアルバムは、松田聖子の「風立ちぬ」でした。
 野高生の皆さんは、松田聖子を知っていますか。
 私の高校時代は大人気で、「聖子ちゃんカット」という髪型が流行りました。卒業アルバムを開くと、同じ髪型の女子が何人もいます。
 私は松田聖子の「ブリッ子」(ってわかりますか)ぶり、甘ったれたような歌い方が大嫌いで、ライバル視されていた中森明菜(って知っていますか)の方がずっと好きでした。
 中川翔子さんは松田聖子のミーハー的ファンで、熱く語っていました。そして、曲を聴くと、とてもいいんです。
 ラジオの力でしょうか。時の流れでしょうか。私は家でもしばらく松田聖子を聴き、口ずさんでいました。
 高校時代は、部活動が終わって、皆でアイスを食べながら、バカ話をするのが楽しみでした。
 今は、車のラジオが楽しみです。
 野高生の皆さんは、昔の歌を知っていますか。

07:39
2019/05/27

テニスの大会で

| by 野幌高校校長
 先週、高体連テニスの大会があり、本校は当番校でした。私は東京出張があり三日間不在でしたが、雨で一日順延となったため、最終日24日の試合を観ることができました。男子シングルスの決勝は白熱した接戦となり、とても面白かったです。
 テニスはテレビなどでも観ますが、選手の人としての様々な面がよく出るスポーツだと思います。ジョコビッチ、ナダル、フェデラー、錦織圭、大坂なおみ。精神の様々な変化が伝わってきて、大変だなあと思いながら、それも観戦の醍醐味です。
 焦ったり、ネガティブになったり、油断したり、開き直ったり、守りに入ったり、根拠のない自信に満ちたり、、、そんなに単純なものではないのでしょうが、テレビ画面から内面が伝わってきます。
 テニスでは、高度で繊細なコントロール力が要求されると思います。結果だけ見ると、ネットしたり、大きくアウトになったりしていますが、実際にはインパクトのわずかなズレ、角度や速度、回転のかけ方のちょっとした違いがポイントを左右しているのでしょう。
 グランドスラム、四大大会の一つ、全仏オープンが始まりました。
 野高生の皆さんは、テレビやネットでスポーツ観戦しますか。
07:52
2019/05/21

ラジオで、偶然に

| by 野幌高校校長
 私は帰宅途中の車の中では、ラジオを聴くことが多いです。
 NHK-FMでは18時から「夜のプレイリスト」という番組が流れていて、その週のパーソナリティが選んだこだわりの一枚のアルバムのほとんどの曲が流れます。
 同じ曲でも、一曲だけ聴くのとアルバム全体を聴くのとでは違います。
 同じアルバムでも、ただ聴くのと、それを選んだ人がなぜ好きなのか、どんな思い出があるのかという話と一緒に聴くのとでは違います。
 ラジオによる偶然の出会い。パーソナリティの話と思い入れのある音楽。
 私は音楽が好きで、音楽によって、自分が生きている日常がまた違った風に感じられます。
 野高生の皆さんも、たまにはラジオを聴いてみませんか。新しい世界が開けるかもしれません。
07:00
2019/05/20

洞爺湖マラソン

| by 野幌高校校長
 昨日洞爺湖一周42.195kmを走りました。
この一、二週間ほど、ふくらはぎのはりを感じ、やや不安がありましたが、およそ二十年振りに、4時間10分を切り、4時間6分10秒で完走しました。
 やってみないと、わからないものです。
 いつも前半で体力を使い、中盤でバテます。「今回こそ」と思い、調子に乗らず、流れに合わせず、力をセーブしました。
 30km、35kmという、苦しくなる後半も無事に乗り切り、途中でつりそうになることもなく、最後はスピードを上げてフィニッシュしました。
 うれしいです。
 高校時代は先輩から「力むな」と言われ、頭ではわかっても、体で実行することができませんでした。
 50代後半になり、やっと少しコントロールできるようになったのでしょうか。
 それにしても、洞爺湖は美しいです。ずっと、動画を撮っていたいぐらいです。何百、何千と人が走っていても、鳥たちが美しい歌を奏でます。山々は静かにそこにあります。湖面は多様な色合いで心を和らげます。
 野高生の皆さん、是非洞爺湖を訪ねてください。
09:08
2019/05/17

体を動かすと心が変わる

| by 野幌高校校長
 「体を動かすと心が変わる」を著した岡野五郎元札幌医大准教授によると、運動は学力向上や心の安定に効果が高いとのことです。
 人類は何万年もの間、主に狩猟採集生活を送っていました。そのため、走ったり歩いたりすると、脳は「走る・歩く=食べ物や住処を探している=生きるために大事なことをやっている」と解釈して、ドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった神経伝達物質を放出し、それが多幸感をもたらします。また、獲物をとったり外敵から逃げたりするには集中力と論理力、記憶力が必要なため、動き回ると脳にその力を高めるために必要な物質が集まります。
 座ってばかりいると記憶力などを高める必要はないと考え、脳はさぼってしまうそうです。
 早歩きなど心拍数を増やす有酸素運動、特にインターバルトレーニングが脳の神経細胞をふやすことがわかっていて、アメリカのある学校では毎朝10分ランニングをし、スウェーデンのある学校では、体育の授業を週二時間から毎日に変更し、学力が向上したとのこと。
 野高生の皆さん、週末です。天気は晴れ。暖かくなり、花の美しい季節です。部活動に入っていない人も運動しませんか。
07:59
2019/05/16

チョコレート

| by 野幌高校校長
 私は甘いものが好きです。食べ過ぎないように気をつけています。
 山下貴嗣さんは、チョコレート専門店Minimal(ミニマル)の代表です。
 彼は、よいカカオを求めて、30ヵ国300以上の農園を回りました。
 素材に合ったレシピを考え、個性的な味と香りを引き出そうと試行錯誤します。
 例えば、2018年は1年間で3119のレシピをつくりましたが、製品化できたのはそのうち1割程度です。
 農家を大切にし、フェアトレードを方針としているため、大きな利益が上がるわけではありません。
 しかし、農家にとっても、消費者にとっても「豊かさとは選択できること」と考え、新たな選択肢の創造に挑戦を続けます。「世界がちょっとだけよくなること」を願って。
 野高生の皆さん、チョコレートは好きですか。フェアトレードのチョコを探してみてください。
08:55
2019/05/15

砂澤ビッキ

| by 野幌高校校長
 連休中、札幌市の宮の森にある本郷新記念札幌彫刻美術館に行きました。
 「砂澤ビッキ-樹-」展です。
 砂澤ビッキは木彫りの彫刻家、木のアーティストです。
 1931年生まれのビッキは、1978年から道北の音威子府(おといねっぷ)で創作に打ち込み、制作場は現在ギャラリーになっています。
 以前から彼の作品は知っていましたが、私は枝幸にいるとき、二度訪れて、その素晴らしさに感銘を受けました。
 圧倒的な木の強い生命力が引き出され、作品は新しい生き物として私たちを魅了します。
 「樹」展では、エビや鮭、蛾がモチーフとなっていて、独自の文様が刻まれていて面白かったです。
 札幌芸術の森では「砂澤ビッキ-風-」展があります。
 野高生の皆さん、自分の趣味を広げてみませんか。
13:12
2019/04/19

伊達ハーフマラソン

| by 野幌高校校長
 14日は伊達市でハーフマラソンを走りました。ハーフは21.0975kmです。
 朝5時に家を出て、10時50分スタートしました。
 羊蹄山、昭和新山、有珠山の眺めが素晴らしかったです。
 壮瞥の宮本校長先生が応援に来てくれました。とても嬉しかったです。
 走る前は多少の緊張感がありましたが、それよりも、大会に出られる喜び、走る喜びの方が優っていて、悔いの残らぬよう、全力を出し切ろうと思いました。
 上り坂では、がんばり・ねばり・ふんばりの「三ばり」精神を心がけました。下り坂では、加速しました。
 つらいときは、好きな曲を口ずさみました。
 昨年の同じ大会よりも3分早く、1時間45分でゴールしました。
 年をとり、できないことが増える中で、できるようになったことがあると、嬉しいです。
 サービスの大福やきのこ汁も美味しくて、とてもよい気分転換になりました。
 野高生の皆さんは、体を動かしていますか。気分転換していますか。
07:42
2019/03/25

離任式にて

| by 野幌高校校長
 22日、離任式がありました。別れの季節です。
 本校では12名の職員が、退職、異動、期限終了のため去ることとなりました。
 挨拶にはそれぞれの思いがあり、印象に残りました。

・いま長所だと思っていることは、社会に出たら大したことないかもしれない。いま短所だと思っていることは、社会に出たらプラスに働くかもしれない。だから、決めつけないで、自分を信じ、チャレンジしてください。

・数学は人間理性の幸いのためにある。実生活ですぐに役立つか、そんな実利ばかりを求めるのではなく、問題が解けてハッピーになる、理解してうれしい、そうしたことを大切にしてください。

・伸びしろと言うが、それは一生懸命頑張って、初めてできるもの。出てくるもの。

・十三年いて、生徒の皆さんが、こんなに顔を上げて聞いている景色は初めてです。野高はよくなっています。これからも期待しています。

・「3年A組」のドラマを観ていました。ネット、情報の扱い、十分気をつけてください。

・自分の顔を自分で見ることはできません。自分のことは十分にわからないものです。人から見られ、言われたことを謙虚に受け止めてください。

・コミュニケーション能力とは、違いを受け止めることです。

・東日本大震災のあと、福島から転入した生徒が三年生になったとき、高体連で勝ちました。相手の学校は部員が50名です。本校のチームの選手は試合が終わったら立ち上がれないくらいへとへとでした。そのことが忘れられません。
 様々な困難な状況があるでしょう。しかし、希望は捨てないでください。

・試合に勝ち負けはあります。でも、それだけではありません。試合で他校の三年生が本校の一年生に負けて仲間のところに戻るときに「あー楽しかった」と言っていました。人と一緒に熱中してがんばれるものがあればよいと思います。
07:57
2019/03/22

イチローの引退

| by 野幌高校校長
 大リーグのイチロー。
 日本でプレーしていた時代から、大好きです。
 昨日、日本で最後のプレーをし、引退を発表しました。
 記者会見で「貫いたものは何ですか」という質問がありました。
 いつものように、少し考えてから、ハッキリと答えました。
 「野球のことを愛したことだと思う。これは変わることはなかった」

 野球に対する愛を貫いたということ。
 強く印象に残っています。
 野高生の皆さんは、イチローのことをどれくらい知っていますか。

09:36
2019/03/20

合格掲示板のところで

| by 野幌高校校長
 18日の10時に掲示板が掲げられました。
 友だちと、親と見に来て、それぞれに喜んでいる様子がほほえましかったです。
 写真を撮る人が目立ちました。
 こちらに気づいて「こんにちは」と言う人。
 「ありがとうございます」と言う人。
 とてもうれしいです。
 門を出るときに「とりあえず、肩の荷が下りた!」と大きな声で笑った男子。
 受検は緊張しますね。
 おつかれまでした。
 新しいスタートを応援します。
08:00
2019/03/18

合格発表

| by 野幌高校校長
 今日の10時に合格発表があります。自分の希望がかなうかどうか、ドキドキしている人が多くいることでしょう。
 出願校を決めるにあたり、いろいろと考えたことでしょう。その学校に対する知識やイメージがあることと思います。
 しかし、もちろん、志望校のイメージと現実は少なからず違います。いくら兄姉や先輩から詳しく聞いていたとしても、やはり違います。
 先週の金曜日に札幌教育大の一年生4名が来校したのですが、野幌高校のイメージと参観した様子とのあまりにも大きな違いに何度も驚いていました。
 ですから、合格発表の後、あらためて、ホームページなどでその学校のことを調べるとよいと思います。
 そして、その学校で何を目指すかは自分自身のことです。
 何をしたいのか。
 何ができるようになりたいのか。
 どんな力を身につけたいのか。
 三年後、どういう姿に成長したいのか。
 もう一度、一から考えるとよいと思います。
07:48
2019/03/15

アイコ

| by 野幌高校校長
 昨日、2年生の「自然科学入門」の発表会を参観しました。
 トマト「アイコ」の栽培研究です。
 栽培の形態を変え、生育・収量・品質を比較します。
 土壌に生息する生物も調べます。
 資料もプレゼンテーーションもとてもわかりやすく、十分に時間をかけたことがわかりました。
 酪農学園大学の飛谷淳一准教授の問いに答えた率直な感想がよかったです。

 「植物の成長が、単純にうれしい。それは人も同じではないだろうか。」

 そのとおりだと思います。
 子どもも大人も同じではないでしょうか。
 どの点で、どんなふうに成長できたらうれしいだろうか。そのために、どう生活すればよいだろうか。
 「この研究を生かしていきたい」。
 学校の学びと社会で生きることはつながっています。
08:00
2019/03/14

3年A組

| by 野幌高校校長
 「3年A組」という連続ドラマを観ていて、先日最終回でした。
 美術の先生がクラスの生徒を人質に校舎に立てこもります。
 先生を演じるのは菅田将暉です。
 水泳の花形選手だったクラスメートの死の真相を暴くまで生徒を解放しないと言い、爆弾を使い、殺すと脅します。
 生徒を追い詰めた映像がフェイクであり、それを作らせたのがテレビによく出演するカリスマ教師だったとわかります。
 また、平行して、菅田先生により、生徒たちの嫉妬や屈折した悩みが明るみに出され、自身の醜さを直視するよう、強く導かれます。
 あり得ない物語の展開が気になり、白熱した演技にも惹かれて、久しぶりに連続ドラマを観ました。
 そして、最終回。黒幕のような真犯人が出てくるのだろうか、と思っていると、菅田先生の真意が激しく、熱く語られます。
 全ては無責任なネット社会のあり方を問うためだったのです。
 事実かどうかわからない情報に簡単に踊らされる。
 無責任な、負の感情の発散でしかない発言で人を傷つけ、死に至るほど追い込む。
 そうしたネット社会の闇に一人でも気づいてほしいためだったのです。
 無茶苦茶な物語ではありましたが、心に鋭い問いが残りました。
07:49
2019/03/13

SDGs映像コンテスト その2

| by 野幌高校校長
 昨日の続きです。北海道知事賞も高校生のグループです。
 「Teen×Flores-Seed」というグループですが、メンバーの高校生は学校も学年も異なります。
 目標はSDGsの11番「住み続けられるまちづくりを」です。
 「Teen×Flores-Seed」は、広くSDGsに興味・関心を持ってもらおうと、2018年11月10、11日、札幌地下歩行空間「チカホ」にて「学生ワークショップイベント」を開催しました。これは、SDGsや世界の現状について、ゲームを通して学ぶものです。それを動画にしているのですが、高校生がまちづくりを主体的に考え、様々な人たちをつなげたいという熱意が強く伝わってきます。
 これもまた是非、観てほしいと思います。
 アドレスは次のとおりです。

https://www.youtube.com/embed/IqS4sFltJsU?enablejsapi=1&autoplay=0&cc_load_policy=0&iv_load_policy=1&loop=0&modestbranding=1&rel=1&showinfo=1&fs=1&playsinline=0&controls=2&color=red&autohide=2&theme=dark&
08:01
2019/03/12

SDGs映像コンテスト

| by 野幌高校校長
 2015年に国連が定めたSDGsの映像作品コンテストがあり、その賞を発表する「第1回SDGsクリエイティブアワード表彰式」に参加しました。
 17の「持続可能な開発目標=SDGs」をアピールするための1分ないし3分の映像作品の優秀作を見ることができました。
 札幌新陽高校のグループの作品が札幌市長賞をとりました。英語と日本語を使ったユーモラスな作品で親しみがありました。
 同じメッセージを単なることばで表現するよりも、人の感情を揺さぶり、行動の変革を促すような力があると思いました。
 スピーチも堂々としていて、自然体で、SDGsについて身近なところで取り組む必要性を語っていました。
 是非、作品を観てほしいと思います。
 テーマはSDGsの一つ目「貧困をなくそう」で、フェアトレードを扱っています。
 フェアトレードとは「公正な取引」を意味し、発展途上国の人々に正当な利益が受け取れるような仕組みのことです。発展途上国での労働が円滑で良質になり、継続的な自立が可能になります。
 URLは次のとおりです。

https://www.youtube.com/embed/dz2lxihlaX8?enablejsapi=1&autoplay=0&cc_load_policy=0&iv_load_policy=1&loop=0&modestbranding=1&rel=1&showinfo=1&fs=1&playsinline=0&controls=2&color=red&autohide=2&theme=dark&

 野高生の皆さんも、何か社会へのメッセージのある作品を作ってみたいですか。
08:00
2019/03/11

8年目の3.11

| by 野幌高校校長
 2011年3月11日の東日本大震災から今日で8年です。
 14時46分には学校でも黙祷を捧げます。生徒の皆さんは午前授業であり、部活動の人以外は学校外にいますが、それぞれのやり方で思いを寄せてほしいと思います。
 この8年間、3.11について多くのことが語られてきました。ノンフィクションのみならず、多くの物語が書かれ、映画も作られました。
 それでも語り尽くすことはできず、ことばにならない沈黙を汲み尽くすこともできないのだと思います。
 15,897人がお亡くなりになり、2,533人が行方不明です。
 51,778人が避難を続けており、震災関連死は3,701人に上ります。
 単身高齢者の方も多く、その心細さはいかばかりかと思います。
 忘れないこと。そして、ささやかでもできることをすること。
 そうした心がけを持ち続けたいものです。
08:07
2019/03/08

塾通い

| by 野幌高校校長
 小中学生のとき、体育や図工は苦手で少し苦痛でしたが、勉強は特に嫌いということはありませんでした。それなりにがんばるときもありました。しかし、中学時代は、生徒会活動にはまりました。また、ラジオが大好きで、深夜遅くまで聴き、音楽も好きで、毎日ギターを弾いては大声で歌っていました。学校の帰り道は、友人と誰が好きだとか先生や親、社会はどうだとか、いつまでもしゃべっていました。
 その結果、高校受験のときは、第一希望から、第二、第三と下げ、それでも担任の先生からは「危ない」と言われ、冬休み、やむを得ず、塾へ行きました。一日10時間勉強するようなところで、スパルタで厳しく、何とかついていくのが精一杯でした。それは楽しくはありません。しかし、それを10日間も続けていれば、少しずつわかっていく。できるようになる。視界が明るくなる。やる気になってくる。またがんばる。そのくり返し、好循環で点数がとれるようになっていき、何とか合格できました。
 しかし、振り返ると、その努力が遅かったわけであり、結果的に、自分の行きたい学校には行けず、仲のよい友人たちと離れてしまいました。
 それはとても悔しかったです。将来自分がどうなっていくか、どんな職業に就くかはまだわからないけれど、自分の行動によって、自分の未来の可能性が狭まったのだと思いました。
 そのことは私にとって大事な教訓になっています。
09:25
2019/03/04

受検生の皆さんへ

| by 野幌高校校長
 明日は学力検査です。
 これまでの自分の学習状況について、自己採点は何点ですか。
 80点ですか。
 50点ですか。
 20点ですか。
 もし悔いがあるとしても、前を向いてください。
 大事なのは結果以上にプロセスです。
 学びに向かう姿勢です。
 「いまさら頑張っても」と思うのか、「最後の最後まで、よりよい結果を出せるよう努力しよう」と思うのか、です。
 そこに大きな違いがあります。
 本校では後者を「がんばり・ねばり・ふんばり」の三ばり精神と呼んでいます。
 明日の学力検査、楽しみにしています。
08:50
2019/03/01

だれかの生きざまが心の支え

| by 野幌高校校長
 今日は卒業式です。
 昨日、何人かの卒業生とことばを交わしました。
 「野幌高校好きです。先生方が話しやすくて、僕の相手をしてくれました」
 「資格を四つとりました。専門学校でもがんばります」
 「大学で英語の勉強をします。好きなんです」
 「校長ブログ、読んでいました。時々ですけど」
 卒業アルバムに一言書いたりもしました。
 生徒と直接やりとりができて、うれしいです。

 本日発行の野幌高校PTAだより「原始林」に寄稿した文章を掲載します。

 タイトル「だれかの生きざまが心の支え」
 
 卒業生の皆さん、ご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。
 毎日が「Tomorrow is another day」とは言え、明日がまさに「別の日」、新しい一日です。希望を持ち、前へ進んでいくことと思いますが、未来には想定外のこともあるでしょう。よいこともよくないこともあります。常に順風満帆とは限らないことは確かです。
 どのような不意打ちや荒波があろうと、自分の中にぶれない芯があればよいのですが、弱いところもあるのが人間ですから、苦悩したり、落ち込んだり、面倒になったり、投げ捨ててしまいたくなったりすることもあると思います。
 そうしたとき、私の場合は、もっと大変ないくつもの事例を知っていることを思い出し、自分の状況と比較します。
 「あの人の、あの絶望的な状況に比べれば、まだマシだ」
 「あの人に比べれば、私はまだ四苦八苦してはいない」
 そして「私はあの人と同じように悪戦苦闘しているだろうか」と自問すると、まだまだ努力する余地があり、打つ手があることに気がつきます。
 現実に対し愚痴りたくなることもありますが、建築家の安藤忠雄氏の「現実がわるいことが夢を見ない理由にはならない」を思い出し、顔を上げ、何が大事なことなのか、目指すべきものは何かと考えることができます。
 どうか、様々な人の生きざまに目を向け、心の支えにしてください。
 皆さんが、自分のため、人のため、世のために、たくましく生きていくよう祈ります。
08:00
2019/02/28

見ているようで見ていないようで

| by 野幌高校校長
 明日の卒業式に先立ち、今日は同窓会入会式があります。
 同窓会長の五十嵐徳美様は、いつも、原稿を用意せずに、生徒の方をしっかりと見ながら、印象に残るお話をしてくださいます。
 ユーモアがあり、包容力を感じます。
 先日「人は見ているようで、見ていないようで、見ている。聴いているようで、聴いていないようで、聴いている」とおっしゃっていました。
 見ていると思い、わかってもらえていると考えると、意外と見ていないので、間違ってしまう。
 見てくれていないと思って、気を抜くと、見られている。
 聴いていると思い、伝わっていると考えると、意外と理解されていなくて、失望してしまう。
 聴いていないと思って、手を抜くと、聴かれていて、判断される。
 私はそう受け止めました。この複雑さが面倒に思えても、人間らしさであり、面白さでもあると思います。
 見られる、聴かれること。意思疎通。
 五十嵐会長のお話で、その深さをあらためて考えることができました。
 今日と明日のお話も楽しみです。
09:23
2019/02/27

卒業後の笑顔

| by 野幌高校校長
 今、進路指導室の前に笑顔があふれています。
 本校を卒業し、専門学校などに進んだ人たちの就職が決まり、その報告書が数多く掲示されています。
 その写真の笑顔が最高です。
 しっかり勉強し、資格を取得し、行き先が決まったのでしょう。
 本当にいい笑顔です。
 卒業してから元気で頑張っている。そのことが私たち教職員の大きな励みになります。

08:18
2019/02/26

ブラタモリ

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さんは、「ブラタモリ」というテレビ番組を観たことがありますか。
 お笑いタレントのタモリさんが、ある街をブラブラと歩きます。
 観光名所やグルメが目的ではありません。街を散策し、通りや建物、街並みを楽しみ、歴史や成り立ち、地形を探ります。
 その道の専門家が現れて説明するのですが、「何か気づきますか」「どうしてこうなっていると思いますか」「もともと何があったと思いますか」などと問いかけをし、 タモリがそれに答えます。
 脚本なしのナチュラルなやりとりが楽しいです。
 最近はローマとパリの散策でした。
 私は若い頃パリに憧れていて二度行ったことがありますが、観光名所にはほとんど行きませんでした。「貧乏旅行」だったので、レストランなども調べませんでした。趣味ゆえのこだわりの場所だけ事前に調べておいて、あとは現地で情報を入手し、感覚、勘を頼りに、偶然に任せながら歩きました。
 調べて行った場所もよかったですが、偶然見つけた美しい場所、カフェ、人との楽しい出会いの方が印象に強く残っているように思います。
 春が近づき、暖かくなりました。休みの日を利用して、ブラブラ歩きはいかがでしょうか。
09:00
2019/02/25

「やる気後進国」と言われて

| by 野幌高校校長
 米ギャラップ社の調査によると、企業の従業員の「熱意あふれる社員」の割合は、米国は32%に対し、日本が6%です。調査した139ヵ国中132位です。
 本当でしょうか。野高生の皆さんはどう思いますか。「やる気」は数字にできるのでしょうか。
 いずれにせよ、私は自分に「やる気」がある状態の方が好きです。
 したがって、自分の「やる気」を奪うものと闘います。
 気になることがあると「やる気」を妨げるので、聞いたり、確認したりします。
 目的や意味がわからないと「やる気」を妨げるので、考えたり、自分でつくったりします。
 曖昧だと「やる気」を妨げるので、ハッキリさせます。
 「やる気」を維持するために、ストレスを蹴飛ばすし、体調管理、気分転換を心がけます。
 「やる気」のないとき、どんな手を打つかも決めています。
 野高生の皆さん、考査が終わり、皆さんの「やる気」はどうですか。雰囲「気」、「気」分に流されていませんか。待っていても「やる気」は起きませんよ。
08:48
2019/02/22

障害者スポーツと呼ばないで

| by 野幌高校校長
 先月、東京で第4回障がい者スポーツシンポジウムが行われ、新聞で特集が組まれていました。
 それを読み、私は目から鱗(うろこ)でした。以下、抜粋します。
 野高生の皆さん、どう思いますか。

★上原大祐さん(元パラアイスホッケー日本代表)
「障がい者スポーツというと障がい者しかできないスポーツという固定観念がある。綿葦はオフスポーツ、もしくはオンスポーツと呼ぶ。私はパラアイスホッケーをやっていたが、足をオフにして、腕をオンにしていた」
「障がいのない皆さんがプレーするだけで、パラスポーツを支えることになる」
「スポーツには、する、見る、支えるがあるが、他にも創造する、ルールをつくるという関わり方も面白い」

★高田朋枝さん(ゴールボール選手)
「障がい者スポーツというジャンルでくくりたくない。普段は、目を隠して行うスポーツと徹底して言っている」
「70歳以上のおじいちゃんが補聴器をつけてゴールボールを楽しんでいる」
「私が行ったスウェーデンには盲学校がない。アメリカにはあるが、地元の学校に通うのが当たり前」

★藤田紀昭さん(日本福祉大学スポーツ科学部学部長)
「スポーツというのは、実はみんな制限をつけている。ラグビーは前にボールをパスしてはいけない。同じ系列の上に障がいのある人のスポーツもあって、決して特別なものではない」

★堀雄二(東京YMCA社会体育・保育専門学校長)
「日本人は何かをしてあげようと身構えてしまう。ちゃんとできないなら声をかけない方がいいかな、迷惑かな、と思ってしまう。大人になると、自分たちで壁をつくってしまう。普通に接し、一緒に過ごすという体験を色んな場面で増やしてもらえたらな」
08:00
2019/02/21

田舎町にインドのIT企業

| by 野幌高校校長
 先日、ニュース番組で興味深い話がありました。
 静岡県に川根本町という人口約7000人の町があります。富士山静岡空港から北上したところですが、静岡市や浜松市といった県の主要都市からは離れています。
 その町にインドのIT企業ゾーホーがサテライトオフィス・コールセンターを開設しました。
 ゾーホーはインドのチェンナイに本社を置くグローバル企業です。
 町の川根高校は全校生徒140名の小さな学校です。その生徒4名がゾーホーの本社へ行き、体験留学をしました。学費は無料です。
 帰国した瀧尾かのこさんは、入社を切望し、無事合格しました。
 川根本町で暮らすインド人スタッフは町のお祭りにも積極的に参加し、町のレストランにはインドカレーのメニューが加わりました。
 ゾーホーのCEOは「日本は課題先進国であり、過疎や人口減少といった危機には他の国も直面するようになる。お手本をつくりたい。いい仕事があれば人材流出はない。この町の助けになりたい」と言っています。
 ビジネスとしていかに利益を上げるかだけではなく、社会の課題解決のために企業のあり方を考えること。
 これから、新しい価値観に基づいたアクション、SDGsにつながる取組が広がっていくのではないでしょうか。
 野高生の皆さん、課題はチャンス。未来が楽しみですね。
08:47
2019/02/20

安積遊歩さんと宇宙さん

| by 野幌高校校長
 安積遊歩(あさかゆうほ)さんと安積宇宙(あさかうみ)さんの「多様性のレッスン」を読みました。
 安積宇宙さんは、遊歩さんの娘で、母と同じく骨が弱くて車椅子を使い生活しています。現在はニュージーランドのオタゴ大学初の車椅子に乗った正規の留学生として、社会福祉を学んでいます。2018年に国から「共生と多様性賞」を受けています。
 「多様性のレッスン」は、悩みや質問に遊歩さんと宇宙さんが回答するQ&Aの形式で書かれています。
 私は、質問者の顔が見えず、やりとりができないので、回答するのがとても難しいと思いました。
 しかし、遊歩さん、宇宙さんは質問者のことばをしっかりと受け止め、慎重に、相手の身になってじっくりと考え、ていねいにことばを返します。
 「自分なんていないほうがいい?」という悩み。家族に係わる悩み。
 「自分の居場所を見つけるには?」という悩み。コミュニケーションに係る悩み。
 「遠恋(※遠距離恋愛のことをこう言うのですね)中の彼と、信頼を保つには?」という悩み。仕事・恋愛・健康に係る悩み。
 「真剣になれない自分との付き合い方は?」「ありのままでいいって本当ですか?」といった、生き方に関する悩み。
 「障害があっても前向きに生きていくには?」「子どもの五体満足をのぞむのは当たり前?」といった、差別に係る悩み。
 読みながら、私はあらためて命について、生きるということについて考えさせられました。
 遊歩さんの文章を一つ、引用します。
「ところで、私から見るといちばん生産性のある人たちは、赤ちゃんであり、障がいをもつ人です。そして、年をとり人の手を必要とする人たちもそうです。つまりすべての人が、その人生のさまざまな局面で生産性を生み出していると言えます。
かれらは自分のからだを通して、何が必要かをこの社会に訴えて、人々の生産性を引き出しています。
学校で言えば、生徒がいるから、先生たちはお給料がもらえるわけですよね。生徒は、生産性のある人間になるように教育を施されていると言いますが、私から言わせてもらえば、生徒の存在そのものが、先生という仕事の生産性を引き出しているわけです・・・
働くという言葉は、ほかの人を楽にして、自分も楽になるという含蓄のある言葉です。しかし「はたらく」が「仕事」という言葉に置き換わり、だれかに仕えるための仕事だけが、生産性があるともてはやされるようになりました・・・
生産性の価値を問う、ということは、私にとっては設問にもならないことです。生きているという一点で、すべての人が大切で、価値深い存在です。呼吸し続けるからだをもつということで、人間は互いにかけがえなく、大切にし合いたい存在です」
08:21
2019/02/19

えーえんとくちから

| by 野幌高校校長
 私は、短歌が趣味というわけではありません。
 新聞で、笹公人という歌人の連載を読み、週一回、短歌の世界に触れます。
 先日、笹井宏之という歌人が紹介されていて、作品に惹かれ、「えーえんとくちから」という作品集を読みました。
 彼は1982年に生まれました。重度の身体表現性障害により、10年以上自宅療養しました。自分以外の全てのものが毒になる。心地よいときも楽しいときもあり、遠距離恋愛の彼女とも幸せなのですが、ふとした拍子に耐え難い身体症状を引き起こし、寝たきりになります。
 笹井宏之さんは、2009年に26才で亡くなりました。亡くなるまでの5年間、彼は「ふっとどこか遠くへ繋がったような感覚」になり、短歌を詠みました。とても独特です。

・えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい

・「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい

・ねむらないただ一本の樹となってあなたのワンピースに実を落とす

・ゆびさきのきれいなひとにふれられて名前をなくす花びらがある

・からだじゅうすきまだらけのひとなので風の鳴るのがとてもたのしい

・冬の野をことばの雨がおおうとき人はほんらい栞だと知る

 最後のブログでは「無題」の詩を載せています。

   わたしのすきなひとが しあわせであるといい
   わたしをすきなひとが しあわせであるといい
   わたしのきらいなひとが しあわせであるといい
   わたしをきらいなひとが しあわせであるといい
   きれいごとの はんぶんぐらいが
   そっくり そのまま
   しんじつであるといい

