校長ブログ

校長ブログ
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2017/12/11new

学校の常識は世間の非常識

| by 野幌高校校長

昔、ある校長から「学校の常識は世間の非常識とならないように」と何度か言われました。世間から見て明らかに問題があるところは少しずつ改善されてきたように思いますが、まだ改善の余地もあるでしょう。
 もちろんその校長が言いたかったことは「学校の全てが非常識」ということではありません。私たちはその場に慣れ、少しおかしいと思ったことも疑問に感じなくなり、前例や流れに対する批判的な眼を失ってしまいがちなので気をつけなければならないということです。己を外に開き、外へ目を向けなければならないということです。それはまた、どこにいても、どういう集団に属していてもありがちなことなので、気をつけようと思います。
 学校を相対化する視点を持ち、何事も自明と見なさずに検討するよう心がけたいものです。


06:28
2017/12/07

安藤忠雄の挑戦

| by 野幌高校校長

建築家の安藤忠雄は半世紀余り建築に関わってきて、全てに異なる条件と課題があったと言います。そのため、異なるプロセスがあり、それはいつも挑戦であったと。
 人は夢の中ではなく、現実のただ中で生きます。現実をとらえ、現実と格闘し、何かを実現しようとするとき、必ず条件と課題があり、全てが恵まれ、何の困難もないことはありません。現実がある。そこからどうするかという生き方が、昔も今も問われるのだと思います。
 「現実がわるいことが夢を見ない理由にはならない」。私の好きな安藤のことばです。


05:12
2017/12/06

人の話をよく聞かない

| by 野幌高校校長

2017年OECDのPISA調査によると、日本の15歳は「人の話をよく聞く」が56カ国中55位、「ほかの人が興味を持っていることに気を配る」が52位、「異なる意見について考えるのは楽しい」が56位、「1人で作業するより共同作業の方が好きだ」が48位、「共同作業だと自分の力が発揮できる」が56位となっています。残念なデータです。
 人は1人では生きていけません。他者とともに生きる力を育むのが学校教育の使命だと思います。


07:44
2017/12/01

子どもは社会の鏡

| by 野幌高校校長

「子どもは社会の鏡」ということばがあります。ニュースを見ると、「これが子どもたちに反映したら、いやだなあ」「大人の真似をしてほしくないな」と思うことしきりです。つまり、子どもに何か問題や課題があれば、まずは大人自身がどうかを振り返るべきだと思います。
 ドロシー・ロー・ノルトというアメリカの教育学者の詩を読むと、子どもは大人次第、とあらためて思います。

 けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
 とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
 不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
 「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
 親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
 叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
 励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
 広い心で接すれば、キレる子にはならない
 誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
 愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
 認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
 見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
 分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
 親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
 やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
 守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ


05:24
2017/11/28

稲造サミット

| by 野幌高校校長

25日、新渡戸稲造(1862~1933)に縁(ゆかり)のある札幌の地で開催された「第一回稲造サミット」に参加しました。
 彼は内村鑑三とともに札幌農学校(北海道大学の前身)の二期生でした。その後教授として同校にいる間、札幌の創成川の東の地に「札幌遠友夜学校」を開校しました。貧しい家庭の子弟にも教育を受けさせたいという熱意からです。遠友夜学校は1944年閉校になりましたが、「武士道」の書や「われ、太平洋の架け橋とならん」で有名な彼の精神を継承しようという思いを共有する多くの人が会場に集まり、熱気にあふれていました。遠くカナダのヴァンクーバーから駆けつけた方もいらっしゃいました。


