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2017/11/10

いつでも恋を

| by 野幌高校校長

「本に恋する季節です」を標語にした読書週間は昨日で終わりました。
 写真集「読む時間」(On Reading)を見ました。アンドレ・ケルテスという写真家が55年にわたって人々が読む姿を撮影したものです。その時そこにいる人が写っていますが、そこにいながらどこか別な場所にいるような不思議な感じがします。
 様々な場所で、様々な人が、様々な本を読み、別な世界へと移行します。
 この写真集に谷川俊太郎が詩を寄せています。

  いまこの瞬間この地球という星の上で
  いったい何人の女や男が子どもや老人が
  紙の上の文字を読んでいるのだろう
  右から左へ左から右へ上から下へ下へ(ときに斜めに)
  似ても似つかないさまざまな形の文字を
  窓辺で木陰で病床でカフェで図書室で
  なんて不思議・・・・あなたは思わず微笑みます
  違う文字が違う言葉が違う声が違う意味でさえ
  私たちの魂で同じひとつの生きる力になっていく
  しばらく目を木々の緑に遊ばせて
  あなたはふたたび次のページへと旅立ちます

 読書週間は終わりましたが、いつでも「本に恋」をし、生きる力にしてほしいと思います。


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