 野高生の皆さん、世の中には色々な人の営みがありますね。
 新聞のお陰で、私は自分の趣味の範囲を超えた世界に触れることができます。
08:00
2019/02/18

励まし合う学校

| by 野幌高校校長
 14日(木)昼休み、吹奏楽部のバレンタインコンサートがありました。なまの音楽、いいです。世界の全てを柔らかく、優しくしてくれます。心のこわばりがほぐれます。音楽の力ですね。
 15日(金)6校時、三年生二名が一年生に進路体験を話してくれました。先輩は、様々なことを乗り越えて自分の力で道を開いた体験を誠実に語ります。後輩は、背筋を伸ばし、顔を向け、脚をきちんとして、真剣な眼差しで聴きます。「なかなか目標が定まらなくて、悩ましい」「落ち着かない。どうすればよいのだろう」、きっとそんな不安を抱えている一年生がいると思いますが、励みになったことでしょう。
 何人かが質問をしましたが、それを聴いて、先輩はまた正直に語ります。お互いが心を開き、ともに何とかがんばって生きていこうという、そんな気持ちがよい雰囲気になっているようで、私はうれしくなって、体育館を後にしました。
 進路を決めていくこと、人生を考えること。そんなに簡単なことではないから、悩んでいいです。そして、前や横を見れば、何かに励まされ、ヒントをもらえます。
08:58
2019/02/15

自分がきらいになったあなたへ

| by 野幌高校校長
 安積遊歩(あさかゆうほ)さんの「自分がきらいなあなたへ」という本を読みました。とても感動しました。この本が存在することに、出会ったことに心の底から感謝しています。
 安積遊歩さんは生まれつき骨が弱く、20回骨折し、8回手術しました。障害者として扱われることがとてもつらかったようです。家の外で、学校で、そして家族の中でも、特別な困難をもった存在として、見られ、扱われること。悲しみや怒り、憎しみをコントロールできなくて、死にたいぐらい、自分を否定したい気持ちがありました。深く絶望していました。
 しかし、障害に関係なくパワフルに生きている人たちとの出会いがありました。彼女も様々な挑戦をするようになります。アメリカのバークレー(半数が障害者の町)にも留学しました。そこでは障害者は特別扱いされませんでした。そして、ピアカウンセリングというカウンセリングを体験し、彼女はあるがままの自分を表現し、気持ちを外に出し、変わっていきました。
 彼女は障害者のことのみならず、あらゆる差別や不公平に怒り、愛と自由のために積極的に行動し、発言するようになりました。優生保護法(野高生の皆さん、知っていますか?)に憤り、国際会議で演説し、恋愛し、娘を出産し、電動車椅子を駆使して世界中を回っています。
 素晴らしい本です。野高生の皆さん全てにお勧めします。
08:03
2019/02/14

ezorock(エゾロック)について

| by 野幌高校校長
 先日書いたNPO法人ezorockのことを紹介した冊子を見ました。
 団体のポリシーは
・Do It Yourself 自立と共生
・Rock the life, Rock the future 自らの人生を変化させて、未来を変える
 英語のRockには、名詞としては「岩」「揺れ」「ロック音楽」、動詞として「揺する、 揺れる」という意味がありますね。
・対等な議論
・チャレンジできる環境
・1人の100歩よりも100人の1歩を

 とのことです。とても共感できます。
 興味を持った野高生は、ネットで調べてみてください。様々なボランティア活動を行っています。
07:56
2019/02/13

GREENDAY

| by 野幌高校校長
 9日(土)、NPO法人ezorock(エゾロック)が主催する「GREENDAY 2019」というイベントに行きました。
 ezorockは、「社会を揺り動かす」という理念のもと、2000年に行われた「RISING SUN ROCK FESTIVAL」における環境対策活動をきっかけとして、2001年4月に設立されました。
 「RISING SUN」はそれまでゴミであふれかえっていたようですが、今では、自分の出したゴミを自ら分別しゴミ箱へ持って行き、全国トップクラスのリサイクル率を達成しています。
 私が参加した「GREENDAY 2019」は「Hokkaido youth sessions」として、北海道や世界を舞台に活動する人たちをゲストに、講演会やディスカッションを行い、これからの担い手である若者が、次の一歩を見つけられることを目的としたフォーラムです。
 私は若者ではないのですが、気持ちは若者であり、別なイベントで出会ったezorockのメンバーに誘っていただいて参加しました。
 一つ目のセッションは、札幌新陽高校の荒井優校長先生の「本気で挑戦~これからの教育を一緒に考えよう~」です。
 荒井校長先生は温和で明るく楽しそうに学校のことを語ります。しかし、油断して聞いていると「本気ですか。だれかのせい、社会のせいにしていませんか。まだできるんじゃないですか」と問いかけられました。
 二つ目のセッションは、新陽高校探究コースの一年生4名による「教育改革を迎える中、学校について当事者が語る」でした。探究コースでどのように学んでいるか、本気でどんなことに挑戦しているか、プレゼンしてくれました。女子4名のいきいきとした説明に舌を巻きました。後半はグループディスカッションを取り仕切り、部活動のあり方を一緒に考えました。テーマを設定する力、表現力、運営力、臨機応変に対応する力などが素晴らしいと思いました。
 全体を通して、NPOによる様々な活動に触れ、また、学校や教育委員会と異なる場所で、教育に熱い思いを持ち、行動している人たちの存在を知り、とても心強く、刺激を受けました。
 野高生の皆さん、世の中には色々なよき刺激がありますよ。出会いは楽しいです。
08:21
2019/02/12

左腕と両足がないけれど

| by 野幌高校校長
 パレスチナ自治区ガザを知っていますか。
 第二次世界大戦後、1948年ユダヤ人国家イスラエルが建てられ、そこに住んでいたアラブ系パレスチナ人は家と土地を失いました。
 それ以来、70年もの間、激しい対立が続き、多くの犠牲者が生まれました。
 先日の新聞記事に、パレスチナ自治区ガザに暮らす、左腕と両足を失ったアハマド・サワフィリさん(29才)のことが出ていました。
 サワフィリさんは18才のときにイスラエル軍の空爆を受けました。苦悩の末、大学に進学し、教師の道に進みました。
 ある日、サワフィリさんのもとを、イスラエル兵の放った銃弾が当たって右膝から下を失った18才のアタラー・ファミユーさんが訪れました。
 サワフィリさんは言います。
 「決意があればなんでも乗り越えられる。不可能はない。最初の一歩を踏み出すことだ」
 ファミユーさんは、憎しみからイスラエル兵に石を投げたり、学校をやめて路上でタバコ売りをしていましたが、今は教師になりたいと思っています。
 「教育こそがパレスチナ人に明るい未来をもたらし、パレスチナ人国家樹立への最善の方法だ」と考えるようになったからです。人を傷つけても何も生み出さない。自分自身を大切にすることを子どもたちに知ってほしいと思っています。
 ファミユーさんは、サワフィリさんに会って、大いに励まされたのではないでしょうか。
 野高生の皆さん、教育は先生のためでも、政治家のためのものでもありません。
 教育はあなたたちのためのものです。どんな学びをしたいのか。
 先生や政治家の話を聞きながら、教育とは何か、社会にとって教育はどんな意味を持つのか、自ら考えてみましょう。

07:47
2019/02/07

フィンランド

| by 野幌高校校長
 先日、用事があり、雪まつりの大通公園西7丁目の雪像を見ました。
 フィンランドのヘルシンキ大聖堂です。
 フィンランドと言えば、森と湖の国。ムーミン、サンタクロース、サウナ、オーロラ、マリメッコ。
 世界156ヵ国の幸福度ランキングでは堂々1位です。
 大学も無償で高等教育機関進学率は87%。
 12月から、新千歳空港とヘルシンキの直行便が飛んでいます。
 私は行ってみたいです。
 野高生の皆さんは行きたい外国がありますか。
08:52
2019/02/06

授業は何のためか

| by 野幌高校校長
 授業の目的は、生徒が「わかった」「できた」と力を伸ばし、意欲を高め、興味・関心を広げることにあります。授業は学びことを学ぶ時間です。
 ところが「授業」は「業」(先生が身につけた知識・考え方など)を「授かる」という意味です。
 また、授業を「受ける」と言います。
 そのため、授業ということば、「授業を受ける」という言い方が、先生を主役にし、生徒を受け身にしているように思います。
 確かに、「学びの師」、職業人としての先生が教えることは多く、授業をつくります。
 教えるプロとしての責任があります。
 しかし、それは一方的に説明したり指示したりすることを意味しません。生徒の学びの状況を無視して進めるということではありません。
 いくら先生の説明が上手でも、生徒の学びが深まらなければ意味がありません。
 野高生の皆さん、したがって、授業に臨む姿勢を受動的から能動的に変えていきましょう。
 自分自身で「今日の授業の目的は何か」「どうすれば学びが楽しくなるか」「授業以外に自分の学びを豊かにする手があるか」を考えてほしいと思います。
 先生と生徒、立場の違いはあります。しかし、一緒になって学びを探究しましょう。
08:50
2019/02/05

これからの社会を数字で考える

| by 野幌高校校長
 世の中には様々な数字があります。
 統計があり、データがあります。
 数字に基づいて、考えたり行動したりすることができます。
 数字は事実です。
 たとえば、私は毎日体重計に乗り、趣味のランニングの記録をとり、健康診断や献血の後の血液の数値を見ます。
 それらを無視して、「なんとなく」の感覚で、自分の食事や運動、生活習慣を判断すると、主観的すぎると思います。
 日曜の新聞には、国の文化予算のことが出ていました。文化にいくら使うかということです。
 日本の文化予算は予算全体の0.1%です。
 フランスは0.87%であり、金額にすると日本の4倍です。
 日本の金額は韓国やイギリスの半分です。
 このように数字を比較することが、これからの社会について考える参考になると思います。
 野高生の皆さんは社会について気になる数字がありますか。
08:00
2019/02/04

タブレット授業とSDGs

| by 野幌高校校長
 2月1日(金)、2年1組で、私は二回目のタブレット授業を行いました。一回目同様、テーマはSDGsです。
 全クラスで実施することはできませんが、他のクラスの皆さんにもSDGsに関心をもってほしいと思っています。
 翌日の新聞には、1月23日に札幌で開催されたSDGsについて学ぶフォーラムの特集がありました。二年生で実施した「企業交流会」に参加していただいた中小企業家同友会の清水誓幸さんや高校生、ニセコ町の方の話が出ていました。いずれも、これからの社会をもっとよくしようという思いが感じられます。
 また日曜の新聞には、世界のベストレストランで2018年の1位に選ばれた「オステリア・フランチェスカーナ」のオーナーシェフ、ボットゥーラさんが出ていました。彼は賞味期限切れ間近の肉や野菜などを使った料理を路上や施設で暮らす人々に提供しています。
 このことも、SDGsの目標の一つに関連します。
 日本でも「恵方巻き」の大量廃棄が話題になっています。
 新聞やネット、テレビのニュースでSDGsに関係することを探してみるとよいと思います。
08:26
2019/02/01

校長は「よりよい社会」と言うが

| by 野幌高校校長
 私も含めて、大人は社会について語ります。「社会性を身につけなさい」「社会に貢献できるように」「社会に出たら」「激しく変化する社会の中でたくましく生きる」などと言います。
 しかし、たとえば、私が語るとき、その社会はどういう社会でしょうか。
 野高生の皆さんが校長の話を聞くとき、その社会はどういう社会でしょうか。
 私と皆さんだけではなく、世界の人たちにとって、社会の見方・考え方は様々ではないでしょうか。
 ですから、社会について自分とは異なる見方・考え方を知り、やりとりをする場面があるとよいと思います。
 SDGs(持続可能な開発目標)は、2030年までに達成したい世界の目標を示しています。
 社会のこと、そして社会の中での私たちの生き方を考える一つの大きな材料だと思います。
 社会なしに、私たちは生きられません。ですから、受け身ではなく、主体的に、そして具体的に社会のことを考えたいものです。

07:48
2019/01/31

SDGsは心の栄養剤

| by 野幌高校校長
 30日、私は1年生の倫理の授業を一時間もらい、SDGsについて、タブレットとWIFIを活用した授業を行いました。
 何回かに分けて、感想などを述べようと思っています。
 SDGsは、2015年に国連サミットで採択されたSustainable Development(持続可能な開発)のための17のGoals(目標)のことです。2030年にゴールに到達することを目指し、国、自治体、企業、学校など様々な組織が取り組みます。個人でできることもあります。
 「SDGs未来都市」に、北海道、札幌市、ニセコ町、下川町がなり、取組が広がりつつあります。
 今朝の新聞には、札幌聖心女子学院高3年の須藤あまねさんの東京での発表のことが出ていました。
 彼女は「みんなの目標でもあるSDGsは、私にとっては心の栄養剤です」と言っています。
 私はこの表現に惹かれました。
 目標が「心の栄養剤」。
 自分で自分の心に栄養をあげたいし、栄養になる目標が持てたらいいですね。
08:54
2019/01/30

吹奏楽

| by 野幌高校校長
 27日、北海道吹奏楽フェスティバルに行きました。本校の先生が出演するからです。小中高生、アマチュア団体、プロの演奏、いずれも期待以上の素晴らしさで圧倒されました。
 特に、プログラムの最後の「プラハの春」。1968年、当時社会主義国だったチェコ・スロバキアで民主化の動きが起きたのですが、ソビエト連邦を中心とした軍隊が首都のプラハに入り、民衆を弾圧しました。(詳しくは調べてくださいね)その出来事を表現した、吹奏楽の中でも演奏が難しい作品とのことですが、圧倒されました。
 やはり、生はいいですね。
 野高生の皆さんは、最近「生を味わう」体験がありましたか。
08:26
2019/01/29

タブレットの可能性

| by 野幌高校校長
 タブレットを使ってみて、まずは子どものように楽しいです。
 まあ、そもそも私には子どものようなところが一定割合ありますが。
 初めて自転車が乗れるようになったとき。
 初めて車を運転したとき。
 初めてパソコンやスマホを手にしたとき。
 同じように、ワクワクする気持ちがあります。新しい道具による新しい世界。

 先日の理科課題研究発表の講評でタブレット活用にトライしました。
 まず、講評として、何を言おうか、何を伝えようか、考えました。書きとめて、ことばを替えたり、順番を考えたり、削ったりしました。
 次にパワーポイントのスライドをつくりました。文字の量やサイズ、アニメーションを考え、実際にプレゼンしてみて、結構直しました。
 「倍の時間がかかっちゃったな」と一瞬思いましたが、私が何を言うかということよりも、伝わったかどうかです。りっぱな論を述べることよりも、聴く生徒たちが、ただ受け止めたか、どのように理解したか、です。
 生徒に「ただ説明したのとスライドがあったのとで違う?」と聞いてみましたが、スライドがあってわかりやすかったようで、ホッとしました。パソコンよりもタブレットの方が身軽で、ポップな感じがあり、ありがたいことに、生徒たちは集中して聞いてくれたと思います。
 私自身、使ってみて、やってみて、自分の考えや学びを深めることができました。
 チョークと黒板で展開するのとはまた違った授業=学びのあり方を考える大きなヒントになると思います。
 次は生徒がタブレットを使う授業にトライします。
 先生が、そして生徒がタブレットを使って学ぶ環境になることを心から願っています。
08:43
2019/01/28

吉田沙保里さん

| by 野幌高校校長
 オリンピック三連覇、世界選手権十三連覇の偉業を達成したレスリングの吉田沙保里さんが先日現役引退を表明しました。
 私は昔一年間だけレスリング部の顧問を務め、C級審判員の資格をとったので、ほんの少しだけレスリングのことがわかります。
 引退会見で「獲得した中で一番印象に残っているメダルは?」と聞かれ、「リオデジャネイロ五輪の銀メダル」と答えていました。
 「今までは表彰台の一番高いところで勝ててうれしいという気持ちだったが、リオの時は負けたときはこういう気持ちなんだと感じた。負けて得たもの、負けて知ったことがある」
 勝つことで初めて見える世界がある。
 負けてわかることがある。
 つまり、勝ち負けの経験は人を成長させるということです。
 野高生の皆さん、2019年、どんな勝負をしましょうか。
07:45
2019/01/25

何ができるようになりたいですか

| by 野幌高校校長
 16日の集会で、校長が勧める「こんな力を身につけて、喜べ!」として「真に聴く力」「時間をマネジメントする力」「周りをキレイにする力」を挙げました。そして「皆さんも、自分自身で、これができるようになりたい!と考えるように」と言いました。
 その後、何人かに「校長突撃インタビュー」をした結果は
・チャレンジする力
・うまくいかなくても何とかコミュニケーションしようとする力
・挨拶する力
・漠然と、ではなく明確な目的を持って練習する力
・(三年生になるので)最高の思い出をつくり出す力

 でした。
 私自身の40年前の高校時代を思い起こすと、、、恥ずかしいので止めます。
 野高生の皆さん、また、インタビューしますので、答えられるようにね。
08:46
2019/01/24

今日、一日の区切りで生きる

| by 野幌高校校長
 少し前の新聞に、クラウドワークス社長の吉田浩一郎さんが出ていました。ネットを使い企業が個人に仕事を発注する「クラウドソーシング」の会社で急成長しています。
 吉田さんは、小学生でひどいいじめを受け、中学でも勉強で苦労し、会社に入ってからも役から降ろされたり、倒れたり、起業した会社から信頼していた人物が辞めていったりと、順風満帆な人生ではなかったようです。
 そうした中、彼は読書で救われたと言います。本の中に生きる意義を見出し、本に自分の問題をぶつけ、本で自分の考えを整理することができたそうです。
 カーネギーの『道は開ける』では、「心の中から悩みを追い出すには」の話が印象に残っているようです。「今日、一日の区切りで生きよ」。
 私も、できるだけ細かく区切るようにしています。逆に言うと、私たちは何かが思うようにうまくいかないとその気分を引きずってしまいがちです。一日は一日。一日の中でも、一つ終わったら、次と切り替えるのがよいですね。
 さらに吉田さんは、自分の人生を振り返って「快適でない場面こそが成長の機会だった」と言います。
 私たちは「快適でないもの」、問題、課題を前にひるんで逃げたくなったり、目をつぶったりしがちですが、それを成長のチャンスととらえたいものです。
 野高生の皆さんは、読書で救われたことがありますか。
08:33
2019/01/23

2019年はどんな年?

| by 野幌高校校長
 年末年始、様々なメディアで、2018年を振り返り、2019年を見渡していました。
 特に今年は元号改正があるため「平成30年間を総括し、新しい時代を見据える」特集が多かったです。
 実は私は平成元年に教員になり、社会人として歩み始めたので、「平成30年間」=「自分の教員生活」という感じで、まるで私の職業人生を振り返ってくれているような気になりました。
 さて、ある雑誌では、2019年の10大トピックスは次のようになっています。
 1 消費税増税:10月1日8%から10%へ
 2 新天皇即位:5月1日
 3 自由貿易の加速:TPP(環太平洋経済連携協定)発効、さらにEU(欧州連合)とも
 4 五輪準備本格化:2020年東京五輪・パラリンピック開催
 5 「働き方改革」本格始動:4月「働き方改革関連法」施行
 6 統一地方選&参院選:4月に新しい北海道知事が誕生、18歳以上に投票権あり
 7 G20が大阪で初開催:6月28,29日 環境保護と経済成長がテーマ
 8 渋谷の街が様変わり:渋谷駅に47階建ての超高層ビル完成
 9 携帯の価格・サービス競争激化:楽天参入、5Gも広がる
 10 ラグビーワールドカップ開催:9月20日から

 野高生の皆さんが注目するトピックはどれですか。
 ラグビー部があるからラグビー?スマホの料金が気になる?お金の使い方に影響があるから消費税?それともこれ以外のトピック?
 突然インタビューするかもしれないので、よろしく。

08:51
2019/01/22

柔道

| by 野幌高校校長
 NHK大河ドラマ「いだてん」の初回の主役はオリンピックに日本人選手を派遣する立役者となった嘉納治五郎(かのうじごろう)でした。役所広司が演じていました。
 1860年に生まれた嘉納治五郎は、皆さんが体育で学ぶ柔道の創始者であり、1882年に講道館を設立しました。
 1893年から東京高等師範学校(東京教育大学、現在の筑波大学)の校長を務め、現在の灘中学校・高等学校の設立にも関わっています。
 また、1909年に東洋初のIOC(国際オリンッピク委員会)委員となり、金栗四三のストックホルムオリンピック出場に尽力しました。
 彼は教育者であり、日本にスポーツの道を開いた人でした。
 彼が柔道の精神として唱えたのは「精力善用」「自他共栄」です。
 精力善用。心身の持つ全ての力を最大限に生かして、社会のために善い方向に用いるということ。
 自他共栄。柔道の修行を通して、相手に対して敬い、感謝することで、信頼し合い、助け合う心を育み、自分だけではなく他人とともに栄える世の中にすること。
 彼は柔道に限らず、スポーツの目的を「精力善用」「自他共栄」ととらえ、さらには世界平和に繋がるものとして、スポーツ振興に努めたのです。
 嘉納氏が柔道で培った「礼を重んじて相手を尊重する」という教えが、クーベルタンの「スポーツをもって世界の平和を目指す」という思いと響き合い、そして、外国人との交流が世界平和に貢献すると考え、オリンピックへの道を拓きました。
 野高生の皆さん、「いだてん」、観ませんか。
09:13
2019/01/21

中学生からSDGsを学びました

| by 野幌高校校長
 昨日、SDGsのイベント「SDGs中学校」に参加しました。
 SDGsとは「Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標」の略称です。
2015に国連で採択され、「貧困をなくそう」「安全な水とトイレを世界中に」など17の目標があります。
 日本ではピコ太郎が推進大使(https://www.youtube.com/watch?time_continue=12&v=H5l9RHeATl0)となり、吉本興業(https://www.youtube.com/watch?time_continue=22&v=9byuMdW6ffY)、コープさっぽろなど様々な組織が取り組んでいます。
 北海道ではニセコや下川町、札幌市が「SDGs未来都市」になっています。
 昨日のイベントでは、まず四人の中学生が、SDGsと学校の取組を結びつけて、わかりやすく、自分のことばで説明してくれました。
 次に、「2030SDGs公認ファシリテーター」の高橋勇介さんに教えていただき、カードゲームをしました。
 チームでゴールを目指して考え、経済、環境、社会の全体の状況を見ながら、アクションを起こし、他のチームに助けられたりして、ゲームが進んでいきました。単に説明を聞いたり本を読んだりするのとは違う楽しさがありました。
 ゲームが終わったときには、無事ゴールし、全体の状況もよくなっていたので、達成感がありました。
 最後に振り返りをしました。
 三つの問いがあり、一つずつ紙に書きます。それを持って歩き回り、会場の人たちと交流するのです。
 人による違いがあり、それぞれの説明が刺激的で、とても新鮮でした。
 期待以上の学びと出会いのあったイベントでした。
 野高生の皆さんはどんな週末でしたか。
 SDGsのことは今後も触れていきたいと思います。

08:05
2019/01/18

安積宇宙(あさか そら)さんについて

| by 野幌高校校長
 先日、「安積宇宙(あさか そら)さんが見てきたニュージーランドの現在と地球の未来」というイベントに参加しました。
 宇宙さんは23才。生まれつき骨が弱く、車椅子で移動します。母親の遊歩(ゆうほ)さんと同じ病気です。
 現在、彼女はニュージーランドの名門オタゴ大学の四年生。大学初の車椅子に乗った正規の留学生です。専攻は社会福祉で、ソーシャルワーカーとして、全ての子どもの幸せのために生きたいと願っています。
 彼女は「障がいは個性」と言います。車椅子に乗っているお陰で「ちょっと車椅子を押してくれますか」と他人に話しかけやすい。二人の友人とシェアハウスで暮らし、大学で学びながら、平和のため、環境のため、反差別のため、パワフルに活動し、大学や国から表彰されています。
 彼女の話を聞いていると、息をするのと同じぐらい自然に、よりよい社会のために、困っている誰かのために行動していると思いました。
 自分の感性で感じ、自分の頭で考え、たとえ知識や経験が不十分だったとしても、自分のことばで意見を言います。
 それは当たり前のことですが、その当たり前を本当にやりきっている。そんな生の充実感、幸福感にあふれていて、こちらにも伝染する。自然と元気が出てきて、明るくなる。素晴らしいなと思いました。
 2019年も、私は出会いに恵まれた年になりそうです。
 野高生の皆さんは、冬休み中に何かよい出会いがありましたか。


07:47
2019/01/17

再び、GOMAさんについて

| by 野幌高校校長
 先日映画とトーク&ライブに参加したGOMAさんの「失った記憶 ひかりはじめた僕の世界」を読みました。
 オーストラリア先住民のアボリジニーの伝統楽器ディジュリドゥ奏者GOMAさんは二度の交通事故により高次脳機能障害になります。
 記憶の一部が失われ、体の左側が痺(しび)れたり、感情をコントロールできなくなったり、倒れたりします。
 様々な不安と恐怖に苛(さい)まれながら、家族や友人に支えられ、リハビリに励みます。
 進んでは戻り、回復の喜びと激しい苦悩の間を行きつ戻りつします。
 生きている、かけがいのない一日一日を失わないように、自分の存在を何よりも愛する家族に、そして世界につなぎとめようと書かれた日記のことばが胸を打ちます。
 絵など描いたことがなかったのに、わけのわからない衝動に駆り立てられ、ドット(点)で、自然や光そのものを表現すると、心身が落ち着きます。
 そして、トレーニングを重ねて、ディジュリドゥの演奏ができるようになり、ライブを行い、事故から8年が経って、やっと新しいアルバムを発表します。
 今、彼が望むのは、社会に貢献することです。
 GOMAさんのことばと絵、音楽に私は魅了され、心を打たれます。
 野高生の皆さん、様々な人の生きざまに触れてみてください。
08:05
2019/01/16

高校生がつくる授業

| by 野幌高校校長
 今日のブログは、長いです。あ、いつもですか(笑)。

 先日、高校生が行う授業を体験しました。
 「Thinkyo 北海道」という高校生の団体によるイベントです。
 「Thinkyo」は、「今日、教育をThinkする。」という意味が込められています。
 高校生として教育を受けているまさに今、自ら教育を考え、様々な人と関わりながら実践し、考えを深めることを目的にしています。
 今回のイベントは「北海道一受けたい授業 ー高校生が授業作っちゃいましたー 」と題していました。
 教育を受けている高校生が自ら能動的に教育をとらえ直すという考えと実践にとても興味を持ち、参加しました。
 始めと終わりのSHRをはさんで3コマの授業、三時間があっという間に過ぎていく充実した内容でした。
 一時間目は日本史。6人のグループで、教科書2ページを読み、「だれが、何を、なぜしたか」を各自がまとめ、発表し合います。江戸時代後期、老中の松平定信による寛政の改革のところでしたが、それぞれに読み取り方も感想・意見も違います。その人の知識や物の見方、考え方が反映します。それがまた私の読み方に影響を与えます。まとめの作業は頭を使いましたが、楽しかったです。
 二時間目は政治経済。5人のグループで、日本、サウジアラビア、中国、アメリカ、イタリアを決めます。各国がお金と資源を有します。それが貿易で動き、最終的に資源の隠されていた価値が発表され、国のトータルの資産を競います。与えられた条件や情報が少なくてやや戸惑いましたが、それでも、参加者の考えがわかり、面白かったです。
 三時間目は英語。物語のテキストを与えられ、役割分担を決め、3グループが劇を行います。私はナレーションを担当しました。発音は正確ではないかもしれません。意味を十分理解していないところもあるかもしれません。しかし、グループごとに一生懸命演じ、登場人物の考えや感情、状況を説明しようとしていました。これまた、楽しかったです。
 三コマとも、体験型、参加型の授業でした。いや、もはや授業とは言えません。能動的な学びそのものです。
 学習内容の理解が最終目的ではなく、学びを通して、自分の物の見方・考え方に気づき、他者のそれを知り、そして自分のものをブラッシュアップする(磨き上げる)ことが目的でした。
 知識を蓄えることではなく、知識を使って、自分を知り、他者を知る、違いのある他者とどうともに生きていくかを学ぶことを大切にしていると思いました。
 私はこのような高校生の組織があり、実践をしていることに強く心を揺さぶられました。
 素晴らしいです。
 教育、学ぶこと。私はとても大切だと思っています。
 その大切なことについて、考えが固定化してはいけないと思います。
 高校生や先生、学校にいる人といない人、年齢や立場を超えて、自由に対話することが大事だと思います。
 私にとって、とてもよい機会になりました。
 野高生の皆さん、どんな学びをしたいですか。どんな教育を受けたいですか。
08:22
2019/01/15

いだてん

| by 野幌高校校長
 初めて、NHK大河ドラマをきちんと見ることにしました。
 「いだてん~東京オリンピック噺(ばなし)~」です。
 韋駄天(いだてん)は、ヒンドゥー教に由来する仏教の「神」です。
 いだてんをめぐる様々な物語があります。
 そのうちの一つでは、鬼が仏舎利(ぶっしゃり=釈迦の遺骨)を奪って逃げ去ったとき、韋駄天が追いかけて取り戻しました。そのため、よく走る神、盗難除けの神として知られ、足の速い人の例えにされるようになりました。
 ドラマのいだてんの主人公は、日本初のオリンピック選手、金栗四三(かなくりしそう)です。
 1891年生まれの金栗は、1912年のストックホルムオリンピック(スウェーデン)に出場しましたが、完走できませんでした。
 初めて出場するにはいくつもの困難を乗り越えなければなりませんでした。
 オリンピックも「スポーツ」も社会に理解されていない時代です。
 これから、いだてんの話が何度も校長ブログに出てくることになるでしょう。
 ところで、野高生の皆さんはネットやテレビで連続ドラマを観ることがありますか。何かオススメがありますか。
07:00
2019/01/11

木彫りの熊

| by 野幌高校校長
 昨年10月に亡くなった藤戸竹喜さん。阿寒湖畔に民芸店「熊の家」を構えた木彫家です。
 一昨年、札幌芸術の森美術館で展覧会「木彫家 藤戸竹喜の世界」が行われていました。
 熊、狼、鷲などの動物も、等身大の人物像も、驚くほど繊細なつくりで、生気にあふれ、命あるものへの愛情が静かに伝わってきます。
 野高生の皆さんも、JR札幌駅の西口コンコースに置かれた「ウレシパモシリ北海道エカシ(長老)像」を見たことがありませんか。
 彫る木を見極め、設計図もデッサンもなしに創られた作品は自然や歴史を語りかけてくるようです。
 スマホ画面のデジタル処理された画像だけではなく、自然や芸術を見る時間があるとよいと思います。
 ところで、北海道はおもてなしの言葉に、アイヌ語の「こんにちは」を選びましたが、何と言うか知っていますか。
07:30
2019/01/07

お茶の道

| by 野幌高校校長
 先日、昨年亡くなった樹木希林さんが出演している映画「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」(大森立嗣監督)を観ました。
 二人の若い女性が樹木希林さんから茶道を習います。彼女たちは、「お茶」の魅力に少しずつ惹かれながら、それぞれの人生を歩んでいきます。
 「お茶はまず形から。先に形を作っておいて、後から心が入るものなの」
 「世の中にはすぐわかるものとすぐわからないものの二種類がある。
  すぐわからないものは、長い時間をかけて、少しずつ気づいて、わかってくる」
 
 ドラマティックな展開はありません。
 静かに、ゆっくりと、季節の移ろいを感じながら、「お茶」の味わいが伝わってくる映画です。
 「雨の日は、雨を聴く。
  雪の日は、雪を見る。
  夏には、暑さを、冬には、身の切れるような寒さを味わう。」