06:14
2017/11/22

それにもかかわらず

| by 野幌高校校長

学生時代最も感動した講義は奥山次良(じろう)教授の社会思想史です。最初の講義以降ずっと社会の矛盾や問題点を鋭く指摘し、聴いていると絶望的な気持ちになるぐらいでしたが、有無を言わせず惹きつける力がありました。悲観的な話が続きましたが、終わりに近い回で、突然、閉塞的な状況を突破するものは何かと問いました。そして、マックス・ウェーバーの「職業としての政治」の一節を読み上げたのです。「・・・断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても『それにもかかわらず!』と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への『天職(ベルーフ)』を持つ」。それは政治家に限った話ではない、と。
 他にも全てを投げ捨てて絵画に情熱を傾けた画家のゴーギャンを題材にしたサマセット・モームの「月と六ペンス」も読み上げました。
 奥山先生は癌のため54歳でお亡くなりになりました。
 私たちは夢を抱いたり挑戦したりしようと思うのですが、条件に恵まれ、何の障害も困難もなく目標を達成することは稀ではないでしょうか。いくつもの壁があり、暗雲が立ち込めているように思えても、「それにもかかわらず!」と進むしかない。奥山先生の講義のことを思い出すたび、そう考えます。


05:42
2017/11/15

肉離れ

| by 野幌高校校長

これまで二度肉離れになりました。一回目は娘の前でかっこよいところを見せようと遊具に挑んだ結果です。二回目はランニング前のウォーミングアップを怠った結果です。それぞれ反省しました。
 そして今朝。まだ暗いなか、細い月を見ながら走り、折り返したところで右のふくらはぎがピクッ。ゆっくり、トボトボ歩いて帰りました。
 しばらく走れなさそうです。原因がよくわからず、対策が思いつかないのがいやな感じですが、大谷や錦織選手でさえケガをするのだからと、自分を慰める水曜の朝です。


06:48
2017/11/06

将来の暮らしを想像すること

| by 野幌高校校長

「建築士による住教育出張講座」を参観しました。3年の生徒たちが、近い将来、一人暮らしをする、という想定で間取りを考える作業を行いました。生徒の感想には「最初わからなかったが、建築士の方に教わり、自分なりに考えてできた」とありました。「むずかしい」→「教わる」→「できる」、この流れが「学ぶ」ということです。わからないことやむずかしいことには、生きている限りずっと直面します。ですから「学ぶこと」を学んでほしいと思います。
 ある建築士の方に「できはどうですか」とたずねると「上出来です。不完全でも、未完成でもいいんです。自分なりに、暮らすこと、住むこと、その中で大切にしたいこと、自分らしい生活スタイルを考え、自分のことばで表現することが大事です」とおっしゃっていました。お陰様で、よい体験学習ができたと思います。
 最後にお礼のことばを述べた生徒が席に戻ったときに、隣りの生徒が微笑みながらねぎらいのことばをかける様子がとても素敵でした。


06:47
2017/11/01

ミルクキャラメル

| by 野幌高校校長

本校の生徒会ハローウィン企画のため、生徒玄関に飾り付けがされ、30、31日とミルクキャラメルが配られました。ハローウィンは「クリスマス以上に盛り上がる」とも言われるほどの社会現象にもなっています。私もミルクキャラメルをもらい、楽しい気持ちになりました。いい企画です。魔女、悪霊払いができたかな。


06:38
2017/10/30

見学旅行を終えて

| by 野幌高校校長

27日夜7時過ぎ、飛行機は15分ほど遅れましたが、千歳空港に着陸しました。24日バス利用組の早朝6時集合、京都自主研修からの帰館、ディズニーランド&シーからのホテル入り、東京自主研修後の羽田空港集合など、生徒は大変な面もあったでしょうが、時間を守る大切さを学んだと思います。四日間天候に恵まれ、事故もけがもなく、病院に行くこともなく、無事帰着しとてもうれしく思っています。
 出発前日の結団式では「危機管理のさしすせそ」「先手挨拶」「三配り」「ありがとう」の話をしましたが、旅行中思い出してくれた生徒がいたようで、これもまたうれしいです。
 栞には「バーチャルな遊びよりリアルな体験」と書きました。研修報告書が楽しみです。
 見学旅行という高校生活最大の行事、なかなかできない貴重な研修を経て、いよいよ進路と真剣に向かい合う時期となりました。自分の将来を思い描くことは簡単なことではありません。人生を考えるのは容易いことではありません。しかし、ひるまず、いい加減にせず、力強く歩みを進めてほしいと思います。


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