野幌高校WEB通信

3学年 命の授業「命の大切さを学ぶ教室」

北海道心の教育キャンペーン強調月間の取組として、12月5日に3年生を対象にした命の授業「命の大切さを学ぶ教室」を行いました。これから自動車免許証を取得する生徒が、交通死亡事故被害者遺族の心の痛みや被害者支援の必要性を学ぶことで、自分や他人の命の大切さを一層学ぶ機会とすることを目的にしています。

講師に「北海道交通事故被害者の会」会員、「飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会」共同代表の高石洋子様にお越しいただきました。高石様は息子さんが本校在学中(H15.02.12早朝)に江別市内で新聞配達のアルバイトに向かう途中、飲酒運転車両にひき逃げされ死亡する被害に遭われました。当時の心情や飲酒運転・交通事犯の撲滅、被害者支援の必要性についてお話していただきました。

生徒からは「子供を亡くすという絶望を私たちの前で話すというのはとても勇気がいることだと思うし、辛いことを思い出すのは苦しいと思うので、本当に貴重なお話をしてくれたことに感謝しています。ひき逃げ、飲酒運転がどれだけ被害者を傷つけるか、被害者の苦しみを和らげる為にも協力し合い支え合う事の大切さを改めて学ぶことが出来ました」「高石さんの話を聞いてるだけで胸が苦しくなった。大切な子供を、親友を亡くすということがどれだけ辛くて苦しいかを聞いてて感じた。高石さんが最後に言った自分の命は自分だけの命じゃないという言葉に本当にその通りだと思った。今日の話をこれからずっと忘れないようしようと思った」という声が聞かれ、大変貴重な機会となりました。ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。