 茶道部の人が観たら、私とはまた違った感想を持つのかな。
 野高生の皆さん、映画を観ましょう。
08:22
2019/01/04

今年もよろしくお願いします

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、年末年始、どんな六日間でしたか。
 私は掃除、読書、音楽、箱根駅伝を楽しみました。
 大晦日は実家で食事し、年越し蕎麦を食べてから、神社へ行き、新年の誓いを立てました。
 おみくじを引くと、とても久しぶりに「大吉」でうれしかったです。ただし、健康面では「特に暴飲暴食をしないように」とあり、暴飲暴食したばかりだったので、苦笑しましたが。
 元旦から走りました。走る姿勢は前を向いています。走ることが前向きな姿勢をキープしてくれるように思います。
 今年も走ります。
 皆さんは、新年に何か誓いを立てましたか。
08:41
2018/12/28

今年の漢字

| by 野幌高校校長
大人の世界には「忘年会」というものがあります。
過去を忘れて、新しい一年を迎える。
今年を振り返って、負の感情をはき出し、リフレッシュする。
一年間の諸々に、けりをつけて、前を向く。
したがって「望年会」と呼ぶ人もいます。

今年の漢字とは、一年を象徴するもの、一年間が凝縮された文字という意味かもしれませんが、私は、「やはりこれが大事」「来年もこれで行こう」と新年を「望む」字を選びます。
三年の書道の時間にお邪魔して、書き上げたのが下の文字です。

今日が「仕事納め」です。学校は明日から閉庁です。
今年はホームページ閲覧数が飛躍的に伸びて、一日300~1000、最高は何と2000アクセスでした。野高生の様々な活動を見てもらえてうれしいです。ありがたいです。亥年もよろしくお願いします。
野高生の皆さん、よいお年を。


08:09
2018/12/27

野高 哲学対話

| by 野幌高校校長
 26日の放課後、生徒会執行部の生徒の皆さんと「哲学対話」を行いました。
 「哲学対話」については話せば長くなります。興味がある人は、梶谷真司さんの「考えるとはどういうことか~0歳から100歳までの哲学入門」をお読みください。本を読むと人生が豊かになります。
 私がお願いした理由は、第一に、野高の生徒には様々な可能性があり、一緒にいろいろやってみたい、体験してほしい、まずは生徒会執行部とトライしたいと思っていること。第二に、自分で考える人、対話をしながら互いに考えを広げたり深めたりする人になってほしい、そのために問いの立て方を学んでほしいと願っていること。その二つです。
 ウォーミングアップでは「あなたにとって、今年の漢字は?」「小さな子どものいる母親が対話したい問いは何でしょうか?」と私が問いを投げかけました。
 そして生徒からは「学校をよりよくするためにはどうすればよいか?」「今年一番楽しかったことは?」の問いが出されました。
 「コミュニティボール」というグッズを手にした人が発言するのですが、ボールを渡しながら、8つのルールを守り、答えたり、問いを加工したりしました。
 聴いている人が「うーん」「ほお」「そうそう」と共感、感心したり、笑ったり、真剣な表情になったり、様々な発見があったようで、よかったです。私も得るものが多く、幸せな気持ちになりました。
 狙いがある場、目的のある体験は、たとえ事前に億劫だったとしても、参加すれば学びがあります。
 野高生には、内なる学ぶ力をどんどん発揮してほしいと思います。
 野高生の皆さん、やってみましょう。行ってみましょう。自ら問い、問いを投げかけ合いましょう。
 そして、対話が成長させてくれますよ。


09:12
2018/12/26

クリスマス・ソング

| by 野幌高校校長
 昨日の生徒会クリスマス企画ミニコンサートでは、教員有志によるハンドベル隊「星に願いを」と吹奏楽部の演奏がありました。楽しく和やかで心地よい雰囲気でした。クリスマスという日があってよかったと思いました。調理部のクッキーも美味しくいただきました。
 ところで、数多くのクリスマス・ソングがあります。
 私のベストスリーは
 坂本龍一「Merry Christmas, Mr.Lawrence」
 John Lennon「Happy Xmas(War is Over)」
 佐野元春「Christmas Time in Blue」 です。

 24日に出演したRadio T×T FM dramacityの「ワークライフシナジー」では、佐野元春の曲をリクエストしました。

  愛してる人も
  愛されてる人も
  泣いてる人も
  笑っている君も
  平和な街も
  闘ってる街も
  メリー・メリー・クリスマス
  Tonight’s gonna be alright

  大切な人も
  離れていく人も
  よく働く人も
  働かない人も
  うまくやれる人も
  しくじってる人も
  メリー・メリー・クリスマス
  Tonight’s gonna be alright・・・

 曲は何度も何度もTonight’s gonna be alrightをくり返して終わっていきます。
 うまくいかないときは、tonight 今夜であれいつであれ「・・・gonna be alright」と口ずさむと私は明るい気持ちになります。
 野高生の皆さんにはそんな曲がありますか。
07:34
2018/12/25

ラジオに出演しました

| by 野幌高校校長
 Radio T×T FM dramacityの「ワークライフシナジー」に、24日(月)クリスマスイブ、二年生の女子と一緒に出演しました。
 11月の第二学年「江別市中小企業との交流会」からのご縁です。生徒の夢が一つ叶いました。
 DJの齊藤勉さんいわく「叶える、という字は口で10回言うということ。10回口にすれば、夢は叶う」。
 黙って思っているよりも、ことばにして表現することで、意識が変わり行動につながります。
 勉強になりました。
 また、交流会の方々の「高校生に伝えるのって難しかった。4回くり返すことで少しずつなじみ、ペースがつかめていった」という話が印象的でした。熱い思いにあらためて心を揺さぶられました。
 私たちは慣れてしまって、時々「言えば伝わる」と思ってしまいます。
 しかし、自分と違うだれかに思いを伝えることは容易いことではありません。
 肩に力を入れず、でも、伝え方に気を配る必要があると思いました。
 学び多き一時間でした。ありがとうございました。
 今日はクリスマス。野高生の皆さんの夢を聴きたいです。
08:56
2018/12/21

ジャズは聴きますか

| by 野幌高校校長
 先日、昔の卒業生のギタリストのライブに行きました。女性ボーカルとベース、ギター、ピアノのジャズ・カルテット(4人組)です。
 ボーカルが美しく、愛に満ち、素敵でした。
 ベース、ギター、ピアノが一つになり、全体として心地よい楽しい演奏でした。
 それぞれのミュージシャンは、他に合わせながら自由に演奏します。個性を発揮しながら、他に合わせます。他のメンバーが奏でる音を注意深く聴き取りながら、自らの音を響かせ、そこにしかない音楽が創造されます。
 ジャズ。私はそこに社会の理想的なあり方の一つがあると思います。
 野高生の皆さんはジャズを聴きますか。
09:25
2018/12/20

神様 この記憶だけは消さないでください

| by 野幌高校校長
 先日、札幌のPROVOで開催されたイベントへ行き、GOMAさんの映画「フラッシュバックモメリーズ(神様 この記憶だけは消さないでください)」を観て、GOMAさんのトーク&ミニライブを鑑賞しました。鑑賞ということばを使うことに違和感があるほどの強烈な体験でした。
 GOMAさんは、オーストラリアの先住民アボリジニーの楽器ディデュリドゥという大きな笛をユニークな息の使い方で吹くミュージシャンです。腹の底に響く不思議な音を出します。ディデュリドゥを知っている人はほとんどいないと思います。
 GOMAさんはオーストラリアでも賞をとり活躍していたさなか、2009年に交通事故に遭い、脳に傷がつきます。高次脳機能障害となり、突然倒れたり、記憶がなくなったりします。
 自分が自分でないみたいな居心地のわるさ、何のために生きているかわからない不安、記憶がなくなるのではないかという恐怖に駆られながら、家族に支えられ、苦しいリハビリに励みます。
 そして、自分でもわからない衝動に駆られて絵を描き始めます。点が印象的な不思議な絵です。絵を描くと、癒され落ち着くそうです。
 GOMAさんは、妻と娘から「パパの仕事はディデュリドゥを吹くこと!」と言われ、再び吹き始めます。最初は違和感があったそうですが、次第に、身体の記憶が蘇ってきて、吹けるようになります。
 9年経ち、とうとう新しい曲を創ることもできました。

 映画は3Dで、過去と現在、映像とことばを立体的に表していました。
 トークは観客の質問を丁寧に受け止め、じっくり考え、真摯に答えていました。
 そして、ディデュリドゥの演奏が圧巻でした。
 ことばを失い、負の感情が全てぶっ飛ぶような、全身を貫く迫力がありました。
 「本気で生きる」とはこういうことか、と感動しました。
 TVで観たときも心を打たれたのですが、生はもっともっとすごかったです。
 
 野高生の皆さん、様々な人に出会ってください。特に、本気で生きている人、自分を守るのではなく、小さな自己愛にしがみつくのではなく、社会のために生きている人に出会ってほしいと思います。

08:55
2018/12/19

シリア難民

| by 野幌高校校長
 2011年に中東のシリアで内戦が始まり、今年で7年になります。
 死者は約36万人。そのうち11万人が民間人です。
 つまり、武装していない普通の人々が死んでいるということです。
 病院や学校、民家が攻撃され、化学兵器も使われているそうです。
 2100万人の国民のうち、560万人が国外に脱出し、難民となっています。

 先日、シリア難民を主人公にした「希望のかなた」という映画を観ました。
 ある日、空爆により主人公の家が破壊され両親も弟も殺されました。爆弾は、政府軍と反政府軍のどちらが落としたものなのか、わかりません。彼はシリアを出てからも様々な苦難に遭い、一緒に逃亡した妹とも離れ離れになってしまいます。北欧のフィンランドにたどり着いてからも、居場所は見つからず、強制送還されそうになりますが、かろうじて難を逃れ、ひそかにレストランで働くことになります。悲惨な状況の中で、色々な事情を抱えた個性的な人々のささやかな善意に救われます。ユーモアがあり、希望が感じられる映画でしたが、ニュースでシリア難民のことを知るよりも、よりリアルに感じられ、考えさせられました。

 野高生の皆さん、あちこちで様々な悲しいことがあり、また、人間らしい温かみの感じられる何かもあります。世界は広いです。広い視野をもってくださいね。
08:47
2018/12/18

奄美大島に着きました

| by 野幌高校校長
 今朝のランニングで、今年の走行距離が2000kmに達し、目標を達成しました。
 「記録をとると、やせる」と記録の効果が言われますが、そのとおりです!
 札幌から日本列島を縦断し、直線コースで行くと、鹿児島を越えて奄美大島です。
 うれしいです。
 つらいときもありましたが、流行の?言い方を使えば、プロセスにおいては、つまり走っているときは「つら楽しい」です。
 野高生の皆さんも、達成したい目標に向け、記録をつけてみませんか。
08:25
2018/12/17

私たちは習慣でできている

| by 野幌高校校長
 「私たちは習慣でできている」と言われることがあります。
 私たちは、毎日くり返して習慣化することで、落ち着いて生活できます。
 一瞬一瞬が全く新しい、初めてのことばかりだったら大変です。
 でも慣れ過ぎてしまうと、惰性になり、当たり前になり、見直すことができなくなって、何らかの問題を起こしたりします。
 毎日のように不正や不祥事のニュースがあり、問題になっていることが一度きりではなく、ずっと何年も続いてきたと知り、あきれます。それがわるい習慣の恐ろしさで、麻痺してしまうのですね。
 私のような年齢になるとますます気をつけなければなりません。
 わるい習慣にどうしたら気づけるのでしょう。
 一つ目に、だれかが指摘してくれることがあります。そんなときは、ありがたく耳を傾けなければならないですね。
 二つ目に、失敗して気づくことがあります。失敗をもたらしたわるい習慣、癖に気づかなければならないですね。
 三つ目に、だれかと比較して気づくことがあります。違いの発見が、慣れから離れるヒントになります。ですから、他人をよく見ること、本やテレビ、ネットで様々な人の生き方を知ることが大切だと思います。
 校長のわるい習慣を見つけた人は、優しく指摘してくれるとうれしいです。
 野高生の皆さんはどうですか。よい習慣とわるい習慣がありますか。
07:00
2018/12/14

サブスクリプション

| by 野幌高校校長
 12月は、あちこちで様々なランキングが発表されます。
 ヒット商品のあるランキングでベスト4に入っていたのが、サブスクリプション。
 一定期間定額制のサービスです。
 ひと月一定の額を払えば、あるサービスを受け放題です。
 音楽で普及しましたが、動画見放題、飲み放題、車乗り放題、服借り放題、ラーメン食べ放題など続々出てきました。
 音楽について言えば、私の高校時代はラジオかレコードであり、好みが広がるのはラジオのDJか友人のオススメによるかでした。
 今は、私が選曲したり「いいね」を押したりする行為から、AIが私の趣味を自動的に判断し、何種類ものオススメのリストを送ってきます。また、同じサービスを利用している知人のプレイリストを聴くこともできます。
 この前の日曜日、現在オーストラリアで暮らす昔の卒業生のリストの、全く知らなかったアーティストの曲がとても気に入り、しばらく聴いていました。
 楽しいですね。
 様々な変化、新しい動きに、無理して義務感からついていくのではなく、自分のペースで、自分の生活を豊かにするために活用したいものです。
 野高生の皆さん、世界は知らないことに満ちあふれています。
 週末、新しい豊かさに出会えればいいですね。

08:18
2018/12/13

妙夢@札幌駅

| by 野幌高校校長
 JR札幌駅西口コンコースに穴の空いた彫刻があります。
 待ち合わせ場所にもなっています。
 優しい曲線が美しく、私は心が和みます。
 作者の安田侃(かん)さんは、美唄市出身。岩見沢と東京の大学で学び、イタリアで様々な人から学びながら作品制作に励んでいたときに、大理石に出会いました。
 以降、道内は創成川や洞爺湖など、また、道外、国外にも数多くの作品を設置しています。
 彫刻は空間を変えます。
 空間も彫刻のあり方を変えます。
 作品と空間が相互に影響を与え合います。
 安田さんの彫刻はずっしりとした重み、安定感がありながら、光や風、人々の動きや話し声を全て受け止め、全てのものを交流させ、つなげるような、大らかさがあると思います。
 野高生の皆さんは、妙夢に何か感じますか。
 安田侃に興味のある人には、久米淳之著のミュージアム新書(北海道新聞)をオススメします。
 下の写真は、札幌駅の「妙夢」と洞爺湖の「意心帰」です。

  

09:09
2018/12/12

ジョン・レノンのMind Games

| by 野幌高校校長
 ジョンの話が続きますが、「Mind Games」という曲も好きです。
 若いとき、東京のどこかのカフェ(今はこう言うのが当たり前になりましたが、当時はもっぱら「喫茶店」、略して「さてん」と言っていました)で、現在ソウルで暮らす友人と熱く終わりのない議論を続けていたのですが、この曲が流れてきて、彼は話を止め、「これ、好きなんだよね」と言い、沈黙しました。
 カフェの様々な音、人が歩き、椅子を動かし、カップをテーブルに置き、、、そして話し声があり、そんな中から「Mind Games」を二人で耳を澄まして聴き取ったことを覚えています。
 そう、議論の内容は忘れ去り、今となっては思い出せなくて、それで構わないのですが、「Mind Games」を聴いたということが、私にとって大事な思い出になっています。
 すみません、今日もおじさんの思い出話です。

  Love is a flower you got to let it , you got to let it glow.
  愛とは君が育てなければならない花のようなもの。

 ジョンはこう歌っています。つまり、愛とは与えられるものでも奪うものでもなく、育てるものなんですね。
 昨日は男子数名が校長室に来て、恋愛の話をしていきましたが、皆さんは愛とはどういうものだと思いますか。
07:35
2018/12/11

ジョン・レノンのイマジン

| by 野幌高校校長
 ジョン・レノンは40才で亡くなりました。ジョンの声は鼓膜に引っかかるような、すーっと魂の中に入ってくるような感じがして、好きです。
 好きな曲はいくつもありますが、一番聴いているのは「イマジン Imagine」です。

  想像してごらん
  天国も地獄もないってことを
  つまりはこの世もあの世もないのさ
  というか この世しかない
  ここと別の場所なんかないんだ
  死後とか いつかとか あの日とかではなく
  いま しかない
  空を見上げればわかるはずさ
  いまとここ それだけ それでいい
  みなは言う 僕が夢見ているみたいだって
  ちがう そんなことはない
  どこか別な場所ではなく
  いまとここに 心を込めて生きるんだ
  わかっている人はいっぱいいるよ

 すみません。かなり意訳しました。
 本当の歌詞はネットでググればわかります。

08:48
2018/12/10

ジョン・レノンの命日

| by 野幌高校校長
 12月8日はジョン・レノンの38回目の命日でした。
 ジョンは私の高三のとき、銃弾に倒れました。
 朝登校し教室に入ると、ジョンを好きだった友人が「はやしー!」と駆け寄って私の胸ぐらをつかみ「ジョンが死んじまったぜ!」。強く印象に残っています。
 それからジョンを本格的に聴き始めました。
 ジョンはビートルズの一員でしたが、皆さんはビートルズは聴いたことがありますか。
 私は「アビー・ロード」というアルバムが好きでした。
 高三のこの時期は進学の目標を達成するため、毎日自分に鞭を打ち、合格したら彼女とデートすることを励みにし、勉強にハードに励んでいました。
 ギターを弾きながら歌うなど気分転換に気をつけていましたが、やはり辛いときがあり、そうすると、「アビー・ロード」のレコードに針を落とし、床に仰向けになって、耳を傾けました。
 野高生の皆さんの中に、レコードをかけたことのある人はいますか。
 針をそっと持ち、注意して落とさないと、レコードに傷がついたり、針をダメにしたりします。
 それにしても、どんなにていねいに扱っても、レコードにかすかな傷がつきます。聴けば聴くほど傷によるノイズが聞こえるようになります。傷をつけたくないような、しかし、そのノイズこそが自分が愛している証拠でもあり、何だか複雑な感じです。
 それはともかく、「アビー・ロード」のA面(レコードには表と裏があり、表をA面、裏をB面と言います)は、Come Togetherで始まりI Want Youで終わります。いずれも激しい曲です。
 B面はHere Comes The Sunという、この上なく優しい曲で始まり、次から次へと素晴らしい曲が続くメドレーで終わります。
 A面B面で趣が異なるのですが、「今日はどっちにしようかな」と選ぶ、ほんのわずかな時間も息抜きになってた気がします。
 今日も私の思い出話にお付き合いいただきありがとうございました。
 野高生の皆さん、努力の中の息抜きの時間、忙しい中のほっとするひとときがありますか。
08:21
2018/12/07

来たときよりも美しく

| by 野幌高校校長
 高校生のとき、ある施設で「来たときよりも美しく」と言われ、「何を言っているんだ。できるはずがない」といぶかしく思いました。
 しかし、今はよくわかります。公共の場を粗末に使って汚してはいけないのはもちろんのこと、「来たときよりも美しく」という気持ちが大切だと思います。
 さらに言えば、私たちは環境の中で生きていて、環境が私たちに影響を与え、私たちも環境に影響を与えています。
 野幌と東京では、私たちの生き方は変わると思います。
 野幌と枝幸でも変わります。
 オランダのアムステルダムやパレスチナのガザの環境であれば、また違った生き方をするでしょう。
 現在と2007年のiphone発売以前でも生き方が違います。
 150年前、1868年明治維新の年であれば、どんな生き方をしたのでしょう。
 とにかく環境抜きに人生を考えることはできません。
 したがって、自分の中のことばかりではなく、身の回りの環境に気を配りましょう。
 散らかっていれば片付け、ゴミがあれば拾い、環境を整えることで心を整えましょう。
 野高生の皆さん、外壁がキレイになりました。校舎はまだまだキレイにできます。
08:53
2018/12/06

ともだち

| by 野幌高校校長
 先日、大学時代の友人と久しぶりに会い、思い出話に花を咲かせました。
 久しぶりでも、すぐに通じ合い、変わったのに、変わっていないところを見つけてうれしくなり、思い出に対する思い出し方の違いもまたおかしかったりして、とても楽しかったです。
 私は大学では、一年生でソフトテニス部に入っていたことを除けば、学問研究に熱を上げ、音楽や美術の趣味にのめり込み、人とは難しい議論をすることが多かったと思うのですが、彼とはどんなことでも、気楽に話せました。今にして思えば、とてもくだらないことやちっぽけなことを含めて。
 次の日になって、私は彼によって救われていたんだとしみじみと思いました。
 友人って、気楽に何でも話し合える関係って、ありがたいですね。
 野高生の皆さん、長く生きていると、友人や友情についても、様々な発見があるものです。
09:02
2018/12/05

自分で決める

| by 野幌高校校長
 この時期は、どの学年も「進路」の課題に直面しています。
 様々な機会を有効に活用してほしいと思っています。
 私にも何度か人生の大事な選択がありました。
 「私のやりたいことはこれなのか」
 「本当にこの道でよいのだろうか」
 「これが私に合っているのだろうか」と思い悩んだこともありました。
 しかし「自分のことは自分で決める」気持ちだけは強く持っていました。親も含め他人に決められたくはないと。
 自分で後悔しないように決めるためには、いくつかの選択肢から理由をはっきりさせて決めることが大切であり、さらにそのためには、選択肢についての情報、知識が必要でした。
 昔はスマホもインターネットもありませんでしたから、本を読む、知っている人から聞く、直接そこへ行く、それしか情報収集の手段はありませんでした。
 必死でした。
 野高生の皆さん、進路を考る、自分で決める、自分が自分のキャリアを作り上げていく、そのために、まずは知ることが大切です。
09:24
2018/12/04

アンチ・ストレス

| by 野幌高校校長
 私の辞書にストレスという文字はほぼありません。
 正確に言うと、ストレスという言葉で自分の心を考えるのが好きではないのです。
 ある種のつらさを感じたり、「難しいなあ」「うまくいかないなあ」「ここが踏ん張りどころだ」などと思ったりすることはあります。
 そんなときは、その原因となっている物事に対する考えや行動を工夫するか、気分転換で離れるしかありません。
 この年齢になると、いろいろな経験を積んできたので、気分転換は得意です。

・風呂に入る。認知症対策にもよいようです。日本の長寿の要因の一つとも言われます。
・走る。やや疲れを感じたときも、むしろ体を動かしたほうがよいと言われますね。
・映画を観る。音楽を聴く。絵を見るのもとてもよいです。気が楽になります。
・部屋の整理をする。締め切りに追われているときに整理しがちですが。
・歌う。昔は一人カラオケもしましたね。
・外国語の勉強をする。違う構造の言語に頭をさらすと、リフレッシュできます。
・やや長く寝る。「やや」です。寝すぎや土日の長寝はあまりよくないと言われますね。
・スマホを見ない。特に寝る前は脳によくない刺激があるらしいです。どんなに有益な情報を獲得できたとしても、頭や心によくないなら抑えた方がよいですね。
・日記を書く。書いたとたんに気が軽くなることがよくあります。
・友人にメールや電話をする。

 どうです(ドヤ顔)。これだけあれば無敵でしょ。
 野高生の皆さんも、対「ストレス」戦略を確立していってください。
08:40
2018/12/03

大型書店

| by 野幌高校校長
 11月21日、江別市牧場町に大型書店がオープンし、ニュースでも大きく取り上げられていました。
 私も二日後に行きましたが、駐車場がいっぱいで、多くの人で賑わっていました。
 本のみならず、衣食住に渡り様々なモノがあり、老若男女を問わず楽しめると思いました。
 書店のコンセプトは上質な空間を提供し、訪れた人が「自分を見つめる時間」「家族との時間」をゆっくり味わえることだそうです。
 インターネットが普及して便利になり、私も本の半分はネットで購入します。
 しかし、リアルな空間に身を置くと、思いもよらぬ発見があり、自分の中から新たな興味や関心もわき起こるものです。
 野高生の皆さん、是非行きましょう。体験が全てです。
07:47
2018/11/30

平尾誠二さんと山中伸弥さん

| by 野幌高校校長
 ラグビーの平尾誠二さんとiPS細胞でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんの交友を描いた「友情」という本を読みました。
 平尾誠二さんは伏見工業高校(京都)で全国制覇。同志社大学で大学選手権三連覇。史上最年少の日本代表。神戸製鋼で日本選手権七連覇。1999年W杯の日本代表監督です。
 二人は同学年で、40代の終わりに出会いました。互いにとって親友と呼べる存在となり、家族ぐるみの付き合いをしました。
 しかし、平尾さんにある日突然吐血し、胆管癌が見つかります。もう手遅れでした。 山中さんは深く悲しみながらもできる限りのことをやり、平尾さんの苦しい闘病生活を支えます。
 死に向かう中で二人の友情はさらに育まれ、人生の最後を明るく照らしました。
 山中さんは「助けてあげられなくて、ごめんなさい」と言います。iPS細胞の実用化に向けた研究は苦難の連続ですが、それも前を向き突き進んでいくモチベーションにつながっています。
 平尾さんの「ラグビーボールが楕円形なのは、予測不可能で理不尽なものだから、その現実を受け入れ、その中に面白みや希望を見出し、困難な状況を克服することの大切さ、素晴らしさを教えるためではないだろうか」ということばが強く印象に残りました。
 野高生の皆さん、来年はラグビーワールドカップ日本開催の年です。
08:04
2018/11/29

25年前の卒業生

| by 野幌高校校長
 27日の「企業と学校の交流会」に参加したある企業の方は、25年前の本校の卒業生でした。
 勉強は大嫌いでゲームばかり、「働くこと」なんかこれっぽっちも考えていなかったそうですが、今は15人の会社の代表取締役です。その方の右腕も本校の卒業生です。
 学校の勉強をたまたまがんばらなかっただけであり、他のことはがんばった。会社は一人で動かすわけではない。様々な強みを持つ人を集めて会社を経営し、そして、今になって「がんばり・ねばり・ふんばり」の三ばり精神が大事だとつくづく思うと仰っていました。
 後輩たちが前のめりになって話を聴いてくれて、本当にうれしかったとのことです。
 校長としては「学校の勉強もがんばってね。働くことについて考えてね」と言いますが、いずれにせよ、地元にそうした先輩がいるのは心強いですね。
 野高生の皆さん、様々な人の話を聴きましょう。

07:43
2018/11/28

学校と企業との交流会

| by 野幌高校校長
 生徒は地元企業のことを知らない。企業の皆さんは高校生と接する機会がない。これからの社会を一緒につくっていくお互いのために交流する場を設定したい。ということで、昨日実施しました。今朝の北海道新聞朝刊にも掲載されました。
 ある企業の方は、三年前に入社した本校の卒業生の話をしてくれました。最初、彼はメールの仕方などでかなり苦労し、上司にも注意され、取締役も「難しいかな」と思ったそうです。しかし彼は決して諦めず、毎日練習をして文章力をつけ、現在は大事な戦力であり、人を指導する役も担っているそうです。
 野高生の皆さん、うれしいですね。そんな先輩がいます。
07:44
2018/11/27

絵を描くということ

| by 野幌高校校長
 先日、北翔大学の「第4回江別市中学校高校美術部合同展」に行ってきました。
 中学生も高校生の作品もそれぞれに違っていて、多様性に驚きました。
 どうして、この主題を選んだのだろう。
 どうして、こういう構図なんだろう。
 どうして、こういう色遣いなんだろう。
 描きながら、描き終えて、何を感じたのだろう。描く前と描いた後でどんな変化があっただろう。
 答えの出ない問いが永遠と続き、面白かったです。
 大麻高校の全国出品作品はさすがに見事だと思いました。
 本校は美術部や美術選択生徒の作品でしたが「あの生徒がこういう絵を描くのか」と不思議に感じたり、魅せられたりして面白かったです。
 野高生の皆さんにも是非見てほしいですね。
 会場は江別市セラミックアートセンターです。どうやったら行けますか。
08:18
2018/11/26

ボヘミアン・ラプソディ

| by 野幌高校校長
 イギリス・ロンドン出身のロックバンド、クイーンを題材にした「ボヘミアン・ラプソディ」という映画を江別で観ました。
 クイーンは1973年にデビューし、15枚のスタジオ・アルバム、ライブ・アルバム、ベスト・アルバムは世界中で売れました。
 1991年にリード・ボーカルのフレディ・マーキュリーはエイズのため亡くなりました。
 私は中学時代は日本の音楽ばかり聴き、フォークギターをかき鳴らしてはシャウトしていたのですが、バンドをやっていた友人たちに熱狂的なクィーンファンが多く、よく聴いていました。
 その後も時々聴いていました。
 私の好きなヨーロッパ・サッカーで優勝が決まると「伝説のチャンピョン」(We are the Champions)が流れ、テンションが上がります。
 振付師モーリス・ベジャールによるクイーンの楽曲を使ったバレエも素晴らしかったです。
 今回映画館で観て、あらためてクイーンの音楽の素晴らしさに感動しました。フレディの歌とパフォーマンスは圧倒的で、ブライン・メイのギターもかっこいいです。
 映画タイトルの「ボヘミアン・ラプソディ」はシングル曲としては異例の6分を越える長さで、異なるパートが組み合わさり、不思議な魅力と壮大なスケールを感じさせますが、当時は「いいな、おもしろい」という感じでした。
 映画で「この曲好きだ、最高だ」に変わりました。
 何度も泣き、映画が終わってジーンとして外のソファに腰を下ろしていたら、前の同僚に会い「よかったね」とことばを交わしました。
 ロックが好きな、野高生の皆さんにお勧めします。
 「We Will Rock You」(おまえたちを揺さぶってやるぜ)。
 ロックが私たちの心を揺さぶり、また人生が楽しくなります。是非映画館で。
07:37
2018/11/22

教室に困っている人がいますか?

| by 野幌高校校長
 先日、三年生ライフサポートフィールド選択者の「生活と地域」介護老人福祉施設体験発表の授業を参観しました。
 パワーポイントを使った、とてもわかりやすい説明で、何をしたのか、何を思いどう考えたのかがよく伝わってきました。
 「最初は面倒、嫌だなと思ったけれど、やってみて、、、と思いました」という話がいくつもありました。
 やはり、体験が大切だということですね。これまでの考え、今の気分にとらわれずに、新しい体験をしてほしいです。
 「困っている人がいたら助けたいと思いました」という感想もありました。
 「困っている」というのは、外から見てすぐにわかるものもありますが、なかなか気づかない、わかりにくいものもあります。
 また、だれかが困っているときにどうするかも、答えがすぐに出る場合と難しい場合があると思います。
 野高生の皆さんには、「困っている人」に気づき、直接、または間接的に「困っている」を解消してあげられる人になってほしいですね。
09:14
2018/11/21

マンガ読みます?

| by 野幌高校校長
 先週末、雪の予報に合わせ、二台の車のタイヤ交換をしました。腰に気をつけながら作業したのですが、二台やっているうちに作業が少し雑になり、タイヤを固定するナットの一つをダメにしてしまいました。
 合計40個のナット締めのうち、1個の不注意で面倒なことになりました。ああ。
 車屋さんへ行って診てもらったのですが、待ち時間が長かったので、久しぶりに、あるマンガの週刊誌を読みましたが、とても面白かったです。
 題材が多岐にわたり、政治、家族や社会の様々な問題を扱っていて、多種多様な職業、様々なタイプの人間、人間関係が描かれていて、勉強になりました。悲しい話もあれば、心温まる物語もあり、ちょっと涙腺がゆるみました。
 最近の若い人はマンガを読まなくなったと言われますが、野高生の皆さんはどうですか。
08:17
2018/11/20

大谷翔平、新人王

| by 野幌高校校長
 「大谷翔平、メジャー一年目を語る」と題し、少し前の新聞にインタビュー記事が出ていました。

Q:成長できた点は?
大:毎日成長を感じる。キャンプからやってきて、まだまだうまくなれるな、ということを感じる日が日本にいたときより多かったと思う。
(毎日成長を感じる。そう言える努力、実践をしているのだと思います)
Q:対戦した投手、打者で手強かったのは。
大:難しいけれど、印象に残っているのはバーランダー投手。僕も勉強になるところがたくさんあった。
(手強かった、で終わるのではなく「勉強になる」と、どんな相手でも学ぼうとする姿勢が素晴らしいです)
Q:今期の成績をどう考える。
大:一年間やって、単純にこれだけの数字が残ったというだけのこと。よかったとか、悪かったとかはない。けがをしたり、ゲームに出られないときもあったりしたので、やっぱり悔しいところはあった。
(普通の人は、ここがよかったとか、あそこが悪かったとか言うと思います。その結果 よりも、ゲームに出られなかった悔しさを重視している点が素晴らしいです)
Q:一番印象に残ったことは。
大:キャンプでダメで、なかなか思うようにいかなかったこと。そこがあって、シーズンをいいものにできたかな、と思っている。
(初ホームランとか、10盗塁とかの記録ではなく、わるいところから始まって、その時期の経験を生かすことができた喜び、充実感を語るあたりが素晴らしいです)

大谷翔平の時代に生きていて幸せだと思います。

08:49
2018/11/19

体育は嫌い

| by 野幌高校校長
 私は、中学、高校と体育は嫌いでした。
 小学校高学年から体重ばかり増え、動くのが億劫(おっくう)でした。
 中学では評価が「2」だったこともあります。
 高校のソフトテニス部のおかげで体は軽くなりましたが(今よりも細かったです)、走ること以外はだめで、特に球技が全くできませんでした。
 先生や友人が言っていることがことばとしてはわかっても、体で理解できないのです。運動音痴は治らないな、と思いました。
 教員になって、スキーを習ったとき、生まれて初めて、人から教えてもらって上達したと思いました。その先生は難しいことは言わず、わかりやすく楽しく教えてくれました。おかげで、運動でも、できないことができるようになる喜びを味わいました。
 昨日、素晴らしい体育の授業を見ました。こんな授業を受けていれば、ひょっとしたら私もバスケットボールがうまくなっていたかもしれないと思いました。
 まず、お手本を示してくれて、ポイントがわかりやすい。やることの順番も納得できる。目標がはっきりしている。楽しい気持ちでやれる。
 そして、iPadで撮影した動画をすぐにスクリーンで見れる。うまくいかなかった例とうまくいった例を比較して、考えさせてくれる。
 タブレットは学習の可能性を拡げますね。
 野高生の皆さんは、体育は好きですか。

08:01
2018/11/16

ホウレンソウ その2

| by 野幌高校校長
 昨日の復習をしてみましょう。
 親へのホウレンソウ(報告・連絡・相談)の例を挙げてみてください。5分間で。
 ハイ。では、私の解答例です。
 報告の例。「親父さん、体育の時間、グループで創作ダンスをやったら、先生がすごいって。センスあるって言われて、うれしかったよ」
 連絡の例。「お母さん、来週は学校公開週間なんだって。メール配信もしたみたい。恥ずかしいけれど、ちょっと見に来る?」
 相談の例。「お袋さん、おれの進学希望を担任の先生に伝えたら、思っていたよりも費用がかかるんだ。奨学金も使おうと思うけれど、行けるかな?親父さんに、いつ、どうやって言ったらいいだろう?」
 いかがでしょう。
 野高生の皆さん、校長が考えたものよりもよい解答があれば、教えてください。

07:55
2018/11/15

ホウレンソウ

| by 野幌高校校長
 働くと「ホウレンソウが大事」と言われます。
 ホウレンソウを食べて、ポパイのようになるわけではありません。
 あ、ポパイって知っていますか。
 食べるホウレンソウも、ビタミンCやカロテン、マンガンが豊富で、骨の形成や健康維持に役立ちます。
 髪の健康にもよいようで、私にとっても、とっても大事です。
 が、ここではホウレンソウは「報告・連絡・相談」のことで、縮めてホウレンソウと言っています。
 報告。ある仕事を命じられたら、終わったとき「予定どおり終わりました」「相手の方から別な提案がありました」「研修でこんな学びがありました」などと報告します。
 連絡。これは朝のSHRなどで、先生から様々な連絡があるからわかりますね。「会議室301号が使用できなくなったので402号室になりました」「打ち合わせの時間が変更になりました」などと連絡します。
 相談。困ったこと、予定外のことが起きて判断を仰ぎたいことなどを相談します。 「あと3時間ぐらいかかり、予定の15時までに終わらなさそうなのですが、どうすればよいでしょう」。
 できれば、提案型の相談、たとえば「明日でもよろしいでしょうか」「Bさんに手伝ってもらってよいでしょうか」「終わったところまででよいでしょうか、それとも簡略化して全体が見えるようにした方がよいでしょうか」などが望ましいですが、とにかく相談することが最優先です。
 野高生の皆さん、高校生のうちにホウレンソウの練習をしましょう。
08:15
2018/11/14

坐禅

| by 野幌高校校長
 昨日も見学旅行の楽しい思い出話を聞きました。
 私は、三年前の京都、東福寺塔頭(たっちゅう)の勝林(しょうりん)寺の坐禅体験のことをたびたび思い出します。
 お坊さんの話によると「一つの相にこだわらない無相。一処にとどまらない無住。」が理想とのこと。
 全ての事物は固定した姿を持たないと悟り、執着から離れること。雑念を払いのけ、息を整え、身体と心を一つにすること。
 私たちにとっては難しいことです。とらわれ、しがみつき、我を張って、目を曇らせ、心を濁らせがちです。
 しかし、坐禅のような時間があり、ひとときでも「無相無住」の境地になろうとすることが大切なのだと思います。
 私はほぼ毎日寝る前にヨガをするのですが、その中で「プチ」坐禅をします。
 「無相無住」にはなりませんが、勝林寺のお坊さんの「車窓から景色が流れていくのを見ているようにすればよい」というアドバイスを参考にしています。
 野高生の皆さんには、深呼吸して気を落ち着かせる時間がありますか。

08:15
2018/11/13

不思議の負け

| by 野幌高校校長
 11日(日)剣道の新人戦を観に行きました。男子の団体戦がありましたが、個人戦とはまた違った勝負が繰り広げられ、とても面白かったです。どこで一瞬の隙を突いて打つのか。じりじりとした探り合いの緊張感。スリリングでした。
 本校の男子は1月の全道大会出場権を獲得しました。引退した3年生が一生懸命サポートし会場の片付けを最後まで手伝っていて感心しました。
 さて、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」ということばがあります。負けは負けですが、悔しいという一時的な感情で終わるのではなく、負けの原因を探究し、勝ちをもたらす練習に励み、勝者にふさわしい日常生活を送ることができるかどうかが上達の鍵を握ります。
 大事なのは「アフター」です。今後の剣道部のさらなる飛躍に期待しています。

08:45
2018/11/12

もらう側より、つくる側

| by 野幌高校校長
 先日、ある生徒は「活動してみて、何が変わりましたか」と聞かれて次のように答えました。
 「もらう側より、つくる側がよいと思いました」
 「自分のためではなく、学校のためを考えるようになりました」
 
 与えられる側よりも与える側。傍観者よりも、当事者。その方が楽しいですね。
 自分のため、も大事だと思います。と同時に、世のため人のためを考えられたら、素敵
だと思います。
09:15
2018/11/09

落葉の効果

| by 野幌高校校長
 日々秋が深まります。陽の光を浴びて、黄金色に輝いていたイチョウの葉もパラパラと落ちつつあります。
 私が走るランニングコースでも落葉でいっぱいのところがあり、カサカサと音が鳴ります。
 落葉を踏む音の中には人間の耳の可聴域を超えている周波があり、聞きとれてはいないのですが、脳にアルファ波を出し、リラックスさせるようです。
 そんな知識がなくても、落葉の音は心地よいです。
 野高生の皆さん、週末のテスト勉強に疲れたら、散歩して落葉を踏んでみませんか。
08:28
2018/11/08

わが輩の辞書に不可能という文字はない

| by 野幌高校校長
 先日の世界史の授業はナポレオンの話でした。
 「ナポレオンについて、何か知っていることはありますか」と尋ねられ、「背が低かった」「わが輩の辞書に不可能という文字はない」「瓶詰め(10/17の校長ブログを参照。このクラスにも知っている生徒がいた!と思いました)」「無理矢理コーヒーを栽培」と出てきました。
 「わが輩の辞書に・・・」は有名ですが、私はナポレオンは様々な困難や「不可能」と思えることに遭遇したからこそ、この言葉を残したのではないかと思っています。
 「不可能」はあります。しかし、あえて「不可能はない」と言い切って、自分を鼓舞したのではないか、覚悟を決めて突き進んだのではないかと。
 ことばの力があります。自分を前向きに行動させることばがあるとよいと思います。
 野高生の皆さん、言ってみましょうか。
 「わが輩の辞書に不可能という文字はない!」
07:45
2018/11/07

本を二度読む

| by 野幌高校校長
 ある本を三十数年ぶりに読み直しました。
 その本は好きで、再読を楽しもうと思って手に取ったのですが、全く初めて読んだと思える箇所がかなりありました。
 驚いたのは、本に線が引いてあり「よくわかって引いたな」というところもあれば、何のために引いたのか、何を理解して引いたのか、全くわからないところもありました。
 結局、少し懐かしくはあるものの、新しい本を一冊読んだみたいでした。
 おそらく、以前は以前なりにわかっていたのであって、今の「わかる」とは違うということなのでしょう。
 「わかる」って、奥が深くて面白いですね。
 「わかった」で満足してしまいがちですが、何をどうわかったのか、確かめるようにしたいです。
 わからないときも「わからない」と言って終わるのではなく、何がどうわからないのかを明確にしたいです。
 野高生の皆さん、テスト勉強も「わかること」と「わからないこと」を区別することから始まります。

09:39
2018/11/06

薬師寺

| by 野幌高校校長
 二年生の見学旅行では、最終日に奈良の薬師寺を見学しています。
 薬師寺には「倫理」で学ぶ和辻哲郎氏が『古寺巡礼』において「東洋美術の最高峰」と謳った「薬師三尊像」「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)像」があります。
 正直に言えば、若いときは仏像のよさがほとんどわかりませんでした。しかし、今はとても魅力的、神秘的に感じ、仏陀の深い教えが静かに伝わってくるようでもあり、しばらくの間、ただただ見つめていたくなります。
 薬師寺は「日本史」「倫理」で学ぶ日本の「南都六宗」の一つ、法相宗(ほっそうしゅう)のお寺です。法相宗を開いたのは玄奘(げんじょう、『西遊記』の三蔵法師)の弟子ですが、玄奘も「開祖」と言われることがあります。
 法相宗の根本は唯識(ゆいしき)思想です。唯識とは、文字通り「ただ、識のみがある」ということ。「識」は認識の識、平たく言えば、それぞれの人の心のものの見方、とらえ方であり、世界を見る、とらえる働きのことです。
 ただ、識のみ。全てはものの見方、とらえ方次第。
 野高生の皆さん、「唯識」をどう思いますか。
08:35
2018/11/05

授業参観(美術)

| by 野幌高校校長
 金曜日の授業参観は二年の美術でした。
 「花鳥風月」をテーマとし、15時間かけて制作する途中であったため、私は授業「参加」できませんでした。残念です。
 生徒が集中していたので邪魔をしないよう、作業の合間の隙を突いて、いくつか質問しましたが、それぞれが自身で考えて進めていることがよくわかりました。
 先生は「完成させればよいというものではない。終わらせることに意味はない。大事なのは工夫することだ」と言っていました。
 先生の美術、作品をつくることに対する考え方や見方がとても明確で具体的でした。芸術に対する愛情やそれに伴う厳しさも感じられ、それが生徒に伝わっていると思いました。
 「花と言っても、いろいろあるんだよ。どんな花にしたいの?」といった問いは、私たちの探究を導いてくれます。
 野高生の皆さん、問いが大切です。先生の問いかけをつかまえてください。そして、自ら問いを発してみてください。
08:53
2018/11/02

授業「参加」

| by 野幌高校校長
 私は一日一コマを目標として、授業を見ています。
 学校生活の大半は授業です。
 授業には、教科書の内容のみならず、考えること、生きることをめぐる学びがあります。
 昔は「授業する先生が立っているのだから、こちらも立って見るのが礼儀だ」と思っていました。しかし、ある校長先生の「生徒に混じって座ることで気がつくことがある」という話を聞いてからは、座って参観します。
 授業参観ではなく、授業「参加」という感じになります。
 座っていると、生徒の息づかいみたいなものが伝わってきます。
 昨日の授業もそうでした。
 「先生の声がいいなあ。強い思いが十分伝わってくるなあ」と引き込まれました。
 先生の話に、生徒が「ああ、そうなんだ」「そんなことがあるんだ」と、知ることによって心を動かされているようでした。
 「考えてほしいんだ」とくり返されて、問いを受け止め、答えを探しているようでした。
 ペアワークが何度もあり、ごく自然に、一緒に探究していました。
 十分アクティヴな、能動的な学びの時間でした。
 野高生の皆さんが、このような学びをとおして、生涯続く学ぶ姿勢を身につけていくのをうれしく思います。
08:02
2018/11/01

ハロウィン、いいね

| by 野幌高校校長
 昨日は生徒会のハロウィン企画の最終日でした。恥ずかしがり屋の私も帽子を被り一緒にアメを配りました。
 たったアメ一個でも生徒はステキな笑顔で「ありがとうございます」と言ってくれ、幸せな気持ちになりました。
 渋谷のハロウィンも本校を見習ってほしいものです。
07:57
2018/10/31

サカナクションのライブ

| by 野幌高校校長
 先日、久しぶりにライブへ行きました。ZEPP札幌というところです。満員で、一時間半のオールスタンディングは、私の年齢ではややつらかったです。
 実は、映像と音によるライブで、サカナクションはいませんでした。行くかどうか迷ったのですが、超高画素数の「8K」「4K」という映像(現在のハイビジョンは2Kで200万画素。4Kは800万、8Kは3,300万画素)でとても美しく迫力がありました。音響もよかったです。演奏は圧倒的な素晴らしさで、人がいないとわかっていても、思わず拍手したり、手を突き上げたりしてしまいました。
 最近はすっかりライブ人気で、CDやブルーレイなどを所有するより、生で楽しむことが流行しています。
 野高生の皆さんは、ライブに行くことがありますか。私はしばらく行っていない時期があったのですが、卒業生がギタリストになったことがきっかけとなり、ライブのよさを再発見しました。皆さんも楽しむ機会があればよいと思います。もちろん、帰宅時間を守りながら。
08:05
2018/10/30

立命館

| by 野幌高校校長
 27日(土)江別市内高等学校五校PTA交流会があり、立命館慶祥高校へ行きました。様々な違いがあり、とても面白かったです。
 温泉で有名な大分県の別府に設立された立命館アジア太平洋大学副学長の今村正治さんの講演もとても刺激的でした。風が強く、濃霧に覆われることもある山の上にキャンパスがありますが、50%が留学生(90ヵ国から)、教員の50%も外国人、一つの科目を日本語と英語の両方で行うユニークな大学です。
 今村さんは「利便より意味」と言います。社会がどんどん便利になり、人々は便利さに慣れ、より便利になることを、より楽になることを求めてしまっています。しかし、大事なことは物事、行動の「意味」「価値」ではないだろうか。便利かどうかよりも、私にとって意味があるのかどうか。
 また「混ぜる」ことが大切だと言います。境界線を引き、壁をつくり、一度決まった位置に固執するのではなく、混ぜて、違いを受け入れて、動きを生み出すということ。
 野高生の皆さんも、「こんなもんだ」と決めつけず、色々と混ぜて、かき回してみましょう。
 朝読書で選ばないような本を選んでみる。復習したことが教科の勉強を家でしてみる。話したことのないクラスメイトに話しかけてみる。新聞の興味のない記事を読んでみる。面白くなさそうな映画を観てみる。だらだらしたい日に散歩してみる。
 自分というものを混ぜてみるのです。

09:06
2018/10/29

0円キッチン

| by 野幌高校校長
 28日(日)、JICA北海道へ行きました。マレーシアとスリランカの海外協力隊の報告がありました。外国の実体験の話を聞くと、日本に対する見方が変わります。
 映画「0円キッチン」の上映もありました。主人公のダービィドは廃油で走る車でヨーロッパの5カ国を回ります。捨てられる食材を回収し、車に積んだ簡易キッチンで料理します。スーパーのゴミ箱、家庭の冷蔵庫、規格外の野菜や魚。時には街路樹の果実や昆虫も使います。
 世界で生産される食糧の3分の1は食べられることなく廃棄されていて、その重量は毎年13億トンにもなります。
 深刻な食糧廃棄の問題に明るく、ユーモラスに立ち向かうダービィドの姿に感銘を受けました。
 このような無料のイベントもけっこうあります。
 野高生の皆さん、0円で様々な体験をするとよいと思います。
08:26
2018/10/26

雨ニモマケズ

| by 野幌高校校長
書道教室の前に、「夢を紡ぎ 人生に恋して」と並んで、もう一つ別のことばの生徒の書が掲示されています。
「雨ニモマケズ」とあります。
宮澤賢治です。
半紙の上半分に大きく「雨」と書いてあり、下半分に「雨ニモマケズ」とあります。
生徒によって「雨」が様々で面白いです。
様々なイメージが浮かびます。
大雨、小雨、長雨、冷たい雨。しとしとと降る雨、ざーっと降る雨、ぱらぱらと降る雨。恵みの雨、さみしい雨。
傘をさしているのか、傘がないのか。
色々な雨の下で、生徒は何を想っているのでしょうか。
願わくば、「雨ニモマケズ」生きてほしい。
野高生の皆さん、それでも負けそうなときは、だれかに相談してくださいね。
08:06
2018/10/25

人生に恋して

| by 野幌高校校長
 書道教室の前に生徒の書が掲示されています。
 「夢を紡ぎ 人生に恋して」と書いてあります。
 人生に恋をする。
 普通は、だれかに恋をします。
 人生に恋をする。説明できませんが、魅力的なフレーズです。
 それはどういうことだろう。
 私は人生に恋をしているだろうか。
 そう自問すると、心が揺れ、頭がリフレッシュします。
 野高生の皆さん、最近、何かステキなフレーズに出会いましたか。
09:02
2018/10/24

朗読コンテスト

| by 野幌高校校長
 20日(土)、詩の朗読のコンテストに出場しました。
 詩人の谷川俊太郎の詩を読む「俊読」というイベントのコンテストです。
 「俊読」は来年札幌で開催され、その予選です。
 私は佐野元春というミュージシャンが好きなのですが、彼が「ポエム・リーディング」(音楽付き)のアルバムを発表していて、興味を持っていました。
 壮瞥高校にいたときに、谷川俊太郎さんが洞爺湖で講演をし、そのなかで詩を朗読したのですが、すでに知っている作品がまた違った風に感じられて面白く思いました。
 校長になってから、全校集会で谷川俊太郎の「生きる」を生徒と一緒に読んだこともあります。
 コンテストは5分です。今回、私が選んだのは「無題」です。中国のノーベル文学賞受賞者劉曉波(リウシアポー)の妻である劉霞(リウシア)が「無題〜谷川俊太郎にならいて〜」を書き、それを知った谷川俊太郎は「劉霞(リウシア)に」を書きました。
 私はそれら三作品を読んだのです。
 谷川俊太郎の「無題」は「私は倦(あ)いた」で始まります。
 劉霞(リウシア)の「無題」は「もううんざり」で始まります。
 そして「劉霞に」は「言葉で慰めることも/励ますこともできないから/私はきみを音楽でくるんでやりたい」で始まります。
 BGMは坂本龍一の曲を使いました。
 会場は「俊カフェ」で、谷川俊太郎を大好きな古川さんという方が開いたカフェで、谷川俊太郎の本が全て置いてあり、自由に読めます。
 私は淡々とクールに読むつもりでしたが、会場の熱気にほだされたのか、詩のことばに突き動かされたのかわかりませんが、力強く読みました。
 わざわざ道外からいらした方や小学生の低学年の頃からずっと好きな方など、熱い思いを持った方がたくさん集まっていてお話を聞けてとてもよい時間を過ごすことができました。
 野高生の皆さん、ことばは黙読と朗読では全然感じが違ってきます。朗読をお勧めします。
08:06
2018/10/23

本番でなければわからない

| by 野幌高校校長
 「練習で泣け、試合で笑え」
 「練習は試合のように、試合は練習のように」
と言いますが、結局「本番」が持つ力は大きいということです。
 練習でうまくいっても試合ではできないことがあります。
 逆に言えば、試合でなければ学べない何かがあると思います。

 私は、今年は月一回のペースで大会に出ました。四月から十月まで、ほぼ毎月フルマラソンかハーフマラソンを走りました。
 私としては練習時間をこれ以上増やすことはできない、増やしたくないので、質的な変化を試みたわけです。
 もっともっと時間をかけることができるならば、練習の中で本番のようなメニューを入れるべきです。でもそれができないなら、本番の回数を増やそうと思ったのです。
 やはり、本番は緊張します。うまくいくかどうかと心配し、様々な雑念が訪れます。時には逃げ出したくなりますが、本番を増やしたお陰で学び多いシーズンになりました。
 野高生の皆さんにも、学習でも部活動その他でも、何か「さあ本番だ!」と思える場面があればいいですね。
07:47
2018/10/22

チャレンジしたら、できました

| by 野幌高校校長
 21日(日)、北海道ロードレースという大会に出ました。ハーフマラソンです。今年最後で、9月以降調子がよかったので、高めの目標設定にするか、それとも、やや疲れを感じていたので無理をせず、6月の記録を上回る目標にするか、なかなか決められず、スタート前落ち着きませんでした。
 スタート15分前に並んでから目を閉じて深い呼吸を心がけ「前半から飛ばそう」と決めました。前半のペースはよく、10km過ぎてからも維持していましたが、14、15kmぐらいがつらくて妥協しそうになりました。元気の出る歌を頭の中で口ずさんだり、近くにいるランナー目標にしたりしながら何とか踏みとどまり、ペースを少し上げてゴールしました。 結果的には、6月より10分以上速く、それどころか、おそらく(30代の記録のことは忘れました)人生のベストタイムでとてもうれしかったです。天気もよく、真駒内公園の紅葉も美しく、爽快な「スポーツの秋」でした。
 部活動をしていない人は体育以外でスポーツしているのかな?
08:03
2018/10/19

95点

| by 野幌高校校長
 昨日の避難訓練は95点でした。消防署の方にも「概ねよかった」とほめていただきました。
 私も95点はうれしかったです。昨年度、そして今年度の6月の訓練のときの態度、姿勢が全体的にひどかったですから。それと比べると劇的によくなっていました。素晴らしい変化です。全体的に落ち着いていると、ステージから、一人一人の顔がよく見えます。一人一人の気持ちが伝わります。
 しかし、それでも私は怒りました。なぜなら、避難については、100点でなければダメなのです。訓練において、全員が本番を想定し、自分の安全を守り、他人の安全に貢献できなければダメなのです。胆振東部地震があったばかりです。したがって、厳しく言いました。
 皆さんは100点をとることができます。そうした力を持っています。95点と100点はたった5点の違いです。しかし、100点の状態から感じる雰囲気、見える景色は全然違うのです。100点で世界が変わります。
 今後の皆さんの進化を楽しみにしています。

08:01
2018/10/18

不自由な北海道

| by 野幌高校校長
 8月のジャカルタ・アジア大会では、小樽市出身の小池祐貴選手が男子200mで金メダルを獲得しました。小池選手は100mでは9秒98の日本記録を有する桐生選手に勝ち代表になっています。
 高校生では、恵庭北高校の御家瀬(みかせ)緑選手が女子100mで高校生として唯一アジア大会の代表になっています。
 また、インターハイでは立命館慶祥高校が女子400mリレーで優勝しています。
 女子短距離界を長年牽引している福島千里選手や御家瀬選手を育てた道ハイテクACの中村宏之監督はこう言います。
 「不自由な北海道の環境から工夫と気づきが生まれる」
 冬は四ヶ月、屋内を走る。結果的に、スパイクのピンに頼らない走りを覚えられる。
体づくりに時間をかけられる。
 小池選手はシューズを脱いで走り「足の親指から順に小指まで動かすイメージ。地面から力が跳ね返ってくる」と言います。
 環境が恵まれていないから何もできないわけではない。自らの身体と頭を使って、工夫し、気づき、それを生かすことができる。
 ここには大きな学びがあります。
09:46
2018/10/17

瓶詰めの発明者

| by 野幌高校校長
 先日、生徒と面接の練習をしていて「尊敬する人は?」と尋ねると「ニコラ・アペールです」と返ってきて驚きました。
 ニコラ・アペール(1749~1841)はフランス人です。
 フランスの英雄ナポレオンは国力の拡大のためヨーロッパ各地へ遠征をくり返しましたが、彼の頭を常に悩ませたのが食糧補給の問題です。そこで、食料の長期保存が可能な方法を懸賞金をつけて公募したところ、ニコラ・アペールが何年もの苦労の末、食品をガラス瓶に入れて丸ごと加熱殺菌する「瓶詰め」法を発明しました。
 国のため人々のために諦めずに努力したところが印象に残り、彼女は尊敬しているということでした。
 ちなみに、ガラス瓶は重くて割れやすいので、数年後にイギリスのピータ・デュランドがガラスを金属容器に置き換えて「缶詰」を発明しました。
 尊敬する人、あこがれの人がいると、気持ちが前向きになったり、あきらめずに努力を続けようとしたりできるものです。
 野高生の皆さん、尊敬する人がいますか。いなければ、探しましょう。

08:43
2018/10/16

テリー・フォックスラン with 新陽高校生

| by 野幌高校校長
 14日「テリー・フォックスラン札幌」で10kmを走りました。
 いや、実は14km走りました。
 がんの研究資金を集めるため、義足で毎日フルマラソンの距離42.195kmを走り、カナダを横断しようとしたテリー・フォックス。143日、5373km走り、がんが肺に転移したために、道半ばで倒れたテリー。
 開会式で、運営の方々の熱い話、わざわざカナダのエドモントンから来札した方の話を聞いて、深く感動し、血湧き肉躍るテンションで走り始めました。
 幌平橋からスタートし、確かミュンヘン大橋で折り返しだと思っていたら係りの人もおらず、私より前にいた人たちがさらに先へ走っていくので、つられて私も行ってしまいました。真駒内公園に近づいたときに、これはもう明らかにおかしいと判断し、近くのランナーと話して、折り返しました。そのため、4kmほど長く走ってしまいました。テンションが高いにもほどがあります。
 しかし、お陰でそのランナーとおしゃべりでき、サッカー部、女子野球部など約70名参加していた新陽高校生と声を掛け合い、楽しい思いをしました。
 終わってからは、新陽高校の荒井校長としばらく学校の話をしていました。
 野高生の皆さん、距離は1kmからで、ウォーキングでもよし。来年一緒に走りませんか。
08:19
2018/10/13

きっかけは

| by 野幌高校校長
 ある三年生は、入学後の最初のテストで、それほど取り組まなかったけれど、結果が思いのほか良くて、「もっときちんとやれば、もっとできるのではないか」と思い、それ以来、得意な科目も不得意な科目も一生懸命勉強したそうです。
 やれば、できる。できれば、うれしい。うれしいから、やる。
 ちょっとしたきっかけが、人生を充実したものにします。
08:49
2018/10/12

野高生への緊急のお誘い

| by 野幌高校校長
 12日の朝、私は新聞で知りました。
 14日にテリーフォックスラン札幌というチャリティーランがあります。
 札幌豊平川の幌平橋付近です。
 テリーフォックスは1958年生まれのカナダ人です。大学でバスケットボールをしていましたが、骨肉腫となり、右脚を切断しました。そして、がんの研究資金を集めるために、1980年4月12日、「希望のマラソン」を始めました。義足をつけ、毎日フルマラソンと同じ42.195kmを走り、カナダ横断を目指したのです。多くの人が感動し、子どもや車椅子の人々が一緒に走ったり、募金をしたりしました。しかし、がんが肺へ転移し、143日目の9月1日、5,373kmを走ったところで入院し、22才の若さで亡くなりました。
 1981年以降テリーフォックスの遺志を引き継いだチャリティイベントが世界中で開催され、札幌でも2014年に始まりました。
 私は全く知りませんでした。そして、このブログで伝えたいと思いました。
 当日の受付も可能です。参加費は無料で、ゼッケンも使用せず、タイム計測もありません。寄付金はがんの治療や研究に使われます。
 天気予報は晴れ時々曇りです。
 野高生の皆さん、もし都合がつけば一緒に走りませんか。
10:39
2018/10/12

何の秋

| by 野幌高校校長
 食欲の秋。美味しいものを食べたい。でも、年のせいか、だんだん少食になってきました。
 スポーツの秋。今シーズン最後のハーフマラソンが近づいてきました。練習はしていますが、朝、寒くなりました。日の出も遅くなり、暗いです。なんとなく、億劫(おっくう)になります。雨で走れない日があると、次の日走るのが、また億劫になります。グズグズを振り切って、スポーツの秋を続けたいです。
 読書の秋。ユヴァル・ノラ・ハラリの「ホモ・デウス」を読みました。前作「サピエンス全史」に続き、テクノロジーの進歩に伴って社会の未来がどうなっていくかを論じていて面白かったです。今はシッダールタ・ムカジーの「遺伝子」を読んでいます。読書は欠かせません。著者が何年もかけて手に入れたことを数時間で知ることができます。世界が広がってうれしいです。
 勉強の秋です。毎日10分間、ある勉強をしています。三日坊主を乗り越えると、けっこう続けられます。知らなかったことを知り、身につけようとするのは楽しいです。
 一気に冬にならないで、秋が続いて欲しいです。
 野高生の皆さんにとっては、何の秋ですか。
08:05
2018/10/11

校長室へどうぞ

| by 野幌高校校長
 「受かりました!」と面接練習をした三年生がとてもよい笑顔で教えてくれました。
 「面接練習、お願いします!」と緊張した面持ちで校長室に来た三年生がいます。
 やるからにはやりきる。
 さらに本気になる。
 徹底してみる。
 一歩前へ行ってみたときに見える景色は楽しいですよ。
 私も協力します。
 いつでも、校長室へどうぞ。
09:29
2018/10/10

献血のススメ

| by 野幌高校校長
 5日(金)、献血へ行きました。血は常に不足していて、今後ますます不足すると言われています。
 輸血用血液の約80%は、がんや心臓病、白血病などの病気の治療に使用されます。
 これまでは10~30代の献血により血液が供給され、50才以上がこれを利用してきました。しかし、少子高齢化・人口減少の進行により献血者が減り、近年は若年層の献血する割合が低下しています。
 現在のペースで行くと、2027年、つまり9年後には日本全体で輸血用血液が不足します。 医療技術がさらに発達したとしても、血液がないために手術ができないという事態も考えられます。
 高校生の姿もありましたが、野高生の皆さんは献血をしますか。
07:38
2018/10/09

農業高校の学び

| by 野幌高校校長
 6日(土)、某スーパーで開催された、農業高校の農産物や加工品を販売する「食彩フェア」へ行き、牛乳やソーセージ、卵や野菜、米などを買いました。
 私は教頭として二年間、洞爺湖の南側にある町立の壮瞥高校に勤めました。壮瞥町は気候が温暖で米や野菜、果物などの栽培に適しています。「りんご祭り」が有名です。
 当時の学科は園芸科で、現在は地域農業科です。
 農業高校の勤務は初めてで、見ること聞くこと、とても新鮮でした。そして、土をつくり、種を蒔き、植え、水をあげ、収穫し、自分たちで育てたものを販売するという一連の活動がとても好きになりました。特に、最初の土作りとよい苗を育てることの大切さが印象に残りました。また、土に触れ、植物を育てることは人の心を穏やかにし、落ち着かせると思いました。
 果樹園の方々とも交流があり、農業への愛に触れました。
 それ以来、年に一回のこのイベントをとても楽しみにしています。
 江別市は農業が盛んで小麦が有名です。本校の選択の授業でもミニトマトを栽培していますが、野高生の皆さんは農業に興味がありますか。
09:32
2018/10/05

家庭学習、毎日10分間

| by 野幌高校校長
 ある調査によると、全国の高校生の約4分の1が家庭学習をほとんどしないそうです。他方、2時間以上学習する人も、同じく約4分の1いるそうです。
 私は、進路希望に限らず、家庭学習をして、学校でやったことを振り返ってほしいと思います。
 一日六時間も学校で勉強します。その内容を忘れ去るのにまかせるのは、もったいないです。
 学んだことを自分のものにしてほしいと思います。
 何かを自分のものにするためには、どんなによいやり方で教わったとしても、自身で振り返ることが必要です。
 スポーツでも何でも同じです。「自分でやる」「反復する」が鍵を握ります。
 どんなに素晴らしい体験をしても、そこから学ぶためにも、振り返る必要があります。
 振り返ることで、何が重要なのかを確認できる。
 振り返ることで、忘れない、定着させることができる。
 振り返って、思い描き、自分自身でことばにしてみると、力になります。
 まずは家庭学習ゼロから脱却しましょう。
 毎日10分間なら、楽勝です。
 今日の6コマの授業のねらいは何だったか。ポイントは何で、それがポイントなのはどうしてだったか。1コマで何ができるようになればよかったのか。
 思い出すだけです。
 十分に思い出せなくても大丈夫です。ある脳科学者によると「思い出そうとするだけで、脳が活性化し、頭がよくなる」からです。
 その上で思い出せなければ、教科書やノートを見てスッキリしましょう。スッキリすると、心の安定につながります。
 たかが10分、されど10分。継続は力なり。
 家庭学習を通して、学ぶ姿勢を身につけましょう。
07:00
2018/10/04

ゲーム障害

| by 野幌高校校長
 今年の6月、世界保健機関(WHO)は、オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を新たな疾病、依存症の一つとして認定しました。
 ゲームをしたい衝動が抑えられなくなり、日常生活よりゲームを優先し、健康を損なうなどの問題が起きても、ゲームを続けてしまう特徴があります。
 WHOによると、ゲームをしている人の2、3%がゲーム障害ということです。ちなみに日本の厚生労働省の調査によるとネット依存の方は成人421万人、中高生52万人と推計しています。
 野高生の皆さんは大丈夫ですか。
07:50
2018/10/03

成績会議

| by 野幌高校校長
 9月28日、前期の成績会議がありました。
 成績優良者が217名いました。全校生徒の約4割です。皆勤賞が163名いました。全校生徒の約3割です。よいことです。もちろん、心配な人もいます。
 いずれにせよ、結果は過去。よければ大いに喜びましょう。次の目標を立てましょう。わるいところは課題として自ら認め、行動を改善しましょう。
 何より大切なのは学ぶ姿勢です。
 難しいと感じても逃げない。
 面倒と思っても目を背けない。
 学校は、知識や命の大切さや社会性を学ぶ場です。
 新しい何かがわかるようになろう、新たに何かができるようになろうとする姿勢が大事です。
 やる気が出るのを待つ、テストに向けたアドバイスが出るのを待つのではなく、能動的になりましょう。
 野高生の皆さん、自ら動いた方が人生は楽しいですよ。
09:25
2018/10/02

インベーダーからeスポーツへ

| by 野幌高校校長
 小学生が就きたい職業の上位に「ユーチューバー」があり、親が子どもに習わせたいことの第二位が「プログラミング」です。自分自身の子ども時代を思うとあまりの変化に目まいがします。
 かつての「読み、書き、そろばん」ではなく、これからは「読み、書き、ゲーム」と言う人もいます。
 ゲームで鍛えた細やかで正確な指の動き、画面全体を捉えて戦略を立てるといった目の使い方は、メスをじかに握らず画像を見ながら遠隔手術をする医者の育成につながるとか。そうすれば、将来は無医村でも一流の医療をだれもが受けられる。
 シミュレーションゲームにより発想が豊かになり、農産物の品種改良や新薬の創出、斬新な料理の開発など幅広い分野で活躍するエンジニアになる。
 ゲームの負ける悔しさが刺激になり、挑戦する心や乗り越える力をもたらす。
 ゲーム対戦を競技にしたeスポーツでは高額賞金を稼ぐプロも出始め、そのための通信制高校も大阪にでき、東京のある高校の選択科目となりました。
 子どもの頃、ブロック崩しやインベーダーゲームが苦手で、それ以降ゲームに見向きもしない私にとっては、全く異次元の世界です。
 野高生の皆さん、「ゲームばかりしていないで宿題をしなさい」ではなく「今日は三時間もゲームをしたの。偉いわね」と言われるような日が来ると思いますか。
09:57
2018/10/01

吹奏楽、幸せの演奏会

| by 野幌高校校長
 9月30日(日)、本校吹奏楽部の第19回定期演奏会が行われました。
 休みの日にも関わらず、ご家族、友人、先生方、他校の吹奏楽部関係の方、地域の方々にお集まりいただき、とても嬉しかったです。
 部員が12名と多くなく、その半数が高校から吹奏楽を始めたとのこと。アンコールも含めて12曲を演奏するためには、かなりの努力が必要だったと思います。
 3年生最後、6年振りという想いを込めた、また地震など自然災害の被災地の一日も早い復興を祈った演奏はとても素晴らしかったです。集まった方々も、じっと耳を傾けたり、小さな子どもたちと手拍子を打ったり、一緒に「故郷」を歌ったりしながら、それぞれに聴き入り、楽しんだと思います。
 幸せな日曜日でした。
09:35
2018/09/28

人を幸せにする経営

| by 野幌高校校長
 就職活動が進んでいます。どこでも就職できればよい、わけではないので、求人票を見たり、ネットなどで調べたりして、志願先を決めていると思います。
 進学する人もその先に就職しますから他人事ではないですね。
 坂本光司さんが書いた『日本でいちばん大切にしたい会社』という本のシリーズがあります。皆さんが知っている会社がいくつも出てきますので、興味があれば読んでみてください。
 坂本さんが提唱する経営学では、企業の目的を利益や業績の追求には置きません。まずは人を幸せにすることであり、それが実現すれば、利益や業績は後からついてくると言います。
 彼は人を五者に分け、優先順位をつけています。最優先は社員とその家族。二番目が仕入れ先と下請け会社。三番目が顧客。四番目が地域住民。特に障害者などの社会的弱者をきちんと雇用すること。そして最後が株主です。
 実際の経営には様々な困難があるでしょうが、経営のみならず、私たちの働き方、生き方、そして社会のあり方を考えるヒントやアイディアが詰まっていると思います。
 野高生の皆さんは、どんな働き方をしたいですか。
07:28
2018/09/27

デジタルネイチャー

| by 野幌高校校長
 先日、書類整理をしました。私は基本的に整理好きなのですがさぼっていたところがあり「もっとマメにやらなければダメだな」と反省しながら捨てたり分類したりしましたが、パソコンデータをプリントアウトしたものがかなりの割合を占めていました。パソコン画面でも読めるのですが、私の場合やはり紙にした方が落ち着いて読め、理解できたり、自分の文章の間違いに気づいたりしやすいです。
 落合陽一という人に最近注目していて、彼の言う「デジタルネイチャ-」はわかります。デジタルなものが日常の隅々に入り込んでいて、もはやアナログかデジタルかという社会ではありません。分かちがたく絡み合い、混在、融合、結合しています。デジタルが当たり前で、生活環境の「自然(ネイチャー)」になっています。
 しかしながら、私のような古い人間にとってデジタル画面はつらいです。コンピュータやスマホの文字は止まっているようでいても、電気的な処理でピクセルを高速で明滅させていますから、文字や画像はいつも細かく震えています。
 人間の知覚や意識ではそれを捉えることはできませんが、無意識の領域で脳に、身体に刺激を与えていると思います。
 「社会の激しい変化に対応」とよく言われますが、私はデジタル対応にやや自信がありません。
 野高生の皆さんは、長時間のスマホやパソコンで具合がわるくなりませんか。「デジタルネイチャー」はバッチリですか。
08:18
2018/09/26

AコースよりDコース

| by 野幌高校校長
 私は車で通勤しています。1年半前に転勤してきて、どのルートで学校へ行こうかと道路地図を広げました。
 カーナビやスマホの地図も使いますが、地理を教えていましたし、紙の地図を見る方があれこれ考えられて好きです。
 実際にいくつか試して、「これが最短」と思い、Aコースで通勤していました。ところが、半年経って気まぐれにBコースで行ってみるとAコースより早かったのです。信号の関係ですね。
 それ以降Bでした。
 そして最近用事もあってCコースで来てみました。随分信号につかまりました。「やはりこのコースはダメか」と思ったときに「あれ、Dコースがあるじゃないか」と気づきました。使ってみると、信号が少なくて楽で、現在はDコースです。
 大した話ではありません。いずれも5分前後の攻防、違いしかありません。
 ただ私はよく「先入観はダメだ」と言っているので、日常生活の中で先入観を持っていて試したり十分確かめることもしなかった自分自身を反省したところです。「灯台もと暗し」とも言いますが、思わぬところ、小さなところに、思い込みはあるものです。
 野高生の皆さんはどうでしょう。思い込みってあると思いますか。
08:22
2018/09/25

ウミガメの鼻にストロー

| by 野幌高校校長
 現在、プラスチック製のストローは、世界で毎日10億本使われ捨てられているそうです。
 2020年までにスターバックスはプラスティックのストローを廃止しました。
 2015年にウミガメの鼻にストローが突き刺さった痛々しい光景の動画がネットで世界中に拡散し、海洋プラスティック汚染の問題が一気に顕在化し、脱プラスティックのうねりを引き起こしています。
 プラスティックの細かい粒子は魚が消化できず死を招き、付着した有害物質が魚を食べた人間などに悪影響を及ぼします。
 EU(ヨーロッパ連合)もプラスティック製のレジ袋やストローなどを禁止・抑制することを提案しました。
 日本のレストランやホテルでもそうした動きが始まりました。
 紙製のストローがつくられ、また複数の企業が自然に分解される素材の開発に力を入れています。
 私はあらためてネットの力を思い知らされました。
 また、人間には愚かなところがありますが、その愚かさを自覚し、改善する力があるとも思います。
 脱プラスティックの動きに注目しています。
 野高生の皆さんは、最近、どんな社会問題、環境問題に興味がありますか。
07:46
2018/09/21

高校の同期会

| by 野幌高校校長
 8月、私の出身高校の同期会を行いました。クラス会は時々やっていたのですが、同期会は4年前高校卒業後初めて開き、今回が二回目です。
 私は幹事をやりました。昔と違い、ラインやフェイスブックを中心に案内、連絡し、出欠を確認し、64名が集まりました。SNSの便利なところです。
 その中で高校時代よく話していたのはわずか2、3名です。でも、同期会では多くの人と話せます。三年間同じ校舎で生活したことで結びついています。話しているうちに共通の思い出が出てきます。仕事のことや家族のこと、様々な苦労話や楽しかった話が出てきます。楽に話せます。思いがけず共通の趣味や話題が見つかって、とてもうれしくなります。
 野高生の皆さんも、20年後、30年後どうなっているでしょう。同期会は楽しいですよ。是非開いてください。
09:50
2018/09/20

大坂なおみとプロの料理人

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さんはテニスに興味があるでしょうか。
 私はソフトテニスをしていたこともあり、昔からテレビでテニスを観ます。
 テニス四大大会の一つ、全米オープンテニスで、20才の大坂なおみ選手が優勝しました。
 決勝の相手は、大坂選手の憧れのセレーナ・ウィリアムズでした。
 大坂選手は集中していて、男子選手顔負けの高速サーブや力強いショットでポイントを重ねました。セレーナにゲームを取られそうな場面は何度も何度もあったのですが、それを乗り越え、優位に進めていきました。
 セレーナは苛立ちがつのったのか、観客席のコーチからコーチングを受けて警告となり、ラケットをフレームが壊れるぐらい叩きつけたことでポイントをとられました。さらに、審判に執拗に文句を言い謝罪を強要したことで一ゲームとられてしまいました。
 私が知る限り初めてのことです。
 セレーナファンの多い観客席からはブーイングが飛び交い、試合会場は騒然としました。
 しかし、大坂選手は集中力を失うことなく、最後もサーブで決めて勝利を収めました。
 表彰式のスピーチも謙虚で、セレーナに対する思いやりのある素晴らしい内容で、私は泣きました。

 少し前に観たときは、大坂選手はここまで落ち着いていなかったと思います。うまくいかないと苛々したり、あきらめたりしている感じがしました。
 「何か変わったんですか」という質問に答えて、彼女はこう答えたそうです。
 「プロの料理人は、どんなときでも、どんなに技術があっても、ひと皿ひと皿を、心をこめてつくります。私もプロです。一つ一つのプレーに心を込めたいと思います」と。
 これからも応援します。
07:44
2018/09/19

厚真ボランティア その3

| by 野幌高校校長
 厚真町ボランティア、午後は高齢のおばあさんと息子さんのところへ行きました。急な階段を昇ると、二階の二つのかつての子供部屋がぐちゃぐちゃでした、本棚やオーディオも倒れたまま。ガラスも割れたままで、箱の中のものが全部散らかった様子。何からどうてをつければよいのかわからない状態。とりあえず大量のマンガ本を全部捨てるとのことで、ひたすら紐で縛りました。被災した方も何をどう頼めばよいのか、なかなか考えられないなと思いました。

 今回ボランティアに参加して、報道やSNSの情報ではわからないことがいくつもありました。私はバスでしたが、車で行っていれば他にもできることがありました。また、軽トラックも不足していて、どこかから調達できればよいのにと思いました。もっと効率的にできないかと思いましたが、そう簡単ではありません。様々なニーズを掘り起こし、様々な要望を整理して、ボランティアをマッチングさせる調整が実に大変だということがつくづくわかりました。

 一方で私は、バスツアーを企画してくれたゲストハウスの方をはじめ、何人もの素晴らしい方々と交流できて、とても楽しかったです。ニューヨークから旅で札幌に来ていて参加した方、定年退職以降ワゴンであちこちのボランティアに参加している方、自分の職業上身につけている力を役に立てようとした方、何ができるかわからないけれど少しでも役に立とうと思った大学生、エトセトラ。いずれも、自分で感じ、自分で考え、悩みながらでも一歩踏み出した方々、気持ちを行動で表そうとした方々。世の中に素敵な方はいっぱいいるなとあらためて思いました。

 ボランティアが終わり、バスに乗って帰ってきて、札幌駅を歩いていたら「校長先生」とリュックを引っ張る手。本校の二年生の女子で、不意を突かれて驚きました。「私も厚真にボランティアで行きたいけれどどうすればよいかわからなくて」。私の体験を話してみましたが、彼女がそんな気持ちを持っていたこと、それを教えてくれたこと、そして声をかけてくれたことがとてもとてもうれしくて、いい一日だったなあと幸せな気持ちになりました。
 水害や地震で被災した方に自分が何をできるのか、悩ましいときもありますが、また何かできることがあればしたいと思います。
07:41
2018/09/18

厚真ボランティア その2

| by 野幌高校校長
 厚真町に到着すると、まずはボランティアセンターで受付し、必要な作業に対して行く人たちを決めます。様々なところから実に様々な要望があり、その要望とボランティアをマッチングさせる作業は大変だと思いました。
 私は午前中は四人組で農家のお宅に行きました。80歳前後のご夫婦で何種類もの作物を育てていました。そこでは、ゴミの積込、食器の片付け、掃除をしました。
 おばあさんはずっとしゃべりっぱなしでした。「避難所へ行くと、親しい人を亡くした方、家を亡くした方の涙ながらの話がずっと続いて、、、余震があると怖くて、、、この家は明日査定を受けるけれどこのまま住めるのか、、、」だれかに話したい。むしろ、よその人に聞いてもらいたいのかもしれません。私は耳を傾けながら、肩を揉んであげました。
 そして「他にやってほしいこと何でも言って!」と何度も言うのですが言わないのです。でも話しているうちに畑が気になっていることがわかりました。「何してほしい?」「かぼちゃを片付けなきゃならないってわかっているけれど、手が回らなくて」とやりとりをし、かぼちゃを収穫しました。「あー、本当に助かった。このまま腐ってしまうのがいやだったの」
 そうか、遠慮して言えなかったんだと思いました。参加してみてわかったことがありました。

15:40
2018/09/18

厚真ボランティア その1

| by 野幌高校校長
 19日(土)厚真町のボランティアに参加しました。
 災害ボランティアは未経験でしたが、休みを利用して何かしたいなと思いました。
 でも車で一人で行ってよいのか、自分にできることがあるのか心配でした。
 そんな時、札幌のゲストハウス(宿泊施設)の企画があることを知りました。札幌駅北口のTen to Ten Sapporo Stationのイベントに行ったことがあり、SNSでつながっていたお陰で知りました。
 ソーシャル・バスというバスツアー会社のご厚意で無償でバスを出してくれ、約40人で厚真町へ行きました。
 やはり、つながりと情報が大事です。
07:40
2018/09/17

生まれたということ

| by 野幌高校校長
 14日(金)、公演Birthが行われ、伝道詩人えいたさん、ロックバンドおかんのボーカリストDAIさん、ダンサーのまことさんが語りと歌、映像、ダンス、書による素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてくれました。
 本校70周年記念事業の一環であり、誕生70年の本校に相応しいテーマでした。
 また、本校の「命の授業」の一つでもあり、生まれてきたということ、生きているということ、命とは何かについて考え、学ぶ、とてもよい機会となりました。
 えいたさんたちは伝えたくてたまらないメッセージを実に真摯に、情熱的に、魂を込めて、様々な形で表現してくれました。
 人を本当に「命ある存在」として、かけがえのない人生を生きている存在として見ていると感じました。
 野高生の皆さんの真剣な眼差し、姿勢と笑顔が印象的でした。
 皆さん、どんな感想を持ちましたか。これからも命について、人生について、幸福について、様々な体験や出会いを通して探究してほしいと思います。



09:30
2018/09/14

ともに、歩む

| by 野幌高校校長
 先日、札幌の街を歩いていて、たまたま「ギャラリー大通美術館」の前を通って、惹きつけられ、中に入りました。
 社会福祉法人「ともに福祉会」による「tomoni art にじいろ世界展」というアート展が行われており、知的な障害のある28名の作家の作品が展示してありました。
 作品はカラフルで、個性にあふれ、「自分らしく生きたい」という力強いパワーを感じました。
 自由な発想に感心しましたし、何より創造の喜びが伝わり、観る側もうれしくて自然と笑顔になりました。
 ともに福祉会は「ともに働き、ともに支え、ともに歩む」を理念とし、就労移行支援や生活支援のプログラムを実行しています。
 私はどんな人にもよさと課題があると思っています。課題があるからダメということではありません。課題があっても、支え合って、ともに取り組み、よさを生かすような社会をつくっていけたらよいと思います。
 野高生の皆さんは、偶然、ステキなものに出会うことがありますか。

08:00
2018/09/13

聲(こえ)の形

| by 野幌高校校長
 テレビで「聲(こえ)の形」というアニメ映画を観ました。
 テーマは、小学生から高校生になった若者たちが「他者と関わりながらどう生きていくか」です。
 聾唖(ろうあ)者である女子をどう理解し、どう付き合えばよいのか。
 上下の関係、いじめ。
 感情をコントロールできないということ。
 「1+1=2」とはいかない複雑な心理。
 抑えきれない意地悪な気持ち、悪意。
 過ぎてしまったことをどう処理するのか。
 わかっているけれど、やってしまうということ。
 自分の気持ちを素直に表現できないこと。
 自己嫌悪感。
 そして、いくつかの小さな勇気が光をもたらすということ。
 作者はどうして「聲」という難しい字体を使ったのでしょうか。
 石を打ち鳴らし、音が鳴るということ。
 声に込めた力、声がもつ力、声がだれかの耳に届いて声が初めて声として存在するということ。
 そうした人と人との意思疎通を強調するためでしょうか。
 強く心を揺さぶられる映画でした。
 野高生の皆さん、テストも終わりました。映画を観ませんか。

08:07
2018/09/12

おじさん、やりました!

| by 野幌高校校長
 私のところは生活が落ち着き、いつものように走れるありがたさをかみしめています。
 9月2日(日)、野幌原始林クロスカントリー大会で10kmを走りました。
 痛みの残るもも裏にはテーピングをし、多少の疲れを振り払うように激走したのですが、予想も目標も大きく上回る46分でゴールし、たまらない達成感がありました。
 おじさん、やりました!
 事務長や春に異動した一刀先生、以前の同僚にも会えて、うれしかったです。
 そして、御年79才になる本校の元校長も走り、なんと、昨年より速いタイムでゴールしていました。頭が下がります。元気をいただきます。
 野高生の皆さん、テストは今日で終わりです。次は何に挑戦しますか。

10:06
2018/09/11

信号が消えた

| by 野幌高校校長
 地震のあと、信号が消えていました。初めて見る風景でした。
 いくつかの交差点では警察の方が交通整理をしていました。長い時間、また暑い中、大変だったと思います。ありがたいと思いました。
 また、警察の方がいない場所では、自分が止まって、他の車を先に行かせたり、歩行者を横断させたりする、そんな譲り合いの場面に何度も遭いました。手で合図を送り合ったり、頭を下げたりしていました。
 自分が譲られればありがたい気持ちになり、次は自分が譲ろうと思います。
 困ったことが多い中、そうした人のもつ良さに触れ、うれしくなりました。
 野高生の皆さんは、そうした良さがわかると思います。
09:31
2018/09/10

野高生の皆さん、保護者の皆様へ

| by 野幌高校校長
野高生の皆さん、暴風、地震と怖かったですね。大丈夫ですか。
本日10日から、登校を再開できました。
余震が続き、大きな地震が起こる可能性もあります。
落ち着いて判断・行動しましょう。
自分の身の安全を守りつつ、家族のために、だれかのために何かできることがあればやりましょう。
校長が言わなくても、野高生はそうする気持ちだと思います。
節電に努めましょうね。
心配なこと、困ったことがあれば必ず相談してください。お願いします。
まずは目の前のテストに集中しましょう。「三ばり精神」です。

保護者の皆様、地震の関係で何かご相談等あれば学校にご連絡ください。また、本日「緊急連絡メール配信」に係る文書を、あらためて配付しました。今回、停電のためホームページのアップもできませんでしたので、まだ登録されていない方は、プリントをご覧になり是非ご登録ください。よろしくお願いいたします。

09:35
2018/09/05

コンサドーレ

| by 野幌高校校長
 1日(土)札幌ドームに行き、コンサドーレ札幌とヴィッセル神戸の試合を観戦しました。
 バルセロナにいた元スペイン代表のイニエスタ選手を見たかったからです。ずっとテレビで見ていて大好きな選手だったので、感激しました。
 コンサの試合を観たのは十数年ぶりでしたが、とてもアグレッシブであり、多様な攻めで神戸を圧倒していて素晴らしかったです。
 それにしても、生(なま)は、開放感、臨場感にあふれていていいですね。応援も力強く、観ていて楽しかったです。テレビ画面で観られなくなってしまいそうなほど気持ちよく、90分間があっという間でした。
 ヴァーチャルリアリティ、デジタルよりも、生の体験がよいと思いますが、いかがですか。

09:10
2018/09/04

初めてのチャリティーラン

| by 野幌高校校長
 1日(土)Make-A-Wish Japanのチャリティーランに参加し、5kmを走りました。
 この団体は難病の子どもたちのWish(願い)をかなえるプロジェクトに取り組んでいます。チャリティー大会に参加したのは初めてでしたが、全盲の方も多く、全体的に温かい雰囲気にあふれたイベントでした。
 昔の卒業生である、道産子ヒーロー双嵐龍(ソーランドラゴン)にも再会し嬉しかったです。
 野高生の皆さんも、様々なイベントに参加してみませんか。
08:49
2018/09/03

教えてもらって、感謝される

| by 野幌高校校長
 札幌学院大の教員志望の学生たちのサポートつきテスト前放課後学習会は31日に終了しました。
 最後に学生さんが「集中していて感心しました。こちらも勉強になりました。教えていて楽しかったです。どうもありがとうございました」と挨拶していました。
 自分のために一生懸命やって、教えてくれた人から感謝されるということのありがたさ。
 人生って、すごいですね。面白いですね。
 こうした機会を増やしたいと思います。
08:26
2018/08/31

自己ツッコミ

| by 野幌高校校長
 残念ながら、ニュースには、大人による不祥事、とんでもない行動があふれています。
 不正、嘘、隠蔽。
 自分の利益のみ、自分の「思いどおり」のみを最優先させた、ありとあらゆる行い。
 「いけない」とわかるはずなのに、わかっているのに、改められないということ。
 自己批判の力が必要です。
 ドイツの哲学者カントは、自分の知性や理性を見極める作業のことを「批判」と呼びましたが、ざっくり言えば、自分で自分の考えや行動にツッコミを入れることです。
 「これでいいのか」「こんなことをやっていて、何になるのか」とツッコむこと。
 野高生の皆さん、ともにツッコミ力を鍛えましょう。

※これまで「校長室から」に校長の「ブログ」が二つありました。もともと「校長ブログ」だったのですが、生徒や中学生に向けた専用ブログ「これからの野高生へ」というコーナーをつくりました。しかし、何人かから「わかりにくい」と指摘され、また主に、野高生に向けて書いていることを踏まえ、9月から「校長ブログ」で一本化します。

08:47
2018/08/30

カメラを止めるな

| by 野幌高校校長
 先日、話題沸騰中の映画「カメラを止めるな」を観に行きました。満席で、前から二列目の左の席から頭を右上にぐっと上げ、がんばって見ました。こんなことは何十年振りでした。小学生の子どもも含め、家族連れも目立ちました。
 映画は約300万の低予算でつくられ、ゾンビの映画を撮影中に本物のゾンビに襲われるという単純な物語ですが、とてもおもしろく、勢いがあり、笑いあり拍手ありの楽しい時間を過ごすことができました。
 映画の趣味は人それぞれですが、この映画は野高生の皆さんにも勧めてしまいます。
 もちろん、テストが終わってからです。努力のあとの楽しみがあると、がんばれますよね。

08:00
2018/08/29

ラグビー部、三ばり精神あり

| by 野幌高校校長
 高体連ラグビー支部予選が始まり、昨日、野幌運動公園で厚別高校との試合を観ました。
 前半は52対0。走っても走っても、タックルしても、相手の得点を止めることができず、苦しい展開です。それでも顔を上げ、声を出し、向かっていきます。
 後半も攻め込まれましたが、チャンスが来ました。なかなか前へ進めませんが、倒されても倒されても、ボールを出します。つぶされてもつぶされても、ボールをつないで突進します。そして、やっとのことで、トライ!
 最後は14:76で負けてしまいましたが、本校の「がんばり・ねばり・ふんばり」の三ばり精神を十二分に発揮していたと思います。くさらず、あきらめず闘い切る姿勢に心を打たれました。
 ありがとう、ラグビー部。



08:21
2018/08/28

北海道マラソン その2

| by 野幌高校校長
 今回の北海道マラソンでの楽しみの一つは、滋賀の友人との再会でした。二年前の出張先で、朝ランニングをしていて知り合いになりました。前日土曜日もマラソン完走後も一緒に食事をしました。彼から滋賀の学校教育について教えてもらいました。また、個人的に子どもたちへの愛情あふれる社会貢献に尽力されていて、頭が下がります。
 走る前、準備をしていて、大先輩に声をかけられました。久しぶりでうれしかったです。70才を過ぎてのチャレンジで、私もよい刺激を受けます。
 また、スタート地点に向かっていると、毎朝のように挨拶を交わすおじさんに会いました。声をかけると、少し驚いていましたが「いつも大谷地あたりで挨拶しますよね」と言うとわかったようでした。知人の応援に来ていました。
 走っている最中も応援している元校長を見つけ、こちらから声をかけました。
 動くと出会いがあり、それで元気になります。
 まだまだ若い野高生の皆さんにも、先入観を持たず、いろいろと体験してほしいと思います。
11:51
2018/08/27

北海道マラソン完走

| by 野幌高校校長
 26日(日)北海道マラソンを完走しました。両脚のふくらはぎやお腹がつりそうになり、具合もわるくなり、30kmからはとてもつらかったです。前半はまずまずだったので、公言した4時間10分を目指しましたが、結果は4時間20分でした。でも、もし生徒に言っていなかったら、最後は歩いてしまい、もっと遅いタイムになったと思います。
 ゴールしてしばらく動けなかったり、夜中脚がつりそうで何度も目が覚めましたが、無事学校に来られました。
 つらいときに「なんでこうして走っているんだろう」と思いましたが、様々な喜びや出会い、学びがあり、また走ろうと思ってしまいます。
 野高生の皆さん、来週はテストがあります。目標を決め、チャレンジしましょう。
09:12
2018/08/24

書道

| by 野幌高校校長
 昨日、二年選択科目の書道表現の授業を参観しました。
 漢字を一つ選び、正方形の半紙にいくつかの字体で書きます。字の大小や配置、余白との関係を工夫します。
 生徒は辞書を見ながら、漢字を決め、バランスを考えながら、集中して書いていました。見ていて、とても静かな、穏やかな気持ちになりました。
 自分の行ったことがすぐ目に見えるのはいいですね。
 見て、自己評価しながら、何枚か書き直していました。
 「どうしてその字を選んだの」と聞きました。辞書を開いて感覚的に選んだ字。好きな字。ぱっと思いついた字。理由は色々でした。
 私は、生徒が一つの字をていねいに書いていくことに感動しました。自分自身が、普段は一つ一つの字に気を配ることがないからでしょうか。
 「愛」「宙」「鷗」など様々な字がありましたが、皆さんなら、どんな字を選びますか。
08:48
2018/08/23

卒業生の活躍

| by 野幌高校校長
 17日、北海道教育委員会の方の学校訪問がありましたが、本校の卒業生が一緒に来ました。上司の方が挨拶がよく、スピーチも素晴らしいとおっしゃっていて、とてもうれしくなりました。後輩たちの様子を見に来たり話をしたりしてほしいです。
07:47
2018/08/22

挨拶が社会を

| by 野幌高校校長
 校長室の窓を開けていると、外の声が聞こえます。大規模改造工事で作業している方々に対し、生徒の方から「おはようございます」「こんにちは」と挨拶をしているのがわかります。嬉しいです。
 挨拶が社会をよくします。

09:15
2018/08/21

99点より満点

| by 野幌高校01
 17日の集会で、夏休み前に続きテストをしました。99点でした。素晴らしいです。そして、私は満点をとってほしいです。全ての生徒ができるようになってほしい。全ての生徒に主体性や社会性を身につけてほしいと思うからです。また、現状維持ではつまらないです。
 野高生の皆さん、よりよいものを目指すこと、よりよい私、よりよい私たちになることを心がけてください。私も目指します。時に失敗があっても、くじけず挑戦しましょう。
07:20
2018/08/20

夏休み、終わっちゃった

| by 野幌高校01
 17日の朝、廊下で会った生徒に「夏休み、終わってしまいましたね」と声をかけると、一人は笑いながら「終わっちゃいましたね。終わると早い!」。もう一人は「でも学校好きだから、いい」。
 うれしいやりとりです。
07:15
2018/08/17

ヴァイオリンリサイタル

| by 野幌高校校長
 16日、キタラの大平まゆみヴァイオリンリサイタルに行きました。ドビュッシーやサン・サーンスの曲などが演奏され、うっとりとし、幸せな気持ちになりました。
 大平さんは品があり、気さくで笑顔が素敵です。彼女は「ヴァイオリンを弾き続けて57年、やっと楽器の構え方がしっくりしてきました」と言います。
 57年に及ぶ探究、素晴らしいです。そして「今こうして集中して夢を追い求めることができる幸せを毎日かみしめています」と言い、それを可能にする多くの人に対する感謝を述べています。
 大平さんの奏でるヴァイオリンの響きが「夢を追い求めること」の大切さを静かに伝えてくるようでした。
 実は、私にもいくつか夢があり、熟成させたい夢のかけらもあります。
 野高生の皆さんはどうですか。
07:47
2018/08/16

終戦記念日

| by 野幌高校校長
 昨日8月15日は終戦記念日でした。戦争が終わり、73年です。
 ニュースによると、8月6日、8月9日、12月8日が何の日か知らない人たちが増えているとのことですが、野高生の皆さんはどうですか。
 ネットも含め戦争の特集が多くありました。室蘭で空襲を体験した堀田繁雄さん(89才)は次のように言っていて印象に残りました。「戦後73年を振り返ると、戦争の一番の怖さは、自分がおかしくなっていることに気がつかないことだと思います。戦争は絶対にするもんじゃない。経験していない人には想像できぬぐらいむごいものです。」
 「この世界の片隅に」などの素晴らしい映画やマンガもあります。
 戦争は日本の歴史にとって大変重要なものです。皆さんには是非戦争のことを知る機会を作ってほしいと思います。
07:55
2018/08/10

初めての閉庁日

| by 野幌高校校長
 来週13日(月)~15日(水)は閉庁日です。国の「働き方改革」を踏まえた北海道教育委員会の方針により、夏休み中の三日間、学校を閉じます。すでに年末年始は「学校閉鎖」となっていましたが、今回は「同じ日に休む」ということであり、全員が休暇を取得し、部活動も中止にしています。重大な緊急連絡がある場合は、保護者向け文書の指示どおりにしてください。
 ひょっとすると、野高生の皆さんにはピンときていないかもしれません。しかしながら、「過労死」「ブラック企業」「ワークライフバランス」については、聞いたことがありますね。
 他人事に思えても、高校卒業後、または進学後に働くことになります。働くことは遠い未来のことではありません。どのような条件と環境の下で働くのかは重要なことです。

  人としての尊厳を大切にできるか。
  生きがい、働きがいのある仕事なのか。
  社会に貢献しているのか。
  働く中で努力する、苦労することに喜びがあるのか。

 制度上の「働き方改革」を理解しながら、自分自身の「働き方」を探究してほしいと思います。
 もちろん、卒業するまでは、まずは「野高生としての生き方」です。
09:37
2018/08/09

クラーク博士

| by 野幌高校校長
 先日、用事があり北海道大学を訪ねました。
 キャンパス内に初めてコンビニ、セイコーマートができ、ジンパ(ジンギスカンパーティ)が行われ、学生や観光客でとても賑わっていました。
 北大と言えば、クラーク博士の「Boys,be ambitious」(少年よ、大志を抱け)が有名です。
 北大は1876(明治9)年に札幌農学校として開設しましたが、クラーク博士は初代の教頭です。同志社大学の創始者である新島襄に頼まれて来道し、八ヶ月間、大学のカリキュラムを整え、植物学やキリスト教を教えました。
 「Be,ambitious」はお別れの挨拶です。「お金や私欲のためではなく、名声などと呼ばれる空しいものでもなく、人間として当然持つべきもののために大志を抱け」と言ったそうです。
 「人間として当然持つべきもの」とは何でしょう。
 野高生の皆さん、大学を訪ねると、いつもと違う雰囲気を味わうことができ、新たな自分を発見できるかもしれません。オススメします。
09:18
2018/08/08

社会をよくすること

| by 野幌高校校長
 8月に入り、26日の北海道マラソンのことを思うと、少し緊張します。量が質に転化することを期待して少し長く走り、1kmごとのラップタイムをチェックし、ランニング後半で加速してラスト2、3kmをスピードに乗って走ります。最後はダッシュします。本格的なトレーニングには程遠いですが、少しだけ練習方法の工夫をしていす。
 日によって、空の青い色、雲の様子、鳥の鳴き声が違いますが、会う人たちは変わらないように思います。毎日、常におしゃべりに興じながら仲良く歩く親子。公園のベンチ周辺を雑草を取ってきれいにするおばさん。道沿いの花の手入れに余念のないおばさん。会う人会う人にていねいに挨拶の声をかけるおじさん。いつもゴミを拾っているおばさん。リスにえさをあげる人たち。
 教育という仕事の目的は「よりよい社会をつくること」ですが、毎朝コツコツとよりよい社会をつくっている方々がいて、頭が下がります。
 野高生の皆さんは、「あの方々は社会をよくしてくれている」と思うことがありますか。

09:59
2018/08/06

吹奏楽コンクール

| by 野幌高校校長
 4日、吹奏楽コンクールの札幌地区大会に本校の吹奏楽部が出場しました。曲は有名なプッチーニの歌劇「トゥーランドット」です。集中して一生懸命演奏する姿が素晴らしく、私はとても楽しい時間を過ごすことができました。
 前後のいくつかの高校の演奏も聴きましたが、生の音はよいですね。耳で、というよりは全身で聴く、全身で音を浴びると音楽の豊かさに幸せな気持ちになります。
 吹奏楽部の次の演奏を聴くのが楽しみです。

08:42
2018/08/03

雪と霧

| by 野幌高校校長
 道外ほどではありませんが、気温が30℃前後まで上がる日が続いています。
 野高生の皆さんは夏バテしていませんか。熱中症にはくれぐれも気をつけてください。
 さて、先日「高松宮殿下記念世界文化賞」を「霧のアーティスト」こと中谷芙二子さんが受賞しました。私は彼女の作品を2014年札幌国際芸術祭、芸術の森で初めて体験しました。霧が池の上を流れてきて、広がり、漂い、風に乗って不規則に変化し、静かに消えていくといった、不思議な光景に心を奪われました。
 中谷芙二子さんの父は中谷宇吉郎。1936年、世界で初めて人工雪をつくり、雪の結晶を研究した科学者です。「雪は天から送られた手紙である」という素敵なことばを残しています。
 皆さん、少し涼しくなりましたか。

 

09:29
2018/08/02

物理

| by 野幌高校校長
 イタリアの物理学者カルロ・ロヴェッリの『世の中ががらりと変わって見える物理の本』(原題:七つの短い物理学講義)と『すごい物理学講義』(原題:現実は目に映る姿とは異なる)を読みましたが、とてもわかりやすく面白かったです。
 物理は高校のテストで限りなくゼロに近い点数をとってから苦手意識があり、数式が出てくると目まいがして、避けてきた分野でしたが、いくつかのきっかけから興味・関心が高まり、うれしいです。イタリアの文学賞を受けているだけあって文学的な表現が豊かで、イメージしやすく、直観的な理解へ導いてくれます。
 まだまだ本当にわかったとは言えませんが、私たちが普段疑問に思わない空間や時間のとらえ方、物の質量、原子よりもさらに小さなミクロの世界について様々な問いが浮かび上がり、世界や人生の見方が変わります。「もっと知りたい」と思えることがあるのは楽しいです。
 野高生の皆さんは、時間とはどういうものだと思いますか。


08:45
2018/08/01

調子どう?

| by 野幌高校校長
 私はほぼ毎日走ります。休養日は週一日です。
 その日によって調子が変わります。
 調子がよいときがあります。脚が軽く、スピードが出ます。しかし、それが何日も続くことはありません。また、調子に乗り過ぎ、どこかに痛みや疲れを感じることがあります。
 調子がわるいときがあります。脚が重く、早めに切り上げたくなります。しかし、2、3km走っているうちにスピードが出たり、次の日絶好調になったりすることがあります。
 どういう調子なのか、予測ができません。そして、調子はコロコロと変わります。
 調子がわるいと物事をネガティブに考えてしまいそうですが、あまり調子にとらわれたり、こだわったりしない方がよいのかなと思います。
 調子がよくても、調子に乗り過ぎず、力を抜き、コントロールする。
 調子がわるくても、心を落ち着け、基本的な動きに注意して続ける。
 暑い日が続きますが、皆さんの調子はどうですか。

08:42
2018/07/31

少しだけ遠くへ

| by 野幌高校校長
 私は、普段、平日の朝は6km走るのですが、夏休みに入ってから8kmや10km走っています。いよいよ今年の最大の目標である北海道マラソンまで一ヶ月となり、ほどよい緊張感があります。
 いつもより少しだけ遠くへ行ってみれば、いつも会わない人たちと挨拶を交わしたり、公園で駆け回るリスを見たりして、楽しいです。
 いつもより少し多く、少し長く。「少し」がもたらす変化が私をリフレッシュしてくれます。
 野高生の皆さん。夏休みも早くも10日が過ぎました。夏休みならでは「少しだけ」をお勧めします。

09:12
2018/07/30

騒ぐということ

| by 野幌高校校長
 先日、私の家のすぐ近くの公園で、クラスTシャツ姿の高校生男女約20名が騒いでいました。水風船を投げ合い、大声を上げていました。とても楽しそうで、無邪気と言えば無邪気なのですが、18時頃になり、さすがに注意しに行こうかと思っていたところ、だれかが通報したようで警察が来ました。指導を受け、水風船の残骸を拾い、帰って行きました。
 騒いでいる側は楽しいのですが、周囲には迷惑です。自分たちの楽しさしかわからないのは、もっと年齢の低い段階です。幼稚園や小学校で教わり、他人に迷惑をかけないよう、自制する力を身につけます。
 こうしたことは形式的な問題ではありません。想像力を働かせ、他人の身になって考え、適切に判断して行動することが大切ではないでしょうか。

10:17
2018/07/27

やまゆり園

| by 野幌高校校長
 二年前の夏、2016年7月26日、神奈川県相模原市「津久井やまゆり園」の入所者殺傷事件が起こりました。
 元職員植松被告のことばを私は忘れられません。「障害者は生きている意味がない」「不幸を作る障害者はいなくなればいい」
 私はそんなことを言う資格はだれにもないと思います。障害と言われることは、一つの課題だと思っています。そして、全ての人に課題があります。課題がない人、欠点がない人はいません。課題があっても、過ちを犯すことがあっても、それを直視し、自分にできることをする。だれかを助け、だれかに助けてもらう。努力し、サポートし合う。支え合い、励まし合うのが社会だと思います。
 これは私の考えです。野高生の皆さんにも、どんな社会がよいのか、そのために自分には何ができるのか、考えていってほしいと思います。

08:14
2018/07/26

| by 野幌高校校長
 高校時代、私は「夢を持て」と言われても、ピンと来ませんでした。将来の就職のため、どこへ進学するかということは、夢ではなく目標であり、日々格闘しなければならない現実がありました。
 大学時代、一時期、映画関係の仕事を考えたこともありましたが、それもまた夢というよりも、現実的に検討しなければならない一つの選択肢でした。
 こうして自分自身を振り返ってみると、野高生の皆さんに「夢を持て」の代わりに、「どんな自分になりたいか、どんな力を身につけたらうれしいかを考えなさい」と言います。
 どうでしょう。この問いなら、答えられますか。

08:55
2018/07/25

横浜の夏

| by 野幌高校校長
 横浜で二年間暮らしたことがあります。空の青い色を忘れてしまうぐらい、曇りと雨が続く梅雨がやっと終わったと思うと、太陽の殺意を感じるほどの強烈な日差しで、アスファルトは焼け焦げるようで、熱風が吹きつけ、夏がつらかったです。一日に何回も冷水を浴びたくなりました。夜も気温が下がらず、朝から気温は高く、逃げ場なしという感じでした。しかも、アパートの二階からはクーラーの音が響いてきて、苛立ちを禁じ得ませんでした。毎日のように出現するゴキブリが追い打ちをかけました。
 また、当時は電車や建物の中のエアコンが強すぎて、具合がわるくなるほどでした。何度も交互に極度の暑さと寒さを浴びせられ、体がダメージを受けました。
 今ほど水分補給の考えも浸透していなかったと思います。昔は部活動では「暑くても休み時間までは飲まない。根性だ、我慢だ」という文化があったせいかもしれません。水道の水もまずく、ペットボトルの水を買って飲むという習慣もなく、一日何本もジュースを買うのは貧乏学生には不可能であり、ただただ耐えるしかありませんでした。
 道外の40℃ほどではないにせよ、気温の高い日が続くようです。野高生の皆さん、水分補給し、熱中症にならないように。

08:36
2018/07/24

テスト合格

| by 野幌高校校長
 先日の集会でテストをしましたが、ほぼ満点でした。「できるんだな」とうれしかったです。
 「指示に従う」というと受け身の行為のように思われますが、違います。「今、何をするべきか。何に気をつけるのか。与えられたことを達成するために、どう行動すればよいのか」を自分の頭で考え、適切に判断し、能動的に動いているのです。
 場面によって、行動は変わります。家と学校、公園では違います。友人とだけいるときと、公共の場では違います。
 私は、野高生の皆さんに社会の中で主体的に生きる力を身につけてほしいと思っています。
 力が身につくと楽しいです。夏休み中も、怠りなく、トレーニングしてください。

08:00
2018/07/23

最初に計画ありき

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さん、夏季休業中の計画はできていますか。紙に書いてありますか。頭の中で漠然と思っているよりは、紙に書き出して目に見えるようにした方がよいと思います。部屋の壁に貼るとよいです。今なら、スマホの中かな。
 私は小学生から計画表を作成していました。計画どおりに進んだことはなく、終わりが近づくといつもあわてていました。何度か徹夜したかもしれません。そうなると計画表を見るのは苦痛であり、自己嫌悪を感じるだけであり、計画倒れになるなら計画に意味はないと思ったりもしました。
 初めて計画どおりにできたのは高校三年のときです。進学のための学習について、時間のノルマ「一日○時間!」と教材のノルマ「問題集の○ページまで終わらせる!」、毎日のノルマ「毎日必ず英単語を○個覚える」を決めましたが、それを完璧に達成することができました。休みの途中で計画をさらによいものに修正することもできました。
 終わったときはかつてない充実感があり、自信をもてました。そのあとも苦手科目の克服などには苦労したのですが、それはまた別の話です。
 計画どおりにできるまで十年ほどかかったのでしょうが、その失敗の連続があったからこそ、高三の成功があったように思います。
 皆さん、失敗してもよいです。まずは、計画をもち、見通しのある生活を送ってください。

08:27
2018/07/20

未来のミライ

| by 野幌高校校長
 細田守監督の最新作「未来のミライ」が今日から始まります。「時をかける少女」も「サマーウォーズ」も「おおかみこどもの雨と雪」も「バケモノの子」も面白かったので、夏休み中に観に行こうかと思っています。
 アニメはあまり観ないのですが、「かぐや姫の物語」や「君の名は。」「この世界の片隅に」は映画館で観てとても感動し、アニメに対する見方が変わりました。
 さて、野高生の皆さん、明日からの夏休み、予定は立っていますか。計画は倒れようと変更しようとあった方がよいと思います。
 「与えられる楽しみ」と「自ら努力して得られる喜び」とバランスよく配置してください。
 夏休み中、講習や補習、部活動もありますが、8月17日(金)までお元気で。
 元気が一番です。

10:24
2018/07/19

夢はカフェ

| by 野幌高校校長
 三連休中、私は某カフェの「コーヒーハンドドリップ教室」へ行きました。生徒は若い女性と私の二人。先生から二時間みっちり、コーヒーの淹(い)れ方を教えてもらいました。お湯の温度やコーヒーの粉の量をきちんと測ることに始まり、秤(はかり)やタイマーを使いながら、先生に言われたとおり「お湯を乗せて」みました。われながら、美味しく淹れることができたと思ったのですが、同じレシピでやっても、先生のコーヒーはずっとずっと美味しいのです。訓練が必要だと思いました。
 それにしても、新たに学ぶ、何かができるようになるのは楽しいことです。
 野高生の皆さんも、土曜から始まる夏休みを利用し、新たな学びにチャレンジしませんか。

08:54
2018/07/18

ダメな校長です

| by 野幌高校校長
 昨日のブログで「ステンドグラスがほしい」と書いたところ、あるクラスの生徒二名が校長室にステンドグラスを持ってきてくれました。
 しかし、あらためて校長室の窓を見てみると、ステンドグラスに比べてサイズが小さかったのです。平謝りしましたが、申し訳ないやら、感激するやらで、とにかく持ち帰ってもらい、不用意に書き込んだ、ダメな校長でした。
 それにしても、ブログを読んでくれたことも、わざわざ持ってきてくれた気持ちと行動力も、この上なくうれしかったです。

07:44
2018/07/17

野高祭を終えて

| by 野幌高校校長
 野高祭二日目も私は楽しませてもらいました。
 ボウリングやフリスビーに興じたり、カブトムシやザリガニ、蛇などを持ち込んだ生物好きの生徒と話したり、とても久しぶりにかき氷を食べたり、バザーの美味しいカレーとおでんを食べたり、屋台の賑わいを眺めたり、茶道部の心安まるお茶をいただいたり、有志発表の歌のうまさにうなったり、演劇部の朗読に耳を傾けたり、聴くたびに上手になっている吹奏楽部の演奏に感動したり、ボランティア部の活動紹介に感心したり、写真部や美術部、アニメ部の作品に見入ったりと、とてもバラエティに富んだ一日を過ごさせてもらいました。
 ステンドグラスや学級旗も本当によくできていました。ステンドグラスは校長室にほしいですね。
 閉祭式の生徒会執行部の挨拶のときの雰囲気も忘れがたいです。
 野高祭での様々なよさが、今日からの生活にも生かされるだろうと思っています。


08:55
2018/07/13

野高祭、一日目の幸せ

| by 野幌高校校長
 野高祭一日目のステージ発表を楽しく鑑賞しました。ダンスの躍動感は圧倒的です。
  「おっさん」としては、西城秀樹のヤングマンや学園天国、つっぱりハイスクールロックンロールなどの懐メロもあって、よかったです。
 ラップあり、よさこいありと個性豊かな「無限花火」でした。
 それぞれの違いにかかわらず、クラス一緒にがんばることが素晴らしいと思います。
 鑑賞マナーも完璧で幸せでした。


08:34
2018/07/12

第57回野高祭

| by 野幌高校校長
 今日から野高祭です。
 昨日までの準備期間、校舎を回っていると、生き生きとした野高生の皆さんの姿をいっぱい見ることができました。クラス旗を描いている姿、ステンドグラスを作っている姿、装飾の準備。集団でダンスしている様子は迫力があり、授業以上か?と思える真剣な眼差し(苦笑)でした。
 テーマは「MUGEN HANABI」です。
 花火には消えたあとの静けさがつきもので、もの悲しさやせつなさも感じますが、「無限」と付いて、青春の勢いが強調されています。
 各クラスの個性的で彩り豊かな無限の花火を楽しみにしています。

07:46
2018/07/11

青春

| by 野幌高校校長
 青春ということばが使われなくなった、と言われていましたが、明日から始まる野高祭テーマの副題が「一生やまない青春を」となっていて、「おっさん」としてはうれしいです。
(「おっさん」も今年の流行語大賞にノミネートされるのでしょうか。どんなことばが流行するのかわからないものです)
 しかも、十代、二十代に限定せず「一生やまない」というのですから、「おっさん」としてはさらにうれしいです。
 私の若いときは「さらば青春」というドラマがあり、「青春の影」「青春時代」というヒット曲があり、「愛と青春の旅立ち」という映画もありました。
 青春について最も有名なことばはサミュエル・ウルマンの「青春とは人生のある時期をいうのではなく、心のありさま(様相)をいうのだ」でしょう。
 野高生の皆さんは、どんな心のありさまが青春だと思いますか。

09:45
2018/07/10

錦織圭、三ばり

| by 野幌高校校長
 昨夜、テニスのウィンブルドン大会4回戦、錦織圭とガルビスの試合を観ました。
 ガルビスの長身から繰り出す強烈サーブに錦織は押され気味で第一セットを落としました。第二セットもガルビスがゲームを支配し、錦織は自身のサービスゲームをとるのに必死で何とか6-6のタイブレイクに持ち込みました。すると錦織は思い切った戦術でポイントを重ね、セットをとりました。途中でメディカルタイムアウトをとってひじのケアをするなど、錦織が不利な状況にあったと思いますが、それをしのぎ、ここぞというところで反撃に転じる「がんばり・ねばり・ふんばり」の三ばり精神に感動しました。
 私は「これは勝つな」と思い就寝し、朝の準備をしながら録画を早送りして続きを観ました。第三セットもタイブレイクになり、ガルビスのマッチポイントを何とかしのいでとると、第四セットは逆に圧倒して勝利を収めました。
 よいときに勝つのはたやすいですが、よくないとき、思うようにいかないとき、ミスが続いたときに、辛抱して勝ちをものにするのはすごいことだと思います。

09:23
2018/07/09

ペースメーカー

| by 野幌高校校長
 7日(土)、モエレ沼公園で「札幌30K」という30kmマラソンを走りました。
 これは8月の北海道マラソンに向けたトレーニング用のレースです。1km5分半などそれぞれの目標ペースごとに市民ランナーチームのペースメーカーが先導し、集団をなして走ります。
 初めて参加しましたが、一人だけであれこれ考えて走ることに比べ、大変走りやすかったです。ペースを維持することの大切さ、目標が同じ仲間やペースメーカーというリーダーがいることによる心強さを痛感しました。
 25km地点を過ぎ、ペースメーカーの方が「余力ある方は前へ出てください。ラスト5kmですよ」とおっしゃって、余力のない私でしたがその声に押し出され、「余力ないのにオレはばかだな」と笑いながら、必死に走りました。結果的に、ペースを上げ、つりそうな脚を危ういながらもコントロールしてゴール。全力を出し切れて、完全燃焼の達成感がありました。ペースメーカーと仲間のお陰であり、とても嬉しかったです。
 よいペースを積極的につくることと目標を共有することの大切さを学びました。

07:47
2018/07/06

梅雨?

| by 野幌高校校長
 性質の異なる二つの空気の大きなかたまり、つまり「気団」が接するところは大気の状態が不安定になります。そこを前線と言います。
 春から夏にかけて形成される梅雨前線は、南側の気団が海洋からの大量の水蒸気を吸収しているため、雨が降りやすくなります。
 梅雨は「北海道と小笠原諸島を除いてみられる」と地理の教科書には書いてあるのですが、今年は北海道も梅雨が訪れたみたいに連日雨が降っています。
 野高生の皆さんも雨に濡れることが多いのではないでしょうか。来週は野高祭もありますから風邪を引かないようにしてください。また、朝雨が降っていなくて自転車で来て、帰りは雨という展開もあります。天気予報を見て行動し、事故の未然防止に努めてください。

08:00
2018/07/05

本当に勝ちたい

| by 野幌高校校長
 野高生の皆さんは、サッカーW杯、どれぐらい観ているでしょうか。日本の試合は観ましたか?
 私が最初にW杯を観たのは1982年のスペイン開催。アルジェリアやカメルーンが活躍していたことがうっすらと記憶にあります。そして1998年の日本の初出場。予選で中田英寿を観て個性あふれるプレー、キラーパスに驚き、サッカー観戦が趣味の一つになりました。サッカーの本もよく読みました。新聞や雑誌の記事も気になります。
 今回の日本代表に選出されなかった中村憲剛選手の父親は彼にこう言っていたそうです。「勝ちたいは願望。勝つは意志。本当に勝ちたいなら勝つと言え」。
 「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」ということばもあり、「奇跡的な勝利」は起こり得ます。しかし本当に勝つと思っていなければ、勝ちを失う可能性が大きくなります。
 野高生の皆さんには、今「勝ちたい」と思うような真剣勝負があるでしょうか。
 あるならば「勝つ」と言ってほしいと思います。


09:33
2018/07/04

一ヶ月前から

| by 野幌高校校長
 先日、専門学校の理事長が来校し、卒業生の近況報告をしていただきました。
 四名の卒業生の出席状況が極めてよい、取り組む姿勢が素晴らしいと聞き、大変喜びました。
 理事長が放課後校舎を見回っていると、そのうちの一名が教室にぽつんと一人で残っていて「どうしたんですか」とたずねました。すると「僕は時間がかかるので、一ヶ月後のテストに向け勉強しているんです」と答えたそうです。 理事長は感心していました。出身高校のいわゆる学力ランクの問題ではなく、謙虚に、一生懸命学ぶかどうかが大切であって、それができる人は就職しても大丈夫だとおっしゃっていました。
 皆さんにはこんな先輩がいます。嬉しいですね。

13:38
2018/07/03

工夫は楽しい

| by 野幌高校校長
 先日、10年前のソフトテニス部の卒業生から電話がありました。結婚式で集まっていて、二次会に来ませんかと誘ってくれました。札幌にいなかったので会えませんでしたが、電話で「結婚しました」「東京で仕事がんばっています」「来月子どもが生まれます」と8人の元気な声を聞きけて、とても嬉しかったです。
 彼ら彼女らと全道大会出場を目指していましたが、ライバル校に比べ、練習環境は決して恵まれているとは言えませんでした。練習時間も長くはありませんでした。しかし、環境が恵まれているからと言って必ず成果が出るわけではありません。むしろ、恵まれていない分、練習方法やチームの作り方で工夫しました。専門誌なども読みました。大会のときは、他校の様子を観察し、何か使えないかと探しました。私も生徒もアイディアを出し合ってチャレンジしました。失敗もありましたが、工夫することがとても楽しかったですし、そこに学びがありました。
 私も生活の中で、ついつい「あれがない。あれがあれば」とないものねだりをしてしまいがちですが、工夫やチャレンジに意識を向けようと思います。
 野高生の皆さんは、自分の環境をどう思っていますか。どんな工夫をしていますか。

08:17
2018/07/02

I like Monday

| by 野幌高校校長
 私は高校時代英語が最も好きで、英語の先生になりたいと思っていました。
 学校で札幌の姉妹都市ポートランドへの短期留学募集があり、応募しました。ポートランドはラリッサさんのグレシャム市のすぐ西側の都市です。
 一次試験に通り、二次試験は留学生の女の子との英語による面接試験でした。NHKラジオなどで英会話を勉強していた私に多少の自信はあったのですが、すっかり緊張し、頭がほぼ真っ白になってしまい、会話になりませんでした。
 一つだけ覚えているのは「放課後は何をしますか」と聞かれて、何を血迷ったのか「I like Monday」と答えたことです。「しまった」と思って、さらに答えられなくなりました。
 もちろん試験に落ち、ポートランド行きは夢に終わりました。
 行けば、今頃は英語の先生だったかもしれません。
 野高生の皆さんは、緊張して失敗したことはありますか。


08:02
2018/06/29

グレシャム市

| by 野幌高校校長
 ラリッサさんの出身のグレシャム市はアメリカ合衆国西海岸オレゴン州に位置し、人口は約10万人。州最大の都市ポートランドのすぐ東側に位置しています。
 地理を長らく教えていた私としては、野高生の皆さんに色々聞いてみたいですね。
 アメリカについて興味があることは何ですか?
 西海岸について知っていることは何ですか?
 情報の洪水のただなかにいるみたいな今の社会ですが、「何か面白いことがないかな」「私は何を知っているかな」、そうした普通の問いが生活を楽しくしてくれると私は思っています。
 「グローバル社会」とよく聞きますが、自分が住んでいるのとは違う場所を知ろうとすること、お互いの違いを認め合うことから始まると思います。

09:49
2018/06/28

ラリッサさん

| by 野幌高校校長
 今朝の「体育館HR」で、グレシャム市から来た留学生のラリッサさんをブロークンイングリッシュで紹介しました。
 訪日をとても楽しみにしていて、和食も大丈夫なようで、日本語も勉強してきています。
 野高生の皆さんにはどんどん話しかけてほしいと思います。

09:09
2018/06/27

目が見えない

| by 野幌高校校長
 ある新聞の「患者を生きる」という特集に、20代前半で両目の視力をほぼ失った女性の話が出ていました。
 心身障がい福祉センターの指導員から「できることを増やしていこう」と言われ、点字の読み方や白杖(はくじょう 白いつえ)を使った歩き方を覚えました。料理も教わり、携帯電話の練習もしました。
 ある日彼女は「生活訓練は目的じゃなく手段。本当の目的は自分が何がしたいかを見つけることなんだ。あなたは何をしたいの?」と問いかけられ「目が悪くてもできる仕事をしたい。手に職をつけたい」と思い、マッサージ師になるため、三年課程の学校に通いました。
 その最中、アテネ・パラリンピックで、3人ずつに分かれ、鈴を入れたボールを転がし、音や気配を頼りに相手ゴールを狙う「ゴールボール」という競技で日本の女子が銅メダルを獲得したことを知りました。
 「本当に目が見えんと?すごい。かっこいい」
 彼女はすぐにコーチを探し「私もやってみたい」と行動に出たそうです。
 どんなときでも、できることがある。出会いが、可能性を広げると思います。
 野高生の皆さんにも、人、本、ネット、テレビなど、様々な場で「できることを増やす」出会いをしてほしいと思います。

08:21
2018/06/26

ブリジストン美術館展

| by 野幌高校校長
 23日土曜日、北海道立近代美術館の「ブリジストン美術館展」へ行きました。
 私は高校卒業までは絵画に全く興味がなかったのですが、大学の友人の一人が好きで、部屋へ遊びに行くと壁に絵が貼ってあったり、画集が置いてあったりして、何度も見ているうちに、好きになったのです。
 今は私の大事な趣味の一つです。美術史の専門的な知識がなくても、黙って見ていると、普段とは違う感情や考えが浮かんできて、面白いです。美しい、心地よい、落ち着く、と感じたり、どうしてこんな題材を選び、こんな構成、色遣いになっているのだろうと正解のない問いをめぐって考えたりするのが好きです。
 東京のブリジストン美術館は三十年以上前に行ったことがあるのですが、前のことを思い出したり思い出せなかったり、以前はあまりよいと思わなかった絵が印象に残ったりして面白かったです。
 映画や音楽は作品の時間があって、それに従うしかないのですが、絵の場合はどれぐらいの時間観るかは自由です。それもまた面白いところです。
 野高生の皆さんは、モネやピカソの絵を見たことがありますか。

07:40
2018/06/25

全力疾走

| by 野幌高校校長
 昨日の野球の試合、結果は8回コールド負けですが、随所にナイスプレーがありました。
 特に印象に残ったのは選手の声の大きさと全力疾走です。部員の応援の歌声はありませんが、保護者の方や卒業生が応援してくれ、最後の最後まであきらめずにプレーする姿がとてもよかったです。

10:52
2018/06/22

避難訓練にて

| by 野幌高校校長
 今週の月曜日、18日の朝7時58分に大阪府北部を震源とする地震が発生し、最大で震度6弱を記録しました。5名の方が亡くなり、約400名がケガをしました。小学4年生の三宅璃奈さんは壁の下敷きになって亡くなられて本当に痛ましいことです。
 大阪には親類や卒業生、友人がいて心配しましたし、二年生の見学旅行で行きますから、もし旅行中だったらと考えました。
 今回の地震は1923年に気象庁が観測をとってから初めてであり、記録では1596年以来です。
 つまり、だれも経験していないということです。
 私たちは自分が経験をしていれば想定して備えることができますが、経験がないと難しいです。しかし、経験がないからと言っている場合ではありません。
 私たちには想像する力があります。「もし起こったら」、「もし私だったら」と考えることができます。
 「今の人は将来のことや他人のことを想像するよりも、刹那(せつな)的な世界に、また、スマホの世界に入り込んでいるのではないかと言われることがあります。
 私自身も思い当たることがあります。
 野高生の皆さん、お互いに、落ち着いて、想像力を働かせ、身を守るよう心がけましょう。

08:48
2018/06/21

わからなくて楽しい

| by 野幌高校校長
 17日(日)小樽運河レースでハーフマラソンを走りました。前半抑えて、後半スピードを上げるプランでした。プランどおりにならないことが多いのですが、私もやっと大人になりました。折り返してから少しずつスピードを上げ、洞爺湖マラソンのように脚がつりそうになることもなく、ランナーズハイ状態で気持ちよくなり、最後はダッシュし、小樽商科大学応援団の力強い声援を受け、ゴールしました。
 プランどおりです。月曜以降脚のはりもほぼなく、火曜にはランニングを再開でき、それはよいことなのですが、しかし、全力を出し切ったという達成感が今ひとつないのです。
 生徒には「練習の成果を存分に発揮してほしい」「ベストを尽くせ」と言っていますが、「力を出し切る」のは難しいものだと思いました。
 どこまでがんばるのか、どうがまんするのか、どうチャレンジするのか、どこまでリスクを負って無理をするのか。
 わからなくて楽しいです。
 普通は「わかれば楽しい。できればうれしい」なのですが。
 野高生の皆さんには、「わからないけれど楽しい」というものがありますか。

07:44
2018/06/20

鳥、蝉、鯨、イルカ

| by 野幌高校校長
 校長室にいると、鳥の鳴き声が聞こえてきます。名前はわかりませんが、響きがよく、ふっと意識を向けることがあります。蝉の声も聞こえてきます。
 鳥の鳴き声を楽しむようになったのは壮瞥高校へ行ってからだと思います。朝目が覚めると聞こえ、夜眠るときも聞こえていました。とても心地よく感じました。
 朝のランニングも、音楽を聴くこともありますが、鳥の声を楽しみながら走ることが多いです。ただし、カラスは怖いですが。
 鳴き声というと、野高生の皆さんは鯨やイルカの鳴き声を聞いたことがありますか。
 私は最初に聴いたとき、鳴き声がとても繊細で優美な音楽のように響き、こちらの心の襞(ひだ)まで届いてくるようで驚きました。
 いつか「生」で聴くことが私の夢の一つです。
 野高生の皆さんには夢がありますか。

08:18
2018/06/19

応援団

| by 野幌高校校長
 私が中学校で生徒会役員だったとき、先輩の生徒会長が空手をやっており、中体連の壮行会でかっこよい応援をしてくれました。
 私が生徒会長になったとき、叔父から習い、応援団をやってみました。
 高校でも応援団の委員になりました。かっこよくはなくても、声の大きさには自信がありました。
 教員になった最初の学校では、独身の先生からなる応援団があり、結婚式などで活躍?していました。
 集中し、心を込め、仲間とともに目標をもって努力する人を応援するのが好きです。
 過度に期待し、思わしくない結果に失望してうらみごとを述べるより、全力で徹底的に応援する方が好きです。
 今夜は世界ランク61位のチームが16位のチームに挑みます。応援します。

07:42
2018/06/18

体育大会、盛り上がる

| by 野幌高校校長
 体育大会は全体的にルールとマナーが守られ、大いに盛り上がり、大きな事故もなく終わったと報告を受け、とてもうれしく思っています。
 担当の先生によると「年々よくなっている」とのこと。例えば、体育委員の生徒が後片付けのときに全員速やかに集まって進めてくれ、びっくりし、うれしかったそうです。
 写真を見ると、生徒も先生もいい顔をしています。
 学校祭も楽しみです。

08:36
2018/06/15

体育大会です

| by 野幌高校校長
 出張のため、いつもより30分遅く、朝のランニングに行きました。
 いつものコースですが、まぶしいぐらいに光が溢れていて、いつもと違う感じで、新鮮です。鳥たちの声もいつもとどこか違って響きます。丸々と太ったリスにも出会いました。
 今日は予定通り、体育大会です。一昨日までの雨で開催を心配しましたが、生徒会の役員、部活動、有志の生徒や先生方が整備してくれました。
 観戦、応援、参加できないのはとても残念ですが、けががなく、楽しい一日になることを祈ります。

08:00
2018/06/14

米朝首脳会談

| by 野幌高校校長
 ついこの前弾道ミサイル対応を検討していたと思えば、米朝首脳会談が実現し、先立って、韓国・北朝鮮トップの話し合いもありました。
 世界の変化は目まぐるしく驚くばかりです。
 私は20年ほど前、職員研修で韓国へ行ったことがあります。北朝鮮との軍事境界線上の板門店も訪問しました。国境ではありません。「停戦中」なので軍事境界線です。
 訪問する前に「ツアーの途中で突発的に事が起こり、危険に遭遇したとしても自己責任である」という旨を記された書類にサインをしたときは、少し緊張しました。
 これからどうなるのでしょうか。わかっていることは、どうなるかによって、日本の政治や経済、社会は影響を受けるということです。「関係ない」と思っても、私たちの生活や仕事に何らかの影響はあると思います。
 野高生の皆さん、新聞やテレビ、ネットでニュースに触れておきましょう。学校の授業だけが学びではありません。

07:41
2018/06/13

シンガポール

| by 野幌高校校長
 トランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長による初の日朝首脳会談はシンガポールのセントーサ島カペラホテルで開催されました。
 私は1998年某デパートの懸賞でシンガポールへ行きました。マーライオンでがっかりし、スコールに驚き、人口の3/4が華人であることや有名なゴミぽい捨て罰金制度を目で確かめながら、観光を楽しみました。
 リゾート地として人工的に造られたセントーサ島にも行きました。国の花である蘭の植物園やマレーシアから運ばれた砂からなる美しい浜辺が印象に残っています。
 当時は1965年の建国から30年が過ぎ、NIEs(新興工業経済地域)と呼ばれていたシンガポールの勢いも朝の通勤風景から感じ取れました。
 私の旅行からさらに30年経ち、一人あたりのGDP(国内総生産)は、日本が6位から25位に転落し、シンガポールは21位から9位に躍進しています。世界大学ランキングでも東大の28位に対し、シンガポールの南洋工科大学が11位、シンガポール国立大学が15位です。
 時代は変わるものです。
 野高生の皆さん、学校の勉強の中だけではなく、様々なきっかけをとらえて、世界に目を向けてほしいと思います。他の国のことを知ると、自国の見方も変わります。

09:18
2018/06/12

しれとこ

| by 野幌高校校長
 先日、札幌チ・カ・ホで開催されていた「しれとこ斜里フェスタ」に行きました。
 私が最初に勤めた常呂高校の宿泊研修先は知床のウトロで、羅臼岳登山が研修のメインでした。そのため、知床には何度か行きました。
 斜里町は、1977年から「しれとこ100平方メートル運動」を推進していました。日本の高度経済成長の中で、知床にも開発の波が押し寄せていましたが、イギリスのナショナル・トラストを参考とし、一般の人たちに土地を買い上げてもらい、自然を保護しようとしたのです。
 私も共鳴し、100平方メートル買いました!
 運動は、2010年目標としていた861ヘクタールの保全を達成し、原生の森と生態系の再生を視野に入れた森づくりが続けられています。
 2005年には世界遺産に登録された知床ですが、観光船からの半島の眺め、カムイワッカの滝、オシンコシンの滝、知床五湖など素晴らしいところです。
 野高生の皆さんにも、機会があれば是非行ってほしいと思います。
 皆さんにも、だれかに思わず勧めたくなるような景色がありますか。

09:27
2018/06/11

犬ヶ島

| by 野幌高校校長
 ウェス・アンダーソン監督の『犬ヶ島』という映画を観ました。
 舞台は近未来の日本。犬インフルエンザが大流行するメガ崎市の市長が全ての犬を「犬ヶ島」に追放します。愛犬で親友の犬を救うために12歳の少年が一人で島へ行きます。少年は5匹の犬たちとともに、愛犬を探し、大人たちの陰謀と戦います。
 1,097体の人形を作り、144,000の静止画を撮影して作られた不思議で新しさのある映画(「ストップモーション・アニメ」と言う)であり、私は笑いに笑い、少し泣きました。
 心温まる冒険映画で、お勧めします。
 野高生の皆さんは、人に勧めたくなる映画がありますか。


08:05
2018/06/08

努力は人を裏切らない

| by 野幌高校校長
 「努力は人を裏切らない」
 若いときに教えてもらったこのことばが好きです。
 思うような結果が出ないことがあります。前へ進んでいるのか自信がなくなることがあります。負ければ、マイナスの感情に支配されます。
 でも「努力は人を裏切らない」と思います。
 「人を裏切らない」とはどういうことなのか、うまくは説明できません。
 わかりやすく説明できませんが、私は努力をするということに価値があると思っています。
 野高生の皆さん、テストは今日で終わりです。
 努力しましたか。
 明日からも自分で目標を決めて、努力しましょう。

07:48
2018/06/07

高校のクラス会

| by 野幌高校校長
 先日、高校のクラス会がありました。82才の担任の先生も来てくれました。先生は3年生で突然担任になり、関わったのは1年間だけでした。
 私は悩み多き高校生でしたが、先生には何でも話せました。苦手な数学にどんなに時間をかけてもできるようにならないという悩み。学校祭の実行委員長としての悩み。進路の悩み。大人から見れば、ちっぽけな悩み、くだらない悩み、悩んでもしょうがない悩み。でも、先生なら切り捨てずに聞いてくれると思っていました。
 悩みを引き受けて突破していくのは自分自身だとわかっていても、悩みをわかってくれる人がいるということが私を支えてくれたと思います。おかげで、投げ出さず前向きになれたのだと思います。
 今でも、そしてますますありがたいと思っています。
 ところで、クラス会のメンバーも固定してしまい、現代のようにSNSがあったら他のクラスメイトに再会できるのになと思います。今したい話、今ならできる話があります。会いたいですね。

06:20
2018/06/06

夏ですね

| by 野幌高校校長
 朝のランニングでほぼ毎日会い、挨拶を交わす人たちがいます。気持ちよいです。
 今朝はいつもウォーキングしているおじいちゃんが「おはようございますね」に加え、「夏ですね」。私「はあい」。
 たったそれだけで何百倍も元気になります。

09:20
2018/06/05

家庭学習は立って

| by 野幌高校校長
 『人体 600万年史』(ダニエル・E・リーバーマン著)という本を読みました。人類が類人猿と分かれた600万年前から、環境と遺伝子の相互作用により人間の身体が形成されてきたプロセスを解き明かしています。
 1万年前の農業の誕生以降の大きな変化に身体は適応し、人類は生き延びてきました。
 しかし、現代の変化はあまりにも激しく、身体がそれについていけないため、様々な病気に見舞われます。「ミスマッチ病」と呼ばれます。
 文明の恩恵を捨て去り、狩猟採集民に戻るわけにもいきませんが、食事や運動など、日常生活で気をつけることはできます。
 例えば、「長い時間座る」ということも、600万年の歴史においては「奇妙な」ことであり、腰痛やストレスの原因になるそうです。最近はスタンディングディスクがブームで、導入する会社が増えているとか。実は私も立ってできることは立ってするようにしています。高校時代、部屋の中を歩き回りながら勉強したこともありました。
 野高生の皆さん、テスト勉強、立ってやりますか。

07:55
2018/06/04

楽しく学びたい

| by 野幌高校校長
 小学生のとき、天才的に頭のよい友人がいました。一度で覚える。問題をパッと見て解ける。他の人が思いつかないアイディアを出す。うらやましかったです。小5の私が図書館で少年少女向けの探偵ものを借りていたとき、彼は社会思想の本を手にしていて驚きました。
 中学生以降も、「天才だなあ」と感嘆する人に度々出会いました。
 しかし、どんなにうらやましがっても、何にもなりません。高校生のときに「私は天才ではない。ゆえに努力するしかない。量でカバーするしかない」と強く思ったことを覚えています。
 人が一時間やるなら二時間。人が一日でできるようになるなら、二日かける。
 そして「私は時間をかけてがんばっている」と自己満足して終わらないように、やり方を探究しました。様々なやり方を知り、実際にやってみて、工夫改善する。やり方は、他の誰でもない自分に合ったものでなければなりません。そして、進んでいくにつれ、私自身も変化しますから、絶えざる探究が必要です。試行錯誤、トライアル&エラーです。
 ただ単に長い時間やるなら苦痛です。しかし、自分で自分に合ったやり方を見つけていくのは創造的な営みであり、とても楽しいものだと知りました。
 量をこなし、質にこだわり、学びを楽しくしてください。
 楽しくなるかどうかは、自分次第です。

09:06
2018/06/01

たった6名

| by 野幌高校校長
 女子バスケットボール部はたった6名で戦いました。札幌第一高校には練習試合では20点差をつけられて負けていたのですが、見事リベンジを果たしました。二回戦の札幌光星にも勝ちました。次のとわの森三愛には敗れましたが、ベスト16です。素晴らしいです。
 女子バドミントン部の団体戦の相手は三大会連続当別高校でした。ずっと負けていたのですが、三度目の正直で勝利を収めました。素晴らしいです。
 職員の朝の打ち合わせでは他にもうれしい報告がありました。朝から拍手し、笑顔があふれるのは幸せなことです。
 高体連を戦った野高の選手の皆さん、おつかれさまでした。ありがとうございました。

08:01
2018/05/31

キムチで辞める?

| by 野幌高校校長
 ある先生の話です。何かと不器用な生徒がいました。熱心に指導し、生徒は無事卒業し、デパートの地下食品売り場に就職しました。ところが、彼がすぐ辞めたと会社から連絡を受けました。驚いて彼に会ってたずねると「担当した場所の隣でキムチを売っていて、僕はその匂いに耐えられなかったんです。それで辞めました」と言ったのです。その先生はショックを受けました。会社の人に伝えると「そんなことで!言ってくれれば、担当を変えられたのに」と絶句したそうです。
 先生は自分の教育の考え方、指導の仕方を変えることになるのですが、それはまた別の話です。
 野高生の皆さんが、もし同じようなことがあったらどうしますか。キムチで辞めますか?

08:57
2018/05/30

人間はチンパンジーより?

| by 野幌高校校長
 松沢哲郎氏は、知性において、人間がチンパンジーに負ける部分があることを発見しました。モニターに一瞬だけ、ばらばらに表示される1から9までの数字を見て、それぞれの位置を覚えるという「瞬時記憶」です。
 松沢氏は、脳の容量には限界があるので、進化の過程で人間は瞬間的な記憶能力を手放し、その代わりに高い言語能力を獲得したのではないかと考えています。また、チンパンジーは知性があっても、積極的に仲間を助けようとはしません。それに比べて、人間は互いに食べ物を分け合い、言葉で仲間に役立つ情報を伝えます。思いやり、分かり合い、慈しむことができます。
 チンパンジーと比較することで、「人間とは何か」という問いに迫ることができるのですね。
 野高生の皆さんは、チンパンジーにはない人間らしさとは何だと思いますか。

07:35
2018/05/29

生徒は知らない

| by 野幌高校校長
 職員の朝の打ち合わせは8時10分からです。終了後、学年ごとの打ち合わせがあります。玄関前の挨拶があり、保護者からの欠席連絡があり、朝はなかなか余裕がありません。SHRでの連絡事項が多いことから想像されるように、様々な確認をスピーディーに行う必要があります。
 しかしながら、打ち合わせにおいて、高体連の結果が報告される時間が好きです。顧問の先生は単なる結果だけではなく、試合のドラマティックな展開や生徒の奮闘ぶりを、やや早口で、しかし熱を込めて語ってくれます。時間的な余裕がないことはわかっているのですが、伝えたいのです。
 報告を聴き、拍手をしたり、「おつかれさまでした」と声をかけたりします。
 生徒は知らない、素敵な時間です。

08:28
2018/05/28

| by 野幌高校校長
 桜と梅が咲き、散り、次はライラック。そろそろ終わりでしょうが、甘く優しい香りです。
 高校三年の秋のある日、コスモスの花が視界に入り、突然「美しい!」と思いました。 前の日まで特に感じていなかったので、自分自身が驚きました。恋のせいかもしれません。
 また、当時園芸科の農業高校だった壮瞥(そうべつ)高校に勤めたことがあり、毎日花に親しみ、少し教わり、さらに好きになりました。
 テクノロジーがどんなに発達して美しい色彩がデジタルで表現されても、花の自然な色にはかなわないのではないかと思います。
 野高生の皆さんは花をじっと眺めたりスマホで撮影したりすることがありますか。

08:57
2018/05/24

18才の世界チャンピョン

| by 野幌高校校長
 須崎優衣さん。
 昨年、高校三年生でレスリング48kgで世界チャンピョンになりました。
 日本国内では、彼女は小学五年からずっとチャンピョンなのですが、高二のとき、一度だけ決勝で負けてしまいました。彼女は何とそれを携帯の待ち受け画面にしたのです。
 また、どんなにハードな練習で疲れていても、毎晩1時間半をかけて、練習日誌を書き、メンタル面や技術面などことこまかに振り返ったそうです。
 負けを「悔しい」で終わらせないこと。自分自身に向かい合って、自分のことばで考えをまとめること。
 大切だと思います。

09:10
2018/05/22

パー

| by 野幌高校校長
 「あなたの短所は?」と聞かれたら、私は「短気」と答えていました。年をとり、自分では少しマシになったように思っていますが、どうでしょうか。
 カーッとなったときに、手をジャンケンのパーにするとよいと聞きました。確かにパーをして怒ろうとしても難しい感じがします。
 さらに、胸の前で両手を合わせると、つまり合掌すると、憎しみが消えるとも聞きました。
 身体が心に影響を与えるのでしょうか。不思議なものです。かといって、一日中合掌したまま働くわけにもいかないのですが。
 「あなたの長所と短所は何ですか」という質問は進学・就職の面接の定番ですが、野高生の皆さん、今聞かれたら何と答えますか。

07:47
2018/05/21

洞爺湖マラソン

| by 野幌高校校長
 20日(日)洞爺湖マラソンを走りました。35kmまでは順調でしたが、そこから脚がつり、だましだまし歩き、ラスト2kmは復活し、何とかゴールできました。
 どのように準備し、どのように給水し、どのような走り方をすればつらないのか、いまだにわかりません。
 引き続き、探究しようと思います。
 それにしても、天気がよく、洞爺湖、羊蹄山、昭和新山など素晴らしい景色の中を走ることができて幸せでした。
 壮瞥高校時代によく訪れていた果樹園へ行き、美味しいイチゴやシャーベットを味わい、私が「パワースポット」と思っている「そうべつの滝」にも寄り、とてもよい一日でした。
 野高生の皆さんは、どんな休日でしたか。
 さあ、今日から高体連の大会が始まります。学校から健闘を祈ります。



09:20
2018/05/18

ボールの回転を見ろ

| by 野幌高校校長
 かつて、ソフトテニスの顧問をしていました。
 ほかのスポーツと同じように集中力が求められますが、「集中!」と単に声を出すだけではなく、具体的な集中の仕方を身につける必要があります。
 たとえば「ボールの回転を見ろ」と言います。基本的に、見えません。見えないものを見ようとするところに、ボールをよく見、一つ一つのプレーに集中することができます。
 また「1・2・3を数えろ」と言います。「1」で相手が打ち、「2」でバウンドし、「3」で打つ。「1・2・3」と数えて、リズムを整えることで集中できます。
 全ては「具体的に何をするか」です。
 野高の選手の皆さん、集中し、高体連で力を発揮するよう祈っています。

08:19
2018/05/17

準備が8割

| by 野幌高校校長
 大リーグのイチロー選手は「よい結果を出すためには、準備が8割」と言います。
 試合が終わったら、まずはスパイクをきれいにします。次にグラブの手入れをします。家に帰って、マシーンでトレーニングをします。夕食後、再びトレーニングを行い、マッサージを二時間受けます。
 つまり、試合当日の準備はもちろんのこと、前日の試合が勝ったか負けたかで終わり、それなりの疲れがあるところから、準備が始まっているのです。
 「準備が全て」「よい準備をしたい」「準備に集中する」と言うアスリートは多いです。
 高体連に臨む選手の皆さんにとって、よい準備とは何ですか。

08:52
2018/05/16

ラグビー部、初全道!

| by 野幌高校校長
 本校ラグビー部が7人制の札幌支部大会で4位に入り、全道大会に出場することになりました。初めてです。
 ブログによると、残り二分で逆転され、そこからあきらめずに再度逆転のトライ、ノーサイド。劇的な勝利でした。
 「他のチームに引けをとらないプレーをする」「これをやられたら負ける」この二つをずっと意識し、努力してきたとのこと。
 素晴らしいです。うれしいです。

08:41
2018/05/15

剣道部、健闘

| by 野幌高校校長
 剣道の春季大会に観戦、応援に行きました。
 男子がシード権を獲得し、女子は優勝した日大から一勝するなど大いに健闘しました。
 他に印象に残ったのは、決勝戦が始まる前。すでに負けた選手たちが一斉に試合会場のところへ急ぎ、真剣に見ようとします。
 剣道が好きで強くなりたい。優勝をかけた試合を見たい。そして、よいところを吸収したい。そんな思いです。
 上を見れば、学ぶことにあふれています。学べば伸びる。可能性と希望があります。それが人生の喜びだと思います。
 下を見るのは簡単です。下を見て、自分の方が上だと思うのは、安易な優越感です。何の努力をしなくても、少しよい気持ちかもしれませんが、それは生きがいにはなりません。
 野高生の皆さん、上を見ましょう。下ばかり見ていると、呼吸も苦しく、肩もこります。

08:58
2018/05/14

金曜朝の星のかけら

| by 野幌高校校長
 毎週金曜の朝、厚生委員が通学路のゴミ拾いをします。ディズニーランドの言葉では「星のかけら」拾いです。
 「おはよう」と挨拶し、星のかけらを拾い、「花がきれいだね」とことばを交わします。
 ささやかですが、幸せです。

07:57
2018/05/11

挨拶で圧倒せよ

| by 野幌高校校長
 高体連の大会が近づき、今日は地区大会に向けた壮行会があります。
 まずは挨拶で圧倒してほしいです。
 強い選手、強いチームで、挨拶ができないところはないと思います。
 挨拶は、仏教の禅のある教えによると「相手が本当に悟っているかどうかを見切る命がけの行為」です。
 挨拶に、本気度が表れます。
 選手の皆さん。勝利のために、先手をとって、よい挨拶をしてください。

08:09
2018/05/09

2:6:2

| by 野幌高校校長
 自分のことをどう見るかは色々とあります。
  私は自分に対し複数の見方をしているのですが、「十個の自分から成る私」というのが、そのうちの一つです。
  十個のうち、二個はよい私、六個はふつうの私、そして残りの二個はわるい私です。
  何かがうまくできているときは、よい二個がリードし、ふつうの六個も協力し、わるい二個が静かにしているのだと考えます。
  もちろん、うまくいっているときは素直に喜びます。喜びは生きる力です。しかし「おいおい、十個ともよいと勘違いして調子に乗るなよ。流されやすい六個、わるい二個があるんだぞ」と言い聞かせるようにします。二個のわるい自分に警戒しています。
  何かがうまくいっていないときは、よい二個を目覚めさせるようにします。ふつうの六個を叱咤激励したり、なだめすかしたりして、わるい二個から引き離そうとします。
  これが私の「2:6:2」自己認識です。
  野高生の皆さんは、自分自
身のことをどのように見ていますか。

07:20
2018/05/08

人の振り見て我が振り直せ

| by 野幌高校校長
 「人の振り見て我が振り直せ」
  このことわざを中学一年のときの数学の先生がよく言っていました。私がよく思い浮かべることわざのうちの一つです。
  どうして思い浮かべるかというと、だれかの間違いや失敗を見て、非難したり、あざ笑ったりするのは簡単だからでしょう。そのとき、私はその行いを他人事として見ているのです。自分には関係ない、自分はそんなバカなことを決してしないと思っているのでしょう。しかし、同じ人間である以上、同じような要素がだれにでもあるのです。ある条件が整えば、自分の中にある可能性が表に出てくるのです。ですから、人の過ちを見て、自分自身の行いを正し、気をつけるべきなのです。
  悲しいことに、あるいは愚かなことに、それでもついつい他人事と見てしまいがちです。したがって、私はこのことわざを何度も何度も口ずさむしかありません。
  野高生の皆さんには、くり返し思い浮かべることわざがありますか。

07:00
2018/05/07

姿勢

| by 野幌高校校長
 疲労回復専門ジムのZEROGYMの松浦伊津香氏は姿勢がわるい人は「なにも猫背で死ぬわけじゃないし」「多少姿勢が悪くても正直支障はない」という意識を持っていると言います。
 しかし、松浦氏によると、わるい姿勢を続けていると体はどんどんゆがみ、骨や関節、筋肉が本来あるべきポジションからずれていき、肩こりや腰痛、太りやすい低代謝体質、集中力の低下、冷え性、肌荒れ、顔のたるみ、ストレス耐性の低下につながるそうです。
 今は、ストレッチや体操、呼吸法、ヨガなど、体と心を整えるための様々な本が出ています。
 身体を学ぶ、姿勢を学ぶことも大切ではないでしょうか。
 野高生の皆さん、姿勢はよいですか。

07:46
2018/05/01

ハマりすぎて

| by 野幌高校校長
 ある調査によると、ハマりすぎて人生の満足度を低下させた趣味・レジャーランキングの第1位はゲーム、以下、ネットサーフィン、SNSとなっています。
 「インスタ映え」が流行する一方で、「SNS疲れ」も話題になっています。
 他方、人生の満足度を上げるポイントの第1位は「感謝」です。
 「感謝」が満足度を上げるとはどういうこと?
 野高生の皆さんは、人生の満足度を上げるためにはどうすればよいと思いますか。

07:43
2018/04/27

検索しますか

| by 野幌高校校長
 私はネット検索しない日はほぼありません。単語を入力し調べます。漢字を忘れ、確かめることも増えました。入力している途中で、関連した情報も手に入ります。とても便利です。
 昔は、大きな辞典や専門書を求めて図書館や書店に行かなければなりませんでした。今は、何時間も何日も「思い出せそうで思い出せない」「のどまで出かかっているのに」といういらいら状態にならないで済みます。
 他方、覚える力や思い出す力が落ちてきていることもよくわかります。「曖昧に」覚えておけば、検索で何とかなるという意識にどっぷりと浸かっています。
 私は今日も検索するでしょう。「よいところと課題がないものはない」といつも言っているので、検索の便利さを享受しながら、自分の力を失わないように注意しようと思います。
 野高の皆さんは、一日どれくらい検索しますか。

07:45
2018/04/26

ソフトテニス その4

| by 野幌高校校長
 私は教員になってから、野球やレスリング、陸上部の顧問をしました。飛ばないノックに苦労したり、レスリングで骨折したり、一緒に走って倒れ込んだりしました。運動音痴を根性と持久力で乗り切ろうとしました。なかなか大変でしたが、今となってはよい経験だったと思います。
 10年目にソフトテニス部の顧問になりましたが、中学ですでに全国・全道レベルだった手な選手やゼロから始める初心者の生徒と一緒にボールを打ったり、球出しをしたり、ゲームを見たりしているうちに、不思議なことに、私は高校時代よりうまくなっていました。上達する喜び、コントロールして打つ喜び、ゲーム展開を考える楽しさを味わうことができました。生徒のお陰です。そして、生徒の素晴らしい努力、三ばり精神(がんばり・ねばり・ふんばり)に何度も何度も感動しました。一度全国大会へ行ったのですが、そのときの選手の集中力、準備の仕方、切り替える力、先を読む力、流れをつくる力は卓越していて、私の世界を広げてくれました。
 教員は「教える」のが仕事なのですが、生徒から学ぶことができ、恵まれた幸せな職業です。
 ところで、就職について言えば、世の中は全体としてますます「売り手市場」になっているようですが、実際の職場は様々であり、AIの導入などで大きく変化していくと思います。
 野高生の皆さんには幸せになる仕事を見つけてほしいと願っています。(終わり)

07:46
2018/04/25

ソフトテニス その3

| by 野幌高校校長
 ソフトテニスは上達しませんでしたが、体重は減りました。半年で10kg、一年で20kg減り、体が軽くなりました。ある日階段を上っていて「階段を上るってこんなに簡単なことなんだ」と感動した記憶があります。運動神経のわるさはどうにもなりませんでしたが、持久力はつき、体を動かすことが苦にならなくなりました。体育の1500mでは陸上部と競いました。中学時代走り幅跳びで男女合わせてビリだったことを思えば、素晴らしいです(笑)。
 現在の私の大事な趣味の一つがランニングであり、様々な出会いや経緯があってそうなっているのですが、そもそも高校で部活動をやらなければあり得なかったでしょう。勝利の喜びは味わえませんでしたが、得たものは大きかったです。
 野高生の皆さんも得意不得意に関係なく、部活動に入ったり、運動をしたりしませんか。(続く)

07:58
2018/04/24

ソフトテニス その2

| by 野幌高校校長
 私は小さい頃から運動が苦手で、指導されても、頭では何となく分かったような気になるのですが、実際に体を動かすとできませんでした。また、小学校高学年から中学にかけては体重がかなり増えてしまい、運動を避けるようになってしまいました。
 高校に入学し、深く考えたわけではありませんが、「このままではダメだ」と思い、部活動に入ることにしました。軟式庭球(ソフトテニス)部に入ったのは、父がやっていて、家にラケットがあったからです。
 しかし、指導者はおらず、先輩が根気よく教えてくれても、また、いくら自分で本を読んでも、運動音痴な私はコツがつかめず、全然上手くなりませんでした。三年間で三試合ぐらいしか勝っていません。最後の高体連では一回戦負け。挫折を味わいました。でもそれもまた貴重な経験でした。挫折や失敗は苦い経験ですが、苦さも人生には必要だと思っています。(続く)

08:54
2018/04/23

ソフトテニス

| by 野幌高校校長
  私は12年間ソフトテニス部の顧問をしましたが、いまだに「ソフトテニス」に違和感があります。私の高校時代は「軟式庭球」「軟式テニス」であり、通称「軟庭(なんてい)」。「テニス」が「硬式テニス」で「硬庭(こうてい)」。テニスと言っても、「なんてい」なのか「こうてい」なのかで違ったのです。
 「ソフトテニス」よりも「なんてい」がしっくりきます。
 「変化の激しい時代に対応できる力」という流行りのことばを私もついつい使ってしまうのですが、「変化に対応しなければならないのはまずオレだろ!」と「自己ツッコミ」を入れたくなります。
 そう、私は高校時代、なんてい(ソフトテニス)部だったのです。(続く)

08:35
2018/04/19

地下鉄に乗る練習をしたい

| by 野幌高校校長
 最近、出張のため地下鉄に乗る機会が多くあります。
 横行する歩きスマホ。スマホに無我夢中なため、少しずれて他の人が座るスペースを作り出せない老若男女。大きなリュックを背負ったままで人にぶつかりまくる人たち。閉まり始めるドアに向かいダッシュして滑り込みセーフする幸せそうに見えない人たち。
 学校に地下鉄の車両を置いて、乗り方を徹底指導したい今日この頃です。
 野高生の皆さんは、大丈夫ですか。

07:48
2018/04/18

今年の初レース

| by 野幌高校校長
 15日の日曜日、伊達市のハーフマラソン大会に出ました。
 朝起きると予報どおり雨。やや暗い気持ちで5時半に家を出ました。支笏湖から大滝村にかけ、雪が降っていました。
 私の生まれた町、伊達に着き、食事をし、ウォーミングアップをしました。スタートの10時50分には雨は小降りになり、風もなく、意外と走りやすいコンディションでした。
 練習はほぼ毎日行っていますが、本番のレースは、走ってみないとどうなるかわかりません。どの程度スピードを上げればよいのか、ここでピッチを上げてよいのか、いつラストスパートをかければよいのか、あらかじめ正解はわかりません。
 がんばりすぎて、ばてたり、脚がつったりするかもしれません。少し余裕を持って走ると、不完全燃焼になるかもしれません。脚の付け根やもも裏に少し痛みを感じたとき、がまんして走ったらよいのか、少しセーブしたらよいのかもわかりません。
 このわからなさが面白いところ、スリリングな楽しいところです。
 今回は今年初めてのレースとしてはまずまずのタイムで、達成感があり、練習の励みになります。モチベーションが上がります。
 野高生の皆さん、達成感のある楽しい生活を送ってください。

08:48
2018/04/17

いのちの電話

| by 野幌高校校長
 先日、「いのちの電話」の事務局長の方とお話ししました。
 野高生の皆さん、「いのちの電話」を知っていますか。
 皆さんは、友人や家族、先生にも言えない、言いたくない悩みを抱えたことはありますか。
 私はあります。
 そんなとき話を聞いてくれるのが「いのちの電話」です。
 電話番号は、0120-783-556 です。
 事務局長さんが「傾聴、相手の話をきちんと聴けるようになるまでに10年かかりました。それぐらい、聴くというのは難しいです」とおっしゃっていたのが印象に残りました。
 同じ人はいない。同じ経験はない。そう知っていても、話を聴いていて、ついつい「わかったつもり」になってしまう。だから、本当に他の誰でもないその人のことばを受け止め、理解するのは難しいということです。
 野高生の皆さん、聴くことから人との関係は始まります。聴くことの難しさを認識しつつ、日々トレーニングしましょう。

07:10
2018/04/16

リコーダー

| by 野幌高校校長
 金曜の朝、玄関前に立っていると、二年のKくんが「校長先生!」。尋ねると「小学生のリコーダーを拾いました」とのこと。年組氏名が書いてあったので、電話ですぐに判明し、教頭先生が取りに来ました。
 午後、校舎を歩いていると、Kくんにばったり。「校長先生、わかりましたか?」「うん。X小学校とわかって、教頭先生が取りに来てくれたよ。ありがとうございました。拾ってくれた生徒さんにくれぐれもよろしくと言っていたよ」。Kくんはうれしそうにして、授業に向かっていきました。
 私もうれしかったです。

07:10
2018/04/13

ラジオ、再び

| by 野幌高校校長
 私は小学校高学年からラジオにはまり、中学・高校と深夜放送をよく聴きました。当時の流行でした。ラジオで新しい音楽と出会い、ラジオで仕入れたネタで翌日友人と盛り上がったものです。
 高校の途中までは「ながら勉強」で、ラジオを流しながら勉強していました。効率はすこぶるわるかったと思います。
 ラジオの大学受験講座も聴いていました。大学では好きなミュージシャンやクラシック音楽の番組をよく聴いていました。
 しばらくラジオから遠ざかっていたのですが、最近は通勤の車の中でラジオを聴きます。英会話やニュース、音楽番組で話を聴き取ろうと注意します。そして、普段、これほど集中して人の話を聴き取ろうとしていない時があるのではないかと反省します。
 ラジオが少し生活を変えてくれます。楽しいです。
 野高生の皆さんはラジオを聴きますか?

08:19
2018/04/12

身体の声を聴く

| by 野幌高校校長
 NHKテレビの特集「人体」が終わりました。タモリとiPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が進行役でした。
 テーマは「神秘の巨大ネットワーク」です。人体は様々な臓器、37兆個もの細胞から成りますが、それらは密接な、不思議なネットワークを作り上げています。人体を知るためには、一つ一つの臓器の特徴を把握するだけではなく、お互いに、どのような「メッセージ」を送り合い、どのように関係し合って働いているかに迫らなければなりません。
  例えば、骨に刺激を与えると、骨量が増えるのみならず、老化に抗う「メッセージ物質」オステオカルシンが出され、記憶力や免疫力を高めます。
 最終回に登場した女優の樹木希林さんは「身体の声を聴くこと」について語り「聞き違ってばかりだけど」と笑っていました。
 ネットワークは神秘的でまだまだ分からない点が多いのですが、少しずつ解明されるとがんや心臓病の治療に大きな効果を上げるかもしれません。
 「身体が何を語っているか」を正確に聴き取ることは難しいかもしれませんが、耳を傾けることは大事だと思います。不規則な生活を送ったり、無理を続けると「身体が悲鳴を上げる」と言うのですから。

08:25
2018/04/11

星のかけらを拾う

| by 野幌高校校長
 ディズニーランドでゴミを拾っているキャストに「何をしているんですか」とたずねると「星のかけら」と答えるそうです。
 聞いたとき、「えっ?」と思いました。
 しかし、同じゴミを拾うのでも「だれが捨てたんだ。汚いな。仕方ない、私が拾おう。腹立つな」と拾うのと、「星のかけらを拾おう」と思って拾うのとでは全然違います。
 「星のかけら」と思う方が気持ちよいですね。
 ようするに、ものの見方の問題です。考え方次第です。
 私は、イエローハット創業者鍵山秀三郎さんの「ひとつ拾えば ひとつだけきれいになる」ということばが好きです。
 野高生の皆さんも、星のかけらを拾いませんか。

07:43
2018/04/10

大谷、二勝目

| by 野幌高校校長
 昨日は帰宅後、録画してあった大リーグのエンジェルス、大谷翔平選手の全投球を観ました。野球の専門家ではない私が見ても、ボールが素晴らしく涙が出そうになりました。本物は、プロでない人にもわかるのではないでしょうか。「本物体験」は大切だと思いました。
 7回のワンアウトまでヒットも四球もなく、「完全試合か」とハラハラドキドキしましたが、次のバッターに打たれてしまいました。
 すると、ホームの観客が立ち上がって、大きな拍手を送ったのです。残念がるよりも、そこまで素晴らしい投球を見せ、大いにハッピーにしてくれた大谷選手への感謝を表したのです。これにもまた感動しました。
 大リーグの観客は、そろった応援はせずに静かに見ていて、「ここだ」というときに、拍手をしたり、立ち上がったりするようです。ロサンゼルスへ行き、生で観戦したいと思いました。
 野高生の皆さんは、野球観戦は好きですか。

08:49
2018/04/09

睡眠負債

| by 野幌高校校長
 昨年の流行語大賞に「睡眠負債」も入りました。スタンフォード大学の研究者により提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態のことです。糖尿病や高血圧、うつ病などのリスクが高まるそうです。多少の寝不足なら大丈夫と思い続けると、コップに少しずつ水の滴がたまり、いつかあふれ出すように、急に影響が出てしまうのかもしれません。「睡眠不足は脳しんとうと同じ」と言う学者もいます。
 週末に寝だめして補おうとすると、体内時計が狂って「社会的時差ボケ」をもたらし、心身の負担になります。「お金とは異なり、睡眠負債は一括返済ができない」とのことです。
 野高生の皆さん、春休み中、十分な睡眠をとれていましたか。夜更かし、朝寝坊はしていませんか。学校は今日から始まります。規則正しい生活を送りましょう。

08:01
2018/04/06

誓約書

| by 野幌高校校長
 入学予定の皆さん、9日の準備は終わりましたか。
 持参するものの中に「誓約書」があります。
 「誓約書」に署名をするのは、おそらく生まれて初めてではないでしょうか。
 「誓約書」の意味はわかりますか。
 「誓う」+「約束する」です。
 保護者に加え、保証人の欄もあり、その下に「上記本人に係わる一切の責任を引き受けます」と書いてあります。
 「一切の責任」、重いですね。
 署名の下にも「北海道野幌高等学校の生徒としての本分に反しないことをここに誓います」と書いてあります。
 重いですね。
 重いですが、自立した社会人になるために、高校生にはそれだけの責任があります。
 より自由に考え判断することができるようになる分の責任があります。
 自由と責任はコインの表と裏なのです。
 入学前に、あらためて、責任の重さを自覚してください。
 そして、「野高生としての本分」とは何か。すでにオリエンテーションでいくつかのヒントが与えられましたが、まずは自分自身の頭で「野高生としてどう行動するべきか」を考えておいてください。
 9日、皆さんがどんな様子で入学式に臨むか、楽しみにしています。
 二、三年生の皆さんも、入学したときの気持ちを思い出してください。
 「初心忘れるべからず」です。

09:59
2018/03/29

15時17分発、パリ行き

| by 野幌高校校長
 87歳の現役映画監督クリント・イーストウッドの「15時17分発、パリ行き」という映画を観ました。パリ行きの列車に乗ったテロリストを、子ども時代からの親友3人組が倒す物語です。3人組は子どものときから様々な失敗をし、問題も起こしてしまい、親に心配をかけてきました。夢が叶わず失望したこともありますが、友情は続き、初めて一緒にヨーロッパを旅行するのです。実際に事件に居合わせた人たちが多く出演しており、3人組も本人が出演しています。プロの俳優ではありませんが、本物の俳優のようです。
 私は泣きました。なぜなら、人間性に対する信頼が作品を支えていると感じたからです。ニュースを見れば、暗澹(あんたん)たる気持ちになる事件が数多くあり、社会に対する前向きな気持ちが消えそうになります。しかし、こうした事実があり、こうした映画があるということが希望を与えてくれます。
 難しいことが多く、暗くなりがちな時代に、それに逆らって上を向くこと。
 野高生の皆さんにも是非観てほしいと思いました。

08:43
2018/03/26

苦しみの報酬

| by 野幌高校校長

 先日、娘の中学校卒業式に出席しました。厳粛な中にも心温まるよい式で、在校生、卒業生、そして合同の合唱「大地讃頌」に感動しました。
 答辞がとりわけ素晴らしく「苦しみの報酬は経験である」という格言を引用していました。古代ギリシアの三大悲劇作家の一人、アイスキュロスのことばです。どこでこの言葉に触れたのか、と感心しました。
 人生には楽しいことばかりではなく苦しみもあります。しかし、大切なことはその苦しみをよい経験とし、そこから学んだことを人生に生かすことだと思います。
 アメリカの詩人ホイットマンも「寒さに震えた者ほど太陽を暖かく感じる。人生の悩みをくぐった者ほど生命の尊さを知る」と言っています。
 苦や楽をただやり過ごすのではなく、そこから学ぶように努めたいものです。


10:28
2018/03/20

合格おめでとうございます

| by 野幌高校校長

 入学の権利を得た合格者の皆さん、おめでとうございます。
 野幌高校について、すでに知っていることやイメージがあると思いますが、皆さんにとっては、義務教育とは異なる全く新しい世界へ入ることになります。
 期待と不安が入り混じっているかもしれませんが、大丈夫です。
 合格通知書とともに送られたプリントをしっかりと読み、3月30日の合格者オリエンテーションで話をしっかりと聴き、気持ちを込めて「誓約書」にサインをすれば、大丈夫です。
 野高は皆さんのがんばる姿勢を全力で応援します。


05:00
2018/03/15

無関心

| by 野幌高校校長

 マザー・テレサは「愛の反対は憎しみではない。無関心です」と言っています。インドのコルカタ(カルカッタ)で、貧しく、病み、道端に倒れ死にゆく人たちと関わりながら、彼女は弱き者を救うことに命を捧げました。
 2011.3.11の東日本大震災のあと、津波と原発事故で生活の激変を余儀なくされた人たちを描いた映画『希望の国』を撮った園子温監督も「無関心が一番いけない」「事故を風化させてはいけない」と言いました。
 死者・行方不明者が18,000人を超え、いまだに避難所暮らしをする人たち、何重もの借金を抱えた人たち、悲しみを背負い孤独を抱えた人たち、震災から学び、記憶をつなごうと努力している人たち、それぞれの様々な人生があります。
 7年目の3月11日は過ぎ去りました。
 野高生の皆さんには、是非関心を持ち続けて欲しいと思います。


05:53
2018/03/14

10回目の献血

| by 野幌高校校長

 先日、献血回数が10回目となり、素敵な記念品をいただきました。献血された血液は、84.5%が50才以上の人に使われています。用途の8割はがんなど内科系疾患です。
 若い人、難病の方の体、命も献血により救われています。
 10代、20代の献血が少なく、これから心配されています。
 野高生の皆さんも、機会があれば献血してほしいと思います。


05:32
2018/03/13

ギタリスト

| by 野幌高校校長

 先日、江別のK珈琲店で、ギターの伴奏による女性ヴォーカルのライブを聴きました。
 ギタリストは私の二度目の卒業担任の時の生徒です。彼は高校時代は学校祭で活躍しました。音楽の趣味に共通点があり、CDを貸し、話に興じたことがあります。本州の大学へ行き、札幌に戻りプロとして活動を始めた頃に再会しました。
 私が壮瞥(洞爺湖の南側)高校へ行くと洞爺湖でライブがあり、枝幸高校へ行くと枝幸でライブがあり、偶然に感謝しています。
 彼はすごいテクニックを持ち、とても豊かな、深みのある演奏をします。永遠に聴いていたいと思います。
 No MUSIC , No Life、音楽がなければ生きていけない私ですが、家で聴くより、イヤホンで聴くより、やはりライブです。生の音を全身で浴びる喜びは何物にも代えがたいです。
 野高生の皆さんは、ライブに行くことがありますか。


06:28
2018/03/12

7年目

| by 野幌高校校長

 宮城県石巻市の小さな集落、間垣で今野浩行、ひとみさん夫婦は浩行さんの両親と三人の子どもと暮らしていました。
 2011年3月11日、夫婦だけが残されました。
 多くのけんかをしました。
 ひとみさんは新しい子どもがほしいと願い、3年の不妊治療を経て、受精卵が8週目まで進みました。
 おなかにエコーを当てると、トクン、トクンと心音が聞こえ、喜びましたが、ある日心音は聞こえなくなりました。
 「やっとわかった。子どもができるって奇跡なんだ。私たち、そんな奇跡が3回も起きていたんだ」
 7年目を迎え、様々な思いが湧き起こり、葛藤も不安もあります。浩行さんは「子どもがいねえのに生きている意味なんてあるか」とこぼし、ひろみさんは「何言ってんの。子どもたちはまだ来んなって言ってんぞ」と励まします。
 ・・・昨日の新聞記事です。

 死者15,895人。行方不明者2,539人。震災関連死3,668人。避難者73,349人。
 数字のうしろに何があるのだろう。
 そう思いながら、新聞を読んだり、ニュースを見たりしました。
 野高生の皆さんは、7年目に何を思いましたか。


06:00
2018/03/09

たとえば

| by 野幌高校校長

 私は大学の専攻は哲学です。高校の科目で言うなら倫理。政治経済や現代社会の内容を含みます。具体的なものを素材とし、抽象的な概念を扱うのですが、厳しい先輩がいて、私の論がやや抽象に傾くとすかさず「林くん、たとえば?」と言われました。そのフレーズは頭に染み込んでいて、人の話を聞いていても「たとえば?」とよく問いを立てます。

  激しく変化する社会を生き抜く人間・・・たとえば、だれのこと?
  ミスのないようにします・・・どうやって?
  協働が大切です・・・たとえば、どういうこと?
  連携が欠かせません・・・いま、ここで、連携とは何をすること?
  ちゃんと考えます・・・ちゃんとって、どう考えること?
  よろしくお願いします・・・具体的に、何を?
  反省しています・・・では、たとえば、どうするの?
  がんばります・・・何を?
  今後検討します・・・いつどこで、どうやって?決めるのはいつ?

 野高生の皆さんも、他人に、自分に「たとえば?」と問いかけてみてください。具体性のない抽象的なことや一般論を言うだけなら簡単です。


05:33
2018/03/08

東大生と野高生

| by 野幌高校校長

 東大生も野高生も同じです。
 「東大ドリームネット」という学生団体があり、年二回在校生と卒業生の交流会を企画運営しています。新聞記事によると、たとえば「将来が心配。選択肢が多くて選べないでいる。」と学生が相談しています。
 よくわかります。自分の適性や未来の社会がよくわからないので不安になります。どういう進路を選択するかも決めるのは易しくありません。しかし、進んでいかなければならない。どう考え、どう決めればよいのか。
 また「自分にとっての幸せとは何か」をテーマに話し合っています。このテーマの大切さについても、東大生と野高生は同じです。
 野高生の皆さん、将来のことをどんなふうに考えていますか。幸せとは何ですか。


05:22
2018/03/07

2300億円稼ぐ

| by 野幌高校校長

 イギリスでは、食品産業に働きかけてパンやソーセージなどの塩分量を長期間かけて徐々に(味の変化に気づかれないように)減らしたそうです。その結果、イギリス国民の一日あたり塩分摂取量は2003年の9.5gから2011年には8.1gに減ったそうです。それに伴って、血圧値も下がり、脳梗塞や心筋梗塞の死亡率は4割も減りました。年間約9000人の命が救われ、約2300億円以上の経済効果が見積もられているそうです。
 わずか1.4gの成果です。
 健康問題は社会の問題でもあると言えます。
 ちなみに、日本人の一日あたり塩分摂取量は男性が11.1g、女性が9.4gです。
 野高生の皆さん、健康のために何か心がけていますか。


05:35
2018/03/06

読書をしない大学生

| by 野幌高校校長

 日本の大学生の半分(53.1%)は一日全く読書をしないという調査結果が新聞などで話題になっています。読書時間の平均は一日23.6分、5年前の4分の3になっています。読書する人の平均読書時間は約1割長くなっていますから、読む人と読まない人の二極化が進んでいます。二極化というのは様々な面で指摘されます。
 私は読書だけがよい、読書が人生のすべてとは思いません。人としてよく生きることと読書量が比例するわけでもないと思います。
 しかし、大学は学問研究をするところ、先人が苦労して築き上げた知を学ぶところです。思考・判断・表現といった活用力が大切なのは高校と同じですが、活用する材料がなければ、薄っぺらな活用結果しかありません。活用の仕方も本からたっぷりと学べます。本を読まず、先生の講義だけでは、活用の材料は貧しい限りです。
 野高生の皆さんには、進学か就職かに関係なく、自分なりのやり方で読書をしてほしいと思います。自分の興味・関心に合ったものを見つければよいのですが、そのためには、本屋に身を置くしかありません。
 本屋に行く時間があるでしょうか。学校の図書館は利用していますか。ベストセラーの新刊や読みやすい新書や文庫が充実していますよ。
 是非、足を運んでください。


05:42
2018/03/02

ラジオでフィギュア

| by 野幌高校校長

 先日、出張のため車を置きに家に帰る途中のことですが、ラジオで平昌オリンピックの女子フィギュアスケートを実況していました。私はフィギュアの演技をことばで説明できるのだろうか、と驚き疑いました。
 日本の坂本選手の演技が始まりました。実況のアナウンサーは、腕の上げ方、手の動き、右と左のどちらの脚をどう動かしてジャンプするのか、どんな風に回転しているのか、細かく伝えていました。
 ことばだけでは演技はイメージできないはずなのに、不思議なことに何だかわかったような気がして、ことばの力に感動しました。私がただ見ているのとは異なり、アナウンサーはことばにならないものを何とかことばで表現しようとして、丁寧に、集中して見ているのだと思いました。心を込めて見ることを教えてもらうようでした。
 あとで、テレビで実際の坂本選手の演技を見ました。アナウンサーの説明を聞いたことと合わさって、より強く私の印象に残りました。
 野高生の皆さんは、平昌オリンピックを観ましたか?


06:07
2018/03/01

ぼくがここに

| by 野幌高校校長

 今日は卒業式です。
 まど・みちおさんの「ぼくがここに」という詩を紹介します。

   ぼくが ここに いるとき
   ほかの どんなものも
   ぼくに かさなって
   ここに いることは できない

   もしも ゾウが ここに いるならば
   そのゾウだけ

   マメが いるならば
   その一つぶの マメだけ
   しか ここに いることは できない

   ああ このちきゅうの うえでは
   こんなに だいじに
   まもられているのだ
   どんなものが どんなところに
   いるときにも

   その「いること」こそが
   なににも まして
   すばらしいこと として

 ここにいるあなた、の代わりはいません。

 あなたの人生を生きるのは、ほかのだれでもないあなた。
 卒業生の皆さんが、生きているということを、かけがえのない命を、時間が等しく与えられているということを大切にして、幸せな人生を歩むことを祈ります。


05:33
2018/02/28

九十歳。何がめでたい

| by 野幌高校校長

 直木賞作家、佐藤愛子さんの「九十歳。何がめでたい」がミリオンセラーになりました。
 大正生まれの佐藤さんには、現代は気に入らないことが多いそうです。「子供の声がうるさいといって保育園を作る計画に文句をいう。愚痴をこぼすだけでなく、堂々と反対する。この世に生きることは、自分の思うようにならないものなのに、そうならないとすぐに怒る。」
 こうしたことが多くて気に入らないと。
 「人生百年時代」の助言を求められても「私のようなものにいえるわけがないですよ。私は損をすることが平気だし、苦労から逃げないという厄介な気質だし、ことなかれ主義を排斥するし、私の助言を取り入れたらそれはひどい人生になります」と。
 九十四歳。お元気です。


18:03
2018/02/27

カーリング

| by 野幌高校校長

 最初に勤めた常呂時代、初めて高校教員でカーリングチームをつくることになり、私もメンバーでした。転びまくり、ストーンは弱すぎるか強すぎるかで、氷をただゴシゴシこすっているだけでした。体育の先生は上手で、のちのオリンピック選手の小中学生たちともいい勝負をしていた記憶があります。
 スケートやスキーをする環境がなく「子どもたちに冬のスポーツを」と町の人たちが一生懸命普及に力を入れていたことが印象に残っています。
 オリンピックの銅メダル、とてもうれしいです。
 野高生の皆さん、何かスポーツしていますか。


05:30
2018/02/23

言葉にできるは

| by 野幌高校校長

 電通のコピーラーター梅田悟司氏の著書『言葉にできるは武器になる』は昨年のベストセラーです。梅田氏は「世界は誰かの仕事でできている」「バイトするならタウンワーク」で有名です。
 言葉にできると、自分を知ることができます。逆に言うと、言葉にできないと、自分が考えていることを把握することができません。言葉にできないのは「考えていない」のと同じことです。
 自分の想いを言葉として書き出してみること。言葉の解像度を高め、自分の大切なものやビジョンを認識できれば、真のコミュニケーションを図り、共感も広がると梅田氏は言います。
 野高生の皆さん、まずはノートの白いページに自分の考えを書いてみましょうか。


06:07
2018/02/22

夜のランニング

| by 野幌高校校長

 冬は家を出る時間が少し遅れると、渋滞していて、学校の到着時間がぐっと遅くなります。そのため、より早く家を出るようになり、朝走る時間が確保できなくなりました。
 この三年ほど、冬も含めた朝、朝食前に走るのが習慣になっていたので、どうしようか、夜走ろうか、でも夜は暗い、朝ほどパワーはないし、、、と思っていたのですが、私はよく「固定観念はダメ」と言っているので、夜、夕食後に走ることにし、毎日ではありませんが、少しずつ習慣になってきました。
 やればできるものです。


05:31
2018/02/21

羽生結弦

| by 野幌高校校長

 羽生結弦選手の金メダルは見事でした。ショートの演技は素人目にも完璧で、身体のキレが素晴らしかったです。フリーのときは、もう限界だったのではないでしょうか。バランスを崩しそうになっても持ちこたえ、野高のことばで言えば、がんばり・ねばり・ふんばりの三ばり精神で滑り切ったのだと思います。
 昨年11月に右足首を負傷し、二ヶ月満足の行く練習ができず、大会にも団体戦にも出場できませんでした。韓国入りし、練習を見られ、インタビューを受け、ある種のプレッシャーを感じずにはいられない状況だったと思います。痛み止めの薬を飲まないとジャンプもできなかったそうです。その中で、気持ちを整え、イメージを作り、自分にできることに集中しようとしたのです。「順風満帆だったら金メダルはとれていない」。素晴らしいです。
 「よい環境だったらできるのだが」「好条件なら頑張れるのだが」と人は考えがちなので、私も気をつけようと思います。スケートは全く滑られませんが。


05:36
2018/02/20

まずは「よかった」と口にする

| by 野幌高校校長

 以前テレビで見た経営者のことばが忘れられません。どんな問題が起きても、どんなトラブルがあっても、まずは「よかった」と言おう、と。「よかった」と言い、「なぜなら」と続けます。すると、常にプラス思考になれるというのです。「まずい」と言うと、ますますまずくなり、それは伝染する。困ったときでも、よいところを探す。よい面を見つける。問題やトラブルはなくなりませんが、前向きな対応ができるとのことです。
 確かに口癖は大切です。口癖で思考が習慣化し、精神のある傾向が強化されていきます。
 「どうせ」「だって」ばかり口にしていると、どんどんダメになっていきそうです。
 野高生の皆さん、楽しく生きられる口癖を身につけましょう。


05:28
2018/02/16

1000時間理論

| by 野幌高校校長

 集会で紹介しましたが、何かを1,000時間やると、そこそこできるようになります。
 1日1時間で約3年間です。
 10,000時間やると、一流になれるそうです。
 時間をかけずに、要領よく何かを成し遂げようというのは虫の良い話です。
 時間をかけましょう。
 ドイツの哲学者ヘーゲルにも「量質転化」という考えがあります。
 ある量に達したときに、質が変わるのです。
 野高生の皆さん、来週はテストですね。時間をかけましょう。


05:44
2018/02/15

ウィーン

| by 野幌高校校長

「名曲喫茶」。野高生の皆さんは聞いたことがないかもしれません。
 クラシック音楽をかける喫茶店です。
 札幌の狸小路9丁目に「ウィーン」という名曲喫茶がありました。 1959年にオープンし、58年間営業し、店主の横山信行さんの高齢のため、昨年末12月30日に閉店しました。
 私は学生時代に何度か行きました。ソファに深く身を沈め、独りの世界に入り込み、巨大なスピーカーから流れる音楽に浸り切りました。
 ユニークなピアニスト、グレン・グールドが弾くバッハのピアノ曲、ゴルトベルク変奏曲をリクエストしたことがあります。最初にゆったりと奏でられるアリアの一つの音と一つの音の間が美しくて涙しました。雲間から崇高な光が射すようでした。音と音の響きの間のごく小さな時間にこの世のものとは思えない豊かさを感じたのです。
 野高では昨日、生徒会のバレンタイン企画で吹奏楽部のミニコンサートがありました。生の音は心地よく、心身のこわばりがとれていきました。とても温かい雰囲気でした。
 音楽の楽しみは人生に欠かせないと思います。


06:19
2018/02/14

何もわかっていない

| by 野幌高校校長

将棋の羽生善治さんと囲碁の井山裕太さんが国民栄誉賞を受賞しました。二人の実績が素晴らしく、局面を読む力の卓越さはだれもが認めるところですが、二人とも口をそろえて「何もわかっていない」と言う点がおもしろいです。
 「わかっていない」からこそ、将棋や囲碁に対して謙虚になり、情熱的な探究を続けているのだと思います。「わかっていない」ことを楽しむことができるのは素晴らしいですね。


05:29
2018/02/13

かもしれない

| by 野幌高校校長

運転免許の更新講習を受けました。受講者の態度は昔よりよくなったように思います。寝た人は講師の先生に起こされていました。隣の若者がこっそりスマホを使い続けていました。中毒なのでしょう。勇気がなくて注意できませんでした。
 講習の途中で「見えないことは存在しないことではない」ということばがあり、やや哲学的な表現に聞こえて注意を引きました。
 見えなくても人がいるかもしれない。突然出てくるかもしれない。ルールやマナーからはあり得ないことが起こるかもしれない。自分にきびしい予測を立てて準備をするのが「かもしれない運転」。自分に都合のよい予測をするのが「だろう運転」。運転に限ったことではないと思いました。
 野高生の皆さん、「かもしれない」ときびしく予測する力をつけましょう。


05:36
2018/02/08

やってみなはれ

| by 野幌高校校長

伊集院静の『琥珀の夢』を読みました。サントリー創業者鳥井栄次郎の生涯を描いた小説です。
 鳥井栄次郎は日本で初めてウィスキーの蒸留所を作りました。日本に洋酒文化を定着させ、「やってみなはれ」が口癖でした。
 1879(明治12)年生まれ、1962(昭和37)年死去。
 日清戦争、日露戦争、太平洋戦争、高度経済成長。激動の時代です。
 いかなる困難をも突き破っていく爆発的なエネルギーがあります。
 何年も出ない結果、家族の死。これでもか、これでもかと訪れる不運、不幸にも負けない信念、理想があります。
 闇の中でも堂々と歩いていく力。
 まさに、太陽のような鳥井氏。サントリー(SUN+鳥井)です。
 本を読むと、自分が決してできない他者の人生を追体験できます。想像の世界に身を置くことで、日常の世界での自分の感じ方や考え方を別な目で見ることができます。楽しいです。


05:10
2018/02/07

スマホに負けた

| by 野幌高校校長

先日地下鉄に乗ったときのこと。席が空いていたので座りました。座ってみると、少し右に詰めれば左側にもう一人分のスペースができることがわかりました。右隣の60才前後のおじさんはゆったりと座り、結構余裕があります。でも、スマホゲームに夢中でそんな気配りはできそうもありませんでした。スマホに負けました。
 向かいを見ると、およそ3人分のスペースの真ん中にオシャレな20代前半の女性が座っていました。両側に余裕があります。大きめの鞄も横に置いています。スマホを一心不乱に操作していて自分の座り方を全く気にしていませんでした。スマホに負けました。
 野高生の皆さん、反面教師ということばがあります。大人のわるい例を見て「大人だってああなんだから私だっていいだろう」ではなく、「私はそうしない」と考える人になってほしいとお願いします。
 野高生が世直ししましょう。


05:43
2018/02/06

幕府はポルトガル人を追放した

| by 野幌高校校長

「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた」
 「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた」
 野高生の皆さん、この二つの文は同じですか。違いますか。
 国立情報学研究所の読解力調査「リーディングスキルテスト」を中高生24,000人が受けました。結果は、中学生の42%、高校生の27%が不正解でした。
 読んで理解する。聞いて理解する。社会で生きていく上で大事な力です。
 自分が理解しているかどうかを確認するところから始まります。
 読解力、トレーニングしましょう。
 (正解は「違う」です)


05:56
2018/02/05

腸活

| by 野幌高校校長

腸活ブームです。NHKの特集「人体」でも腸が脚光を浴びていました。
 人の腸には1,000種類以上の腸内細菌が約500~1,000兆個も共生し、健康を維持する環境を作っています。
 例えば、10種類のビフィズス菌は糖を分解して吸収しやすくし、他の糖による腐敗を防ぐ働きをしています。
 このように、腸内の細菌は、消化・吸収・代謝を促進し、病原菌・有害菌の増殖抑制・感染防御をし、免疫系を活性化し、有害・発がん物質の分解と排泄促進をし、また、脳の働きにも大きな影響を与えているそうです。
 インフルエンザが猛威を奮い、本校も1学年、2学年が学年閉鎖になりました。インフルエンザに対抗するために、腸内環境を改善し、善玉菌を増やしましょう。そのためによいとされる、玉ねぎ、キャベツ、ニンニク、ニラ、大豆、サツマイモ、キムチ、バナナ、ヨーグルトをいっぱい摂取しましょう。


05:10
2018/02/02

なずな

| by 野幌高校校長

正月に読んだ堀江敏幸さんの『なずな』はとても素晴らしかったです。
 なずなは、弟夫婦の生後二ヶ月の女の子です。弟は海外出張で大怪我をして入院し帰国できません。弟の奥さんも急病で入院しました。親はそれぞれに事情があります。そのため、40代の独身の兄がなずなを預かることになりました。
 初めての育児にもちろん戸惑い、失敗し、生活のリズムが狂い、新聞記者としての仕事の仕方も変わらざるを得ません。でも、多くの人たちに助けられながら、兄に、なずなを愛しいと思う気持ちが強まり、温かな日々が続いていきます。
 「私は守っているのではない。守られているのだ、なずなに。」
 終わってほしくないと思いながらページをめくりました。
 そして、あらためて紙の本が好きだと思いました。
 デジタル機器の鮮明な画面を見ることが多い日常ですが、たどっていく文字が記されている紙の質感は、目に、心に、とても快いものです。
 野高生の皆さんは、冬休みに本を読みましたか。今、何か読んでいますか。


05:29
2018/02/01

かなくりしそう

| by 野幌高校校長

日本が初めてオリンピックに参加したのは、1912年(明治45年)スウェーデンのストックホルムで開催された第五回大会です。マラソンに出場したのが、金栗四三(かなくり しそう)です。彼は当時のマラソン世界記録を引っさげオリンピックに臨みましたが、真夏の暑さにやられ、レース中に倒れて行方がわからなくなりました。農家に介抱され、目覚めたのは翌日だったとのこと。屈辱的です。
 苦い挫折を味わったのですが、「日本の体育の父」「柔道の父」と呼ばれる嘉納治五郎(かのう じごろう)から「黎明(れいめい)の鐘となれ」と励まされ、箱根駅伝や福岡国際マラソンを手掛けるなど、日本のマラソンのレベルアップのために尽くしました。
 「鐘」を鳴らし、鳴らし続け、新しい何かを始めること、道のないところに道をつくること。素晴らしいです。


06:16
2018/01/31

創造の想像

| by 野幌高校校長

28日(日)、野幌公民館へ行き、本校の文化部合同展を見ました。デザイン、絵画、写真、研究の展示、書がありました。「この生徒はどうしてこういう絵を描くのだろう」「どうしてこの瞬間を切り取ったんだろう」「どういう気持ちでこれを作ったのだろう」「このデザインで何を表現したいのだろう」などと考えました。その問いに対する明確な答えはないかもしれませんが、創造する人の思いを、そうやって想像する時間は楽しいです。
 私は様々な芸術作品を鑑賞するのが趣味ですが、野高生の皆さんはどうですか。


05:35
2018/01/30

栃ノ心はジョージア

| by 野幌高校校長

大相撲の初場所は栃ノ心が平幕として6年ぶりの優勝を決めました。
 相撲は全く見ないのですが、「ジョージア出身の栃ノ心」と聞いて、「ジョージア?」と疑問に思いました。
 新聞にジョージア(グルジア)と書いてあり「どうして英語読み。グルジアでは?」と、手元の地図帳で世界最大の湖カスピ海と黒海の間、カフカス山脈の三国、アルメニア、アゼルバイジャン、グルジアの位置を確かめました。「やはり、グルジアだ」
 しかし、念のためネットで調べてびっくり!日本では2015年から法律に基づきジョージアと呼ぶようになっていたのです。
 2008年ジョージアはロシアと戦闘状態となり、国交を断絶し、そのため、主要民族のサカルトロヴェロ族はロシア語に由来する「グルジア」を嫌い、各国に名称変更を働きかけていたとのことです。
 危なかったです。もう少しで「ジョージアじゃなくてグルジアなんだよ」とドヤ顔で人に言うところでした。
 野高生の皆さん、調べるって大切ですね。


05:21
2018/01/26